パキスタン・モスク立てこもり事件
パキスタン・モスク立てこもり事件︵パキスタン・モスクたてこもりじけん︶は、2007年7月3日にパキスタンの首都イスラマバードでイスラム教の神学生らが治安部隊と衝突し、その後モスクに人質を取って立てこもった事件。イスラーム過激派アルカーイダとの関連が指摘されている。
ラール・マスジドの位置
2007年7月3日、パキスタンの首都イスラマバード中心部にあるイスラム教の礼拝所モスク・ラール・マスジド︵﹁赤いモスク﹂の意︶周辺の政府関連施設を、このモスクに併設されているイスラム教神学校に通う学生ら150人が攻撃をくわえ、施設を守っていた治安部隊の銃を奪い隊員の一部を人質にして衝突が発生。治安部隊は催涙ガスで応戦した。この時点でパキスタン内務省の公式発表で治安部隊1人、学生4人、テレビカメラマン1人および通行人3人の死亡が確認された。また他に148人が病院に運ばれたが、大半は催涙ガスによるものとされている。