2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子

	準々決勝進出
	グループステージ敗退

2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子
大会概要
開催国	イギリス
開催都市	ロンドン; マンチェスター; ニューカッスル; コヴェントリー; カーディフ; グラスゴー
日程	2012年7月26日 - 8月11日
チーム数	16 （6連盟）
開催地数	6 （6都市）
大会結果
優勝	メキシコ (1回目)
準優勝	ブラジル
3位	韓国
4位	日本
大会統計
試合数	32試合
ゴール数	76点; （1試合平均 2.38点）
総入場者数	1,938,134人; （1試合平均 60,567人）
得点王	レアンドロ・ダミアン（6得点）
	← 2008 2016 →

2012 ロンドンオリンピックサッカー競技
大会詳細
男子女子
選手
男子女子

2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子︵2012ねんロンドンオリンピックのサッカーきょうぎだんし︶は、ロンドンのほか5都市で開会式前の7月26日から8月11日まで行なわれた。開催国のイギリスと各大陸予選を通過した23歳以下の代表15チーム、合わせて16チームが争う。また、24歳以上の選手︵オーバーエイジ。正確には1988年12月31日迄に生まれた選手︶を最大3名加えることが出来る^[1^]。

出場国[編集]

出場は国内サッカー協会単位ではなく国内オリンピック委員会単位となる︵オリンピックのサッカー競技・グレートブリテン代表も参照︶。

大陸連盟	出場枠数	予選大会	予選順位		出場国・地域	出場回数
UEFA	1+3	開催国			イギリス	13大会ぶり10回目
		UEFA U-21欧州選手権2011	優勝		スペイン	3大会ぶり10回目
			準優勝		スイス	18大会ぶり3回目
			3位		ベラルーシ	初出場
AFC	3.5	アジア予選	A組	1位	韓国	7大会連続9回目
			B組		アラブ首長国連邦	初出場
			C組		日本	5大会連続9回目
CAF	3.5	アフリカ U-23選手権2011	優勝		ガボン	初出場
			準優勝		モロッコ	2大会ぶり7回目
			3位		エジプト	5大会ぶり11回目
			4位※		セネガル	初出場
CONCACAF	2	北中米カリブ海予選	1位		メキシコ	2大会ぶり10回目
CONCACAF	2	北中米カリブ海予選	2位		ホンジュラス	2大会連続3回目
CONMEBOL	2	2011 南米ユース選手権	優勝		ブラジル	2大会連続12回目
CONMEBOL	2	2011 南米ユース選手権	準優勝		ウルグアイ	18大会ぶり3回目
OFC	1	オセアニア予選	1位		ニュージーランド	2大会連続2回目

出場回数は、男子サッカー競技としての出場回数の総数である。
※AFC第4代表（オマーン）とCAF第4代表（セネガル）が、2012年4月23日に中立地（イギリス）にて1試合勝負の大陸間プレーオフを行い、0-2で勝利したセネガルが本大会出場権を獲得した。

大陸間プレーオフ^[2]

2012年 4月23日
19:45 UTC+1

セネガル	2 - 0	オマーン
	レポート

シティ・オブ・コヴェントリー・スタジアム（コヴェントリー）

審判員[編集]

2012年4月19日に国際サッカー連盟（FIFA）から主審および副審が発表された^[3]。

大陸連盟	主審	副審
AFC	ラフシャン・イルマトフ	アブドゥハミドゥロ・ラスロフバハディル・コチャロフ
	西村雄一	相樂亨名木利幸
	ベンジャミン・ウィリアムス	マシュー・クリームハカン・アナズ
CAF	バカリ・パパ・ガサマ	ジェイソン・ダモーアンゲサム・オグバマリアム
CAF	スリム・ジェジジ	ベシル・ハッサニシェリフ・ハッサン
CONCACAF	ロベルト・ガルシア	ホセ・ルイス・カマルゴアルベルト・モリン
CONCACAF	マーク・ガイガー	マーク・ハードジョー・フレッチャー
CONMEBOL	ラウル・オロスコ	エフライン・カストロアロル・バルダ
	ウィルマール・ロルダン	ウンベルト・クラビホエドゥアルド・ディアス
	フアン・ソト	ホルヘ・ウレーゴカルロス・ロペス

大陸連盟	主審	副審
OFC	ピーター・オレアリー	ジャン＝ヘンドリック・ヒンツラヴェニシュ・クマール
UEFA	フェリックス・ブリヒ	マーク・ボルシュステファン・ルップ
	マーク・クラッテンバーグ	スティーヴン・チャイルドサイモン・ベック
	パヴェル・クラーロヴェツ	マルティン・ウィルチェクアントニン・コルドゥラ
	スヴェイン・オッドヴァル・モエン	キム・ハグルンフランク・アンダス
	ジャンルカ・ロッキ	エレニト・ディ・リベラトーレジャンルカ・カリオラト

結果[編集]

組み合わせ抽選[編集]

本大会のグループステージの組み合わせ抽選は2012年4月24日︵現地時間午前11時、日本時間同日午後7時。実際の抽選は午後7時20分から︶にイギリスのウェンブリー・スタジアムで1時間程度で女子の抽選、男子の抽選の順に行われ、英BBCなどで生中継された^[4]。日本ではNHK総合テレビのNHKニュース7内でなでしこジャパンの抽選のみ生中継された︵男子は番組終了間際からの抽選だった為、中継されず︶。司会には元イングランド代表FWゲーリー・リネカーとTVスポーツ司会者マーク・チャップマンが、抽選を引き当てる代表として元ブラジル代表FWロナウド、歌手のメラニー・チズム、イギリスの女性スターケリー・スミスらが登場した。イギリス、メキシコ、ブラジル、スペインはシードとし、事前に別の組に割り振る^[5]。さらに、シードチームを含む各チームを以下の通りにポット(pot)に分け、ポットごとに抽選で1組1チームを割り振る。ただし、同じ地域連盟加盟国同士は同じ組に入らないように割り振り、同時に組内の順番も抽選で決め試合順を決定する^[6]。

ポット1 （ヨーロッパ）	ポット2 （南北アメリカ）	ポット3 （アジア, オセアニア）	ポット4 （アフリカ）
イギリス (A1に割り当て) スペイン (D1に割り当て) スイスベラルーシ	ブラジル (C1に割り当て) ウルグアイメキシコ (B1に割り当て) ホンジュラス	日本韓国アラブ首長国連邦ニュージーランド	エジプトモロッコガボンセネガル

グループステージ[編集]

各組上位2カ国が準々決勝に進出できる。

※開始時刻はすべて英国夏時間 (UTC+1)

グループ A[編集]

「2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子・グループA」も参照

順位	チーム	勝点	試合	勝利	引分	敗戦	得点	失点	点差
1	イギリス	7	3	2	1	0	5	2	+3
2	セネガル	5	3	1	2	0	4	2	+2
3	ウルグアイ	3	3	1	0	2	2	4	-2
4	アラブ首長国連邦	1	3	0	1	2	3	6	-3

#04	2012年 7月26日 17:00 (UTC+1)

アラブ首長国連邦	1 - 2	ウルグアイ
マタル 23分	レポート	ラミレス 42分ロデイロ 56分

オールド・トラッフォード（マンチェスター）
観客数: 71,745人
主審: ピーター・オレアリー

イギリス v セネガル

#08	2012年 7月26日 20:00 (UTC+1)

イギリス	1 - 1	セネガル
ベラミー 20分	レポート	コナテ 82分

オールド・トラッフォード（マンチェスター）
観客数: 72,176人
主審: ラフシャン・イルマトフ

セネガル v ウルグアイ

#13	2012年 7月29日 17:00 (UTC+1)

セネガル	2 - 0	ウルグアイ
コナテ 10分, 37分	レポート

ウェンブリー・スタジアム（ロンドン）
観客数: 85,093人
主審: フェリックス・ブリヒ

#16	2012年 7月29日 19:45 (UTC+1)

イギリス	3 - 1	アラブ首長国連邦
ギグス 16分シンクレア 73分スタリッジ 76分	レポート	エイサ 60分

ウェンブリー・スタジアム（ロンドン）
観客数: 85,137人
主審: ロベルト・ガルシア

#23	2012年 8月1日 19:45 (UTC+1)

セネガル	1 - 1	アラブ首長国連邦
コナテ 49分	レポート	マタル 21分

シティ・オブ・コヴェントリー・スタジアム（コヴェントリー）
観客数: 28,652人
主審: スヴェイン・オッドヴァル・モエン

イギリス v ウルグアイ

#24	2012年 8月1日 19:45 (UTC+1)

イギリス	1 - 0	ウルグアイ
スタリッジ 45+1分	レポート

ミレニアム・スタジアム（カーディフ）
観客数: 70,438人
主審: 西村雄一

グループ B[編集]

「2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子・グループB」も参照

順位	チーム	勝点	試合	勝利	引分	敗戦	得点	失点	点差
1	メキシコ	7	3	2	1	0	3	0	+3
2	韓国	5	3	1	2	0	2	1	+1
3	ガボン	2	3	0	2	1	1	3	-2
4	スイス	1	3	0	1	2	2	4	-2

メキシコ v 韓国

#02	2012年 7月26日 14:30 (UTC+1)

メキシコ	0 - 0	韓国
	レポート

セント・ジェームズ・パーク（ニューカッスル）
観客数: 45,748人
主審: スリム・ジェジジ

ガボン v スイス

#05	2012年 7月26日 17:15 (UTC+1)

ガボン	1 - 1	スイス
オーバメヤン 45分	レポート	メーメディ 5分 (PK)

セント・ジェームズ・パーク（ニューカッスル）
観客数: 45,748人
主審: ウィルマール・ロルダン

メキシコ v ガボン

#10	2012年 7月29日 14:30 (UTC+1)

メキシコ	2 - 0	ガボン
ドス・サントス 63分, 90+2分 (PK)	レポート

シティ・オブ・コヴェントリー・スタジアム（コヴェントリー）
観客数: 28,171人
主審: ベンジャミン・ウィリアムス

韓国 v スイス

#14	2012年 7月29日 17:15 (UTC+1)

韓国	2 - 1	スイス
朴主永 57分金甫炅 64分	レポート	エメガラ 60分

シティ・オブ・コヴェントリー・スタジアム（コヴェントリー）
観客数: 30,114人
主審: ラウル・オロスコ

メキシコ v スイス

#21	2012年 8月1日 17:00 (UTC+1)

メキシコ	1 - 0	スイス
ペラルタ 69分	レポート

ミレニアム・スタジアム（カーディフ）
観客数: 70,000人
主審: ラフシャン・イルマトフ

韓国 v ガボン

#22	2012年 8月1日 17:00 (UTC+1)

韓国	0 - 0	ガボン
	レポート

ウェンブリー・スタジアム（ロンドン）
観客数: 86,927人
主審: パヴェル・クラーロヴェツ

グループ C[編集]

「2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子・グループC」も参照

順位	チーム	勝点	試合	勝利	引分	敗戦	得点	失点	点差
1	ブラジル	9	3	3	0	0	9	3	+6
2	エジプト	4	3	1	1	1	6	5	+1
3	ベラルーシ	3	3	1	0	2	3	6	-3
4	ニュージーランド	1	3	0	1	2	1	5	-4

#06	2012年 7月26日 19:45 (UTC+1)

ベラルーシ	1 - 0	ニュージーランド
バハ 45+1分	レポート

シティ・オブ・コヴェントリー・スタジアム（コヴェントリー）
観客数: 34,457人
主審: バカリ・パパ・ガサマ

ブラジル v エジプト

#07	2012年 7月26日 19:45 (UTC+1)

ブラジル	3 - 2	エジプト
ラファエウ 16分レアンドロ・ダミアン 26分ネイマール 30分	レポート	アブトレイカ 52分サラー 76分

ミレニアム・スタジアム（カーディフ）
観客数: 66,812人
主審: ジャンルカ・ロッキ

ブラジル v ベラルーシ

#09	2012年 7月29日 15:00 (UTC+1)

ブラジル	3 - 1	ベラルーシ
パト 15分ネイマール 65分オスカル 90+3分	レポート	ブレッサン 8分

オールド・トラッフォード（マンチェスター）
観客数: 76,212人
主審: 西村雄一

#11	2012年 7月29日 12:00 (UTC+1)

エジプト	1 - 1	ニュージーランド
サラー 40分	レポート	ウッド 17分

オールド・トラッフォード（マンチェスター）
観客数: 70,050人
主審: マーク・クラッテンバーグ

#17	2012年 8月1日 14:30 (UTC+1)

ブラジル	3 - 0	ニュージーランド
ダニーロ 23分レアンドロ・ダミアン 29分サンドロ 52分	レポート

セント・ジェームズ・パーク（ニューカッスル）
観客数: 45,201人
主審: バカリ・パパ・ガサマ

エジプト v ベラルーシ

#18	2012年 8月1日 14:30 (UTC+1)

エジプト	3 - 1	ベラルーシ
サラー 56分モフセン 73分アブトレイカ 79分	レポート	ヴァランコウ 87分

ハムデン・パーク（グラスゴー）
観客数: 48,732人
主審: ロベルト・ガルシア

グループ D[編集]

「2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子・グループD」も参照

順位	チーム	勝点	試合	勝利	引分	敗戦	得点	失点	点差
1	日本	7	3	2	1	0	2	0	+2
2	ホンジュラス	5	3	1	2	0	3	2	+1
3	モロッコ	2	3	0	2	1	2	3	-1
4	スペイン	1	3	0	1	2	0	2	-2

ホンジュラス v モロッコ

#01	2012年 7月26日 12:00 (UTC+1)

ホンジュラス	2 - 2	モロッコ
ベントソン 56分, 65分 (PK)	レポート	バラダ 39分ラビアド 67分

ハムデン・パーク（グラスゴー）
観客数: 43,421人
主審: パヴェル・クラーロヴェツ

スペイン v 日本

#03	2012年 7月26日 14:45 (UTC+1)

スペイン	0 - 1	日本
	レポート	大津祐樹 34分

ハムデン・パーク（グラスゴー）
観客数: 47,726人
主審: マーク・ガイガー

スペイン v ホンジュラス

#12	2012年 7月29日 19:45 (UTC+1)

スペイン	0 - 1	ホンジュラス
	レポート	ベントソン 7分

セント・ジェームズ・パーク（ニューカッスル）
観客数: 46,523人
主審: フアン・ソト

日本 v モロッコ

#15	2012年 7月29日 17:00 (UTC+1)

日本	1 - 0	モロッコ
永井謙佑 84分	レポート

セント・ジェームズ・パーク（ニューカッスル）
観客数: 44,936人
主審: スヴェイン・オッドヴァル・モエン

日本 v ホンジュラス

#19	2012年 8月1日 17:00 (UTC+1)

日本	0 - 0	ホンジュラス
	レポート

シティ・オブ・コヴェントリー・スタジアム（コヴェントリー）
観客数: 35,862人
主審: スリム・ジェジジ

スペイン v モロッコ

#20	2012年 8月1日 17:00 (UTC+1)

スペイン	0 - 0	モロッコ
	レポート

オールド・トラッフォード（マンチェスター）
観客数: 75,973人
主審: ベンジャミン・ウィリアムス

決勝トーナメント[編集]

準々決勝		準決勝		決勝

8月4日 19:30 - カーディフ

イギリス	1 (4)
		8月7日 19:45 - マンチェスター
韓国 (PK)	1 (5)
		韓国	0
8月4日 17:00 - ニューカッスル
		ブラジル	3
ブラジル	3
				8月11日 15:00 - ロンドン
ホンジュラス	2
				ブラジル	1
8月4日 14:30 - ロンドン
				メキシコ	2
メキシコ (aet)	4
		8月7日 17:00 - ロンドン
セネガル	2
		メキシコ	3
8月4日 12:00 - マンチェスター
		日本	1	3位決定戦
日本	3
				8月10日 19:45 - カーディフ
エジプト	0
				韓国	2

				日本	0

準々決勝[編集]

日本 v エジプト

#25	2012年 8月4日 12:00 (UTC+1)

日本	3 - 0	エジプト
永井謙佑 14分吉田麻也 78分大津祐樹 83分	レポート

オールド・トラッフォード（マンチェスター）
観客数: 70,772人
主審: マーク・ガイガー

メキシコ v セネガル

#26	2012年 8月4日 14:30 (UTC+1)

メキシコ	4 - 2 (延長)	セネガル
エンリケス 10分アキノ 62分ドス・サントス 98分エレーラ 109分	レポート	コナテ 69分バルデ 76分

ウェンブリー・スタジアム（ロンドン）
観客数: 81,855人
主審: マーク・クラッテンバーグ

ブラジル v ホンジュラス

#27	2012年 8月4日 17:00 (UTC+1)

ブラジル	3 - 2	ホンジュラス
レアンドロ・ダミアン 38分, 60分ネイマール 51分 (PK)	レポート	マルティネス 12分エスピノサ 48分

セント・ジェームズ・パーク（ニューカッスル）
観客数: 52,166人
主審: フェリックス・ブリヒ

イギリス v 韓国

#28	2012年 8月4日 19:30 (UTC+1)

イギリス	1 - 1 (延長)	韓国
ラムジー 36分 (PK)	レポート	池東沅 29分
	PK戦
ラムジークレヴァリードーソンギグススタリッジ	4 - 5	具滋哲白星東黄錫鎬朴鍾佑奇誠庸

ミレニアム・スタジアム（カーディフ）
観客数: 70,171人
主審: ウィルマール・ロルダン

準決勝[編集]

メキシコ v 日本

#29	2012年 8月7日 17:00 (UTC+1)

メキシコ	3 - 1	日本
ファビアン 31分ペラルタ 65分コルテス 90+3分	レポート	大津祐樹 12分

ウェンブリー・スタジアム（ロンドン）
観客数: 82,372人
主審: ジャンルカ・ロッキ

韓国 v ブラジル

#30	2012年 8月7日 19:45 (UTC+1)

韓国	0 - 3	ブラジル
	レポート	ロムロ 38分レアンドロ・ダミアン 57分, 64分

オールド・トラッフォード（マンチェスター）
観客数: 69,389人
主審: パヴェル・クラーロヴェツ

3位決定戦[編集]

韓国 v 日本

#31	2012年 8月10日 19:45 (UTC+1)

韓国	2 - 0	日本
朴主永 38分具滋哲 57分	レポート

ミレニアム・スタジアム（カーディフ）
観客数: 66,393人
主審: ラフシャン・イルマトフ

決勝[編集]

ブラジル v メキシコ

#32	2012年 8月11日 15:00 (UTC+1)

ブラジル	1 - 2	メキシコ
フッキ 90+1分	レポート	ペラルタ 1分, 74分

ウェンブリー・スタジアム（ロンドン）
観客数: 89,162人
主審: マーク・クラッテンバーグ

優勝国[編集]

2012年ロンドンオリンピック男子サッカー競技優勝国
メキシコ初優勝

最終結果[編集]

順位	チーム	勝点	試合	勝利	引分	敗戦	得点	失点	点差
ベスト4
1	メキシコ	16	6	5	1	0	12	4	+8
2	ブラジル	15	6	5	0	1	16	7	+9
3	韓国	9	6	2	3	1	5	5	0
4	日本	10	6	3	1	2	6	5	+1
ベスト8
5	イギリス	8	4	2	2	0	6	3	+3
6	セネガル	5	4	1	2	1	6	6	0
7	ホンジュラス	5	4	1	2	1	5	5	0
8	エジプト	4	4	1	1	2	6	8	-2
グループリーグ敗退
9	ウルグアイ	3	3	1	0	2	2	4	-2
10	ベラルーシ	3	3	1	0	2	3	6	-3
11	モロッコ	2	3	0	2	1	2	3	-1
12	ガボン	2	3	0	2	1	1	3	-2
13	スイス	1	3	0	1	2	2	4	-2
14	スペイン	1	3	0	1	2	0	2	-2
15	アラブ首長国連邦	1	3	0	1	2	3	6	-3
16	ニュージーランド	1	3	0	1	2	1	5	-4

問題点[編集]

●スイスのミシェル・モルガネラ選手がツイッターで韓国人に対する人種差別的な発言をし、スイス選手団は7月30日の会見で同選手が﹁差別的、冒涜的な言葉で、韓国サッカー代表と韓国国民を侮辱した﹂としてモルガネラを選手団から追放し、彼は強制的に帰国させられることになった。モルガネラは自身の発言について謝罪し、ツイートを削除している^[7]。原因は、韓国のネットユーザーがモルガネラのプレーに怒り、彼のSNSを探しサイバー攻撃を仕掛けたからだとされている^[8]。 ●3位決定戦の日本対韓国戦が終了した後のスタジアムにおいて、韓国選手の朴鍾佑が﹁독도는 우리 땅!︵独島はわが領土︶﹂と書かれたプラカードを掲げるパフォーマンスを行った^[9]。大会における選手の政治的主張は国際オリンピック委員会︵IOC︶の憲章と国際サッカー連盟︵FIFA︶の規定により厳重に禁止されているため、IOCは暫定的な処分として朴の表彰式出席を禁止し、表彰式では朴の名前がアナウンスされず銅メダルも授与されなかった。ジャック・ロゲIOC会長によれば、IOCによる最終的な裁定は、大韓体育会︵KOC︶から正式な調査回答が返信され、FIFAの規律委員会が9月16日までに処分を決定した後に決定する予定であるとされた^[1^0]。なお、試合に先立つこと14時間ほど前の日本および韓国時間10日14時頃には、韓国の李明博大統領が竹島︵韓国名・独島︶に上陸したため両国に緊張が走っていた^[11]。 10月5日にFIFAはチューリッヒにて聴聞会を開いたが、処分の決定は延期された^[12]。同月31日、大韓サッカー協会は国際オリンピック委員会が朴に対して銅メダル証明書を発行したことを発表した^[13]。また、銅メダル獲得にともない韓国政府から与えられる兵役免除の特権も、韓国政府は認める方針であることが報じられた^[1^4]。11月20日にFIFA規律委員会による二度目の聴聞会が開かれ、処分が決定した^[15]。通常ではFIFAが選手の懲戒を決定をすれば速やかに結果を公表するが、朴の処分に限っては処分結果の発表がされず、日本の一部メディアから﹁特別待遇ではないか﹂と批判を浴びた^[16]。結局、12月3日に大韓サッカー協会により初めて朴に対するFIFAの処分結果が発表され、朴は国際Aマッチ2試合の出場停止と3500スイス・フラン︵31万円︶の罰金、大韓サッカー協会は警告の処分であった^[17]。このFIFAの決定を受けてIOC規律委員会は朴から聞き取り調査を行い、2013年 2月12日に開催されたIOC理事会で、朴と韓国オリンピック委員会に警告を行い、韓国オリンピック委員会に今後の選手教育プログラム計画を策定しIOCに提出することを義務付けた上で、朴に銅メダルを授与することを最終決定した^[18]。上記のように国際サッカー連盟は試合会場での政治的な宣伝活動を禁じているが、2014年6月7日にはアルゼンチン中部ラプラタで行われた国際親善試合︵国際親善試合なども国際サッカー連盟の監督下にある︶で、サッカーアルゼンチン代表が試合開始直前に朴に続いて﹁マルビナス︵英領フォークランド︶諸島はアルゼンチンだ(LAS MALVINAS SON ARGENTINAS)^[19] ﹂と書いた横断幕を掲げた^[20]。

脚注[編集]

(一)^ “Regulations of the Olympic Football Tournaments London 2012, Page 15, Article 8.3” (英語). fifa.com. FIFA. 2012年7月15日閲覧。 (二)^ “Play-off details confirmed”. 国際サッカー連盟 (2012年1月26日). 2012年2月3日閲覧。 (三)^ “Olympic Football Tournament London 2012 - Appointments of Match Officials” (英語). fifa.com. FIFA. 2012年7月14日閲覧。 (四)^ “Here we go: Team GB fixture dates confirmed and London 2012 Football tickets to go back on sale” (英語). London2012.com (2011年11月10日). 2012年7月14日閲覧。 (五)^ “Britain, Spain, Brazil, Mexico top seeds in Olympic football” (英語). Reuters.com (23 April 2012-04-23). 2012年7月14日閲覧。 (六)^ “London 2012 Olympics: Team GB men's side avoid Brazil and Spain in group stage of football tournament” (英語). telegraph.co.uk (2012年4月23日). 2012年7月14日閲覧。 (七)^ https://web.archive.org/web/20120804025537/http://japanese.joins.com/article/569/156569.html (八)^ https://web.archive.org/web/20120801090833/http://japanese.joins.com/article/572/156572.html?servcode=600 (九)^ 韓国選手﹁独島はわが領土﹂パフォーマンス　五輪評論家﹁メダル剥奪も﹂ MSN産経ニュース 2012年8月12日付記事 (十)^ 銅﹁IOC預かり﹂…竹島メッセージの韓国選手読売新聞 2012年8月13日付記事 (11)^ 李大統領が竹島上陸　日韓関係の悪化必至 MSN産経ニュース 2012年8月10日付記事 (12)^ 竹島メッセージ朴鍾佑の処分決定延期 nikkansports.com 2012年10月6日 (13)^ ロンドン五輪‥IOC、朴鍾佑にメダル証明書＝独島プラカード問題朝鮮日報 2012年10月31日 (14)^ 五輪﹁竹島プラカード﹂朴も兵役免除 nikkansports.com 2012年8月26日 (15)^ 竹島男の処分決定　近日中に発表 nikkansports.com 2012年11月21日 (16)^ 竹島選手は特別待遇?処分を公表しないFIFAの不思議、産経ニュース 2012年12月2日 (17)^ 韓国の朴鍾佑2試合出場停止と罰金 FIFA、産経ニュース 2012年12月3日 (18)^ “領土主張”の韓国選手にメダル、NHKニュース 2013年2月13日 (19)^ アルゼンチンがW杯前に政治的横断幕、フォークランド問題で火種 AFP 2014年6月8日 (20)^ 親善試合で領土主張の横断幕　アルゼンチン共同通信　2014年6月8日

外部リンク[編集]

[1

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[1

[11]

[12]

[13]

[1

[15]

[16]

[17]

[18]

[19]

[20]