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「山陽電気鉄道6000系電車」の版間の差分

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当初は3両編成のみだったが、2019年6月より4両編成の導入が開始された。山陽における4両編成は1990年の5000系5020・5022編成以来、29年ぶりの増備となった<ref>これらの編成は暫定的に4両編成で落成し、その後中間3両を新造の上(T車はそれぞれ5008・5010編成へ組み込み)、6両編成化された。</ref>。導入以降、3000系置き換えのため年間2~3編成ペースで増備が進められている。

当初は3両編成のみだったが、2019年6月より4両編成の導入が開始された。山陽における4両編成は1990年の5000系5020・5022編成以来、29年ぶりの増備となった<ref>これらの編成は暫定的に4両編成で落成し、その後中間3両を新造の上(T車はそれぞれ5008・5010編成へ組み込み)、6両編成化された。</ref>。導入以降、3000系置き換えのため年間2~3編成ペースで増備が進められている。



== 車 ==

== 車両概説 ==


車体はアルミニウム合金で、[[コーポレートカラー]]の赤を継承した「イノセントレッド」を採用している。また、車体側面のドア横には[[日の出|朝日]]をイメージしたグラデーションがデザインされている<ref name="mnn0519">[http://news.mynavi.jp/news/2015/05/19/534/ 山陽電気鉄道6000系、新型車両導入で3000系置換え - 直通特急運用にも対応] - マイナビニュース、2015年5月19日、2016年5月3日閲覧</ref>。前面は5000系列の形状を踏襲しているが、前面窓寸法は左右対称となり、尾灯は正面窓上に移設された。6008編成以降の車両は、幌枠の形状が変更されている。

=== 車体 ===

アルミニウム合金で、[[コーポレートカラー]]の赤を継承した「イノセントレッド」を採用している。また、車体側面のドア横には[[日の出|朝日]]をイメージしたグラデーションがデザインされている<ref name="mnn0519">[http://news.mynavi.jp/news/2015/05/19/534/ 山陽電気鉄道6000系、新型車両導入で3000系置換え - 直通特急運用にも対応] - マイナビニュース、2015年5月19日、2016年5月3日閲覧</ref>。前面は5000系列の形状を踏襲しているが、前面窓寸法は左右対称となり、尾灯は正面窓上に移設された。6008編成以降の車両は、幌枠の形状が変更されている。




[[]][[|LED]][[]][[LED|LED]]LED[[|]]<ref></ref><ref></ref>5000503020202019101

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編成両端の連結器は、従来の山陽車両とは異なり廻り子式[[連結器#密着連結器|密着連結器]]を採用している<ref name="rpn16183196" /><ref>5000系リニューアル車は改造時に小型密着自動連結器から密着連結器に変更されている</ref>。

編成両端の連結器は、従来の山陽車両とは異なり廻り子式[[連結器#密着連結器|密着連結器]]を採用している<ref name="rpn16183196" /><ref>5000系リニューアル車は改造時に小型密着自動連結器から密着連結器に変更されている</ref>。



== 内装 ==

=== 内装 ===

白を基調とした天井板、化粧板に加え、大窓ガラスの採用により開放感のあるクリアでスマートな印象としている。

白を基調とした天井板、化粧板に加え、大窓ガラスの採用により開放感のあるクリアでスマートな印象としている。



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</gallery>

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== 主要機器 ==

=== 主要機器 ===


[[]][[]]1C2M122MAP-184-15V27060006100MB-5158A1180kW

[[]][[]]1C2M122MAP-184-15V27060006100MB-5158A1180kW


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File:Sanyo6100-2017-11-23.jpg|6100形 6100

File:Sanyo6100-2017-11-23.jpg|6100形 6100

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== 車体装飾 ==

2019年7月19日から9月8日までアニメ「[[忍たま乱太郎]]」とのコラボ企画『忍たまとおでかけ山陽沿線の段』の一環として、6002編成がラッピング車両「忍たまとおでかけ号」として運転されていた<ref>[https://railf.jp/news/2019/07/25/113000.html 山陽電鉄で「忍たまとおでかけ号」運転中] - 鉄道ファン「鉄道ニュース」2019年7月25日、2019年7月27日閲覧</ref>。


2020年11月14日から12月18日までは[[明石市立天文科学館]]60周年を記念して6006+6007編成がラッピング車「シゴセンゴー」として運転された。

[[File:Sanyo6000-nintama.jpg|thumb|220px|right|6002編成「忍たまとおでかけ号」]]

[[File:Sanyo6006.jpg|thumb|6006+6007編成 「明石市立天文科学館60周年記念シゴセンゴー」]]



== 運用 ==

== 運用 ==

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4両編成は阪急・阪神神戸三宮 - 姫路駅間の普通・S特急を主体に運用されている。

4両編成は阪急・阪神神戸三宮 - 姫路駅間の普通・S特急を主体に運用されている。


== 車体装飾 ==

2019年7月19日から9月8日までアニメ「[[忍たま乱太郎]]」とのコラボ企画『忍たまとおでかけ山陽沿線の段』の一環として、6002編成がラッピング車両「忍たまとおでかけ号」として運転されていた<ref>[https://railf.jp/news/2019/07/25/113000.html 山陽電鉄で「忍たまとおでかけ号」運転中] - 鉄道ファン「鉄道ニュース」2019年7月25日、2019年7月27日閲覧</ref>。さらに2020年11月14日から12月18日までは[[明石市立天文科学館]]60周年を記念して6006+6007編成がラッピング車「シゴセンゴー」として運転された

[[File:Sanyo6000-nintama.jpg|thumb|220px|right|6002編成「忍たまとおでかけ号」]]

[[File:Sanyo6006.jpg|thumb|6006+6007編成 「明石市立天文科学館60周年記念シゴセンゴー」]]



== 編成表 ==

== 編成表 ==


2022年6月11日 (土) 18:31時点における版

山陽電気鉄道6000系電車
運用開始直後の6000系
(明石駅・2016年4月28日)
基本情報
運用者 山陽電気鉄道
製造所 川崎重工業車両カンパニー→川崎車両
製造年 2016年 -
運用開始 2016年4月27日
主要諸元
編成 3両編成・4両編成・3両+3両の6両編成・6両編成
軌間 1,435 mm (標準軌
電気方式 直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 130 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 4.2 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 379名
車両定員 先頭車122名
中間車135名
全長 18,880 mm
全幅 2,790 mm
全高 4,047 mm
車体 アルミニウム合金(efACE)
台車 ボルスタ付軸はり式空気ばね台車
KW-204(M台車)・KW-205(T台車)[1]
主電動機 三菱電機製全閉自冷式かご形三相誘導電動機
MB-5158-A[1]
主電動機出力 180 kW[1]
駆動方式 WN平行カルダン駆動方式低騒音形ギアユニット[1]
歯車比 5.47(82/15)[1]
編成出力 1440kW
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
制御装置 三菱電機製
MAP-184-15V270[1]
制動装置 電気指令式空気ブレーキ[1]
保安装置 阪神・山陽・阪急形ATS
備考 3両編成のみ都市形ワンマン運転対応
テンプレートを表示

600060003201628427[2]

[3] (Mc)  (T) 西6010


198620001450005030300021[2]

32019644199050005020502229[4]300023


[5]50006008

LEDLEDLED[6][7]5000503020202019101

4Mc1Mc4

[1][8]


調

500016000

15LCD4[9][10]

[11][1]西57002

[12]1[12][12]

721[13]

LED

調50302

主要機器


1C2M122MAP-184-15V27060006100MB-5158A1180kW

KP-86T63002 ()  (3) 

50005020KW-204KW-205


Mc2000

McTc0Mc+100

63003[14]465003[15]565006509

326[5]2Mc1 - T - Mc2Mc3 - T - Mc4[12]Mc2Mc3[12][5]Mc1Mc4[12]201766002+6003使6[16]924[17]
編成図(3両編成)
 

姫路網干


大阪梅田神戸三宮

形式 クモハ6100形 サハ6300形 クモハ6000形
区分 Mc T Mc
車両番号区分 クモハ6100 サハ6300 クモハ6000
搭載機器 VVVF , CP , Bt SIV VVVF , CP , Bt
自重
定員
()内は座席定員
122(41) 135(49) 122(41)
編成図(4両編成)
 

姫路網干


大阪梅田神戸三宮

形式 クモハ6100形 サハ6500形 サハ6300形 クモハ6000形
区分 Mc T T Mc
車両番号区分 クモハ6100 サハ6500 サハ6300 クモハ6000
搭載機器 CP , Bt SIV CP , Bt
自重
定員
()内は座席定員
122(41) 135(49) 135(49) 122(41)

車体装飾

2019年7月19日から9月8日までアニメ「忍たま乱太郎」とのコラボ企画『忍たまとおでかけ山陽沿線の段』の一環として、6002編成がラッピング車両「忍たまとおでかけ号」として運転されていた[18]

2020年11月14日から12月18日までは明石市立天文科学館60周年を記念して6006+6007編成がラッピング車「シゴセンゴー」として運転された。

6002編成「忍たまとおでかけ号」
6006+6007編成 「明石市立天文科学館60周年記念シゴセンゴー」

運用


3 - S4S42017924[19]20181225600260032019226600860095000503062[20]

4 - S


201941[21]

← 阪神大阪梅田

山陽姫路 →

竣工[21] 備考
Mc1 T Mc2
6000 6300 6100 2016年2月17日
6002 6302 6102 2017年4月10日
6004 6304 6104 2017年4月19日
6006 6306 6106 2017年12月18日 幌枠交換済
6008 6308 6108 2019年1月24日 落成時より新式幌枠装備
Mc3 T Mc4
6001 6301 6101 2016年2月17日
6003 6303 6103 2017年4月18日
6005 6305 6105 2017年12月14日
6007 6307 6107 2017年12月19日
6009 6309 6109 2019年1月29日 落成時より新式幌枠装備

以下は上表以降に増備された編成。2022年3月時点。

← 神戸三宮

山陽姫路 →

竣工 備考
Mc T T Mc
6010 6310 6510 6110 2019年6月
6011 6311 6511 6111 2019年7月
6012 6312 6512 6112 2019年8月
6013 6313 6513 6113 2020年6月
6014 6314 6514 6114 2021年4月

← 阪神大阪梅田

山陽姫路 →

竣工 備考
Mc T Mc
6015 6315 6115 2021年3月
6016 6316 6116 2021年3月
6017 6317 6117 2022年3月 試運転中


宿2016127宿6000[22]

805650A(MP38F)6000600060-00230[23]


山陽板宿駅改札前の「LAWSON+friends」山陽板宿ちか店
山陽板宿駅改札前の「LAWSON+friends」山陽板宿ちか店
  • 6000系を模した塗装の山陽バス
    6000系を模した塗装の山陽バス
  • 関連項目

    • efACE - 川崎重工業の標準型車両。本形式はこれのアルミ車体版である。

    脚注



    (一)^ abcdefghi No.923 201610 2016pp.183-185p.196

    (二)^ ab6000 19  - 2016428201653

    (三)^ 167 20011264

    (四)^ 43T500850106

    (五)^ abc60003000 -  - 2015519201653

    (六)^ 

    (七)^ 

    (八)^ 5000

    (九)^ 6000427 - 2016425201653

    (十)^ LCD (PDF) 2021

    (11)^ 4276000 - 2016425201653

    (12)^ abcdef600020168598

    (13)^  (PDF) - 2021118

    (14)^ 2300270030006000

    (15)^ 60004

    (16)^  No.677 20176p.150

    (17)^ http://railf.jp/news/2017/09/25/171000.html

    (18)^  - 20197252019727

    (19)^ 6000 - 201792520171014

    (20)^ 600060086009  2019228201931

    (21)^ ab 20192019165

    (22)^ 宿 2016121

    (23)^ 80 - 80201668

    外部リンク


    6000 (PDF) 

    6000 (PDF) SUBWAY2016249-52

      (PDF) SUBWAY2021829-32

    6000!2 - 3 -