和製英語
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和製英語︵わせいえいご︶とは、英語の単語を組み合わせることにより造られた、英語風に聞こえるが英語のネイティブスピーカーには通じない外来語の語句・表現の事である。
用語概要
日本ではジャパニーズイングリッシュとも呼ばれる︵この語自体も和製英語︶。また欧米には存在せず、日本独自のものを英語風に名づけて普及した言葉も含まれる。 日本語の文脈の中で用いられるので、日本語の語彙の一部︵語種としては﹁外来語﹂︶である。英語の文脈の中で用いられるものはEngrishを参照のこと。なお、和製英語の中には、その後英語でも使われて、定着したものもある。そのようなものは、広義では日本語から英語への借用に含まれる。用語解説
和製英語は、本来は英語風の語句だけを指す。他の欧米系の言語風のものも含めて表す和製外来語という言葉もあるが、専門家以外には使用されることは少なく、一般的な会話などでは、欧米系を中心とした外来語風の語句もまとめて和製英語と呼ばれることがある。 英語の語句を原義とは異なる意味で使用しているものや、動詞であるものを名詞の如く扱って単語を組み合わせているもの、さらには、日本語的に略して発音しているものや、もともとの英語を日本独自の発音で言い習わしているものも含めて、広義の和製英語に含めることがある。これらはしばしば﹁誤用﹂とされる。[要出典] 和製英語は、日本語の母語話者の間で流通するだけであれば誤解を引き起こす恐れは少ないものの、本来の英語表現であると誤認して英語として使用し誤解の原因になったり、日本語を学ぶ英語圏の人が違和感を覚えたりすることがある。これは、英語以外の言語︵フランス語やドイツ語、オランダ語など︶に由来するのに、英語由来だと勘違いされる外来語でも同様である。 英語は世界の多くの地域で使われる言語なので、語形・用法のゆれは、日本語の方言とは比較にならないほど多様である。和製英語の一部は、日本での英語の用法として理解されている場合もある。英語教師などは和製英語の範囲を広くとらえ、英語コンプレックスをかきたてる傾向にある。[要出典]かつてイギリス英語から導入された語が、現在の英語教育の主流であるアメリカ語としては通用しないために﹁和製英語﹂とされることも良くある。[要出典] また、略語の作り方は、英語流と日本語流とでは大きく異なる。 以下では、広義のものも含めた和製英語の例を分類して一覧する。[要検証]頭書の定義にあてはまらないが、同様の問題を起こしうる語については英語風日本語を参照。和製英語の例
( ) 内は対応する英語。完全な日本独自の造語
あ行
●アイスキャンデー ︵﹁ice pop﹂、﹁Popsicle﹂など︶ ※ ﹁ice cream﹂と﹁candy﹂より。イギリスの﹁ice lolly﹂などの言葉もあり。 ●アイデアマン ●アダルトゲーム (﹁porn game﹂) ﹁adult game﹂と表記することもある。 ●アダルトサイト (﹁porn site﹂) ●アドバルーン (﹁advertising balloon﹂) ※アド (﹁ad﹂) は広告 (﹁advertising﹂、﹁advertisement﹂) の意味で普通に使われるが、﹁ad balloon﹂とは言わない。 ●アフターサービス (﹁customer service﹂、﹁user support﹂、﹁after-care﹂、﹁service﹂) ●アフレコ 、アフター・レコーディング (﹁dubbing﹂) ※映画の製作などで映像に後から音声を追加するという意味合いの言葉。 ●[[﹁RV﹂|アールブイまたは ﹁RV﹂]] ︵米国の ﹁truck﹂、﹁van﹂、﹁SUV﹂に相当︶ ※日本の業界関係者︵産業界およびメディア︶ が、主にアウトドア志向レジャー向け車輌をプロモーションするための日本独自定義用語として、米国でキャンピングカーを表す﹁﹁RV﹂﹂の表現を当てはめて、意図的に使用したもの。意味はレクリエーショナル・ビークル︵レジャー向けの車︶であると解説される。 ●インディー・ジョーンズ (﹁Indiana Jones﹂) ●ウィンドオーケストラ (﹁band﹂、﹁wind ensemble﹂、﹁concert band﹂、﹁wind symphony﹂など) ※吹奏楽。東京佼成ウインドオーケストラが初めて使って以降、使われるようになった語。 ●﹁LLC﹂エルエルシー ロングライフクーラント (﹁antifreeze coolants﹂) ※米国での﹁LLC﹂はリンク先参照。 ●エフェクター ︵﹁effects unit pedal﹂、﹁stomp box﹂︶ ●オイルショック (﹁energy crisis﹂、﹁oil crisis﹂) ●オーダーメイド (﹁custom-made﹂、﹁custom﹂、﹁tailor-made﹂、﹁made to order﹂) ●オートバイ (﹁motorcycle﹂、﹁motorbike﹂) ●オーバーコール︵テニス︶ (﹁overrule﹂) ※線審の判定を主審が却下し改めて判定すること ●オフィスレディー﹁OL﹂︵説明的に言うなら ﹁female office worker﹂︶ ●オリジナルビデオ、Vシネマ、﹁DVD﹂ドラマ、﹁OV﹂ ●オリジナルビデオアニメ、ビデオアニメ、﹁DVD﹂アニメ、﹁OVA﹂か行
●カーボーイ (﹁cowboy﹂) 牧童。水野晴郎が映画真夜中のカーボーイにて使用した造語。あえて間違った表記をすることで、単なる﹁牧童﹂ではなく﹁カー︵=自動車︶ボーイ﹂という都会的なイメージを字面から演出する目的があった。 ●カラーシャツ (﹁collared shirt﹂) ●ガソリンスタンド (米国 ﹁gas station﹂、英国 ﹁petrol station﹂) ●ガッツポーズ (﹁victory pose﹂) ※ボクサーガッツ石松由来、および雑誌﹁ガッツボウリング﹂由来の両説がある。 ●キックボクシング (﹁kickboxing﹂) ※プロモーター︵興行主︶である野口プロモーションの野口修が命名。英語としても定着。 ●キャッチコピー (単に﹁copy﹂または﹁sales message﹂) ●キャッチボール (﹁play catch﹂、﹁catch﹂、﹁a game of catch﹂) ﹁catch the ball﹂は﹁ボールをキャッチする﹂。 ●クラシックパンツ ︵褌は﹁loincloth﹂︶ ●グループサウンズ (﹁mod-rock group﹂) ※英語の﹁sound﹂に音楽の意味は無い。 ●グレードアップ (﹁upgrade﹂、﹁update﹂) ●ゲームセンター、ゲーセン (﹁arcade﹂、﹁video arcade﹂、﹁amusement arcade﹂) ●ゴールデンタイム (﹁prime time﹂) ※テレビ業界で夜﹁19﹂~﹁22﹂時頃のこと。プライムタイムは日本のテレビ業界では夜﹁19﹂~﹁23﹂時頃のことを指す。 ●コンセント (米国 ﹁outlet﹂、英国 ﹁socket﹂) ※﹁concentric﹂+ ﹁plug﹂の省略形か。さ行
●サイドブレーキ (﹁hand brake﹂、﹁parking brake﹂、﹁emergency brake﹂) ●サインペン (﹁marker﹂) ●サラリーマン ※俸給を受ける人の意味なら﹁salaried man﹂または﹁business man﹂が正しい。多用される事務労働者は﹁office worker﹂が近い。 一方、近年、﹁勤勉で過酷な労働条件にも文句を言わず、閉鎖的で独特な商習慣を固持する﹂という日本型ビジネスマンのイメージから、﹁salaryman﹂という単語が﹁日本の典型的なビジネスマン﹂という意味合いのスラングとして英語圏でも用いられている。 ●サンオイル ︵日焼けをしないようにするのは﹁sunscreen﹂。日焼けするためのものは﹁suntan oil﹂︶ ●シートノック (﹁seat knock﹂) 正しくは﹁fielding practice﹂ ●ジーパン (﹁jeans﹂) ※﹁ジーパン﹂は﹁jeans pants﹂の略と思われがちだが、本来は﹁﹁GI﹂︵アメリカ軍兵士︶のパンツ﹂の略。 ●ジャパニーズイングリッシュ (﹁an English word coined in Japan﹂、﹁Janglish﹂) ●スキンシップ (﹁personal contact﹂、﹁physical contact﹂) ●スタンドプレー (﹁grandstand play﹂) ●スーツアクター ※該当語無し。ハリウッドでは﹁stuntman﹂︵スタントマン︶の役割の一部。 ●スモークハラスメント (﹁smoke harassment﹂) ※喫煙による迷惑行為を示す造語、海外ではパワーハラスメント等とされる。 ●スモールライト (米国 ﹁parking light﹂、英国 ﹁side light﹂) ●セキュリティポリス ︵﹁security police﹂は英語圏では警備公安警察である。セキュリティポリスを指す場合、英語圏では﹁bodyguard﹂の語が使われる。︶ ●セミダブル(﹁small double﹂) セミ(﹁semi﹂)とは半分を意味する言葉で、ダブル(﹁double﹂)とは2つを意味する言葉なのでセミダブルとは﹃2つの半分﹄と言う意味になってしまうため、この言葉の使い方は、英語圏では使われない。シングルとダブルの間のサイズは、スモールダブル(﹁small double﹂)と呼ぶ。 ●ソープランド︵トルコ風呂の代用語として今日に至るまで使用︶た行
●タイムリーヒット (﹁RBI hit﹂、﹁clutch hit﹂) ●﹁ダウンロードオンリーメンバー﹂︵蔑んで呼ぶ場合は ﹁leech﹂︶ ●ダストボックス (米国 ﹁garbage can﹂、﹁trash can﹂(﹁box﹂)、 英国 ﹁dustbin﹂、﹁rubbish bin﹂) ●チャイナドレス (﹁cheongsam﹂) ●チェンジレバー (米国 ﹁gearshift﹂、英国 ﹁gear lever﹂) ●﹁TPO﹂ ●デコレーションケーキ (﹁fancy cake﹂) ●デッドボール (﹁hit by pitch﹂) ※﹁デッドボール﹂は、投球が打者に当たった際に宣言される、プレイ中断を意味する﹁ball dead﹂に由来か。 ●テレビゲーム (﹁video game﹂) ●テレビ電話 (﹁video phone﹂) ●テンキー (﹁numeric keypad﹂) ●電子レンジ (﹁microwave oven﹂、﹁microwave﹂) ●トランプ (﹁playing cards﹂) ※﹁trump﹂は切り札の意味。﹁playing card﹂はトランプカード1枚。 ●ドラ︵麻雀︶ ※一説には英語の﹁dragon﹂より。 ●ドランクモンキー (﹁Drunken Master﹂) ※ジャッキー・チェンの役柄を﹁モンキー﹂と称するのは日本のみである。 ●ドル (﹁dollar﹂) ※﹁ドルラル﹂という読みが短縮された。な行
●ニューハーフ ●ノースリーブ (﹁sleeveless﹂) ※﹁袖無し﹂の意味で用いられるが、英語では接尾辞﹁~less﹂が用いられる。ブラジャーを着けていない﹁ノーブラ﹂も同様に﹁braless﹂となる。 ●ノートパソコン (﹁laptop﹂、﹁laptop PC﹂、﹁notebook﹂、﹁notebook PC﹂)は行
●バージョンアップ (﹁update﹂、﹁upgrade﹂) ※バグの修正や小規模な改変は﹁update﹂、新たな機能の追加などは﹁upgrade﹂︵前者は無料、後者は有料のことが多い︶。 ●ヴァージンロード (﹁aisle﹂) ●野球場のバックネット (﹁backstop﹂) ●バックミラー (﹁rearview mirror﹂) ●バスジャック (﹁bus hijacking﹂) ※バスのハイジャック、となる。﹁jack﹂に俗語としてハイジャック、強盗という意味があるが、﹁bus jack﹂という言い方はしない。 ●パワースポット ※対応する英語無し。 ●パンティストッキング、パンスト (﹁pantyhose﹂) ●ビニールハウス (﹁greenhouse﹂、﹁plastic greenhouse﹂、﹁hot house﹂)※英語の﹁Vinylhouse﹂は、別の意味になる。 ●ファミリーレストラン、ファミレス (﹁casual dining restaurant﹂、﹁diner﹂)※﹁family restaurant﹂は米国では通用する。 ●フードファイター︵﹁competitive eater﹂︶ ●ブックカバー (﹁dust jacket﹂) ※﹁book cover﹂は、アメリカの学校で教科書をカバーする際に使う紙、ゴム製のカバーを指す。 ●プッシュホン (﹁touch-tone phone﹂) ●プラスアルファ (﹁additional value﹂) ※速く書いた+X を +α と読み間違えたもの ●フリーゲージトレイン﹁gauge change train﹂、﹁gauge changeable train﹂ ●フリーサイズ (﹁one-size-fits-all﹂) ●フリーソフト ︵﹁freeware﹂フリーウェア あるいは ﹁free software﹂フリーソフトウェア ただし、前者と後者は内容が全く異なるので、要注意︶ ●フリーダイヤル (﹁toll-free﹂) ●フリートーク (﹁free conversation﹂) ●プレイガイド (﹁ticket agency﹂) ●自動車のフロントガラス (米国 ﹁windshield﹂、英国 ﹁windscreen﹂) ●ペアルック (﹁same outfit﹂、﹁matching outfits﹂、﹁his 'n' hers﹂) ●ペーパードライバー (﹁driver on paper only﹂≒ ﹁sunday driver﹂) ※ペーパードライバー、﹁driver on paper only﹂が﹁免許だけ持っていて車はまったく運転しない﹂のに対し、﹁sunday driver﹂は﹁︵日曜日など︶たまにしか車を運転しないため運転がへたくそ﹂という意味合いがある。 ●ベッドタウン (﹁bedroom suburbs, bedroom community﹂、﹁dormitory suburb﹂、﹁commuter town﹂) ●ヘルスメーター (﹁bathroom scale﹂、﹁scale﹂) ●ボイスレコーダー (﹁dictaphone﹂)ま行
●マイナスイオン ※日本で作られた用語であり、疑似科学とプロトサイエンス︵未科学︶の両側面がある。定まった科学的定義はないが、大気中の負イオン︵負の大気イオン、﹁negative air ions﹂︶の意味で日本の学術研究で用いられた例︵参照︶がある。 ●マイブーム (﹁personal taste﹂) ﹁私のブーム﹂の意味でも﹁my boom﹂という語法はまずしない。 ●満タン (﹁full tank﹂) ※﹁満﹂+﹁tank﹂の略 ●ムーンサルト (﹁Tsukahara﹂) ※英語では最初に披露した塚原光男の名前を取った。 ●メークドラマ ※長島茂雄の発言から生まれた言葉。 ●メールマガジン (﹁email newsletter﹂、﹁e-zine﹂) ※特にまぐまぐを初めとする無料配信代行サービスは日本だけのもの。 ●モデルガン (﹁toy gun﹂火薬を使用する物は ﹁cap gun﹂) ●モーニングコール (﹁wake-up call﹂)や行
●﹁USB﹂メモリ (﹁USB flash drive﹂) ●ユニットバス (﹁modular bath﹂、﹁prefabricated bath﹂)ら行
●ライブハウス (﹁club with live music﹂、﹁rock bar﹂) ●ラジオカセット、ラジカセ (﹁boombox﹂) ●ラブコメディ、ラブコメ※ドタバタ的要素を伴った恋愛物語を指す日本独自の用語。︵英語で近い意味を持つ言葉を挙げれば﹁romantic comedy﹂︶ ●ラブホテル ●ランニングシャツ (﹁muscle shirt﹂、﹁wife-beater﹂) ●ランニングホームラン (﹁inside-the-park home run﹂) ●リサイクルショップ (﹁second-hand store﹂、﹁thrift shop﹂) ●リーゼント 、リーゼント・スタイル (﹁pompadour﹂) ※イギリスの﹁Regent Street﹂︵リージェント・ストリート︶より。正しくは﹁ポンパドア﹂︵英国︶、﹁ポンパドール﹂︵仏︶。 ●リストラ (﹁lay off﹂) ﹁en:restructuring﹂の略語で、正確な意味は﹁再︵﹁re﹂︶構築︵﹁structuring﹂︶﹂であるが、日本では﹁解雇若しくは首切り﹂という、本来の英語の意味とはかけ離れた語彙となっている。 ●レガース (﹁shin guard﹂) ●レクレーション (﹁recreation﹂)レクリエーションが﹁レクリェーション﹂と誤記されて“リェ”が“レ”に更に縮まったもの。 ●レス ●ロケーションハンティング、ロケハン (﹁location scout﹂) ●ロスタイム (﹁added time﹂、﹁additional time﹂、﹁injury time﹂) ●ロマンスグレー (﹁distinguished gray﹂、﹁silver-gray hair﹂) ●ロマンスシート (﹁love seat﹂)わ行
●ワイシャツ (﹁dress shirt﹂) ※ ﹁white shirt﹂から ●ワイドショー (﹁infotainment show﹂) ※﹁wide﹂+ ﹁show﹂ ●ワンパターン (﹁manneristic﹂、﹁routine﹂)アルファベット
●﹁SF﹂︵エスエフ︶ ※﹁science fiction﹂の短縮語で欧米国では﹁サイファイ﹂ (﹁Sci-Fi﹂)と呼ぶのが一般的である。英語でも省略表記として ﹁SF﹂と書くことはあるが、﹁エスエフ﹂とは言わない。 ●﹁PV﹂︵ピーブイ︶ ※日本ではプロモーション・ビデオ (﹁promotion video﹂) という呼び方が一般的であり、これをプロモ、﹁PV﹂︵ピーブイ︶と略すこともあるが、海外ではミュージック・ビデオ (﹁music video﹂)、ミュージック・クリップ、ビデオ・クリップなどという呼び方が一般的である。誤った語尾変化
●スリーポイントシュート (﹁three-pointer﹂、﹁three-point shot﹂) ●ファンタジック (﹁fantastic﹂) ※﹁ファンタスティック﹂。﹁ロマンス(﹁romance﹂)﹂→﹁ロマンチック/ロマンティック(﹁romantic﹂)﹂などからの誤った類推で﹁ファンタジー(﹁fantasy﹂)﹂→﹁ファンタジック(﹁fantasic﹂)﹂としたものか。 ●ポエマー (﹁poet﹂) ※ポエム (﹁poem﹂) + ﹁~する人﹂ (-﹁er﹂) と思われるが、本来は﹁詩を読む﹂を意味する動詞につけるべき。 ●ポップス (﹁pop music﹂) ﹁pops﹂は流行曲を演奏する事等を指す。 ●ナイター (﹁night game﹂) ※夜 (﹁night﹂) + ﹁~する人﹂ (-﹁er﹂) か。ただし、これを和製英語ではないとする説もある。詳細は当該項目参照。説明的な語を付け加えたもの
●ガードマン (﹁watchman﹂、﹁security guard﹂、﹁guard﹂) ガード (﹁guard﹂) だけで行為も人間も意味する。 ●ハンドルネーム (﹁handle﹂、﹁screen name﹂) ●ヘッディングシュート (﹁header﹂) 頭でシュートをすることは﹁heading﹂とも言うが、﹁heading shoot﹂や﹁heading shot﹂という連語は英語にはない。 ●マグカップ (﹁mug﹂) ●リストアップ (﹁list﹂) 抽出・一覧化したものは﹁roll﹂。英語に︵偶然に︶同形の表現があるもの
ア行
●アウトコース、インコース (outside/inside (course, lane etc.)) ※out course, in courseはコースを外れる、コース上を進むの意味になる。近年はアウトサイド、インサイドの方が定着している。 ●アイドリングストップ (stop idling) ※"idling stop"では﹁アイドリングしたままの停止﹂と正反対の意味になる。ア行
●アウトコース、インコース (﹁outside﹂、﹁inside﹂(﹁course﹂、﹁lane﹂等)) ※﹁out course﹂、﹁in course﹂はコースを外れる、コース上を進むの意味になる。近年はアウトサイド、インサイドの方が定着している。 ●アイドリングストップ (﹁stop idling﹂) ※﹁idling stop﹂では﹁アイドリングしたままの停止﹂と正反対の意味になる。カ行
●カールアイロン ※日本語では、ヘアーアイロンの一種だが英語でカールアイロンと言ってしまうと鉄を曲げるになってしまう。欧米国ではカーリングアイロン、カーリングトングと呼ぶのが一般的である。 ●キーホルダー (﹁key ring﹂、﹁key chain﹂) ※キーホルダー(﹁keyholder﹂)だと鍵保管人を表す。 ●コンデンサー (﹁capacitor﹂) ※﹁condenser﹂も蓄電器の意味を持つがあまり使われない。[要出典]サ行
●サイダー *英語圏で﹁cider﹂はリンゴ酒︵シードル︶。[要出典] ●サングラス (﹁sunglasses﹂) ※1つでも複数形となる。単数形の場合は、太陽光を集める凸レンズの意味を持つ。[要出典] ●サンドバッグ (﹁punching bag﹂) ※﹁sandbag﹂は﹁土嚢﹂ ●シルバー (﹁aged﹂、﹁senior﹂等) ※﹁silver﹂は英語で﹁銀﹂の意味だが、シルバーの派生語として﹁シルバーシート﹂﹁シルバー人材センター﹂﹁シルバーエイジ﹂﹁シルバー料金﹂﹁シルバーホーム﹂などと、日本では﹁老人﹂を指す言葉となった。 ●ストレートアイロン ※日本語では、ヘアーアイロンの一種だが英語でストレートアイロンと言ってしまうとまっすぐな、曲がっていない鉄になってしまう。欧米国ではストレートニングアイロン (﹁straightening iron﹂)、ストレートナー (﹁straightener﹂)と呼ぶのが一般的である。 ●スパッツ、スパッツタイツ (﹁tights﹂) ※単に﹁spats﹂だと短いゲートル︵脚絆︶のこと。 ●スリーサイズ (﹁measurements﹂) ※縦、横、高さの意味で﹁three sizes﹂と言う。 ●セックス (﹁sex act﹂) ※﹁sex﹂は性別や性の意味であり、性行為の意味ではない。 ●ソーラーシステム (﹁solar battery﹂) ※英語の﹁the solar system﹂は﹁太陽系﹂のこと。タ行
●ダンプカー (米国 ﹁dump truck﹂、英国 ﹁dumper﹂) ※﹁dump car﹂は同様の機能の鉄道車両。 ●チアガール (﹁cheerleader﹂) 英語の﹁cheer girl﹂は猥褻な意味であることが知られるようになり、現在では公的には死語化している。なお英語ではチアと略すことはない。 ●服のトレーナー (﹁sweatshirt﹂) ※﹁trainer﹂は指導員の事。指導される実習生・教習生は ﹁trainee﹂となる。 ●トレーニングパンツ、トレパン (﹁sweatpants﹂) ※﹁training pants﹂は幼児のトイレしつけ用のパンツ。ハ行
●パワーアップ (﹁power rise﹂) ※﹁power up﹂は、電源を入れる、出力を上げる、という意味。[要出典] ●フライドポテト (米国 ﹁French fries﹂︵2003年の一時期のみ自由のフライ︶、英国 ﹁potato chips﹂) ※英語では﹁ジャガイモの丸揚げ﹂という意味になってしまう。 ●フォアボール (﹁walk﹂、﹁base on balls﹂、﹁ball four﹂) ﹁four ball﹂は4人でするゴルフ競技の一種。 ●ペーパーカンパニー (﹁dummy company﹂、﹁shell company﹂) ※英語では製紙会社の意味になってしまう ●ペーパーテスト (﹁written examination﹂、﹁written test﹂) ※ペーパーテストは紙質検査である ●ベビーカー (﹁baby carriage﹂、﹁stroller﹂) ※﹁baby car﹂は小型自動車。マ行
●メトロ (米国﹁subway﹂英国﹁tube﹂) ※英語の﹁metro﹂は﹁パリ等フランスの地下鉄﹂の意味となってしまう。[要出典] ●モーニングサービス (﹁breakfast special﹂) ※英語の﹁morning service﹂は﹁朝の礼拝﹂の意。ラ行
●ライフライン (﹁lifeline﹂) ※英語で命綱や重要な補給路線の意だが、日本では主にエネルギー施設、水供給施設、交通施設、情報施設などを指す言葉となった。英語で対応する言葉としては、﹁infrastructure﹂が該当する。[要出典] ●リンクフリー (﹁free to link﹂) ※﹁link free﹂とは、﹁link﹂を含んでいない事を意味する。そもそも、海外ではウェブサイト間のリンクは拒否されるものでないという考えがあり、﹁リンクを許諾する﹂という概念すらない。ワ行
●ワッフルアイロン (﹁てaffle iron﹂]]) ※日本語ではヘアーアイロンの一種だが英語ではワッフルを焼くための調理道具の意味になってしまう。英語ではクリンパー (﹁crimper﹂)。 ●ワッフルヘアー (﹁crimped hair﹂) ※ワッフルアイロン同様にワッフルヘアーとは言わない。商標・制作者名
●ウーパールーパー (﹁axolotl﹂) ※英語の﹁super﹂︵スーパー︶を使って日本で造られた商標名である。 ●キャッチホン (﹁call waiting﹂) ●グリーン車 (﹁first-class car﹂) ※日本国有鉄道が導入当初、該当車両に緑色の帯を付けたことに由来。 ●ジェットコースター (﹁roller coaster﹂) ※元は後楽園ゆうえんちのアトラクション名。 ●シャープペンシル、シャーペン (﹁mechanical pencil﹂、﹁automatic pencil﹂) ※早川金属工業株式会社︵現・シャープ︶の創業者早川徳次が発明した金属製繰出鉛筆の商品名に由来。﹁ever sharp pencil﹂から。 ※英語だとただの︵先が︶鋭い鉛筆の意味になる。 ●シルバーシート (﹁courtesy seat﹂) ※日本国有鉄道が命名。私鉄にも拡大したが、現在では﹁優先席・優先座席﹂(﹁priority seat﹂、﹁courtesy seat﹂)と云う鉄道事業者等も存在する。 ●シルバー人材センター ※高年齢者等の雇用の安定等に関する法律に定められた、地域毎に1つずつ設置されている老人の自主的な団体で、臨時的・短期的な仕事を、請負・委任の形式で行う公益法人社団。シルバー≒老人か。 ●セメダイン (﹁glue﹂、﹁adhesive﹂) ※日本のセメダイン社の商品名が由来。 ●セロテープ︵﹁pressure sensitive tape﹂︶ニチバンにおけるセロハンテープの商標。アメリカでは﹁3M﹂社の﹁Scotch tape﹂。英国では同様に商標名である﹁sellotape﹂という言い方が一般的であり、﹁sellotape﹂で通じる。 ●ナンバーディスプレイ (﹁caller ID﹂) ●バイキング (﹁buffet﹂、﹁all-you-can-eat﹂、﹁smorgasbord﹂) ※東京帝国ホテルのレストラン﹃インペリアルバイキング﹄でブッフェ形式の食事を提供したことに由来。同店名は公募により、北欧の海の民を題材とした米国活劇映画﹃バイキング﹄︵1958年公開︶にちなんで名付けられたもの。食べ放題も参照のこと。 ●ピアニカ (﹁melodica﹂) ※ヤマハの商標名。 ●ビューラー (﹁eyelash curler﹂) ※ビューティフル・カーラーより。 ●フリーダイヤル (﹁toll-free number﹂) ※NTTコミュニケーションズの登録商標。 ●ボウガン (﹁crossbow﹂) ※日本の射的用品メーカーであるボウガン社の商標名が由来。 ●ポケットベル、ポケベル (﹁beeper﹂、﹁pager﹂) ●マジックインキ (﹁marker﹂) ※内田洋行の登録商標。製造・販売は寺西化学工業。 ●マジックテープ (﹁Velcro﹂) ※﹁マジックテープ﹂はクラレの登録商標。これに対する英語の﹁Velcro﹂も米国﹁Velcro﹂社の登録商標。日本でもファッション業界を中心に﹁ベルクロ﹂と呼ぶことが増えている。より正確には﹁hook and loop﹂︵フック・アンド・ループ︶。 ●クラクション (﹁horn﹂) ●ホッチキス (﹁stapler﹂)参考文献
●カレッジ ライトハウス英和辞典 - 研究社 ISBN 4-7674-1526-8関連項目
●Engrish - 奇妙な英語のことを揶揄するスラング ●日本語から英語への借用 - 日本での意味と異なった意味で使われる場合もある ●和製漢語 ●日本語の誤用脚注
外部リンク
- 英語 with Luke - 間違えやすい和製英語