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「アストロ球団」の版間の差分

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原作者の遠崎史朗は[[1970年]][[安保闘争]]の敗北終結による当時の無気力社会を憂い、巨大な存在への挑戦心を野球ジャンルに昇華して原作を企画した。作画の中島徳博はこれに自身の生涯テーマとなる「男の生き様」を熱筆で盛込み、やがて作品は遠崎の手を離れ(ただし権利上の理由で原作クレジットは継続された)以降は中島と担当編集者の[[後藤広喜]]でストーリー作りが行われていた。週刊少年ジャンプ3代目編集長の[[西村繁男]]によると、アンケートをもとに編集者と漫画家が共同でストーリーを作っていく「週刊ジャンプの漫画作りの原点」であり、以後、ジャンプ誌上で人気を誇ったいわゆる「バトル漫画」の先駆け的作品であるとしている<ref>西村繁男 『まんが編集術』 p133 </ref>。

原作者の遠崎史朗は[[1970年]][[安保闘争]]の敗北終結による当時の無気力社会を憂い、巨大な存在への挑戦心を野球ジャンルに昇華して原作を企画した。作画の中島徳博はこれに自身の生涯テーマとなる「男の生き様」を熱筆で盛込み、やがて作品は遠崎の手を離れ(ただし権利上の理由で原作クレジットは継続された)以降は中島と担当編集者の[[後藤広喜]]でストーリー作りが行われていた。週刊少年ジャンプ3代目編集長の[[西村繁男]]によると、アンケートをもとに編集者と漫画家が共同でストーリーを作っていく「週刊ジャンプの漫画作りの原点」であり、以後、ジャンプ誌上で人気を誇ったいわゆる「バトル漫画」の先駆け的作品であるとしている<ref>西村繁男 『まんが編集術』 p133 </ref>。




[[]][[]][[1978]]20[[1986]]12[[1999]][[]]5[[]]1<ref></ref><ref>使</ref>[[1977]]2[[]]11!![[2003]][[]]13<ref>348010200  !!([[]]Vol.23)& !!([[]]Vol.4)&(Vol.568)(Vol.913)</ref>[[2012]][[eBookJapan]][[]]20

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[[2005年]]8月10日からは[[テレビ朝日]]系<ref>クロスネット局の[[福井放送]]、[[テレビ宮崎]]を除く</ref>で実写[[テレビドラマ]]として全9話が放映された。また同局で放送中の[[スーパーベースボール (テレビ朝日系列)|スーパーベースボール]]にも、ハイライトの画面、オープニングタイトルなどに同作品をモチーフにした[[アニメーション]]が採用された。

[[2005年]]8月10日からは[[テレビ朝日]]系<ref>クロスネット局の[[福井放送]]、[[テレビ宮崎]]を除く</ref>で実写[[テレビドラマ]]として全9話が放映された。また同局で放送中の[[スーパーベースボール (テレビ朝日系列)|スーパーベースボール]]にも、ハイライトの画面、オープニングタイトルなどに同作品をモチーフにした[[アニメーション]]が採用された。



== あらすじ ==

== あらすじ ==


[[1944]]19[[]][[]][[]][[|]][[]][[1954]]2'''9'''[[99|'''9''''''9''']]91'''9'''[[1973]]48<ref>12999</ref>2'''9''''''9''''''9'''''''''''''''''''''9<ref>宿</ref>

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新しい仲間に喜ぶ超人たちの前に、'''明智球七郎(後に球七)'''と'''明智球八'''の双子の超人が現れる。しかし、既に[[オリックス・バファローズ|阪急ブレーブス]]に入団済みだった2人は新生球団への入団を拒否。対する球児ら3人は兄弟の超守備を想定した[[黒部川第四ダム|黒部第四ダム]]へと一ヶ月篭り、各々の新打法を開発して下山。10月21日、巨人対阪急の[[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]の場で巨人選手に成り済まして、明智兄弟に挑戦。球児の[[ジャコビニ流星群|ジャコビニ流星]]打法が明智兄弟の超人守備を破り、2人も新生球団に加わることになる。ここで、シュウロは観衆の前で新生球団を'''アストロ球団'''と命名し、超人の名を改名、'''宇野球一(旧名・球児)'''、上野球二(旧名・球太)、'''三荻野球五(旧名・球一)'''、'''明智球七(旧名・球七郎)'''、'''明智球八(改名せず)'''とした。

新しい仲間に喜ぶ超人たちの前に、'''明智球七郎(後に球七)'''と'''明智球八'''の双子の超人が現れる。しかし、既に[[オリックス・バファローズ|阪急ブレーブス]]に入団済みだった2人は新生球団への入団を拒否。対する球児ら3人は兄弟の超守備を想定した[[黒部川第四ダム|黒部第四ダム]]へと一ヶ月篭り、各々の新打法を開発して下山。10月21日、巨人対阪急の[[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]の場で巨人選手に成り済まして、明智兄弟に挑戦。球児の[[ジャコビニ流星群|ジャコビニ流星]]打法が明智兄弟の超人守備を破り、2人も新生球団に加わることになる。ここで、シュウロは観衆の前で新生球団を'''アストロ球団'''と命名し、超人の名を改名、'''宇野球一(旧名・球児)'''、上野球二(旧名・球太)、'''三荻野球五(旧名・球一)'''、'''明智球七(旧名・球七郎)'''、'''明智球八(改名せず)'''とした。



シュウロと5人の超人はり4人の超人を探。そんな中、アストロ超人の1人と思しきレーサー'''伊集院球三郎'''が、レース中に事故に遭い死亡。12月9日、病院の安置室から球三郎の遺体を強奪したシュウロは、高度5000メートルの上空から球三郎の遺体をパラシュート降下させ、球三郎を奇跡的に蘇生させることに成功。蘇生した球三郎は失明していたが、6人目の超人としてアストロ球団に入団する。

シュウロと超人たちは残超人を探し求めて全国各地に散らばる候補者の捜索を開始。そんな中、アストロ超人の1人と思しきレーサー'''伊集院球三郎'''が、レース中に事故に遭い死亡。12月9日、病院の安置室から球三郎の遺体を強奪したシュウロは、高度5000メートルの上空から球三郎の遺体をパラシュート降下させ、球三郎を奇跡的に蘇生させることに成功。蘇生した球三郎は失明していたが、6人目の超人としてアストロ球団に入団する。



12月12日、アストロ球団は、巨人への復讐のために結成されたブラック球団と[[平和台野球場|平和台球場]]で対戦。12球団の選手が固唾を呑んで見守る中、ブラック球団の怪投手・無七志が登場。無七志の殺人L字ボールの餌食になった球二は、自分がニセ超人だったことを告白して息絶えるが、その直後アストロのマネージャーの少年(通称・チビスケ)に雷が落ち、チビスケは超人として覚醒。二代目'''上野球二'''を襲名した。9回表、球三郎のキャッチャー潰し作戦により無七志を降板させたアストロは、メッタ打ちで12得点を奪い試合を決める。9回裏ブラック球団の4番'''カミソリの竜'''もアストロ超人の1人と発覚するが、カミソリの竜は試合後ブラック球団を去り、旅に出る。

12月12日、アストロ球団は、巨人への復讐のために結成されたブラック球団と[[平和台野球場|平和台球場]]で対戦。12球団の選手が固唾を呑んで見守る中、ブラック球団の怪投手・無七志が登場。無七志の殺人L字ボールの餌食になった球二は、自分がニセ超人だったことを告白して息絶えるが、その直後アストロのマネージャーの少年(通称・チビスケ)に雷が落ち、チビスケは超人として覚醒。二代目'''上野球二'''を襲名した。9回表、球三郎のキャッチャー潰し作戦により無七志を降板させたアストロは、メッタ打ちで12得点を奪い試合を決める。9回裏ブラック球団の4番'''カミソリの竜'''もアストロ超人の1人と発覚するが、カミソリの竜は試合後ブラック球団を去り、旅に出る。




[[1973]]48210[[]][[]]<ref></ref>L

年明けて[[1973年]](昭和48年)2月10日、無七志巨人[[監督]]・[[川上哲治]]が巨人入りを賭けて対決。アストロ超人も完成したばかりのアストロ球場から対決を見守る。川上は投球後に打席の左右を変わるという秘策<ref>ルール上は投球後に打席を変わるとアウトであり、その場で荒巻監督からも指摘されている。しかし無七志本人の負けを認める発言で決着となった。</ref>で殺人L字ボールを攻略無七志を獲得、同時に沖縄の怪童・知念も巨人に入団することとなった。



3月9日、超近代的設備を誇るアストロ球場の開場式が華やかに開催される。しかし、式典の最中、沢村を手塩にかけて育てたという老人から、今のアストロ超人は沢村の遺志を継がぬ野球ロボットにすぎないと指摘される。反省したシュウロは指導者として成長するために旅立ってしまい、この後のアストロ球団の指揮は球一がとる事となる。

3月9日、超近代的設備を誇るアストロ球場の開場式が華やかに開催される。しかし、式典の最中、沢村を手塩にかけて育てたという老人から、今のアストロ超人は沢村の遺志を継がぬ野球ロボットにすぎないと指摘される。反省したシュウロは指導者として成長するために旅立ってしまい、この後のアストロ球団の指揮は球一がとる事となる。

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4月下旬、巨人対阪神戦後の[[後楽園球場]]に乱入した球四郎は、新超人球団・ビクトリー球団をお披露目し、居合わせたアストロ超人に3ヶ月後の試合の約束を取り付けた。球四郎の目的は、文字通りアストロ超人の抹殺(殺人)だった。アストロ超人は、球四郎の殺人野球に対抗するため[[三原山]]・[[北アルプス]]・[[屋久島]]などへ各自離散し、壮絶な特訓を行い時が過ぎる<ref>この経過表現で「4月31日」というありえない日付が登場している。単行本では30日に修正しているもの、いないもの様々である。</ref>。

4月下旬、巨人対阪神戦後の[[後楽園球場]]に乱入した球四郎は、新超人球団・ビクトリー球団をお披露目し、居合わせたアストロ超人に3ヶ月後の試合の約束を取り付けた。球四郎の目的は、文字通りアストロ超人の抹殺(殺人)だった。アストロ超人は、球四郎の殺人野球に対抗するため[[三原山]]・[[北アルプス]]・[[屋久島]]などへ各自離散し、壮絶な特訓を行い時が過ぎる<ref>この経過表現で「4月31日」というありえない日付が登場している。単行本では30日に修正しているもの、いないもの様々である。</ref>。



7月23日、アストロ球団対ビクトリー球団の血で血を洗う決戦が始まった。早々に球一はビクトリーの投手・氏家慎次郎の魔球スクリュー投法の餌食となり背部に死球を受け、'''高雄球六'''(カミソリの竜)は大門の打球を顔面に受け一時失神するも9針縫った後に復帰。以降アストロ打線に氏家のビーンボール魔球が次々繰り出され、氏家自身も球一への最終投球後、急激な老衰により退場。球五は一塁上で大門の足によるタッチ(ひざ蹴り)を受け8本の肋骨骨折と内臓破損で重体に陥り一時退場(8回より復帰)。ビクトリーもダイナマイト拳が球六の殺人X打法から球四郎を護ってコブシを砕かれ退場と、阿鼻叫喚の展開が続く。しかし球八や、観戦に来ていた巨人の知念・長らが正道野球を説き、以降は殺人野球に乗って来なくなったアストロと観衆の前に、ビクトリーと球四郎は次第に孤立する。迎えた4回、バロン森の登場によりビクトリーは殺人野球と決別、正道野球でアストロに勝利することを目指す。唯一殺人野球に固執し弟・球三郎殺害を計る大門も、球六の言葉に自らの過ちを知る。真実に対して良心の呵責に耐えかねた大門は、ベンチ裏で人知れず[[切腹|陰腹]]を切りながら打席に立ち、5回に同点満塁本塁打を放ったままバッターボックスで絶命した。大門の壮絶な死に様に、試合は更にヒートアップ。8回の守備時フェンスに頭部を強打したバロン森は、9回表同点ホームランを放ったあと大量出血し、球四郎にアストロ超人として生きろと諭してそのまま息絶えた。9回裏、遂に現れた最後の超人・'''火野球九郎'''の眼前で死力を尽くして戦う両軍。そして二死満塁から、戦線復帰した球五に対する球四郎の投球が押し出しのフォアボールとなり、19対18、アストロが勝利をつかんだ。

7月23日、アストロ球団対ビクトリー球団の血で血を洗う決戦が始まった。早々に球一はビクトリーの投手・氏家慎次郎の魔球スクリュー投法の餌食となり背部に死球を受け、'''高雄球六'''(カミソリの竜)は大門の打球を顔面に受け一時失神するも9針縫った後に復帰。以降アストロ打線に氏家のビーンボール魔球が次々繰り出され、氏家自身も球一への最終投球後、急激な老衰により退場。球五は一塁上で大門の足によるタッチ(ひざ蹴り)を受け8本の肋骨骨折と内臓破損で重体に陥り一時退場(8回より復帰)。ビクトリーもダイナマイト拳が球六の殺人X打法から球四郎を護ってコブシを砕かれ退場と、阿鼻叫喚の展開が続く。しかし球八や、観戦に来ていた巨人の知念・長らが正道野球を説き、以降は殺人野球に乗って来なくなったアストロと観衆の前に、ビクトリーと球四郎は次第に孤立する。迎えた4回、バロン森の登場によりビクトリーは殺人野球と決別、正道野球でアストロに勝利することを目指す。唯一殺人野球に固執し弟・球三郎殺害を計る大門も、球六の言葉に自らの過ちを知る。真実に対して良心の呵責に耐えかねた大門は、ベンチ裏で人知れず[[切腹|陰腹]]を切りながら打席に立ち、5回に同点満塁本塁打を放ったままバッターボックスで絶命した。大門の壮絶な死に様に、試合は更にヒートアップ。8回の守備時フェンスに頭部を強打したバロン森は、9回表同点ホームランを放ったあと大量出血し、球四郎にアストロ超人として生きろと諭してそのまま息絶えた。9回裏、遂に現れた最後の超人・'''火野球九郎'''の眼前で死力を尽くして戦う両軍。そして二死満塁から、戦線復帰した球五に対する球四郎の投球が押し出しのフォアボールとなり、19対18、アストロが勝利をつかんだ。



アストロ対ビクトリーの死闘ののち、翌日に延期<ref>球四郎が「オールスター戦の客をごっそりいただく」と提案し試合日を重複させたため、開催一週間前に[[日本プロ野球|日本プロ野球協会]]が延期を決定した。</ref>となっていた[[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]が開催されたが、前日の死闘を見てしまった観衆達にはもはや感銘のない空虚なイベントと化してしまっていた<ref>この件は球四郎が墓参りをする「ゆらぐプロ球界!の巻」雑誌掲載時に[[アバンタイトル]]3ページに渡って伝記風に述べられるが、ジャンプコミックスを含む全ての単行本において未収録である。</ref>。そんな空気の中、川上を中心とした極秘会議はアストロ球団の存在を危険視して抹殺条項を決議、アストロ球団は日本はおろか全世界のプロ野球組織から不認可され、世界中で野球ができなくなってしまった。無七志と知念はアストロ超人から野球を奪った巨人に愛想をつかし退団。球四郎は同胞としてアストロ超人のために涙を流す。球一たちと和解した球四郎と球九郎が加わり遂にアストロ球団が結成、沢村栄治像の下に9人の超人が結集した。チームの今後に関してシュウロから驚くべき提案が飛び出し、アストロ球団は野球ができる敵を求めて新天地に旅立っていった。

アストロ対ビクトリーの死闘ののち、翌日に延期<ref>球四郎が「オールスター戦の客をごっそりいただく」と提案し試合日を重複させたため、開催一週間前に[[日本プロ野球|日本プロ野球協会]]が延期を決定した。</ref>となっていた[[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]が開催されたが、前日の死闘を見てしまった観衆達にはもはや感銘のない空虚なイベントと化してしまっていた<ref>この件は球四郎が墓参りをする「ゆらぐプロ球界!の巻」雑誌掲載時に[[アバンタイトル]]3ページに渡って伝記風に述べられるが、ジャンプコミックスを含む全ての単行本において未収録である。</ref>。そんな空気の中、川上を中心とした極秘会議はアストロ球団の存在を危険視して抹殺条項を決議、アストロ球団は日本はおろか全世界のプロ野球組織から不認可され、世界中で野球ができなくなってしまった。無七志と知念はアストロ超人から野球を奪った巨人に愛想をつかし退団。球四郎は同胞としてアストロ超人のために涙を流す。球一たちと和解した球四郎と球九郎が加わり遂にアストロ球団が結成、沢村栄治像の下に9人の超人が結集した。チームの今後に関してシュウロから驚くべき提案が飛び出し、アストロ球団は野球ができる敵を求めて新天地に旅立っていった。

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; 宇野球一(うの きゅういち、旧名:球児 アストロワン):4番・投手 背番号1

; 宇野球一(うの きゅういち、旧名:球児 アストロワン):4番・投手 背番号1

: アストロの左腕エース兼4番打者。左打ち<ref>一度だけ右打席に立った事があるが、特に右で打つ理由がなかったため、おそらく作画ミスと考えられる。ビクトリー戦8回裏でバロンが脳にダメージを負いつつファウルボールを好捕する打席が右。</ref><ref>アストロは球一を除いて全員が右投げ右打ちである。球四郎が右腕負傷により左腕で投げるのが唯一の例外。また球一も左腕負傷時は右腕で投げられ、日本シリーズで[[堀内恒夫]]に変装した際は、右投げで阪急打線を4イニング失点0に抑えている。事実上、投手陣は両投げの二枚看板と言える。</ref>。チームリーダー。出身地・経歴は不明な点が多く、兄弟がいない事<ref name=":0">球一、球四郎、球六はそれぞれ伊集院兄弟との対比で兄弟がいない事が語られており、球二は天涯孤独、球五は孤児、球三郎の兄・大門も血が繋がらない義兄である。本編において超人には、常人である兄弟の存在が確認されておらず、超人の資格の一環である可能性がある。</ref>、5歳の時に野球修行のため渡米した事<ref name=":1" />のみ記されている。沢村栄治に酷似(左右逆だが)したフォームから繰り出される球速0.25秒(約190km/h<ref>[[豊福きこう]]「ブラックジャック89.5%の苦悩」第四章による計算値。[[ボブ・フェラー]]の球速158.68km/hと、作中での表現「球速0.3秒」に基づく。</ref>)とも言われる豪速球と二段[[カーブ (球種)|ドロップ]]、超スローボールを修得し、自動車事故で火傷を負った[[阪神タイガース|阪神]]・江夏に成りすまして[[後楽園球場]]の巨人戦に登板したところをシュウロに見出され、アストロ超人であることが判明する。球一の実力に目をつけた長茂雄が巨人入りの誘いをかけるが、球一は日本の巨人軍を井の中のカワズにすぎないと断る。その直後シュウロのアストロ球団への誘いには、アストロ球団の目標が米大リーグ打倒と知ってか快諾している。ただそもそも江夏になりすました理由は判然としない。初期は好んでオートバイを乗り回していた。

: アストロの左腕エース兼4番打者。左打ち<ref>一度だけ右打席に立った事があるが、特に右で打つ理由がなかったため、おそらく作画ミスと考えられる。ビクトリー戦8回裏でバロンが脳にダメージを負いつつファウルボールを好捕する打席が右。</ref><ref>アストロは球一を除いて全員が右投げ右打ちである。球四郎が右腕負傷により左腕で投げるのが唯一の例外。また球一も左腕負傷時は右腕で投げられ、日本シリーズで[[堀内恒夫]]に変装した際は、右投げで阪急打線を4イニング失点0に抑えている。事実上、投手陣は両投げの二枚看板と言える。</ref>。チームリーダー。出身地・経歴は不明な点が多く、兄弟がいない事<ref name=":0">球一、球四郎、球六はそれぞれ伊集院兄弟との対比で兄弟がいない事が語られており、球二は天涯孤独、球五は孤児、球三郎の兄・大門も血が繋がらない義兄である。本編において超人には、常人である兄弟の存在が確認されておらず、超人の資格の一環である可能性がある。</ref>、5歳の時に野球修行のため渡米した事<ref name=":1" />のみ記されている。沢村栄治に酷似(左右逆だが)したフォームから繰り出される球速0.25秒(約190km/h<ref>[[豊福きこう]]「ブラックジャック89.5%の苦悩」第四章による計算値。[[ボブ・フェラー]]の球速158.68km/hと、作中での表現「球速0.3秒」に基づく。</ref>)とも言われる豪速球と二段[[カーブ (球種)|ドロップ]]、超スローボールを修得し、自動車事故で火傷を負った[[阪神タイガース|阪神]]・江夏に成りすまして[[後楽園球場]]の巨人戦に登板したところをシュウロに見出され、アストロ超人であることが判明する。球一の実力に目をつけた長茂雄が巨人入りの誘いをかけるが、球一は日本の巨人軍を井の中のカワズにすぎないと断る。その直後シュウロのアストロ球団への誘いには、アストロ球団の目標が米大リーグ打倒と知ってか快諾している。ただそもそも江夏になりすました理由は判然としない。初期は好んでオートバイを乗り回していた。

: 数々の試練を経て、幾多の魔球を生み出す<ref>持ち球である秘球・魔球はドロップに属する「落ちる変化球」を主体とし、身体負担から投球数が制限されがちであったが、最終型に当たるファントム魔球においては落差45cmを実現しながらも投球回数制限がなくなったようで、ビクトリー戦内で披露を含め21球投げている(22球目は疲労から変化せず)。ただし連投により威力が弱まる性質があり、球四郎とバロンには本塁打を浴びている。</ref>。ロッテ戦よりシュウロにチームの指揮を任される。勝つためにはドリルをも素手で握り、鎖骨を骨折しても打席に立つ男。自らに頼み一試合完全燃焼を地で行く熱血漢で、前後の見境がなくなったり、有頂天になったりすることもあるものの、場数を踏むたびに、チームリーダーとして冷静に状況を見渡す能力や、チームメイトを大局から嗜めたりする統率力を発揮し、主将として相応しく成長していく。左ヒジにボール形のアザを持つ。'''[[ジャコビニ流星群|ジャコビニ流星]]打法'''。'''三段[[カーブ (球種)|ドロップ]]'''。'''[[スカイラブ計画|スカイラブ]]投法'''。'''七色の変化球'''。'''ファントム大魔球'''。

: 数々の試練を経て、幾多の魔球を生み出す<ref>持ち球である秘球・魔球はドロップに属する「落ちる変化球」を主体とし、身体負担から投球数が制限されがちであったが、最終型に当たるファントム魔球においては落差45cmを実現しながらも投球回数制限がなくなったようで、ビクトリー戦内で披露を含め21球投げている(22球目は疲労から変化せず)。ただし連投により威力が弱まる性質があり、球四郎とバロンには本塁打を浴びている。</ref>。ロッテ戦よりシュウロにチームの指揮を任される。勝つためにはドリルをも素手で握り、鎖骨を骨折しても打席に立つ男。自らに頼み一試合完全燃焼を地で行く熱血漢で、前後の見境がなくなったり、有頂天になったりすることもあるものの、場数を踏むたびに、チームリーダーとして冷静に状況を見渡す能力や、チームメイトを大局から嗜めたりする統率力を発揮し、主将として相応しく成長していく。左ヒジにボール形のアザを持つ。'''[[ジャコビニ流星群|ジャコビニ流星]]打法'''。'''三段[[カーブ (球種)|ドロップ]]'''。'''[[スカイラブ計画|スカイラブ]]投法'''。'''七色の変化球'''。'''ファントム大魔球'''。

; 上野球二(うえの きゅうじ、旧名:球太 アストロツー):3番・捕手(注:ブラック球団戦) 背番号2

; 上野球二(うえの きゅうじ、旧名:球太 アストロツー):3番・捕手(注:ブラック球団戦) 背番号2


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:[[|西]][[|]][[DeNA|]][[|]]L<ref>宿</ref>''''''

; 上野球二(うえの きゅうじ=2代目、旧名:不明 アストロツー):2番・捕手 背番号2

; 上野球二(うえの きゅうじ=2代目、旧名:不明 アストロツー):2番・捕手 背番号2


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:[[熊本県]]出身だが身内はいない<ref name=":0" />。県立阿蘇高校([[熊本県立阿蘇高等学校|同名の学校]]が実在する)の野球部敷地内に[[学生服]]姿で初登場する。野球がしたい一念で、アストロ球団のマネージャーとなる小柄な少年。登場後しばらくは[[急性灰白髄炎|小児麻痺]]を患っていて左手を開くことができず選手としての戦力にはならなかったが、鉄球を使った特訓で打席に立って球一の三段ドロップのマスターに貢献する。またアストロナインのために[[ミックスジュース]]を徹夜で作るなど、内助の功でアストロ球団を支えた。特に初代球二を尊敬していたが、彼の死を目の当たりにし初代球二の命を奪った無七志の殺人L字投法を打ち破る力を得ることを強く祈念し、落雷を受ける。落雷の影響で小児麻痺が完治、開かれた左手の平にボール形のアザがあり真のアストロ超人として覚醒。超人として覚醒したあとは、2代目アストロツー・上野球二を襲名し、小兵の強肩<ref>掲載プロフィールによると、座ったままライナーでバックスクリーンまで投げられる。また頭脳プレイは巨人・[[森祇晶|森]]をしのぐともあるが、作中では判断ミスも目立ちそこまでの印象は受けない。ロッテ戦まではバッテリー間のサインが存在せず球一主導で投げていた点からも、球二が采配に関わる機会が少なかった事が見受けられるが、逆にどんな球でもノーサインで捕逸せずに捕れる事実が超人捕手としての本領なのかもしれない。その後、超人の驕りを反省したのか、ビクトリー戦ではバッテリー間で盛んなサイン交換が行われている。</ref>捕手として活躍する。同年(全員同じ誕生日)の他のメンバーに対しても常に敬語を使い、コンディションに気を配る真面目で心優しい性格。襲名前はチビスケと呼ばれており本名は一切不明。好物は[[ところてん]]<ref name=":1" />。'''ウルトラダイコン切り'''。'''ヤリ投げ打法'''。

; 伊集院球三郎(いじゅういん きゅうさぶろう、旧姓:陣 アストロスリー):3番・一塁手 背番号3

; 伊集院球三郎(いじゅういん きゅうさぶろう、旧姓:陣 アストロスリー):3番・一塁手 背番号3

: [[東京都]]生まれ<ref name=":1">少年ジャンプ掲載時のプロフィールより。</ref><ref>何故か鹿児島出身でない点については太田出版の『アストロ球団メモリアル』でも指摘されている。陣家の嫡子として誕生しているため、陣夫人が東京で出産したと推測される。なお球三郎は陣流拳法総本山・地獄門を球六と訪れた際、「父や母をうばいさった地獄門」と述懐しているが、これが実親の陣夫妻、継親の伊集院夫妻の何れを指すのかは不明である。</ref>、[[鹿児島県]]で陣流拳法総帥家の次男として育つ。県立伊集院高校([[鹿児島県立伊集院高等学校|同名の学校]]が実在する)に通っていた描写がある<ref>高三の夏まで高校に在籍していた描写は、球三郎の境遇変遷の期間を非常に狭めている。レース事故より蘇生してアストロに移籍した期日が同年の12月9日と確定しているため、レーサーとしてはほんの数ヶ月しか活動できない。</ref>(アストロ・ナインで唯一、過去が描写されている)。父を失い兄と決別した後は上京し、[[日本グランプリ (4輪)|日本グランプリ]]を優勝<ref>前注から導かれる矛盾点の一つ。球三郎のレーサー活動は[[1972年]](昭和47年)内後半に限定されるが、同年の日本グランプリは5月3日開催であり、球三郎の参加は不可能である。</ref>する等、レーサーとして頭角を現していたが、レース中の事故で瀕死の重傷を負い失明。1度は心臓も止まり死亡したものの、シュウロたちの手により遺体安置室から運び出され、[[パラシュート]]降下の衝撃で心臓が動き出し命を吹き返す。蘇生後は失明しているものの聴覚に頼る心眼で数々の超人的な守備と打撃に開眼<ref>この順応の早さには、陣流拳法後継者の一人として幼少時より兄と共に修行を重ねた恩恵も寄与していると考えられる。</ref>、ロッテ戦では決勝打を放つ。兄として現・陣流拳法総帥である伊集院大門(後述)がおり、ビクトリー戦では兄と因縁の死闘を繰り広げるが、実は陣流拳法先々代総帥・陣平助の子であり、先代総帥・伊集院千岩に引取られていた。右足<ref>唯一、アザそのものが誌面に露出する事がなかった超人である。掲載プロフィールでは「右足」と明記されているが、ロッテ戦・ビクトリー戦における超人結集時のアザの疼きの際は、左脚を抱える描写が見られる。なおパチスロ版の画面表示においてのみ、右足ソックスの破れ目からアザが露出するカットが描かれている。</ref>の裏にボール形のアザがある。その女性と見まがうほどの美形のルックスから、女性ファンが多い。別名・少年ジャンプの貴公子。性格は冷静沈着で内省的、話し方も常に敬語かつ上品(回を追うごとに丁寧になっている)。熱血漢の多いアストロ球団の面々の中で異彩を放つが、試合で相手を負傷退場させた回数は、アストロナインの中でもっとも多い。また洞察力はチーム内でも群を抜いており、数々の危機を救う。'''[[ビリヤード]]打法'''。'''飛燕活殺円法'''。<!--余談だが、ドラマ版ではよく見えているようだ。-->

: [[東京都]]生まれ<ref name=":1">少年ジャンプ掲載時のプロフィールより。</ref><ref>何故か鹿児島出身でない点については太田出版の『アストロ球団メモリアル』でも指摘されている。陣家の嫡子として誕生しているため、陣夫人が東京で出産したと推測される。なお球三郎は陣流拳法総本山・地獄門を球六と訪れた際、「父や母をうばいさった地獄門」と述懐しているが、これが実親の陣夫妻、継親の伊集院夫妻の何れを指すのかは不明である。</ref>、[[鹿児島県]]で陣流拳法総帥家の次男として育つ。県立伊集院高校([[鹿児島県立伊集院高等学校|同名の学校]]が実在する)に通っていた描写がある<ref>高三の夏まで高校に在籍していた描写は、球三郎の境遇変遷の期間を非常に狭めている。レース事故より蘇生してアストロに移籍した期日が同年の12月9日と確定しているため、レーサーとしてはほんの数ヶ月しか活動できない。</ref>(アストロ・ナインで唯一、過去が描写されている)。父を失い兄と決別した後は上京し、[[日本グランプリ (4輪)|日本グランプリ]]を優勝<ref>前注から導かれる矛盾点の一つ。球三郎のレーサー活動は[[1972年]](昭和47年)内後半に限定されるが、同年の日本グランプリは5月3日開催であり、球三郎の参加は不可能である。</ref>する等、レーサーとして頭角を現していたが、レース中の事故で瀕死の重傷を負い失明。1度は心臓も止まり死亡したものの、シュウロたちの手により遺体安置室から運び出され、[[パラシュート]]降下の衝撃で心臓が動き出し命を吹き返す。蘇生後は失明しているものの聴覚に頼る心眼で数々の超人的な守備と打撃に開眼<ref>この順応の早さには、陣流拳法後継者の一人として幼少時より兄と共に修行を重ねた恩恵も寄与していると考えられる。</ref>、ロッテ戦では決勝打を放つ。兄として現・陣流拳法総帥である伊集院大門(後述)がおり、ビクトリー戦では兄と因縁の死闘を繰り広げるが、実は陣流拳法先々代総帥・陣平助の子であり、先代総帥・伊集院千岩に引取られていた。右足<ref>唯一、アザそのものが誌面に露出する事がなかった超人である。掲載プロフィールでは「右足」と明記されているが、ロッテ戦・ビクトリー戦における超人結集時のアザの疼きの際は、左脚を抱える描写が見られる。なおパチスロ版の画面表示においてのみ、右足ソックスの破れ目からアザが露出するカットが描かれている。</ref>の裏にボール形のアザがある。その女性と見まがうほどの美形のルックスから、女性ファンが多い。別名・少年ジャンプの貴公子。性格は冷静沈着で内省的、話し方も常に敬語かつ上品(回を追うごとに丁寧になっている)。熱血漢の多いアストロ球団の面々の中で異彩を放つが、試合で相手を負傷退場させた回数は、アストロナインの中でもっとも多い。また洞察力はチーム内でも群を抜いており、数々の危機を救う。'''[[ビリヤード]]打法'''。'''飛燕活殺円法'''。<!--余談だが、ドラマ版ではよく見えているようだ。-->

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; 三荻野球五(みおぎの きゅうご、旧名:球一 アストロファイブ):5番・三塁手 背番号5

; 三荻野球五(みおぎの きゅうご、旧名:球一 アストロファイブ):5番・三塁手 背番号5


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; 高雄球六(たかお きゅうろく、元・カミソリの竜 アストロシックス):6番・遊撃手 背番号6

; 高雄球六(たかお きゅうろく、元・カミソリの竜 アストロシックス):6番・遊撃手 背番号6


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; 明智球七(あけち きゅうしち、旧名:球七郎 アストロセブン):1番・左翼手 背番号7

; 明智球七(あけち きゅうしち、旧名:球七郎 アストロセブン):1番・左翼手 背番号7

: 「ホームラン掃除人」、「人間ロケット」のあだ名を持つ火の玉ファイター。チーム一の小兵<ref>シュウロの分析によると当初は「長打力はない」と評価されていたが、バント以外のヒッティングでも毎試合、外野を抜ける長打を連発している。このためアストロ打線は事実上切れ目がなく、相手側の魔球や超守備で防ぐ手がない場合、毎イニングが大量得点のチャンスであり、ブラック戦と番外編では10得点以上の[[ビッグイニング]]が発生してしまっている。</ref>で、驚異的な俊足と身軽さを誇る不動の核弾頭。多彩なバント系攻撃と、双子の弟・球八とのコンビによる超人的な外野守備を得意とする。登場当初は[[オリックス・バファローズ|阪急]]に入団しており、球一(当時球児)達を見下していた。彼らの挑戦を受け数々の打法を打ち破るものの、球一(球児)のジャコビニ流星打法の前についに敗北しアストロへ入団。減らず口を叩くが情に厚く、チームをまとめるために率先して憎まれ役をつとめるなど、勝利への執念は人一倍である。火の玉ガッツでチームを牽引する反面、その体を張ったプレーから常に生傷が絶えない、球一に輪をかけた熱血野郎。ロッテ戦での、死線を彷徨いながらもたった1点、1勝に命を賭ける球七の執念が、のちにアストロ球団の信条になる「一試合完全燃焼」を生んだ。ビクトリー戦では、試合終盤で右足の[[アキレス腱]]を切っても他の超人に内緒で守備に立ち続け、最終回では「走れなければ飛べば良い」と執念の回転跳躍走塁を披露、決勝のホームを踏む。球一の負傷治療や戦線離脱時、および番外編で別行動を取っていた時は率先してナインの指揮を執り、事実上の副主将として行動する。胸の中央にボール形のアザ。'''超人守備'''。'''超人バント'''。

: 「ホームラン掃除人」、「人間ロケット」のあだ名を持つ火の玉ファイター。チーム一の小兵<ref>当初、シュウロの分析によると「長打力はない」と評価されていたが、実際はバント以外のヒッティングでも、外野を抜ける長打を毎試合連発している。このためアストロ打線は事実上切れ目がなく、相手側の魔球や超守備で防ぐ手がない場合、毎イニングが大量得点のチャンスであり、ブラック戦と番外編では10得点以上の[[ビッグイニング]]が発生してしまっている。</ref>で、驚異的な俊足と身軽さを誇る不動の核弾頭。多彩なバント系攻撃と、双子の弟・球八とのコンビによる超人的な外野守備を得意とする。登場当初は[[オリックス・バファローズ|阪急]]に入団しており、球一(当時球児)達を見下していた。彼らの挑戦を受け数々の打法を打ち破るものの、球一(球児)のジャコビニ流星打法の前についに敗北しアストロへ入団。減らず口を叩くが情に厚く、チームをまとめるために率先して憎まれ役をつとめるなど、勝利への執念は人一倍である。火の玉ガッツでチームを牽引する反面、その体を張ったプレーから常に生傷が絶えない、球一に輪をかけた熱血野郎。ロッテ戦での、死線を彷徨いながらもたった1点、1勝に命を賭ける球七の執念が、のちにアストロ球団の信条になる「一試合完全燃焼」を生んだ。ビクトリー戦では、試合終盤で右足の[[アキレス腱]]を切っても他の超人に内緒で守備に立ち続け、最終回では「走れなければ飛べば良い」と執念の回転跳躍走塁を披露、決勝のホームを踏む。球一の負傷治療や戦線離脱時、および番外編で別行動を取っていた時は率先してナインの指揮を執り、事実上の副主将として行動する。胸の中央にボール形のアザ。'''超人守備'''。'''超人バント'''。

; 明智球八(あけち きゅうはち アストロエイト):7番・中堅手 背番号8

; 明智球八(あけち きゅうはち アストロエイト):7番・中堅手 背番号8

: 兄・球七を放り投げてホームランを阻止する巨漢の弟。その姿から「人間起重機」、「人間発射台」の異名を持つ。シーンによっては、身長が数十メートル以上あるのではと思わせるくらいに大柄に描かれており、ホームであるアストロ球場のベンチにもまともに入れず、描写がカットされる事もある<ref>ベンチ内に収まらず、外で一人ベンチスペースの外枠に肘をかけて寛ぐような状態であるため、当然ベンチ内での超人同士の会話には参加できず、攻撃回での描写は極端に少ない。また他の超人たちと一緒の構図に収めづらいため一人省略されたり、劇中の重要な瞬間を見守る全員を同時に多数のコマ毎に割り振られて描かれるカット(たとえば「球一と氏家の相打ち」「ビクトリー戦の最後の一球」など)でもなぜかコマが充てがわれず、描かれるのが「球八以外のナイン全員」になる場合があった。</ref>。兄と共に阪急に入団するも、ジャコビニ流星打法に敗れアストロへ入団。球七とは対照的に体に似合わず気が小さく、それが仇になることがロッテ戦等で垣間見られた<ref>球一が倒れた際に軽い気持ちで志願してマウンドに登るも、坂本の2ランホーマーを浴び萎縮、その後もストライクが入らず四球を連発して1イニング計4点を失った。</ref>。しかし、ビクトリー球団のラフプレーには攻撃を受けながら反撃せず直立不動、正道野球の尊さとデスマッチの愚かさを説いて両ナインを正道野球へと導き、強い意志を持つようになった。守備に比して打撃はやや苦手なのか下位打線を打つことが多いが、バットに当たればその巨体と怪力を生かした豪打を見せる<ref>打線の中軸である球一・球三郎に次いで、試合内での本塁打を複数記録している。打順が上である球五・球六に本塁打の描写がなかったのに対して十分派手な活躍と言える。</ref>。額にボール形のアザ。'''超人守備'''。'''水爆打法'''。

: 兄・球七を放り投げてホームランを阻止する巨漢の弟。その姿から「人間起重機」、「人間発射台」の異名を持つ。シーンによっては、身長が数十メートル以上あるのではと思わせるくらいに大柄に描かれており、ホームであるアストロ球場のベンチにもまともに入れず、描写がカットされる事もある<ref>ベンチ内に収まらず、外で一人ベンチスペースの外枠に肘をかけて寛ぐような状態であるため、当然ベンチ内での超人同士の会話には参加できず、攻撃回での描写は極端に少ない。また他の超人たちと一緒の構図に収めづらいため一人省略されたり、劇中の重要な瞬間を見守る全員を同時に多数のコマ毎に割り振られて描かれるカット(たとえば「球一と氏家の相打ち」「ビクトリー戦の最後の一球」など)でもなぜかコマが充てがわれず、描かれるのが「球八以外のナイン全員」になる場合があった。</ref>。兄と共に阪急に入団するも、ジャコビニ流星打法に敗れアストロへ入団。球七とは対照的に体に似合わず気が小さく、それが仇になることがロッテ戦等で垣間見られた<ref>球一が倒れた際に軽い気持ちで志願してマウンドに登るも、坂本の2ランホーマーを浴び萎縮、その後もストライクが入らず四球を連発して1イニング計4点を失った。</ref>。しかし、ビクトリー球団のラフプレーには攻撃を受けながら反撃せず直立不動、正道野球の尊さとデスマッチの愚かさを説いて両ナインを正道野球へと導き、強い意志を持つようになった。守備に比して打撃はやや苦手なのか下位打線を打つことが多いが、バットに当たればその巨体と怪力を生かした豪打を見せる<ref>打線の中軸である球一・球三郎に次いで、試合内での本塁打を複数記録している。打順が上である球五・球六に本塁打の描写がなかったのに対して十分派手な活躍と言える。</ref>。額にボール形のアザ。'''超人守備'''。'''水爆打法'''。

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: 金田監督の指示にて球一に頭部死球を与える。リョウ坂本がセンターの守備に就いたため、指名打者制が消滅し打席にも立つ。

: 金田監督の指示にて球一に頭部死球を与える。リョウ坂本がセンターの守備に就いたため、指名打者制が消滅し打席にも立つ。

; [[金田正一]]:監督

; [[金田正一]]:監督


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=== 第三戦:ビクトリー球団 ===

=== 第三戦:ビクトリー球団 ===

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; '''[[正力亨]]''':オーナー

; '''[[正力亨]]''':オーナー

: 巨人軍フロント責任者。本来、巨人軍の最高責任者であるが、作中では川上監督が常時巨人軍の顔として陣頭に立っているため、登場機会は数少ない<ref>実在の正力は[[読売新聞グループ本社]][[社主]]、[[よみうりランド (企業)|株式会社よみうりランド]]取締役、[[日本テレビ放送網]]代表取締役副社長、[[報知新聞社]]社長を務めた大実業家である。また、ジャンプ初代編集長・[[長野規]]とは懇意の関係にあり、巨人軍の漫画化権を認め『[[侍ジャイアンツ]]』の掲載、さらにアニメ化への便宜を図っていた。これらへの忖度から、目立った悪役にはし辛かった可能性が考えられる。</ref>。対アストロ極秘会議ではオーナーとしての立場からマスコミ対応と資金調達を取り計う事を約束するが、早速球四郎にビクトリー球団の立上げ金 = 十億円を請求され、苦悶の末に支払う。最終章での球四郎たちの抗議に対しては、終始無言を貫いていた。

: 巨人軍フロント責任者。本来、巨人軍の最高責任者であるが、作中では川上監督が常時巨人軍の顔として陣頭に立っているため、登場機会は数少ない<ref>実在の正力は[[読売新聞グループ本社]][[社主]]、[[よみうりランド (企業)|株式会社よみうりランド]]取締役、[[日本テレビ放送網]]代表取締役副社長、[[報知新聞社]]社長を務めた大実業家である。また、ジャンプ初代編集長・[[長野規]]とは懇意の関係にあり、巨人軍の漫画化権を認め『[[侍ジャイアンツ]]』の掲載、さらにアニメ化への便宜を図っていた。これらへの忖度から、目立った悪役にはし辛かった可能性が考えられる。</ref>。対アストロ極秘会議ではオーナーとしての立場からマスコミ対応と資金調達を取り計う事を約束するが、早速球四郎にビクトリー球団の立上げ金 = 十億円を請求され、苦悶の末に支払う。最終章での球四郎たちの抗議に対しては、終始無言を貫いていた。


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; [[長嶋茂雄]]:4番・三塁手


: 5<ref></ref>

: 5<ref></ref>

; [[王貞治]]:3番・一塁手

; [[王貞治]]:3番・一塁手

: 当初から川上・長と行動をともにし、対アストロの極秘会議にも加わる。作中では球一(当時・球児)の二段ドロップに三振、球七(当時・球七郎)と球八にはホームランを捕られ、無七志のL字ボールで死にかけたりと、もっぱら超人達の美技を誇示する格好の対象にされてしまい、本領発揮は番外編までおあずけとなる。知念とやりあうギャグシーンもあった。

: 当初から川上・長と行動をともにし、対アストロの極秘会議にも加わる。作中では球一(当時・球児)の二段ドロップに三振、球七(当時・球七郎)と球八にはホームランを捕られ、無七志のL字ボールで死にかけたりと、もっぱら超人達の美技を誇示する格好の対象にされてしまい、本領発揮は番外編までおあずけとなる。知念とやりあうギャグシーンもあった。

; [[沢村栄治]]:投手

; [[沢村栄治]]:投手


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2024年6月24日 (月) 08:49時点における版

アストロ球団
ジャンル 野球漫画
漫画
原作・原案など 遠崎史朗
作画 中島徳博
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 1972年39号 - 1976年26号
巻数 全20巻
話数 全183話
テンプレート - ノート

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31976[76]?!?

TV


1992

1970199049宿OVA198990



20059

ゲーム

アストロ球団
決戦!! ビクトリー球団編
ジャンル 超人野球アドベンチャー
対応機種 PlayStation 2
開発元 サンライズインタラクティプ
発売元 サンライズインタラクティプ
人数 1人
メディア DVD-ROM
発売日 2005年11月23日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
テンプレートを表示

 !!PlayStation 220051123



CERO[77]9B7C調

使使


























2007JPS25

ART6ART

姿[78]7[79][80]



(一)^ 1975502023419744911151610

(二)^ 

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(26)^ 129

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(28)^ 

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(30)^ 

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(33)^ 

(34)^ ab

(35)^ 

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(38)^ [1]

(39)^ 10

(40)^ 

(41)^ 214

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(43)^ 

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(45)^ 

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(47)^ A

(48)^ 西宿15264西西2101

(49)^ BLACK

(50)^ (4.03(a))

(51)^ 退

(52)^ 

(53)^ 5551/10

(54)^ DH19752DH

(55)^ 9退1

(56)^ 5!!

(57)^ 調 -  NTV11171212 - 

(58)^   

(59)^ 

(60)^   

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(66)^ 

(67)^ abTV

(68)^ 

(69)^ 便

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(71)^ 

(72)^ 

(73)^ 姿

(74)^ 12

(75)^ 

(76)^ !!

(77)^ 

(78)^ 

(79)^ 

(80)^ 姿使