バズ・オルドリン
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バズ・オルドリン Buzz Aldrin | |
---|---|
NASA所属宇宙飛行士 | |
現況 | 引退 |
生誕 |
1930年1月20日(94歳) アメリカ合衆国・ニュージャージー州グレンリッジ |
他の職業 | パイロット |
階級 | アメリカ空軍大佐 |
選抜試験 | 1963年NASA宇宙飛行士採用試験合格者 |
ミッション |
ジェミニ12号 アポロ11号 |
記章 |
人物・来歴[編集]
モントクレア高校およびウェストポイント陸軍士官学校を卒業する。その後、空軍少尉に任官し朝鮮戦争に従軍、F-86セイバー戦闘機のパイロットとして2機のMiG-15を撃墜している。朝鮮戦争より帰還後、ネリス空軍基地︵ネバダ州︶およびアメリカ空軍士官学校に勤務する。 軍を一時離れ、マサチューセッツ工科大学︵MIT︶に入学、1963年に宇宙航法学で博士号︵PhD︶を取得する。空軍に戻り、空軍基地射撃教官や空軍士官学校の教官を歴任する。西ドイツ駐留の第22戦闘飛行隊の隊長としてF-100スーパーセイバー戦闘機に搭乗する。 その後、ジェミニ計画実施部に配属され、1966年11月にジェミニ12号の操縦を担当した。アポロ11号の月面着陸ミッションにおいては、月着陸船のパイロットを務めた。空軍大佐で退役した。1969年にコリアー・トロフィーを受賞、同年に訪日した際、日本政府より文化勲章を贈られた。 2023年1月20日、自身93歳の誕生日に長年恋人であった30歳下の女性、アンカ・ファウルと結婚した。月面歩行[編集]
シブレル事件[編集]
シブレル事件とは、「アポロ11号の月面着陸は捏造だ」と主張する陰謀論者で映像監督のバート・シブレルが、2002年9月オルドリンをビバリーヒルズのホテルで待ち伏せして突撃インタビューを試みたところ、オルドリンから暴行を加えられたと主張する事件である。
これに対してオルドリンの弁護士は、シブレルはオルドリンをしつこく追いかけまわして「聖書に手を置いて『月に行ったことは事実だ』と誓ってみろ」と強要したうえで、「行ってもいないところについて、インタビューや著作で報酬を得るのは詐欺・窃盗行為だ」と詰め寄ったと主張。さらに柱を背にして立つオルドリンの面前に迫って聖書を片手で振り上げながら「嘘つき!卑怯者!」と罵声を浴びせかけられるに及んで、さすがのオルドリンもたまらずシブレルの顎に拳を一発食らわせ、彼がひるんだ隙にその場から逃れて警察を呼んだのだという。
その一部始終が複数のビデオに録画されており、事情聴取の後にそれらの映像を検証したロサンゼルス市警察は、シブレルが度を超えた挑発行為を執拗に繰り返したことは明らかだとし、逆にオルドリンには罪を問わなかったばかりか一切の非をも認めなかった。
「バズ」の由来[編集]
オルドリンはその生涯のほとんどにおいて「バズ」を自身の名として使用している。オルドリンがまだ子供の頃、彼の次姉が弟である彼のことを話していたとき、「ブラザー(brother)」と言うべきところが舌ったらずで「バザー(buzzer)」と言っているようにしか聞こえず、それがおかしくてたまらなかった。その後もからかい半分でこれが繰り返されているうちに、やがてそれは短縮されて「バズ(Buzz)」となり、それがあだ名となって定着し、ついには本人が公私を問わず署名の際に使用する通名となってしまった。最終的にオルドリンは1988年にこの通名の方を法的に正式名としている[2]。
出演作品[編集]
役名の記載が無い限り、全て本人役
- 映画
- 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年)
- 『宇宙兄弟』(2012年)
- テレビドラマ
- 『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』(2006年)
- 『30 ROCK/サーティー・ロック』(2010年)
- 『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』(2012年)
- アニメ
- 『ザ・シンプソンズ』(1994年)
- 『リセス 〜ぼくらの休み時間〜』(1999年)
- 『フューチュラマ』(2011年)
- ゲーム
- 『Mass Effect 3』(2012年、スターゲイザー役)
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ Buzz Aldrin(The Encyclopædia Britannica Online、2014年11月5日閲覧)
- ^ Aldrin, Buzz(2009). Magnificent Desolation: The Long Journey Home from the Moon. Harmony.
外部リンク[編集]
- BuzzAldrin.com - 本人の公式サイト
- Grundig G6 Aviator Buzz Aldrin Edition - アメリカの宇宙探査50年を記念し、オルドリンの名を冠して発売された記念モデルのラジオ
- 『バズ オルドリン』 - コトバンク