強飯(読み)コワメシ

デジタル大辞泉 「強飯」の意味・読み・例文・類語

こわ‐めし〔こは‐〕【強飯】

 

 
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こわ‐いい〔こはいひ〕【飯】

《「ひめいい(姫飯)」に対して》粳米うるちまいこしきに入れて幾度も水をかけて蒸したもの。こわい。→こわめし(強飯)

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精選版 日本国語大辞典 「強飯」の意味・読み・例文・類語

こわ‐いいこはいひ【強飯】

 

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こわ‐いこはひ【強飯】

  1. 〘 名詞 〙 「こわいい(強飯)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「あこぎ、いかで物まゐらん、いかに御心地あしからむと思ひまはして、こはひをさりげなくかまへて」(出典:落窪物語(10C後)一)

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改訂新版 世界大百科事典 「強飯」の意味・わかりやすい解説

強飯 (こわめし)


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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「強飯」の解説

こわいい【強飯】

 
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出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

百科事典マイペディア 「強飯」の意味・わかりやすい解説

強飯【こわめし】

 
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山川 日本史小辞典 改訂新版 「強飯」の解説

強飯
こわいい

「おこわ・こわめし」とも。米を蒸したもの。水で煮る固粥・汁粥,すなわちのちのメシ・カユと対比されるが,むしろ古代では米を食するふつうの方法だった。現在では粳米(うるちまい)をメシとし,糯米(もちごめ)を蒸して強飯とする。赤飯は祝事の象徴だが,現在も宮座(みやざ)の神事などでは白い強飯が作られ,古代の食の伝統が神饌(しんせん)として残る。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「強飯」の意味・わかりやすい解説

強飯
こわめし

 
 

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普及版 字通 「強飯」の読み・字形・画数・意味

【強飯】きようはん

強食。

字通「強」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の強飯の言及

【大炊寮】より

…平安時代末期以降,大外記中原師遠の子孫が頭を相伝し寮領を管領した。大炊寮は《和名抄》ではオホイノツカサ(於保為乃豆加佐)と訓じ,オホイはオホイヒ(大飯)で,飯は甑(こしき)で蒸した今日の強飯(こわめし)である。今日の米を煮た飯は饘(かたかゆ)で主水司がつかさどった。…

【飯】より


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※「強飯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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