Slackware

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Slackware Linux
Slackware 15.0
Slackware 15.0
開発者 Patrick Volkerding, Slackware team
OSの系統 Linux
開発状況 開発中
最新安定版 15.0 / 2022年2月2日
パッケージ管理 Pkgtool, Slackpkg
プラットフォーム IA-32x64ARMDEC AlphaSPARC
カーネル種別 モノリシックカーネル
ウェブサイト http://www.slackware.com
テンプレートを表示

SlackwareLinux

[]


Linux1992JEJE) FM TOWNS

Linuxslack

[]


Slackware SlackwareGitSlackware

[]


SlackwareconfiguremakeStaticDynamic

[]



[]

The Slackware mascot: Tux smoking a pipe

Slackwarepkgtool

Slackwaretarlzma(12.2gzip)

pkgtool[]


Slackware使

SlackwareLinuxpkgtool.tar.txzpkgtool使

pkgtoolDebianAPTRedHatdnf便

pkgtool

installpkg ... 

upgradepkg ... 

removepkg ... 

Slackpkg[]


12.2Piter PunkSlackpkg

Slackpkg

--update ... 

--install-new ... 

--upgrade-all ... 

--clean-system ... 

SlackwareSlackware

rpm2txz[]


RPMSlackware.txzRPMSlackware使

rpm2txzRPM.txzRPMSlackware調rpm2txz使調

debdeb2tgz

[]


SazanamiNoto Sans/SerifInput Method FrameworkFcitxibusAnthyUnicode

[]


SlackwareLinuxQuestions.orgRequests for current-next (15.0-->15.1)

PatrickSlackwareSlackwareSlackware稿

[]


Slackware15.0202224 Linux 5.15.19GCC 11.2KDE Plasma 5Xfce 4.16

[]


Slackware15.0
バージョン リリース日 サポート終了日 カーネルバージョン 特記事項
サポート終了:1.00 1993年7月17日 明記なし 0.99.11 Alpha
サポート終了:1.1 1993年11月5日 明記なし 0.99.13
サポート終了:2.0 1994年7月2日 明記なし 1.0.9
サポート終了:2.1 1994年10月31日 明記なし 1.1.59
サポート終了:2.2 1995年3月30日 明記なし 1.2.1
サポート終了:2.3 1995年5月24日 明記なし 1.2.8
サポート終了:3.0 1995年11月30日 明記なし 1.2.13 CD-ROMでの最初のリリース
サポート終了:3.1 1996年6月3日 明記なし 2.0.0 Windows 95への風刺としてSlackware 96とも呼ばれる
サポート終了:3.2 1997年2月17日 明記なし 2.0.29
サポート終了:3.3 1997年6月11日 明記なし 2.0.30
サポート終了:3.4 1997年10月14日 明記なし 2.0.30 ZipSlackが登場
サポート終了:3.5 1998年6月9日 明記なし 2.0.34
サポート終了:3.6 1998年10月28日 明記なし 2.0.35
サポート終了:3.9 1999年5月10日 明記なし 2.0.37pre10
サポート終了:4.0 1999年5月17日 明記なし 2.2.6 KDEが追加され、フルインストールに1GBを要する最初のバージョン
サポート終了:7.0 1999年10月25日 明記なし 2.2.13
サポート終了:7.1 2000年6月22日 明記なし 2.2.16 GNOMEが追加
サポート終了:8.0 2001年7月1日 明記なし 2.2.19 Mozilla Browserが追加され、任意でLinux 2.4が使用できる
サポート終了:8.1 2002年6月18日 2012年8月1日 2.4.18 パッケージ名が8.3形式からname-version-arch-build.tgzに変更され、hdsetupがpkgtoolsに進化した
サポート終了:9.0 2003年3月19日 2012年8月1日 2.4.20 (2.4.21のパッチ適用済)
サポート終了:9.1 2003年9月26日 2012年8月1日 2.4.22 (2.4.26のパッチ適用済) OSSからALSAへ変更
サポート終了:10.0 2004年6月23日 2012年8月1日 2.4.26 XFree86からX.org Serverへ変更
サポート終了:10.1 2005年2月2日 2012年8月1日 2.4.29
サポート終了:10.2 2005年9月14日 2012年8月1日 2.4.31 GNOMEが削除
サポート終了:11.0 2006年10月2日 2012年8月1日 2.4.33.3 DVDで提供された初めてのバージョン
サポート終了:12.0 2007年7月1日 2012年8月1日 2.6.21.5 Linux 2.4からLinux 2.6へ変更され、HALのサポートが追加、そしてフロッピーディスクでのインストールのサポートが削除
サポート終了:12.1 2008年5月2日 2013年12月9日 2.6.24.5
サポート終了:12.2 2008年12月10日 2013年12月9日 2.6.27.7 (2.6.27.31のパッチ適用済) Slackpkgの追加
サポート終了:13.0 2009年8月26日 2018年7月5日 2.6.29.6 64ビットのバージョンが追加され、KDE 3.5からKDE 4.xへ変更、gzipからxzへ圧縮形式が変更
サポート終了:13.1 2010年5月24日 2018年7月5日 2.6.33.4 PolicyKitとConsoleKitの追加、libataサブシステムへ変更
サポート終了:13.37 2011年4月27日 2018年7月5日 2.6.37.6 GPTのサポート、Btrfsファイルシステム追加
サポート終了:14.0 2012年9月28日 未発表 3.2.29 (3.2.98のパッチ適用済) NetworkManagerの追加とHALの削除、HALの機能をudevに統合
サポート終了:14.1 2013年11月4日 未発表 3.10.17 (3.10.107のパッチ適用済) UEFIサポートの追加、MySQLからMariaDBへの変更
サポート終了:14.2 2016年6月30日 未発表 4.4.14 (4.4.276のパッチ適用済) PulseAudioとVDPAUの追加、udevからeudev、ConsoleKitからConsoleKit2への変更
現行バージョン:15.0 2022年2月4日 未発表 5.15.19 デフォルトのエンコーディングASCIIからUTF-8へ変更、ConsoleKit2からelogindへの変更、そしてKDE4からPlasma5への変更、それに伴いpython3への移行、したがってパッケージのデータベースが /var/log/packages/ から /var/lib/pkgtools/ へと変更、lame、vulkansdk、SDL2、FFmpeg、そしてWaylandのコアシステムへの追加、APIからABIへの移行、LDAP、PAMへの移行
最新プレビュー版:-current 開発中 N/A 6.9.1 PHP8.2、OpenSSL3.1へ移行、PythonでPEP 427とPEP 517に対応、ACPIをモジュール読込からカーネルにビルトインに変更、スクリプト言語Luaの追加、initrdを使わずに直接カーネルを読んで起動するユーザのためにgeneric kernelとhuge kernelの差をSCSIドライバの有無など小さくなるように変更、UTF-8 文字エンコーディングサポートをカーネルにビルトイン、glibc 2.39に移行、プリンタ検出がhplipからAvahiに移行

凡例

サポート終了

サポート中

現行バージョン

最新プレビュー版

将来のリリース

派生版[編集]

Slackware派生[編集]

Slackware 系統樹

Slackwareからすると、"子"にあたるものである。一覧は、Slackware派生版一覧(英語版Wikipedia)に掲載された、Slackwareとパッケージ管理等が同様のもの。

配布版 説明
Absolute Linux Slackwareを母体とした軽量Linuxディストリビューションである[1][2]
Austrumi Linux 1.9.3時点では108MBのLive CDである。
Frugalware Linux コマンド操作に慣れた中級者向けの汎用ディストリビューション。初期のバージョンはSlackwareをベースにしていたが、現在は独自に開発されている。
KateOS 中級者向けのデスクトップディストリビューション。デフォルトのデスクトップ環境にXfceを採用していた。現在は開発されていない。
MuLinux モジュールを交換できるフロッピーディスクベースのLinuxディストリビューションである。
NimbleX NimbleXのウェブサイトで完全なカスタマイズが可能だった。現在は開発されていない。
openSUSE ドイツで開発されていたため、ヨーロッパで強い。SUSEノベルに買収されたことに伴い、SUSE Linuxから改名。

初期はSlackwareをベースにしたが、パッケージシステムがRPMに移行になり、今はSlackwareをベースとしていない。

Platypux フランスで開発されたSlackwareファミリーのLinuxディストリビューション
Puppy Linux インストールの必要がないLive CD版のLinuxディストリビューションで、Slacwareベースは Slack Puppyとしてリリースしている。
Salix OS 元々はZenwalkのフォークだった。Slackwareとの完全な下位互換性を持つ。デフォルトのデスクトップ環境として、XfceKDELXDEFluxboxRatpoisonを採用している。32ビット64ビットLive CD版がある。
Sentry Firewall ファイアーウォール、サーバー、侵入検知システムを提供するディストリビューションである。
Slackintosh PowerPC機向け非公式版 Slackware。
Slamd64 x64版Slackwareである。開発はされていない。現在はSlackware自体がx64に対応している。
Slax 一般的な使用目的での完全なデスクトップ環境を提供するLive CDである。Slaxの永久インストールはサポートされていない。USBからの起動ができる。
SuperGamer ゲーム利用をすることに特化したLive DVDのディストリビューションである。
Topologilinux Microsoft Windows上で動作するように設計されたLinuxディストリビューション。ユーザーのハードディスクに変更を加えることなくインストールできる。現在は時代遅れである。
VectorLinux 初心者でも簡単に使えるように設計された軽量のLinuxディストリビューションである。一般的には、古いハードウェアに適している。
Wolvix ウィンドウマネージャとしてXfceを採用している[3]。開発停止。
Zenwalk 元々はSlackwareの最小バージョンであった。現在は全く異なるOSに進化したが、互換性は維持されている。
ZipSlack 軽量でポータブルなSlackwareのバージョン。

Slax派生[編集]


SlaxSlackwareSlackwareSlaxWikipediaSLAX#
配布版 説明
DNALinux BLASTやEMBOSSなどのバイオインフォマティクス・ソフトウェアを実行するために設計された小型のLinuxディストリビューション。
Porteus 300MB以下[4]。Sectorをベースにした小さなLinuxディストリビューション。

openSUSE[]


openSUSESlackwareRPMSlackwareSlackwareRPM

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Dragora GNU/Linux-Libre : GNU/Linux

Puppy Linux : ver.5 Slacko PuppySlackwarever.3.0Slackware

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Plamo Linux : SlackwareVersion3.3PC-9800

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脚注[編集]



(一)^ LinuxAbsolute Linux

(二)^ DistroWatch (201012). Absolute Linux. 20101211

(三)^ Linton, Susan (20073). A New Open Source Model?. DistroWatch. http://distrowatch.com/weekly.php?issue=20070319 20101211 

(四)^ Porteus (20101114). Why choose Porteus ?  IT IS PORTABLE. 2011430

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The Slackware Linux Project

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Linux