Wikipedia:画像利用の方針
この文書はウィキペディア日本語版の方針です。多くの利用者に支持されており、すべての利用者が従うべきだと考えられています。変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。 |
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本文書はウィキペディア日本語版において画像を利用する際の方針を記述するものです。音声・動画など、画像以外のファイルにも適用できる部分もありますが、原則として画像を対象としています。
ウィキペディアにおける画像などのファイルに関しての概要については「Wikipedia:画像などのアップロードされたファイル」をご覧ください。
慣例則[編集]
これは、画像を使う場合の簡易チェックリストです。以下のチェックリストに沿って、アップロードするにふさわしい画像であるかを確認してください。チェックリストの後には、もっと詳しくそうすべき理由などが書いてあります。音声ファイルのアップロードやページへの挿入に関する情報は、Help:音声・動画の作成と利用も参照してください。
- 画像をアップロードする際は、著作権に留意してください。
- 画像とその著作権情報を記載するために、ファイルページを使用してください。
- ファイルページには、必ず出典、著作権表示、ライセンス表示を記載してください。なお、これらの記載は記事内や画像内には記載しないでください。
- 明確かつ詳細なファイル名をつけてください。同じファイル名のファイルが既にアップロードされている場合、新しいファイルで置き換えられます。
- 写真はJPEG形式、アイコン・図形・地図・旗などはSVG形式もしくはPNG形式、アニメーションにはGIF、音声・動画にはOggまたはTheoraを用いてください。
- 可能であれば、なるべく高解像度の画像をアップロードしてください。画像のサイズを直接変更する必要はありません(MediaWikiの機能で表示の際に自動的にリサイズされます)。ウィキペディアおよびウィキメディア・コモンズで受け入れることのできるファイルサイズは100メガバイトまでです。
- 関連する主題だけを示すように、画像を編集してください。
- 文章を含む画像を作成する場合、文章を含まない版もアップロードしてください。多言語のウィキペディアンが使用(翻訳)するのに役立ちます。
- 適切な代替テキスト(Wikipedia:画像の代替テキスト)を付け加えてください。
他プロジェクトとのファイルの共有[編集]
ウィキメディア・プロジェクトで横断的に画像や音声ファイルなどを共有するプロジェクトウィキメディア・コモンズのファイルは、ウィキペディア日本語版でも利用できます。埋め込み・リンクの書式は日本語版にファイルがある場合と同様です。[[ファイル:Example.jpg]]
と書き、そのファイルが日本語版にない場合、コモンズにあるファイルが表示されます。
画像をクリックすると、通常のファイルページが表示され、その中に「ウィキメディア・コモンズの記述」としてコモンズ側のファイル説明が表示されます。
このようにしてリンクしたファイルページは、通常のファイルページと同じように編集できますが、即時削除(ファイル7)の対象です。ウィキペディア日本語版上のファイルページが未執筆でも、ファイルはページ中に表示・リンクすることができます。
他プロジェクトでも利用できる良いファイルはできるだけコモンズにアップロードしてください。
法的問題の注意[編集]
著作権について[編集]
ファイルをアップロードする際は、誰がファイルの著作者であるか、パブリックドメインのファイルであるか、著作権者がCC BY-SA 4.0とGFDLのデュアルライセンスの下で利用可能な許諾を与えているかを確認してください。ファイルページに、著作権情報を記載してください。Wikipedia:Template メッセージの一覧/ファイル名前空間にテンプレート見本があります。 アメリカ合衆国著作権法の下では、アメリカ合衆国内で1928年1月1日より前に発行された全ての画像は、現在、パブリックドメインになっています。これは1977年までに発行された著作物の著作権が最長でも発行から96年後で保護期間が切れるためです。しかし、1928年より前に創作され、1928年以降に発行されたものがパブリックドメインになっているとは限りません。ウィキペディアのページは、非英語版のページも含めて、現在、アメリカ合衆国内のサーバーに置かれていますので、このことは特に重要です。しかし、インターネット上で送信可能化されている著作物の利用に関しどの法域の法が準拠法になるかについては、いまだ議論されています。 パブリックドメインの画像資源には、パブリックドメインの画像が入手できる場所の巨大リンク集があります。 著作権侵害の可能性に関して個々の画像を取り締まるのは、一般のウィキペディアンの仕事ではありません。しかし、ある画像が著作権を侵害している可能性が高いと感じた︵例えば、ファイルページに著作権表示情報がないのに、他のどこかで著作権の注意書きを見たことがある︶場合、削除依頼してください︵下記参照︶。 関連項目: ●Wikipedia:著作権 ●Wikipedia:アップロードされたファイルのライセンス ●Wikipedia:Template メッセージの一覧/ファイル名前空間- 著作権表示タグの一覧肖像権について[編集]
写真をアップロードする際に、人物が写っており、その個人を特定できる場合、肖像権が問題となることがあります。 風景写真などに個人の顔が写ってしまった、あるいは特定できる何か︵名札など︶が写ってしまったなどの場合、部分的にモザイクなどの﹁消し﹂加工した画像を再アップロードし、元の画像を削除してください。 ただし、以下の場合に限っては、肖像権が問題にされることは無いと思われますので、該当しません。 ●政治家、公共団体の代表、企業の取締役などのいわゆる﹁公人﹂が公務をしている状態の写真。国会議員の国会演説や、企業が開催するイベントで社長などがするキーノートスピーチなどの場面など。ただし、この場合でも著作権の問題は残るため、他所で報道された資料などを流用することはできません。 /肖像権参照。個人のプライバシーへの配慮[編集]
アップロードした写真に人物の容貌・姿態が写っていない場合には、肖像権の問題は生じないと考えられます。しかし、人物を特定できる情報︵名札などに記載された氏名・住所・電話番号、社員番号、自家用車のナンバープレートなど︶が写りこんでいる写真をアップロードした場合、当該情報により特定される人物のプライバシーの権利︵その人物が写真撮影地を訪れた事実を公衆に知られない権利︶を侵害するおそれがあります。 ウィキペディアにアップロードする写真を撮影する時は、人物を特定できる情報の写りこみを避けてください。人物を特定できる情報の写りこみが避けられない場合は、当該情報を消去する加工︵モザイク、ぼかし処理など︶を施した画像をアップロードしてください。これらの措置がされていない写真がアップロードされた場合、削除対象となることがあります。他人の施設内で撮影された写真[編集]
店舗、遊園地、テーマパーク、劇場、競技場、映画館、美術館、博物館、寺院などの施設の所有者または施設管理権を有する者︵以下、施設管理者という︶は、施設内に立ち入る者に対し、施設内での写真撮影を禁止し、あるいは施設内で撮影された写真の利用方法を制限できると解されています。そこで、以下に該当する画像は、アップロードできないものとします。 (一)施設管理者が以下のいずれかの制約を設けた施設内で撮影された写真であること ●施設内での写真撮影が禁止されている。 ●施設内で撮影された写真の利用目的・方法が、撮影者の私的使用などに限定されている。 (二)施設管理者が、前項の制約事項の存在を、施設内に立ち入る者、または不特定多数の者に対して周知していること 施設内に立ち入る者に対する周知方法としては、入場券における記載、入口付近での標識設置やポスター掲示、入場者に対する口頭説明などがあります。また、不特定多数に対する周知方法としては、公式Webサイトや刊行物における記載などがあります。本方針に該当することにより画像の削除依頼をする際には、第三者がそれを確認できるように、制約事項の周知方法を明らかにしてください。その他の法令[編集]
これまでに言及した法的問題がない画像であっても、その他の法令に基づいて、ウィキペディア日本語版へのアップロード自体が違法と判断される場合には、アップロードできません。そのような画像がアップロードされた場合は削除対象となります。削除依頼をしたり、アップロード者に対して法令違反を警告したりする際には、アップロードが違法となる理由︵法令の名称、適用条項、裁判例など︶を明確にしてください。画像の編集[編集]
編集を加えた版で画像を置き換えるには、ファイルのアップロードページを使ってください。このとき、ファイル名が置き換えたいファイルと同一であることを確認してください。画像フォーマットを他の形式に変換すると、画像ファイル名が変わるので、別個のファイル説明ページができます。
画像の削除[編集]
画像のファイル名[編集]
ファイル名はなるべく具体的で説明的なものにしてください。例えば アフリカの地図は "Africa.png" というファイル名にすることもできますが、他のアフリカの地図と区別できるよう、例えば "Africa political map.png" のようにもっと限定的なほうが良いのです。
特殊文字を用いたファイル名や、極端に長いファイル名は避けてください。このことにより、自分のマシンにファイルをダウンロードできなくなるユーザーがいるかもしれないからです。
名前の大文字小文字には気を付けてください。 Africa.PNG と Africa.png は異なるものと認識されます。統一性のために、拡張子は小文字が推奨されています。
アップロード先に同じ名前のファイルがないか確認してください。同じ名前でアップロードすると、ファイルを上書きしてしまいます。逆に、古い版を異なる画像で置き換える場合には、同じ名前を使ってください。例えば、より高品質のスキャナーでスキャンし直した場合や、元画像の大きさを小さくするベターな方法を用いた場合など、同じ画像の改良版を作った場合は、古いものと同じ名前を使ってアップロードしてください。ただし、ファイル形式が変更された場合は、少なくとも拡張子を変更しなくてはならないので、同じ名前を使うことはできません。
現時点では、管理者権限がないと画像名の変更はできません。
Wikipedia:記事名の付け方も、併せてご覧下さい。
ファイル形式[編集]
サイズ[編集]
ウィキペディアで使用しているMediaWikiは、表示の際に自動的に画像のサイズを変更することができるので、アップロードする際に画像のサイズを縮小する必要は一般にありません。
リサイズ[編集]
大きな絵を小さくするには
- 重要でない背景部分を取り除いてください。
- 元画像の縦横比は保持してください。伸ばされた画像は、不釣り合いで見にくくなります。
- 1:2や1:3のような整数比を使うよう考慮してください。そうすることで、よい結果が得られるかもしれません。
- 使用可能な最大の解像度の画像から小さくしてください。
- 画像サイズ同様、ファイルサイズも考慮してください。時には、大きくてファイルサイズの小さい版が好まれます。
- 最も先進的なリサンプル・フィルター(Lanczos, B-splineなど)を使ってください。これは、可能な限り高い品質で小さなサイズの画像を生成し、エイリアシングや色の減少を避けることができます。
- 誰かが作った(おそらく劣っている)サムネイルを置き換える新たなサムネイルを作る際は、オリジナルと同じファイル名を使ってください。
配置[編集]
{{画像過剰}}
を使ってその記事のノートで意見調整をします。
写真が縦方向に並んで視覚的に閲覧性を損なっている際はギャラリーや{{Double image aside}}
を使用するといった手法もあります。ただし、ギャラリーはウィキメディア・コモンズでも扱うことができるため、ウィキメディア・コモンズに存在すれば{{Co
mmons}}
を使ったリンクを設置します。
文章の右側に画像を配置するときは、
[[ファイル:ファイル名|thumb|画像ファイルの説明]]とすることが推奨されます。通常この場合、画像の幅は220ピクセルに縮小されて表示されますが、読者はHelp:個人設定#ファイルにある方法で表示サイズを変更することができます。つまり、読者が自身の閲覧環境に合わせて画像の表示サイズを指定することができます。 文章が側にない画像については、もう少し幅を広く表示するように指定してもよいでしょう。指定の方法は、Help:画像の表示を参照してください。 多くの読者は1024✕768ピクセルの画面を使用していると考えられます。しかし、800✕600ピクセルの画面や1400✕1050ピクセルの画面などを使用している読者もいることに留意してください。幅が300ピクセルを超える画像は、記事を押しつぶすかもしれません。同様に、幅が100ピクセル未満の画像は、大きな画面を使用している読者には、見にくくなるかもしれません。
推奨ソフトウェア[編集]
これらのソフトウェアは、ウィキペディアンが画像の操作に用いるのを推奨しています。
- GIMP [1]
- ImageMagick
- PMView [2]
- GraphicConverter(Mac OS 8-X 用)
- Irfanview - 多機能フリーウェアで、多くの画像フォーマットをサポート。
サウンド[編集]
サウンドはOgg Vorbisフォーマットでエンコードしてください。ビットレートは32 kbps〜64 kbpsが適当です。会話等のサンプルであれば、モノラルで低いビットレートで十分です。音楽のサンプルでは必要に応じてステレオにしても構いません。また、短いサンプルのみを使用するようにし、ファイルサイズは100 kB未満になるように心がけてください。大きなファイルが必要な場合には、[[Media:ファイル名.ogg|サンプル(1234 kB)]]といった具合にリンクにファイルサイズを併記しましょう。読者がダウンロードに時間がかかることを予測できるようになります。
Oggフォーマットファイルの作り方は、Help:音声・動画の作成と利用を参照してください。
CC BY-SAとGFDLのデュアルライセンス、またはパブリックドメインのサウンドファイルをアップロードするなら、ウィキメディア・コモンズへのアップロードを考えてみてください。