Wikipedia:投稿ブロックの方針
Wikipedia:井戸端/subj/部分ブロックの運用状況の検討に基づき、投稿ブロック依頼において「部分ブロック」の合意が許可されました。この変更は2020年10月13日からの3か月間を試行期間とし、その後に再検討が行われます。 |
この文書はウィキペディア日本語版の方針です。多くの利用者に支持されており、すべての利用者が従うべきだと考えられています。変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。 |
荒らし対策 |
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投稿ブロック |
保護関連 |
チェックユーザー |
オーバーサイト |
他の管理者への依頼 |
投稿ブロックを実施すべき場合
悪戯・荒らし・破壊行為
多重アカウントの不適切な使用
報告はWikipedia:管理者伝言板/投稿ブロック/ソックパペットへ、継続している荒らしについてのまとめはWikipedia:進行中の荒らし行為へ。
多重アカウントを使っていることが発覚すれば、ソックパペットは無期限ブロックされるべきです。主アカウントは、かかわりを持たない中立的な管理者の裁量により、ブロックすることもできます。同じく多重アカウントに利用されたIPアドレスもブロックすることができます。
方針はアカウントごとではなく、アカウントの使用者ごとに適用されます。スリー・リバート・ルール(通称「3RR」)のような方針はアカウントの使用者ごとの編集に適用されます。第2またはそれ以上のアカウントを方針破りに使った場合、すべてのペナルティがあなたの主アカウントにも及びます。
管理者が通常選ぶブロック理由は「多重アカウントの不適切な使用」です。
投稿ブロック回避
過剰な差し戻し
存命人物の伝記
虚偽情報の記載
故意に、虚偽の情報を加筆したり、情報を虚偽の物に書き換えたり、虚偽の出典を元に加筆したりした場合には投稿ブロックの対象となります。ただし、故意かどうかが明らかで無い場合には、まずは投稿者に注意をした上で、対応を決めて下さい。 管理者が通常選ぶブロック理由は﹁虚偽情報の記載﹂です。内容の無差別な除去
理由の説明無く、多くのページで、または同一のページで繰り返して、情報を取り除く利用者は、ブロックされる場合があります。ただし存命人物に関する出典無き批判など、例外的に無条件な除去が認められている場合もあります。 管理者が通常選ぶブロック理由は﹁内容の無差別な除去﹂です。宣伝・広告投稿、目的外利用
利用者を危険にさらす個人攻撃(他の利用者の安全を脅かす攻撃)
個人に関する詳細の投稿
他の利用者の詳細な個人情報を、その利用者の同意なしに投稿する利用者には、無期限を含むあらゆる期間でのブロックが行われるでしょう。期間はその頻度や程度のひどさ、及び繰り返されているのか、その場限りなのかをブロックする管理者が判断した裁量によります。この条項は、チェックユーザー権限を持つ管理者には適用すべきではありません。チェックユーザー権限の行使により、チェックユーザーの方針の範囲内で、ある種の︵個人︶情報を公表することがありえるからです。 管理者が通常選ぶブロック理由は﹁暴言または嫌がらせ﹂です。著作権侵害と盗作
他者の作品を無許可で、あるいは無権限で挿入する、または画像をアップロードすることは受け入れられません。著作権侵害と盗作︵剽窃︶は重大なモラル、法的、そして評判問題を引き起こします。 その作品︵記述︶を使用できるかどうかについての善意による議論がある場合も、決着が付くまで、投稿者は警戒しすぎるほど警戒して、その作品を記事から取り除くべきです。投稿者が警告を受けたのちも"しつこく"議論の対象となっている素材を挿入するならば、プロジェクトを保護するためにブロックされるでしょう。しかしながら、編集者が善意をもって誠実に振る舞い、また著作権問題に注意しており、かつ法的な脅威が差し迫っているのでないならば、その編集者をブロックすべきではありません。 ウィキペディアの創設者、ジミー・ウェールズは以下のように述べています: 私たちは、絶対的な厳しさをもって、また慈悲を掛けることなく、このような活動に対処する必要があります。この種類の盗作は私たちの基本原則のすべてと100%調和しないのですから。すべての管理者は即座にありとあらゆる同様の利用者をブロックするよう要請されます。大胆にしてください。だれかがそれの上でArbitration Committee︵裁定委員会︶に附託するなら、恐れないでください。私たちは盗作を絶対に許容してはなりません[1]。 復讐の意図を持つ必要はありません。しかし同時に、剽窃に寛容である必要もありません。私にとっては法的な問題は重要ですが、ずっとずっと遙かにモラルの問題が重要だと声を大にして言わせてください。私たち、そう私たち全てはウィキペディアをして﹁私たちは自分たちで公正にそれを作りました﹂と言いたいのです[2]。利用者名
コミュニティを消耗させる利用者
利用者の行動のルールを、複数の別の利用者からたびたび説明されても理解しようとしない利用者は、コミュニティを消耗させる利用者として、理解できると思われるまでの期間ブロックされます。ただし、1週間を超える長期のブロックは、投稿ブロック依頼︵または裁量ブロック後の追認依頼︶が必要です。 ﹁利用者の行動のルール﹂には、方針である﹁Wikipedia:エチケット﹂、﹁Wikipedia:礼儀を忘れない﹂、﹁Wikipedia:署名﹂、﹁Wikipedia:個人攻撃はしない﹂、﹁Wikipedia:法的な脅迫をしない﹂、﹁Wikipedia:公開プロキシの規制﹂、ガイドラインである﹁Wikipedia:ノートページのガイドライン﹂、﹁Wikipedia:説明責任﹂、﹁Wikipedia:善意にとる﹂、﹁Wikipedia:記事の所有権﹂、﹁Wikipedia:新規参加者を苛めないでください﹂、﹁Wikipedia:腕ずくで解決しようとしない﹂、﹁Wikipedia:多重アカウント﹂などがあります。 管理者が通常選ぶブロック理由は﹁対話拒否﹂または﹁各種方針の熟読期間﹂、または該当する投稿ブロック依頼ページへのリンクです。共有アカウント
ウィキペディアでは、不特定多数の人々によって共用されるためのアカウントは作られるべきではありません。それらのアカウントは匿名の仮面をかぶっている間、ウィキペディア・プロジェクト内で個人としての名声を偽っているように見えます。匿名の利用者は自由に編集できますし、誰もがすぐに電子メールアドレスを必要とせず利用者名を作成できるので、いわゆる「公開の」アカウントは考慮される必要がありません。
不特定多数が見られる場でアカウントの所有者がパスワードを公開したことが確認された場合は、そのアカウントは無期限の投稿ブロックとなります。
財団に承認されたアカウントなど、一部認められている場合もあります。
管理者が通常選ぶブロック理由は「多重アカウントの不適切な使用」または「パスワード公開」です。
ボット
編集にBotを利用するためにはあらかじめWikipedia:Bot/使用申請においてコミュニティの承認を得る必要があり、承認のためには一定の基準が存在します。管理者は制御不能に陥ったボットや、誤作動を起こしているボットをブロックすることがあります。このとき、巻き添えブロックを防ぐため、原則としてIPアドレスの自動ブロックを設定してはいけません。同じIPアドレスでウィキペディアの編集を行うオペレータまで規制されて誤作動の後始末ができなくなったり、同じサーバーからアクセスする他の無関係なボットを巻き添えにする可能性があるためです。
匿名の公開プロキシ
有償の寄稿の開示に応じない利用者
投稿ブロックの影響
巻き込まれのブロック
投稿ブロックを使うべきでない場合
投稿ブロックの使用法(管理者向け)
ブロックの方法
期限の選び方
ブロックの期限は、管理者の裁量ブロックの場合は以下の基準を目安に設定されます。投稿ブロック依頼のブロック期間には特に制限がありません。期限はブロック画面の﹁有効期限﹂の欄からプルダウンメニューで選びます。GNU標準のフォーマット︵tarのマニュアル︵英語︶で解説されています︶でそれ以外の期限を入力することもできます。その期限が過ぎるとブロックは自動で解除されます。﹁無期限﹂とすることもでき、その場合は管理者の誰かが解除するまでブロックは解除されません。 期限が入力されない場合、エラーになります。 ●荒らしと破壊行為 - 繰り返し荒らしや破壊行為を行うログイン利用者に対する管理者の裁量ブロックは、初回は原則として1週間以内で、極力短く設定します。ただし荒らし投稿のみのアカウントは、初回から無期限ブロックされる場合もあります。静的なIPアドレスへのブロックも同様です。繰り返されるならば最大1か月まで延長されます。問題投稿と貢献の両方の投稿があるアカウントに対しては、管理者の裁量で1か月を超える投稿ブロックをすべきではなく、原則として投稿ブロック依頼︵の追認依頼︶を利用します︵ただし次の﹁多重アカウントの不適切な使用﹂の場合を除きます︶。動的なIPアドレスへは、原則として24時間を限度とすべきです。動的なIPアドレスへは、24時間を超えると、そのIPアドレスの所有者が変わることが多いため、問題利用者へのブロックとしては効果が無く、逆に無関係な利用者をブロックする恐れがあるためです。 ●多重アカウントの不適切な使用 - 多重アカウントを使っていることが発覚すれば、ソックパペットは無期限ブロックされるべきです。主アカウントはかかわりを持たない中立的な管理者の裁量によりブロックすることもできます。多重アカウントに利用されたIPアドレスの扱いは前述の﹁荒らしと破壊行為﹂に準じます。 ●過度な差し戻し - 利用者の会話ページに、違反の実証を示す差分のリンクと共にお知らせを残すと良いでしょう。この規定によってブロックされた管理者は自身でブロック解除してはなりません。 ●利用者名 - 原則として無期限ブロックとします。ブロックの前に、そのアカウントが﹁悪意を持って﹂偽装しているということを確実にしてください。しばしば、悪意無く、既にいる利用者に似た名前を選択してしまうことが起こります。もしその利用者が誠実な編集をしているのなら、あり得る混乱を教え、そして利用者名の変更を推奨すべきです。管理者は名前の変更を無期限ブロックによって強制できます。ブロックする管理者は、ブロックの原因となった議論のあるコメント依頼か会話ページへのリンクとともに、Template:UsernameBlockをブロックのメッセージに含める︵{{UsernameBlock}}と書きます︶べきです。利用者ページが既に作られているのなら、どんな利用者もブロックされた理由とコメント依頼のページへのリンクを、利用者ページに追加して構いません。利用者のIPアドレスのブロックが解除されるよう気をつけてください。利用者名ではなくIPアドレスのブロックを解除するには、利用者がページを編集しようとするのを待って、投稿ブロックされている利用者 "OldUserName" と同じIPアドレスのため、自動的にブロックされています メッセージが特別:Ipblocklistに出てきたら、行末の﹁ブロック解除﹂リンクをたどります。そうするとその利用者は別の名前でログインできます。もしアカウントが荒らしかつ利用者偽装の両方ならば、自動ブロックのまま残されるべきです。不法に他の利用者名を署名に使うアカウントまたはログイン利用者は最初に警告されるべきで、その後でならブロックすることが出来ます。 ●共有アカウント - これらは公開アカウントが必要とされていないことを指し示すメッセージとともにブロックされるべきです。﹁公開﹂されたパスワードが正しいものかどうかの確認は要りません。 ●ボット - 初回のブロックはボットの運用者が応答できる充分な時間となるよう、24時間を目安とすべきです。なお、原則としてボットへのブロックはメインアカウントには及びません。そのため﹁この利用者が最後に使用したIPアドレスと、ブロック後に編集を試みた際のIPアドレスを自動的にブロック﹂のチェックを外して下さい。 ●利用者を危険にさらす個人攻撃 ︵他の利用者の安全を脅かす攻撃︶- 秘密裏にチェックユーザーを行ったうえでプロバイダ・警察などへ通報します。ただし通報は管理者・チェックユーザーの義務ではありません。迷った場合には、他の管理者へのウィキメールや管理者メーリングリストなどで相談してください。オプションの選び方
●編集を禁止する範囲 - サイト全体か、特定ページまたは特定の名前空間での編集を禁止します。 ●アカウント作成を禁止 - ブロックした利用者が、新たな別のアカウントを作成することを禁止します。通常はこのオプションを設定します。 ●メール送信を禁止 - ブロックした利用者が、ウィキメールを使用することを禁止します。通常はこのオプションは設定しません。ブロックした利用者が別の利用者に悪意を持ったメールを送ることが予想される場合などに限られます。 ●この利用者がブロック中に自身のトークページを編集することを禁止 - 通常はこのオプションは設定しません。ブロックした利用者が、自身のトークページに荒らし投稿することが予想される場合などに限られます。 ●この利用者が最後に使用したIPアドレスと、ブロック後に編集を試みた際のIPアドレスを自動的にブロック - 通常はこのオプションを設定します。 ●この利用者の利用者ページとトークページをウォッチ - ブロックした利用者からのメッセージを確認するため、このオプションを設定することが推奨されますが、義務ではありません。範囲ブロック
範囲ブロック︵広域ブロック︶はしばしば、様々な理由でブロックされた荒らしまたは破壊者が、異なるIPアドレスを使用する場合に用いられます。多くの場面では、範囲ブロックはいくらかの適正な利用者にまで波及します。そのため、範囲ブロックは破壊行為が頻繁であり、他のあらゆる手段が無力である時に限って用いられるべきです。これはトレードオフであり、巻き込まれると予想される適正な利用者の数の問題でもあります。 使用されるときは、範囲ブロックはできるだけ短期間であるべきです。また、ブロックの範囲は、Whoisなどの情報を参考にして、極力狭く設定すべきです。 範囲ブロックの機能は正しく使用することが困難です。なぜならばこれは二進演算の理解が必要だからです。開始アドレスと終了アドレスではなく、ネットマスクの状態で記述しなければなりません。詳細はmw:Help:Range blocks/jaを参照してください。ブロックの解除
Special:Ipblocklistは現在ブロックされている利用者とIPアドレスの一覧が含まれます。管理者にはまた、行末に ブロック解除 リンクが出現します。このリンクをたどることで、理由を記述してブロックの解除ができます。 管理者は技術的に自分自身へのブロックを解除できますが、他の利用者やBotとIPアドレスが被ってしまった場合の自動ブロックを除いて、絶対に解除すべきではありません。他方、管理者が正当な理由なしにブロックされたと感じるならば、ブロックした管理者や他の管理者やメーリングリストにコンタクトして、ブロックの解除を依頼するべきです。ブロックに納得できない場合
︵以下の説明は管理者に対するものです。管理者以外の方は、冒頭の説明をご確認下さい。︶ あなたが管理者で、他の管理者によるブロックに納得できない場合、﹁ブロックを解除する前にあらかじめブロックした管理者と議論してください﹂。また適当なら他の管理者とWikipedia:管理者伝言板あるいは管理者メーリングリストで議論してください。 ブロックされた利用者は一般に、自分は不公平な犠牲者であると電子メールで数人の管理者に対し主張します。 ブロックされた利用者の投稿履歴を見るだけで問題点がいつも明確になるとは限らないので、あなたの手でブロック解除するよりも、あなたよりもブロック時の状況をよく知っているはずの、ブロックした管理者に相談する方がおよそ丁寧であり、良識的です。 これの例外として、明白な誤りがあり︵裁定でなく︶、かつブロックした管理者がオンラインでない場合があります。たとえばある利用者が3RR違反でブロックされたが、明らかに2回しか差し戻していなかったなど。あなたが、ブロックが誤りがあると考え、かつブロックした管理者が居ないならば、ブロックを解除する前にその旨をブロックした管理者の会話ページに、および残りの管理者のためにWikipedia:管理者伝言板#投稿ブロックに告知しなければなりません。明白な誤りが無い場合は、﹁他の管理者によってなされたブロックを、事前の議論なしに解除してはなりません﹂。論争の的となるブロック
匿名の、明確な荒らしであるIPアドレスをブロックすることは日常的ですが、そうでないIPアドレスや利用者名のブロックはしばしば物議を醸します。合意があやふやなブロックは、コミュニティにとって有害です。 以下のようなブロックは論争の的になりえます: ●追放された利用者のソックパペットあるいは化身であると疑われる利用者のブロック ●ブロックの理由如何に関わらず、正当な投稿履歴が大半であるログイン利用者のブロック ●破壊行為に基づくブロック ●賢明ではあるが方針に拠り所のないブロック ブロックには正当な理由があると確信しているならば、論争になりがちなブロックの際に推奨される手続きは以下の通りです: (一)事実を丹念に調査する。 (二)投稿ブロックの方針の適切な部分を再読する。 (三)できるならば、他の管理者に非公式に接触し、あなたの理由付けに納得が得られるかどうかを確かめる。Wikipedia:管理者伝言板やチャット、そして電子メールが有効な道具です。 (四)ブロックに当たって、﹁理由﹂欄を書くときに利用者の利用者ページへリンクするよう充分注意する[注1]。 (五)ブロックされた利用者の会話ページに知らせるに当たって、理論的根拠に加え、事実の概要と適用した方針中の条項を引用する。 (六)他のウィキペディアンとブロックについて議論することを厭わない。 利用者が繰り返しブロックされ、またブロックを解除される﹁ブロック合戦﹂は、非常に無駄なことです。それは多くの経験豊かなウィキペディアンの不満や落胆の源となり、ブロックされた利用者のさらなる悪い振る舞いを助長するでしょう。これは避けねばなりません。ブロックに異議があるならば、ブロックした管理者や他の管理者と議論してください。そして、ブロックを解除するのではなく、合意に歩み寄る努力をしてください。ブロックした管理者は、あなたよりも状況についてよく知っているのだということを覚えておいてください。脚注
注釈
- ^ [[Special:Mypage]]でアクセスした利用者の利用者ページへ、[[Special:Mytalk]]で同会話ページへリンクできます。
出典
関連項目
- Wikipedia:投稿ブロック - ブロック文書の案内ページ
- Wikipedia:投稿ブロック依頼
- Wikipedia:投稿ブロックへの異議申し立て
- Wikipedia:投稿ブロック解除依頼作成の手引き
- Wikipedia:論争の解決
- Wikipedia:利用者名
- Wikipedia:多重アカウント - 多重アカウントの不適切な使用も投稿ブロックの対象となります。
- MediaWiki:Blockedtext - ブロックされた利用者に表示されるメッセージ
- ログ
- 特別:ブロック一覧 - 現在ブロックされている利用者
- 特別:Log/block - 最近の投稿ブロックとその解除のログ
- Wikipedia:Block log - MediaWikiアップデート前の投稿ブロックとその解除のログ