アンクルトムの小屋(読み)アンクルトムノコヤ(英語表記)Uncle Tom's Cabin

デジタル大辞泉 「アンクルトムの小屋」の意味・読み・例文・類語

アンクルトムのこや【アンクルトムの小屋】

 
Uncle Tom's Cabin1852  

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精選版 日本国語大辞典 「アンクルトムの小屋」の意味・読み・例文・類語

アンクル‐トムのこや【アンクルトムの小屋】

  1. ( 原題[英語] Uncle Tom's Cabin ) 長編小説。ストウ作。一八五二年刊。アメリカ黒人奴隷の悲惨な生活を描き、奴隷制廃止の世論に大きな影響を与えた。

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改訂新版 世界大百科事典 「アンクルトムの小屋」の意味・わかりやすい解説

アンクル・トムの小屋 (アンクルトムのこや)
Uncle Tom's Cabin


185052︿

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンクルトムの小屋」の意味・わかりやすい解説

アンクル・トムの小屋
あんくるとむのこや
Uncle Tom's Cabin


18521302()1853

 


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百科事典マイペディア 「アンクルトムの小屋」の意味・わかりやすい解説

アンクル・トムの小屋【アンクルトムのこや】

米国の女性作家ストーHarriet Beecher Stowe〔1811-1896〕の小説。《Uncle Tom's Cabin》。1852年刊。キリスト教徒の黒人奴隷トムが転々と売られ,ついに白人の鞭(むち)に倒れるまでの悲惨な生涯を描く。出版後たちまち国内でも40数万部を売りつくし,奴隷解放の気運を大きく促進した。近年では,なお残る差別主義的偏見が問題視されることもある。

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世界大百科事典(旧版)内のアンクルトムの小屋の言及

【アメリカ文学】より

…すなわち,かつての小説は絵空事であって,実人生はそのようなものではないことを示すような小説の時代になる。リアリズムの傾向は,ストー夫人の《アンクル・トムの小屋》(1852)や,17世紀セーレムの魔女事件をホーソーンのように神秘的に提示するのでなく,実証的に扱おうとしたJ.W.デ・フォレストの《魔女の時代》(1856‐57)に始まり,その後およそ100年間,アメリカ文学の中心を占めることになる。最初の本格的リアリズム作家はクーパーのようなロマンス作家を敵視したマーク・トウェーンであった。…

【ブラック・シネマ】より

…〈ブラック・フィルム〉あるいは〈ブラック・ムービー〉ともいわれ,日本語に訳せば〈黒人映画〉であるが,その背景には長い歴史がある。アメリカ映画に〈黒人〉が登場したのは,ストー夫人の《アンクル・トムの小屋》の最初の映画化(1903)で,これはエドウィン・S.ポーター監督による12分の作品であったが,このときトムを演じたのは顔を黒く塗った白人の俳優であった。同じ原作の4度目の映画化(1914。…

【話劇】より

…中国の近代科白劇,新劇をいう。1907年,春柳社が《椿姫》《アンクル・トムの小屋》を東京で上演したのに始まる。春柳社は,欧陽予倩(おうようよせん)ら東京に留学していた留学生が,壮士劇や新派の影響を受けて,1906年末に結成した劇団である。…

※「アンクルトムの小屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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