ヴァーリ (オーディンの息子)
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ヴァーリ | |
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司法神 | |
![]() 弓を持って森を歩くヴァーリ カール・エイミル・ドプラーのイラスト(1882年) | |
親 | オーディン, リンド |
兄弟 | ヴィザール(異母兄弟) |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/04/AM_738_4to%2C_39v%2C_BW_V%C3%A1li.jpeg/250px-AM_738_4to%2C_39v%2C_BW_V%C3%A1li.jpeg)
ヴァーリ︵ヴァリとも︶(Vali、Váli)は、北欧神話に登場する司法神の一人。
﹃エッダ﹄[編集]
﹃古エッダ﹄の﹃巫女の予言﹄[1]および﹃バルドルの夢﹄[2]によると、バルドルがロキにだまされたヘズ︵ホズとも︶に殺された後、父オーディンは巨人の女[注釈 1]の予言に従って、復讐者となる息子ヴァーリを女性リンドに産ませた。ヴァーリは一夜にして成人し、腹違いの兄であるヘズを殺した。 ﹃ヴァフスルーズニルの言葉﹄[3]および﹃スノッリのエッダ﹄第一部﹃ギュルヴィたぶらかし﹄[4]によれば、異母兄弟のヴィーザルとともにラグナロクを生き延びるとされる。伝承では、再生したバルドルとヘズとも出会うといわれている。 なお﹃詩語法﹄ではヴァーリを表すケニングとして、﹁オーディンとリンドの子﹂、﹁バルドルの復讐者のアース﹂、﹁ホズの敵で殺し手﹂などを紹介している[5]。﹃デンマーク人の事績﹄[編集]
サクソ・グラマティクスが著した歴史書﹃デンマーク人の事績﹄では、オーティヌス︵オーディン︶とリンダ︵リンド︶の息子・ボーウス[6]︵またはボウ[7]︶として登場し、最終的にホテルス︵ヘズ︶と相討ちになる[8]。![]() | この節の加筆が望まれています。 |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
●サクソ・グラマティクス﹃デンマーク人の事績﹄谷口幸男訳、東海大学出版会、1993年、ISBN 978-4-486-01224-5。
●V.G.ネッケル他編 ﹃エッダ 古代北欧歌謡集﹄谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4103137016。