Mickey (曲)
原曲[編集]
「Mickey」 | ||||
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トニー・バジル の シングル | ||||
初出アルバム『Word of Mouth』 | ||||
リリース | ||||
録音 | 1981年 | |||
ジャンル |
ロック パワーポップ | |||
時間 | ||||
作詞・作曲 | Mike Chapman、Nicky Chinn | |||
プロデュース | Mike Champan | |||
チャート最高順位 | ||||
トニー・バジル シングル 年表 | ||||
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もともとは1979年にイギリスの音楽グループ、レイシーが発表した﹃キティ﹄という楽曲が原曲である。この曲は大ヒットには至らなかったが、1982年に女性歌手で振り付け師のトニー・バジルがカバーし、一躍有名になった。原曲のタイトルであり、女性の愛称である﹃キティ﹄を男性の愛称である﹃ミッキー﹄に、歌詞を恋する少女をイメージしたものに変えた形でカバーし、ビルボード・チャートで1位に、全英シングルチャートで2位[3]に上り詰める大ヒットとなった。シングル盤の累計売上は200万枚[4]。
トニー・バジル版のEPジャケット[:en]及びトニー・バジル自らが振り付けを担当したミュージック・ビデオからも窺える通り、チアリーディングやダンスの表題曲として使われることも非常に多く、世界で最も有名なチアリーディングの曲という認識もなされている。
もともとこのトニー・バジル版自体がカバーであったが、このバージョンが世界的に有名になったため、更なるカバーバージョンが数多く発表されている。
1983年にアル・ヤンコビックが﹃リッキー﹄というパロディを発表し、ビルボードのHOT 100で63位にランクインさせている。
1999年には、イギリスのポップ・ミュージック歌手ロリーがリリースしたカバーが、全英シングルチャートでオリジナルのトニー・バジル版に迫る4位[5]になった。
2000年にはビー・ウィッチドがカバーし、映画﹃チアーズ!﹄のサウンドトラック盤とアメリカ限定発売のミニアルバム﹃Across America 2000﹄に収録された。
2002年には、PlayStation 2︵韓国発売版︶の広告として使用された。
日本では、フジテレビ系バラエティ番組﹃ワンナイR&R﹄から登場したガレッジセールのゴリ扮するキャラクター・松浦ゴリエの実質的なテーマ曲となり、2004年には日本語詞で正式にカバーした形でシングルリリースされた。以降の項ではこの作品について記述する。
先代 トゥルーリー by ライオネル・リッチー |
Billboard Hot 100 ナンバーワン・シングル 1982年12月11日 |
次代 マンイーター by ダリル・ホール&ジョン・オーツ |
この節の加筆が望まれています。 |
Mickey (2004年)[編集]
「Mickey」 | ||||
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Gorie with Jasmine & Joann の シングル | ||||
A面 | Mickey (Hawaii version) | |||
B面 | おしゃべり辞典 | |||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | GORIE LABEL | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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Gorie with Jasmine & Joann シングル 年表 | ||||
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﹁Mickey﹂︵ミッキー︶は、Gorie with Jasmine & Joannのデビューシングル。2004年9月8日発売。発売元はR and C。
解説[編集]
バラエティ番組﹃ワンナイR&R﹄のコント内で作られたキャラクター・松浦ゴリエの登場曲として使用されていたトニー・バジルの﹁ミッキー﹂[要出典]を、歌詞を日本語詞に書き換えた上でカバーした楽曲。同じ番組から誕生したユニット・くずがオリコンシングルチャート1位を獲得した﹁全てが僕の力になる!﹂の売り上げを超えることを目標として発売された。 歌唱には日本で活動している外国人タレント、ジャスミン・アレン︵現・ジャスミン・S︶とジョアン・ヤマザキ︵ジョアン・山崎︶が参加。クレジット上の名義はGorie with Jasumine & JoannとGorie︵ゴリ︶がメインであるが、楽曲の大部分はジャスミンとジョアンのパートによるものであり、ゴリの歌唱は肝心のサビでも1コーラスしかない。これは以降発売される2枚以降のシングルでは更に歌唱が削られており︵次作﹁Pecori ♥ Night﹂及び﹁恋のPecori ♥ lesson﹂では一言叫ぶだけである︶皮肉にも本作が最もゴリの歌唱が多い作品である。サビ部分のレコーディングはされており、本人もやる気は十分にあったが、歌唱力の難と、楽曲の印象を下げないためという半ば“大人の事情”で大幅に歌唱部分が削られたというのが実際のところである、とゴリは語っている[要出典]。 初回盤は“ゴリエ箱”と題した特製の箱型ケースでのセットで、価格は2,625円︵消費税込︶と2004年時点の日本におけるシングル作品としては高額。特典として特製パンツと﹁ゴリエと行くハワイ旅行﹂応募ハガキが付いていた。これはくずが先に発売した“くず箱”にあやかったもの︵こちらも同様に高額であった︶。通常盤はCDと初回盤にも付属していたDVDの2枚組仕様で1,500円︵消費税込︶、CDのみのバージョンは発売されていない。DVDは同曲のPVを収録したもの。なお、音楽番組にも出演しなかった。 シングルは発売1週目の初動売上だけで10万枚以上を売り上げ[1]、くず同様オリコンシングルチャート1位を獲得[1]。2週目も1位となり[2]、カバー作品のデビューシングルがオリコン2週連続1位となるのは、1981年に発売された薬師丸ひろ子﹁セーラー服と機関銃﹂以来23年ぶりであり[2]。お笑いタレントのシングルがオリコン2週連続1位となるのは、1995年に発売されたH Jungle With t﹁WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント﹂以来9年半ぶりである[2]。同年のオリコン年間シングルチャートでも10位にチャートインする大ヒットとなり、くず︵41位︶を上回った。 なお、本作のタイトルは﹁Mickey﹂であるが、収録曲に﹁Mickey﹂という楽曲はない。音楽番組などでオンエアーされているのは1曲目の﹁Mickey (Hawaii version)﹂である。また、表記上のレーベルは“GORIE LABEL”となっているが、B'zのVERMILLION RECORDSやサザンオールスターズのタイシタレーベル、ポケットモンスターのピカチュウレコードのような専用レーベルが作られたわけではなく、実際の発売元はR and Cである。収録曲[編集]
(一)Mickey (Hawaii version) ︵作詞・作曲‥Michael Donald Chapman / Nicky Chinn、日本語詞‥ゴリエ美化委員会、編曲‥TOMISIRO <掛川陽介 & 本澤尚之>) (二)Mickey (Drive version) instrumental ︵作曲‥Michael Donald Chapman / Nicky Chinn、編曲‥TOMISIRO︶ (三)Mickey (Ukulele version) instrumental ︵作曲:Michael Donald Chapman / Nicky Chinn、編曲‥TOMISIRO︶ (四)おしゃべり特典 発祥となった﹃ワンナイR&R﹄に登場するキャラクターが次々と登場し、セリフや会話が展開されていくもの。楽曲というよりは、完全におしゃべりのみのコントである。出演は落武者、ゴリエ、リサコ、野田社長︵野田義治のパロディ︶、Gパン刑事、ゴリケル・ジャクソン、シャルル・ド・フランソワ・バー・パンダ・ジャンヌ・ピエール・デ・オンディーヌ。脚注[編集]
(一)^ abc“ワンナイ”のゴリエがデビュー作で1位獲得!、ORICON NEWS、2004年9月14日。
(二)^ abcdeゴリエ、薬師丸ひろ子﹁セーラー服と機関銃﹂以来の快挙!?、ORICON NEWS、2004年9月21日。
(三)^ “ChartArchive - Toni Basil - Mickey”. 2012年7月1日閲覧。
(四)^ ウェイン・ジャンシック︵著︶、加藤秀樹︵訳︶﹃Billboardただ1曲のスーパーヒット・2︵1968~1984︶﹄音楽之友社、1991年、224頁。ISBN 4-276-23612-6
(五)^ “ChartArchive - Lolly - Mickey”. 2016年1月19日閲覧。