ガラスの林檎/SWEET MEMORIES
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「ガラスの林檎/SWEET MEMORIES」 | ||||
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松田聖子 の シングル | ||||
初出アルバム『『Seiko・plaza』』 | ||||
リリース | ||||
ジャンル | アイドル歌謡曲 | |||
レーベル |
CBS・ソニー (8cmCD含む) ソニー・ミュージックレコーズ (12cmCDのみ) | |||
作詞・作曲 |
松本隆・細野晴臣(#1) 松本隆・大村雅朗(#2) | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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松田聖子 シングル 年表 | ||||
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﹁ガラスの林檎/SWEET MEMORIES﹂︵ガラスのりんご/スウィート・メモリーズ︶は、1983年8月1日にリリースされた松田聖子の14枚目のシングルである。
品番:07SH 1366︵レコード︶
解説
●当時のプロデューサーが、サイモン&ガーファンクルの﹁明日に架ける橋﹂のような曲を作って欲しいと細野に依頼し、出来上がったバラードナンバー。[要出典]それでも当時21歳の松田は、この曲を見事に歌いこなしていると作詞家に言わせた︵下記参照︶。 ●リリースされて3週間でオリコンシングルチャートの1位を獲得した︵1983年8月15日付︶が、6週間でベスト10から一旦はダウンした。 しかし、当初B面︵カップリング曲︶であった﹁SWEET MEMORIES﹂がCM で大きな反響を呼び︵後述︶、両A面シングルとして新しいジャケットのものが発売され︵1983年10月20日発売。なお、オリコンシングルチャートでは一足早く1983年9月26日付から両A面表記になっている︶、10月31日付の同チャートで11週ぶりに1位に返り咲いた︵1位は合計2週︶。オリコンの調べでは、累計85万枚超を売り上げ、松田聖子のシングルとしては1996年の﹁あなたに逢いたくて〜Missing You〜/明日へと駆け出してゆこう﹂に次ぐセールスを記録している。CBSソニーの発表ではミリオンセラーを記録した[1]。また、次作の﹁瞳はダイアモンド/蒼いフォトグラフ﹂と1位・2位にランクされるなど、9週間︵2週集計分含む︶にわたり同時にベスト10入りしていた。 ●1989年には8cmCDとして、2004年には紙ジャケット仕様の完全生産限定盤12cmCD︵ジャケットは差し替え前のもの︶として再びリリースされている。 ●﹁ガラスの林檎﹂で、1983年の﹃第34回NHK紅白歌合戦﹄に出場、三日月のゴンドラに乗って登場した。﹁SWEET MEMORIES﹂でも紅白出場を果たしているが、こちらは発売から16年後の1999年の﹃第50回NHK紅白歌合戦﹄で披露となった。 ●﹁SWEET MEMORIES﹂のイントロは松武秀樹がシンセサイザーで創ったものである。松武によると、﹁口では表現できない、雪がシャーっという感じで、聴いてて気持ちいい音にしてくれ﹂と依頼され、﹁逆回転の音みたいなヒヤっとする冬﹂をイメージしたイントロを創作したとのことである。[要出典] ●2014年公開映画﹃渇き。﹄の劇中歌として﹁SWEET MEMORIES﹂が起用された。主人公と中学教師が過去の話をしている最中にカーラジオから流れている。 ●2002年公開映画﹃刑務所の中﹄にて消灯までの自由時間にて﹁SWEET MEMORIES﹂がシンセサイザーによる刑務所内のBGMで流れている。松田の声は入っていない。 ●﹁SWEET MEMORIES﹂の2番の冒頭部分は英語詞であるが、後に松田は英語の歌詞を歌うのが初めてだったこともあり戸惑ったと明かしている。また、本曲の全編英語歌詞バージョンも存在する。2015年現在も松田のコンサートやディナーショーのセットリストに組まれることの多い一曲である。CMによる反響
●﹁SWEET MEMORIES﹂はサントリーCANビールのCMソングであった。CMはアニメーションであり、登場人物がすべてペンギンになっている。ジャズバーで女性歌手が ﹁SWEET MEMORIES﹂︵2番の英語の歌詞の部分︶を歌い、それを聞いた客が感動して涙するというものであった。このCMペンギンのキャラクターが人気を呼んだため、東宝劇場用アニメ﹃ペンギンズ・メモリー 幸福物語﹄が製作された。 ●松田聖子が当時所属していた芸能事務所、﹁サンミュージックプロダクション﹂は話題作りのため、テレビCMで使われた﹁SWEET MEMORIES﹂にはあえて歌手名を出さなかった。すると、松田聖子の歌唱とは気づかずレコード会社2社から﹁歌っている新人歌手を自社で使いたい﹂という引き合いの電話が来たという[2]。後にCMに”唄/松田聖子”のクレジットが表示されるようになった。 ●作詞家の松本隆は後年﹁聖子さんの歌を作る時は、いつもその時点の彼女の2-3歩先を行く歌を作る。彼女は見事にそれに付いてくる。﹃SWEET MEMORIES﹄に関しては、彼女の10歩位先を行くように作った。作曲の大村雅朗氏と﹃今回は付いて来られないかな?難しすぎたかな?﹄とも話したが、彼女は見事に付いてきた﹂と賞賛した[3]。 ●2010年10月23日からオンエアされたサントリーの缶コーヒー﹁BOSS ホットシルキーブラック﹂のCM﹁ペンギン回想編﹂で、かつての﹁CANビール﹂アニメCMを松田聖子自らの出演による実写CMで再現された。収録曲
(一)ガラスの林檎︵3分57秒︶ ●作詞‥松本隆/作曲‥細野晴臣/編曲‥細野晴臣・大村雅朗 (二)SWEET MEMORIES︵4分35秒︶︵サントリーCANビールCM曲︶ ●作詞‥松本隆/作曲・編曲‥大村雅朗カバー
ガラスの林檎 ●Deniece Williams︵1991年、アルバム﹃ROMANTIQUE﹄収録︶ ●井上昌己︵2009年、アルバム﹃the covers of my color﹄収録︶ ●アン・サリー︵2012年、アルバム﹃fo:rest﹄収録︶ SWEET MEMORIES ●リタ・クーリッジ︵1984年、アルバム﹃美しき女︵ひと︶ LOVE FROM TOKYO﹄収録︶ ●スターダストレビュー︵1986年、アルバム﹃CHARMING﹄収録︶ ●高橋真梨子︵1989年、アルバム﹃紗﹄収録︶ ●Nicolette Larson︵1991年、アルバム﹃ROMANTIQUE﹄収録︶ ●スタイリスティックス︵1991年、アルバム﹃SWEET MEMORIES﹄収録︶ ●チャカと昆虫採集︵1991年、ライブアルバム﹃うたの引力実験室 ﹄収録︶ ●桂銀淑︵1999年、アルバム﹃桂銀淑全曲集'99 〜プリーズ…〜﹄等収録︶ ●上田正樹︵2000年、アルバム﹃Soulscape﹄収録︶ ●リリアン・デイビス︵2000年、アルバム﹃パリのカフェから﹄収録︶ ●伊東ゆかり︵2002年、アルバム﹃Touch Me Lightly﹄収録︶ ●flex life︵2002年、シングル﹃蜜蜂﹄のc/w︶ ●AJI︵2003年、シングル︶ ●サーカス︵2003年、アルバム﹃GOLDEN☆BEST 歌の贈り物﹄収録︶ ●沢知恵︵2005年、アルバム﹃わたしが一番きれいだったとき﹄収録︶ ●speena︵2005年、アルバム﹃candy lovely music!! 〜胸のボタンがはじけて〜﹄収録︶ ●山下久美子 feat. 麗蘭︵2005年、アルバム﹃Duets﹄収録︶ ●オリビア・オン︵2006年、アルバム﹃A Girl Meets Bossanova 2﹄収録︶ ●小島麻由美︵2006年、松田聖子トリビュート・アルバム﹃Jewel Songs ~Seiko Matsuda Tribute & Covers~﹄収録︶ ●aya︵2007年、アルバム﹃80’S HIT PARADE VOL.1﹄収録︶ ●篳篥奏者の東儀秀樹︵2007年、オリジナルアルバム﹃OUT OF BORDER﹄にて同曲をしっとりとした大人なジャズテイストにアレンジしカバー。︶ ●中西保志︵2007年、アルバム﹃STANDARDS2﹄収録︶ ●山崎まさよし︵2007年10月31日発売の﹃COVER ALL HO!﹄収録︶ ●桑田佳祐︵2008年、ライブビデオ﹁昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦﹂︶ ●つじあやの︵2008年、アルバム﹃COVER GIRL2﹄収録︶ ●Donna Fiore︵2008年、アルバム﹃fiore﹄収録︶ ●大沢誉志幸︵2008年、アルバム﹃Season's greetings~春﹄収録︶ ●菊地成孔︵2009年、映画﹃KIKOE﹄監督‥岩井主税、収録︶ ●倖田來未︵2010年、アルバム﹃ETERNITY〜Love & Songs〜﹄収録︶ ●シン・スンフン︵2010年、アルバム﹃My Favorite﹄収録︶ ●和田アキ子 ●工藤静香︵ダイハツ工業﹁Tanto﹂のコマーシャルでカバー。ノベルティとしてCDが製作されたが、2007年現在商品化されていない。︶ ●Flower (2015年、アルバム﹃花時計﹄収録) ●小山田壮平&イエロートレイン︵2015年、トリビュートカバーアルバム﹃風街であひませう﹄収録︶[4] ●渋谷すばる︵2016年、アルバム﹃歌﹄収録[5]︶ ●May J.︵2016年、カバーアルバム﹃Sweet Song Covers﹄に収録[6]︶関連作品
●ガラスの林檎 ●オリジナルアルバム未収録 ●﹃Seiko・plaza﹄ ●﹃Seiko Box﹄ ●﹃LOVE BALLADE﹄ ●﹃Seiko Monument﹄ ●﹃Bible II﹄ ●﹃Complete Bible﹄ ●﹃Best of Best 27﹄ ●﹃Premium Diamond Bible﹄ ●﹃Diamond Bible﹄ ●SWEET MEMORIES ●オリジナルアルバム未収録 ●﹃Seiko・plaza﹄ ●﹃Touch Me, Seiko﹄ ●﹃Seiko・Town﹄ ●﹃Seiko Box﹄ ●﹃Seiko Monument﹄ ●﹃Bible﹄ ●﹃Complete Bible﹄ ●﹃Ballad 〜20th Anniversary﹄ ●﹃﹃LOVE﹄ Seiko Matsuda 20th Anniversary Best Selection﹄ ●﹃Best of Best 27 ︵13︶﹄ ●﹃風街図鑑﹄︵松本隆作詞活動30周年記念CDBOX︶ ●﹃Premium Diamond Bible﹄ ●﹃Diamond Bible﹄ ●SWEET MEMORIES (Cinema Version) ●オリジナル・サウンドトラック﹃ペンギンズ・メモリー 幸福物語﹄ ●﹃LOVE BALLADE﹄ ●SWEET MEMORIES (New Version) ●﹃Sweet Memories'93﹄ ●﹃Bible II﹄ ●CD選書インフォメーションCD﹃mydoカードの正しい使い方ご案内CD﹄︵1993年に出光興産のガソリンスタンドでプロモーション用に配布されたCD︶ ●SWEET MEMORIES (English Version) ●﹃A Touch of Destiny﹄脚注
(一)^ 日経流通新聞・編﹃昭和60年感覚 このビジネス・チャンスをのがすな﹄光文社︵カッパ・ビジネス︶、1985年、202-203頁。ISBN 4334011764
(二)^ 相澤秀禎 ﹃人気づくりの法則﹄︵東洋経済新報社 1988年4月23日︶ ISBN 978-4492553091
(三)^ 加藤みのり﹁あの日に帰る名曲物語 1983年﹂﹃女性セブン﹄第50巻第11号︵3月22日号︶、小学館、2012年3月、131頁、NCID AA11771074。
(四)^ “松本隆トリビュートに細野晴臣、YUKI、マサムネ、小山田壮平ら参加”. 音楽ナタリー (2015年5月4日). 2015年5月26日閲覧。
(五)^ “関ジャニ∞渋谷すばる初ソロアルバムで宇多田、サザンらカバー”. 音楽ナタリー (2015年12月7日). 2015年12月7日閲覧。
(六)^ “May J.カバーアルバム第3弾で日本の名曲歌う”. 音楽ナタリー (2016年1月5日). 2016年1月5日閲覧。