エモーショナル・レスキュー (曲)
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「エモーショナル・レスキュー」 | ||||
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ローリング・ストーンズ の シングル | ||||
初出アルバム『エモーショナル・レスキュー』 | ||||
B面 | 孤独の中に | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
録音 | 1979年, 1980年 | |||
ジャンル | ポップ・ロック、ディスコ | |||
時間 | ||||
レーベル | ローリング・ストーンズ・レコード/ヴァージン・レコード | |||
作詞・作曲 | ジャガー/リチャーズ | |||
プロデュース | グリマー・ツインズ | |||
チャート最高順位 | ||||
ローリング・ストーンズ シングル 年表 | ||||
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﹁エモーショナル・レスキュー﹂︵Emotional Rescue︶は、ローリング・ストーンズの楽曲。作詞・作曲はミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ。1980年の同タイトルアルバムに収録。シングルとしてもリリースされ、全米3位[1]、全英9位[2]を記録。
解説
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大ヒットとなった﹁ミス・ユー﹂の延長上にあるディスコ・ナンバー。実質的にはジャガーが単独で書いた曲である。ジャガーがこの曲をエレクトリック・ピアノを弾きながら練り上げている時、スタジオにいたチャーリー・ワッツ、ロン・ウッドと共にベーシックトラックを録音したという。この曲のベースはウッドによるものであり、ビル・ワイマンはシンセサイザーを担当している[3]。
ジャガーが曲のほぼ全編をファルセットで歌唱したことは、当時ファンの間では衝撃を以て受け止められた[4]。ジャガーによれば、この歌唱法はドン・コヴェイから頂いたものだとしており、﹁最後の方ではレゲエっぽい歌い方をしてるんだけど、5分43秒もあるんだから何でもやらなきゃね﹂とコメントしている[5]。だが、共同プロデューサーのクリス・キムジーはジャガーのファルセットを﹁気取ってる感じがする﹂と評しており、リチャーズも﹁これは俺たちのベストと呼べるようなものじゃない﹂と語っている[3]。
アルバムからの先行シングルとしてリリースされ、イギリスで9位、アメリカで3位、カナダでは1位[6]を記録するヒットとなった。プロモーション用のシングルでは演奏時間が1分以上短縮されており、2002年リリースのオールタイム・ベスト﹃フォーティ・リックス﹄ではこの短縮版が収録された。ストーンズの多くのベスト・アルバムに収録されているが、コンサートでは長い間披露されず、2013年に初披露された[3]。デヴィッド・マレットの監督によるプロモーションビデオも制作されており、これはストーンズの公式YouTubeチャンネルで視聴できる。
レコーディング・メンバー
[編集]- ミック・ジャガー - ボーカル、エレクトリックギター、エレクトリックピアノ[3]
- キース・リチャーズ - エレクトリックギター[3]
- ロン・ウッド - エレクトリックベース[3]
- ビル・ワイマン - シンセサイザー[3]
- チャーリー・ワッツ - ドラムス[3]
- ボビー・キーズ - サックス[3]
- マイケル・シュリーヴ - パーカッション[3]
脚注
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(一)^ The Rolling Stones | Billboard
(二)^ emotional rescue | full Official Chart History | Official Charts Company
(三)^ abcdefghij“Emotional Rescue” (英語). timeisonourside.com. 2020年11月3日閲覧。
(四)^ ベスト・アルバム﹃フォーティ・リックス﹄付属の寺田正典による解説より。
(五)^ ベストアルバム﹃ジャンプ・バック〜ザ・ベスト・オブ・ザ・ローリング・ストーンズ﹄(1993年)付属のライナーノーツより。
(六)^ “Image : RPM Weekly - Library and Archives Canada” (英語). Library and Archives Canada. 2020年11月3日閲覧。