翻案(読み)ホンアン

デジタル大辞泉 「翻案」の意味・読み・例文・類語

ほん‐あん【翻案】

 
()
[]  

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精選版 日本国語大辞典 「翻案」の意味・読み・例文・類語

ほん‐あん【翻案】

 

(一)  
(二) 
(一)[]()(14)
(三) 
(一)[](1903)
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「翻案」の意味・わかりやすい解説

翻案
ほんあん


()adaptation西()西()

 ()()1892()調()1893()()

 

19591971

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普及版 字通 「翻案」の読み・字形・画数・意味

【翻案】ほんあん

 
 ()()()()

 

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改訂新版 世界大百科事典 「翻案」の意味・わかりやすい解説

翻案 (ほんあん)


1892調1890-1948

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図書館情報学用語辞典 第5版 「翻案」の解説

翻案

 
198732018

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「翻案」の意味・わかりやすい解説

翻案
ほんあん
adaptation

演劇用語。新しい形式や目的に合うように作品を作り変えること。たとえば小説を劇に,劇をミュージカルに仕立て直すことなど。古典劇では,時代によって異なる観客の好みに合せるため,または原作の今日性をきわだたせたり,原作を用いて現代の問題を扱うために改作,翻案されることがある。また外国文学移植の場合は,原作に忠実な「翻訳」に対して,筋や事件は原作に従いながら,地名,人名,風俗,人情などを自国のものに置き換える場合などをいう。

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世界大百科事典(旧版)内の翻案の言及

【著作権】より

…クラシックの楽曲を軽音楽化するなど,既存の楽曲に依拠しつつも,これを変形する編曲も二次的著作物の作成に該当する。絵画を彫刻にしたり,彫刻を絵画のかたちで表すなど,既存の著作物を他の表現形式をもって表す変形も,既存の著作物を脚色したり,映画化するなどの翻案も二次的著作物の作成となる。文語体で表された著作物を口語体に改めたり,大人向きの著作物を子供向きに書き換えることも,学術書などのダイジェストを作成することも翻案となる。…

【翻訳】より

…コミュニケーションの目的とは何よりも原作者の意図・目的であるが,現代の文学理論が明らかにしているように,テキストは原作者からひとり立ちし,彼の意図・目的がテキストの構造に融解し,多義的な解釈が可能であるとすると,翻訳者は原作者の意図・目的に関して,また翻訳言語によるテキストの構造の可能な再現方法に関して,実存的選択を迫られるのかもしれない。たとえば,明治時代に多く行われた外国文学(戯曲)の翻案もその例であって,これは原作の言語・文化と日本語とその文化との間に,越えがたい距離が存在するために,日本の文化状況に即して原作テキストの人名,地名,状況を日本のものに移し換えたものだが,ここには原作者の意図を離れて翻訳者の意図が強く表に出ている。
[翻訳の創造性]
 翻案は大衆の趣味に応じたものであるが,本来の翻訳はある民族に未知の事がらを紹介するものであると同時に,原語と翻訳言語との接触によって原作は新しい生命を得て生き続けることができるようになるし,翻訳言語もその出会いにおいて新しい可能性を発見し己の財産とするのである。…

※「翻案」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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