青年と老年について、生と死について、呼吸について
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﹃青年と老年について、生と死について、呼吸について﹄︵せいねんとろうねんについて、せいとしについて、こきゅうについて、希: Περὶ νεότητος καὶ γήρως, καὶ ζωῆς καὶ θανάτου, καὶ ἀναπνοῆς、羅: De Juventute et Senectute, De Vita et Morte, De Respiratione、英: On Youth, Old Age, Life and Death, and Respiration︶とは、アリストテレス名義の自然学著作の1つであり、﹃自然学小論集﹄を構成する7篇の内の1つ[1]。
構成[編集]
全27章から成るが、最後の﹁呼吸について﹂の部分がその内の21章を占めるので、ここだけ﹃呼吸について﹄として独立させる編集が成される場合もある[2]。 ●第1章 - 本篇の問題。動物と生との関係。生物の体の構造。動物と植物の差異。 ●第2章 - 動物の体の三部分とその能力。栄養器官と感覚器官。 ●第3章 - 植物の繁殖。有血動物と無血動物。 ●第4章 - 三部分の中の中間部分。本性的な熱。生とは熱の保持、死とは熱の喪失。 ●第5章 - 火の死滅の二種 --- 焼尽と消火。熱保存のための冷却の必要。 ●第6章 - 熱と栄養の関係。栄養は熱の冷却のために必要。寒暑と生物。保温。 ---
●第7章 - 肺を有するものに呼吸がある。
●第8章 - アナクサゴラスの呼吸論。ディオゲネスの呼吸論。
●第9章 - 魚類の呼吸。昆虫類の呼吸。
●第10章 - デモクリトスの呼吸論。
●第11章 - プラトン﹃ティマイオス﹄に見られる呼吸論。
●第12章 - 呼吸は栄養のためにあるではない。
●第13章 - エンペドクレスの呼吸論。
●第14章 - 栄養の根源としての心臓。火の消滅とその保護。
●第15章 - 生の保護としての冷却 --- 微細な無血動物の場合、有血有肺動物の場合、昆虫・甲殻類・水螅の例。
●第16章 - 有血動物の冷却方法。鰓︵えら︶を有する動物の冷却方法。
●第17章 - 生の保持には冷却と栄養が必要。その2つを生み出す呼吸と食物、気管と食道。
●第18章 - 噴水孔を有する動物の呼吸と冷却。軟体動物と甲殻類の場合。
●第19章 - 冷却の機制。冷却が必要なのは体内の熱ゆえ。
●第20章 - エンペドクレスの排熱説。
●第21章 - 肺呼吸の原因。
●第22章 - 心臓と肺の関係。心臓と鰓︵えら︶の関係。
●第23章 - 死の問題。自然な死と不自然な死。死は熱の欠乏が原因。老年の死、病死。
●第24章 - 生、出生、青年、壮年、老年、死、枯死。
●第25章 - 肺や鰓︵えら︶の運動。
●第26章 - 心臓の三現象 --- 1.呼吸、2.鼓動、3.脈動。鼓動は心臓内の熱圧縮。脈動は食物の液体の熱膨張。
●第27章 - 呼吸は成長力の根源たる熱の増大によって生じる。鞴︵ふいご︶の例え。鰓︵えら︶の運動も同じ。結語。
内容[編集]
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日本語訳[編集]
- 『アリストテレス全集6』 岩波書店、1968年
脚注・出典[編集]
関連項目[編集]
- 『自然学小論集』