中央競馬のオープン特別競走
トライアル競走
編集トライアル競走もしくはステップ競走とは、特定の競走への出走権(もしくは優先出走権)が得られる競走である。
2歳GIII競走のステップ競走
編集いずれも国際競走及び指定交流競走(特別指定競走)であり、地方競馬所属馬に限り上位2着馬までに優先出走権が得られる。
3歳GI競走のトライアル競走
編集いずれも国際競走及び指定競走である。中央競馬・地方競馬所属馬ともに、上位入着馬に優先出走権が得られる。詳細は各競走の記事を参照。
※3歳GI競走のうちNHKマイルカップ・秋華賞・菊花賞については、トライアル競走は重賞競走のみが指定されている。
地方競馬所属馬のGI競走へのステップ競走
編集中央地方指定交流競走
編集その他の競走
編集年齢表記の変更に伴う記述の煩雑さを避けるため、この項目では過去の競走も全て現在の年齢表記で記述する。
2歳限定芝オープン特別
編集すずらん賞
編集ききょうステークス
編集野路菊ステークス
編集カンナステークス
編集芙蓉ステークス
編集もみじステークス
編集アイビーステークス
編集萩ステークス
編集中京2歳ステークス
編集クリスマスローズステークス
編集クリスマスローズステークスは2002年より行われていた競走である。クリスマスローズとはクリスマスのころに咲くヘレボルスのことである。2002年より2歳オープンの中山競馬場の芝外回り1200mの条件で行われ、2003年のみ降雪の影響でダート1200mに変更されて施行されている。2020年以降は休止されている。本競走の優勝馬からはGI馬は輩出されていない。
ホープフルステークス
編集3歳限定芝オープン特別
編集ジュニアカップ
編集クロッカスステークス
編集すみれステークス
編集マーガレットステークス
編集橘ステークス
編集白百合ステークス
編集2・3歳限定ダートオープン特別
編集カトレアステークス
編集カトレアステークスは2020年より東京競馬場ダート1600mの2歳オープン特別で施行されている。2015年から2019年まで2歳1勝クラス(500万円以下)の特別競走「カトレア賞」として施行されていた。2016年よりケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ『JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY』の対象競走に指定されている。本競走の優勝馬からはレモンポップ(2020年)、アマンテビアンコ(2023年)がGI優勝馬となっている。
ヒヤシンスステークス
編集昇竜ステークス
編集昇竜ステークス(しょうりゅうステークス)は2000年より中京競馬場ダート1700mの3歳オープン特別で施行され、2011年と2012年は京都競馬場ダート1400m、2010年と2013年は京都競馬場ダート1800mで施行され、2014年からは中京競馬場ダート1400mで施行されている。過去の優勝馬からはパーソナルラッシュ(2004年)、バンブーエール(2006年)、クリソライト(2013年)、コーリンベリー(2014年)[5]がダートGIを制している。名称は空に昇っていく竜のこと。
伏竜ステークス
編集バイオレットステークス
編集バイオレットステークスは1984年に京都競馬場ダート1900m(降雪のため芝2000mから変更)の3歳オープン特別で施行され、1985年から1995年までは京都競馬場芝1400mで施行された。但し、1990年・1994年は阪神競馬場芝1400mで施行された。1996年から2008年まで京都競馬場ダート1400mで施行され、2009年から2023年まで開催休止となっていたが、2024年の3歳ダート路線の整備に伴い阪神競馬場ダート1400mで施行されている。過去の優勝馬からはマックスビューティ(1987年)がGIを制している。名称はスミレの英語名から。
端午ステークス
編集青竜ステークス
編集青竜ステークス(せいりゅうステークス)は2014年より東京競馬場ダート1600mの3歳オープン特別で施行されている。名称は中国の伝説上の神獣、四神(四象)の1つである青竜から。過去の優勝馬からはノンコノユメ(2015年)[7]がダートGIを制している。
鳳雛ステークス
編集鳳雛ステークス(ほうすうステークス)は2014年より京都競馬場ダート1800mの3歳オープン特別で施行されている。2019年からはリステッド競走となる。2021年・2022年は京都競馬場の整備工事に伴い、中京競馬場のダート1800mで施行された。過去の優勝馬からはカゼノコ(2014年)、キョウエイギア(2016年)がダートGIを制している。名称は鳳凰の雛から。
古馬オープン特別
編集北九州短距離ステークス
編集米子ステークス
編集KBC杯
編集阿蘇ステークス
編集中央競馬オープン特別競走一覧(2023年)
編集2歳オープン特別
編集春季は競走無し。
- 夏季
- 秋季
- 野路菊ステークス
- 芙蓉ステークス
- ききょうステークス
- カンナステークス
- もみじステークス
- アイビーステークス
- 萩ステークス
- 福島2歳ステークス
- カトレアステークス
- 中京2歳ステークス
3歳オープン特別
編集夏季・秋季は競走無し。
- 春季
- ジュニアカップ
- 紅梅ステークス
- 若駒ステークス
- クロッカスステークス
- エルフィンステークス
- ヒヤシンスステークス
- マーガレットステークス
- すみれステークス
- アネモネステークス
- 昇竜ステークス
- 若葉ステークス
- 伏竜ステークス
- 忘れな草賞
- 橘ステークス
- 端午ステークス
- スイートピーステークス
- プリンシパルステークス
- 青竜ステークス
- 鳳雛ステークス
- 白百合ステークス
古馬オープン特別
編集
- 春季
- 万葉ステークス
- ポルックスステークス
- 淀短距離ステークス
- ニューイヤーステークス
- すばるステークス
- カーバンクルステークス
- ジャニュアリーステークス
- 大和ステークス
- 睦月ステークス
- 門司ステークス
- 白富士ステークス
- 関門橋ステークス
- 令月ステークス
- 北九州短距離ステークス
- アルデバランステークス
- 洛陽ステークス
- バレンタインステークス
- 総武ステークス
- ポラリスステークス
- 大阪城ステークス
- 仁川ステークス
- 東風ステークス
- 千葉ステークス
- 名古屋城ステークス
- 六甲ステークス
- コーラルステークス
- 大阪-ハンブルクカップ
- モルガナイトステークス
- 吾妻小富士ステークス
- 福島民報杯
- 春雷ステークス
- 京葉ステークス
- メトロポリタンステークス
- オアシスステークス
- 京都競馬場グランドオープン記念(天王山ステークス)
- 谷川岳ステークス
- 越後ステークス
- 鞍馬ステークス
- ブリリアントステークス
- 平城京ステークス
- 都大路ステークス
- 栗東ステークス
- メイステークス
- 韋駄天ステークス
- 欅ステークス
- 安土城ステークス
- 夏季
- スレイプニルステークス
- 松風月ステークス
- アハルテケステークス
- 天保山ステークス
- 三宮ステークス
- 米子ステークス
- 大沼ステークス
- 青函ステークス
- ウッドバイン競馬場賞パラダイスステークス
- 巴賞
- マリーンステークス
- 名鉄杯
- 福島テレビオープン
- 安達太良ステークス
- しらかばステークス
- 関越ステークス
- 札幌日経オープン
- UHB賞
- 阿蘇ステークス
- NST賞
- BSN賞
- 朱鷺ステークス
- 小倉日経オープン
- 丹頂ステークス
- 秋季
- エニフステークス
- ケフェウスステークス
- ラジオ日本賞
- ながつきステークス
- ポートアイランドステークス
- 夕刊フジ杯オパールステークス
- グリーンチャンネルカップ
- 太秦ステークス
- オクトーバーステークス
- 信越ステークス
- 藤森ステークス
- 新潟牝馬ステークス
- 室町ステークス
- ブラジルカップ
- ルミエールオータムダッシュ
- カシオペアステークス
- ペルセウスステークス
- みちのくステークス
- オーロカップ
- アンドロメダステークス
- 福島民友カップ
- 霜月ステークス
- キャピタルステークス
- オータムリーフステークス
- カノープスステークス
- りんくうステークス
- タンザナイトステークス
- ラピスラズリステークス
- リゲルステークス
- ディセンバーステークス
- コールドムーンステークス
- ベテルギウスステークス
- 師走ステークス
- ギャラクシーステークス
障害オープン特別
編集夏季は競走無し。
- 春季
- 中山新春ジャンプステークス
- 牛若丸ジャンプステークス
- 春麗ジャンプステークス
- ペガサスジャンプステークス
- 三木ホースランドパークジャンプステークス
- 秋季
- 清秋ジャンプステークス
- 秋陽ジャンプステークス
- イルミネーションジャンプステークス
2008年の変更点
編集春季
編集- 新たに以下の3競走を新設。
- 門松ステークス(1600万円以下条件競走からの変更)
- バレンタインステークス(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- 春雷ステークス(「美浦トレーニングセンター開設30周年記念」の副称がつく)
- 2007年まで行われていたエイプリルステークスが廃止。
- 2007年に東京競馬場グランドオープン記念として行われた競走はメトロポリタンステークスとして施行。
秋季
編集- 新たに以下の4競走を新設(4競走とも1600万円以下条件競走からの変更)。
- アイルランドトロフィー(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- 室町ステークス
- ブラジルカップ(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- 京洛ステークス
- 2007年まで行われていたオパールステークスが休止。
- 2007年にオープンとして施行されたアルデバランステークスが休止。
2009年の変更点
編集春季
編集- 新たに以下の5競走を新設。
- ジャニュアリーステークス(1600万円以下条件競走からの変更)
- 名鉄杯(1000万円以下条件競走からの変更)
- アルデバランステークス(2007年にオープンとして施行)
- ポラリスステークス
- 六甲ステークス(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- 2008年までオープンとして施行された菜の花賞がフェアリーステークスの開催時期移動により、500万円以下条件競走に変更。
- 2008年まで行われていたバイオレットステークスが休止。
夏季
編集秋季
編集- 新たに以下の1競走を新設(1600万円以下条件競走からの変更)。
- 太秦ステークス
- 2008年まで行われていたさざんかステークスが休止(2017年から500万円以下条件競走のさざんか賞として施行)。
2010年の変更点
編集春季
編集- 新たに以下の3競走を新設。
- 大和ステークス(1600万円以下条件競走からの変更)
- メイステークス(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- 天王山ステークス(1000万円以下条件競走からの変更)
- 2009年にオープンとして施行された名鉄杯が1600万円以下条件競走に変更。
- 2009年まで行われていた門松ステークスが休止(2019年から1600万円以下条件競走として施行)。
夏季
編集- 新たに以下の1競走を新設。
- 函館競馬場グランドオープン記念
秋季
編集2011年の変更点
編集春季
編集- 新たに以下の2競走を新設。
- 洛陽ステークス(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- アハルテケステークス(1600万円以下条件競走からの変更)
- 2010年まで行われていたバレンタインステークスが休止。
- 中京競馬場改修工事のため名古屋城ステークスがこの年限り休止。
夏季
編集- 新たに以下の3競走を新設。
- 五稜郭ステークス(1600万円以下条件競走からの変更)
- 祇園ステークス
- 安土城ステークス
- 2010年までオープンとして施行されたKBC杯が1600万円以下条件競走に変更。
秋季
編集自然災害の影響により変更されたもの
編集2012年の変更点
編集春季
編集夏季
編集秋季
編集2013年の変更点
編集春季
編集夏季
編集- 新たに以下の1競走を新設。
- パラダイスステークス(過去にオープン競走として施行されていた時期もある)
- 2012年まで行われていた福島ジャンプステークスと関越ステークスとしらかばステークスが休止(しらかばステークスは2020年から2022年まで3勝クラスの特別競走として施行)。
- 札幌競馬場のスタンド改修工事による開催日程の関係でクローバー賞が休止。
秋季
編集2014年の変更点
編集春季
編集夏季
編集- 新たに以下の1競走を新設。
- 青富士ジャンプステークス(この年に限り施行された)
秋季
編集自然災害の影響により変更されたもの
編集- 春麗ジャンプステークスが積雪の影響により開催取りやめ。
2015年の変更点
編集春季
編集- 新たに以下の1競走を新設。
- 総武ステークス
- メイステークスがモンゴル大統領の東京競馬場来場を記念してモンゴル大統領賞にレース名を変更して施行(本年限り)。
秋季
編集- 2014年に顕彰馬選定記念エルコンドルパサーメモリアルとして施行した競走は開局20周年記念グリーンチャンネルカップとして施行。
- 2014年に施行されなかった信越ステークスが復活。
- 福島民友カップが2002年以来のダート戦となる。
2016年の変更点
編集春季
編集- 新たに以下の2競走を新設。
- カーバンクルステークス
- 夢見月ステークス
- 2013年〜2015年に施行されなかった太秦ステークスが復活。
夏季
編集- 巴賞が北海道新幹線の開業を記念して「北海道新幹線開業記念」の副称がつく。
- マリーンステークスが函館競馬場開設120周年を記念してアメリカ・デルマー競馬場との交換競走を実施するため「デルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス」となる[11]。
秋季
編集2017年の変更点
編集春季
編集- 2011年〜2016年まで施行されなかったバレンタインステークスがダート競走として復活。
- 大阪-ハンブルクカップが芝1400mに施行距離を変更[12]。
- 2016年に施行された太秦ステークスが休止。
夏季
編集- 2016年まで春季の1000万下条件で施行していた名鉄杯がオープン競走に戻る。
- 2012年〜2016年まで施行していたジュライステークスが休止(条件などは名鉄杯に引き継がれる)。
秋季
編集2018年の変更点
編集春季
編集夏季
編集2019年の変更点
編集春季
編集夏季
編集秋季
編集- 新たに以下の1競走を新設。
- ながつきステークス(1600万円以下条件競走からの変更、過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- オクトーバーステークスがウインズ渋谷の開設70周年を記念して「ウインズ渋谷開設70周年記念」の副称が付く。
- 2017・2018年に休止していた太秦ステークスが秋季に移設されて復活(ダート1800m)。
自然災害の影響により変更されたもの
編集- メトロポリタンステークスは天候不良により開催取りやめ。
- プリンシパルステークスは天候不良により1週順延される。
2020年の変更点
編集春季
編集夏季
編集秋季
編集- 新たに以下の5競走を新設。
- ケフェウスステークス
- 新潟牝馬ステークス
- カトレアステークス(カトレア賞(1勝クラス)からの変更)
- カノープスステークス
- りんくうステークス
- 2019年まで夏季に施行されていた中京2歳ステークスが京都競馬場改修工事による開催日程の関係で秋季に移設され、芝1200mに変更。
- 2019年まで施行されていたクリスマスローズステークスが休止。
疫病の影響により変更されたもの
編集- 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、4月7日から6月28日までの競走が中央競馬所属馬のみで施行(特別指定交流競走から除外)された。
2021年の変更点
編集春季
編集夏季
編集- 新たに以下の1競走を新設。
- TVh賞(3勝クラスからの変更)
- ジュライステークスが京都競馬場改修工事による開催日程の関係で福島での開催に移設され、距離もダート1700mに変更。
秋季
編集- 新たに以下の1競走を新設。
- 大阪スポーツ杯(3勝クラスからの変更)
自然災害の影響により変更されたもの
編集2022年の変更点
編集春季
編集- ペガサスジャンプステークスが3回中山1週目に開催時期を戻す。
夏季
編集- 新たに以下の2競走を新設。
- 松風月ステークス(3勝クラスからの変更)
- 青函ステークス(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- 巴賞が函館市の市制施行100周年を記念して「函館市市制施行100周年記念」の副称が付く。
- 2021年にオープン特別として施行されたTVh賞が3勝クラスの競走に変更。
秋季
編集- 新たに以下の2競走を新設。
- ペルセウスステークス(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- コールドムーンステークス
- グリーンチャンネルカップがダート1600mに施行距離を変更。
自然災害の影響により変更されたもの
編集2023年の変更点
編集春季
編集夏季
編集- 新たに以下の2競走を新設。
- 安達太良ステークス
- しらかばステークス(過去にオープンとして施行されていた時期もある)
- 2020年〜2022年に春季で施行していた名鉄杯が夏季の施行に変更されたことに伴い、ジュライステークスが休止。
秋季
編集- 新潟牝馬ステークスがリステッドに格付け[26]。
- 新たに以下の2競走を新設。
- 藤森ステークス(3勝クラスからの変更)
- みちのくステークス(3勝クラスからの変更)
- 2021年・2022年にオープン特別として施行された大阪スポーツ杯が3勝クラスの競走に変更。