「西園寺実充」の版間の差分
編集の要約なし |
編集の要約なし タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
||
| (4人の利用者による、間の7版が非表示) | |||
| 11行目: | 11行目: | ||
|戒名= |
|戒名= |
||
|墓所= |
|墓所= |
||
|官位=[[従五位]] |
|官位=[[従五位|従五位下]]、[[近衛府|左近衛少将]] |
||
|主君= |
|主君= |
||
|氏族=[[西園寺氏]] |
|氏族=[[伊予西園寺氏]] |
||
|父母=父：[[西園寺公宣 (伊予国)|西園寺公宣]]か{{efn|[[西園寺公家]]とする系図も複数存在するが、それぞれの系図が他の系図や一次史料との間に矛盾があるため信憑性は低い<ref>市村高男編『中世土佐の世界と一条氏』（高志書院、2010年）</ref>}}<ref>市村高男編『中世土佐の世界と一条氏』（高志書院、2010年）</ref> |
|||
| ⚫ | |||
|兄弟='''実充'''、伊予守（一秀梅信）？<ref>市村高男編『中世土佐の世界と一条氏』（高志書院、2010年）</ref> |
|||
|兄弟='''実充'''、[[西園寺公宣 (伊予家)|公宣]] |
|||
|妻= |
|妻= |
||
|子=[[西園寺公高|公高]]、娘（[[勧修寺基賢]]室）、娘（[[明石寺尊栄]]室）、娘（[[土居清晴]]室）、娘（[[吉田充次]]室）、西姫（[[西園寺公広]]正室）<br>養子：'''''[[西園寺公広|公広]]''''' |
|子=[[西園寺公高|公高]]、娘（[[勧修寺基賢]]室）、娘（[[明石寺尊栄]]室）、娘（[[土居清晴]]室）、娘（[[吉田充次]]室）、西姫（[[西園寺公広]]正室）<br>養子：'''''[[西園寺公広|公広]]''''' |
||
|特記事項= |
|特記事項= |
||
}} |
}} |
||
'''西園寺 実充'''︵さいおんじ さねみつ︶は、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]の[[大名]]。[[伊予国|伊予]]南部を支配した[[西園寺氏]]の当主。
|
'''西園寺 実充'''︵さいおんじ さねみつ︶は、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]の[[大名]]。[[伊予国|伊予]]南部を支配した[[伊予西園寺氏]]の当主。
|
||
== 経歴 == |
|||
永正7年 |
[[永正]]7年︵[[1510年]]︶[[西園寺公家]]の子として生まれたとする系図が存在する。︵一説には公家の父[[西園寺公季|公季]]の子とも言われる︶。ただし、それぞれの系図が他の系図や一次史料との間に矛盾があるため信憑性は低いため、[[石野弥栄]]は[[西園寺公宣 (伊予国)|西園寺公宣]]︵また、西園寺公次と同一人物であるとされる︶の子と推察している<ref>市村高男編﹃中世土佐の世界と一条氏﹄︵高志書院、2010年︶</ref>。兄弟には、公宣と[[一条房家]]の娘との間に生まれた伊予守某︵法名は一秀梅信︶がいるとされる<ref>市村高男編﹃中世土佐の世界と一条氏﹄︵高志書院、2010年︶</ref>。伊予国南部で勢力を誇り、居城を[[松葉城]]から[[黒瀬城]]に移したが、[[弘治 (日本)|弘治]]2年︵[[1556年]]︶に[[宇都宮豊綱]]と領土をめぐって争い、その戦いの中で嫡男の[[西園寺公高|公高]]が討死するという敗北を喫した。このため、[[河野通宣 (左京大夫)|河野通宣]]の仲介を受けて豊綱と和睦する。
|
||
永禄3年︵[[1560年]] |
永禄3年︵[[1560年]]︶[[従五位|従五位下]]・[[近衛府|左近衛少将]]に叙任される。永禄8年︵[[1565年]]︶5月には上洛し、宗家の[[左大臣]]・[[西園寺公朝]]の屋敷で行われた[[和歌]]の会に列席したが<ref>﹃言継卿記﹄永禄8年5月9日条</ref>、同年のうちに死去した。[[享年]]56。
|
||
跡を甥で婿養子の公広が継いだ。 |
跡を甥で婿養子の公広が継いだ。 |
||
== 官歴 == |
|||
『[[歴名土代]]』による。 |
|||
*[[永禄]]3年（[[1560年]]） 7月18日：[[従五位|従五位下]]、[[近衛府|左近衛少将]] |
|||
*永禄8年（[[1565年]]） 日付不詳：[[出家]] |
|||
== 系譜 == |
|||
| ⚫ | |||
*母：不詳 |
|||
*妻：不詳 |
|||
**男子：[[西園寺公高]]（1538-1556） |
|||
**女子：勧修寺基賢室 |
|||
**女子：明石寺尊栄室 |
|||
**女子：土居清晴室 |
|||
**女子：吉田充次室 |
|||
**女子：西姫 - [[西園寺公広]]正室 |
|||
*養子 |
|||
**男子：[[西園寺公広]]（1537-1588） - [[西園寺公宣 (伊予家)|西園寺公宣]]の子 |
|||
== 脚注 == |
|||
=== 注釈 === |
|||
{{notelist}} |
|||
=== 出典 === |
|||
{{reflist|2}} |
|||
{{西園寺家当主|第7代||伊予西園寺家}} |
{{西園寺家当主|第7代||伊予西園寺家}} |
||
2024年3月29日 (金) 01:35時点における版
西園寺実充 | |
|---|---|
| 時代 | 戦国時代 |
| 生誕 | 永正7年（1510年） |
| 死没 | 永禄8年（1565年） |
| 別名 | 黒瀬殿（尊称）、実清、実光 |
| 官位 | 従五位下、左近衛少将 |
| 氏族 | 伊予西園寺氏 |
| 父母 | 父：西園寺公宣か[注釈 1][2] |
| 兄弟 | 実充、伊予守（一秀梅信）？[3] |
| 子 |
公高、娘（勧修寺基賢室）、娘（明石寺尊栄室）、娘（土居清晴室）、娘（吉田充次室）、西姫（西園寺公広正室） 養子：公広 |
経歴
永正7年︵1510年︶西園寺公家の子として生まれたとする系図が存在する。︵一説には公家の父公季の子とも言われる︶。ただし、それぞれの系図が他の系図や一次史料との間に矛盾があるため信憑性は低いため、石野弥栄は西園寺公宣︵また、西園寺公次と同一人物であるとされる︶の子と推察している[4]。兄弟には、公宣と一条房家の娘との間に生まれた伊予守某︵法名は一秀梅信︶がいるとされる[5]。伊予国南部で勢力を誇り、居城を松葉城から黒瀬城に移したが、弘治2年︵1556年︶に宇都宮豊綱と領土をめぐって争い、その戦いの中で嫡男の公高が討死するという敗北を喫した。このため、河野通宣の仲介を受けて豊綱と和睦する。 永禄3年︵1560年︶従五位下・左近衛少将に叙任される。永禄8年︵1565年︶5月には上洛し、宗家の左大臣・西園寺公朝の屋敷で行われた和歌の会に列席したが[6]、同年のうちに死去した。享年56。 跡を甥で婿養子の公広が継いだ。官歴
﹃歴名土代﹄による。系譜
- 父：西園寺公家
- 母：不詳
- 妻：不詳
- 養子
