出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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2008年9月28日 (日) 09:21時点における版
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この項目では、川関連の記事について説明しています。他の用法については「沢 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
沢︵さわ︶は、細い川、もしくは短い川の通称である。
沢の概要について
主に細い川、短い川のことを指すのだが、川との区別が曖昧である。例を出せば、沢というのに数kmあるものもあれば、川というのにたった数百mしかないものもある。また、沢といっても幅が50m以上の広い沢もある。更に、沢の支流に川があることもある。また、湧水のことを指す場合もある。
ただ、特徴としては川と比べて水質が良く、綺麗である傾向にある。更に大都市の中心部には見られない。峡谷や渓谷などの場所が大多数で、低い所に顔を出したとしても人口が少ない場所・地域でないと見られない。
また沢は自然の河川であるため、一級や二級など川のような指定はない。名前がついていないものが多く、﹁一号沢﹂﹁二号沢﹂﹁一郷沢﹂﹁二郷沢﹂﹁一の沢﹂﹁二の沢﹂﹁中の沢﹂という名前の沢や、﹁**沢川﹂という名前も多い。
沢の多いところ
山岳部でよくみられる。おもに川の支流として多い。ただ、単独で海に注ぐ沢も存在する。できるだけ人の手が触れられていないような場所に多い。
名称
新潟県、長野県、静岡県以東の東日本では﹁○○沢﹂と呼ばれることが多いが、富山県、岐阜県、愛知県以西の西日本では﹁○○谷﹂と呼ばれることが多い。
但し例外もあり、東京都の奥多摩の日原地区で﹁○○谷﹂︵例、大雲取谷︶と呼ばれていたりするなどのケースもある。
他には﹁○○俣﹂︵例、静岡県静岡市葵区井川にある小西俣︶、﹁○○窪︵クボ︶﹂︵例、山梨県丹波山村にある奥甚助クボ︶、﹁○○タル﹂︵例、山梨県甲州市にある上ノ大ダル︶などのケースもある。
また、埼玉県の奥武蔵・入間地方には﹁○○ヤツ﹂︵例、埼玉県飯能市にある空竜ヤツ︶、﹁○○入﹂︵例、埼玉県越生町にある藤原入︶という呼称もある。
沢の例
北海道︵沢の数が多い︶
石狩川源流部の支流に大雪湖より源流部の川や沢の記事が載っているのでこちらも参照。
●十勝川水系熊の沢
●十勝川水系オパナイ沢
●十勝川水系オプタテシケ沢
青森県︵長い沢や直接海に流れ込む沢が多い︶
●追良瀬川水系オサナメ沢
●南股沢︵海に流入︶と支流の東股沢
●大船沢︵海に流入︶
●母沢︵海に流入︶
●黒崎沢︵海に流入︶
埼玉県
●荒川水系妙音沢
神奈川県
●相模川水系タライゴヤ沢
など
関連項目