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上毛電気鉄道上毛線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上毛電気鉄道 上毛線
デハ100型
デハ100型(2009年1月)
概要
起終点 起点:中央前橋駅
終点:西桐生駅
駅数 23駅
運営
開業 1928年11月10日 (95年前) (1928-11-10)
所有者 上毛電気鉄道
使用車両 使用車両の節を参照
路線諸元
路線総延長 25.4 km (15.8 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
最小曲線半径 180 m
電化 直流1,500 V 架空電車線方式
運行速度 最高75 km/h (47 mph)[1]
最急勾配 40.0
路線図
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線

凡例

hSTR
JR東:両毛線
hHST
前橋駅
LSTR KBHFa
0.0 中央前橋駅
BHF
0.8 城東駅
BHF
1.6 三俣駅
BHF
2.2 片貝駅
BHF
3.2 上泉駅
BHF
4.3 赤坂駅
BHF
5.6 心臓血管センター駅
BHF
6.2 江木駅
ABZg+l KDSTeq
大胡電車庫
BHF
8.3 大胡駅
BHF
9.9 樋越駅
BHF
10.9 北原駅
BHF
12.0 新屋駅
BHF
13.3 粕川駅
BHF
14.3 膳駅
eBHF
15.5 武井駅 -1948
BHF
15.8 新里駅 1948-
BHF
17.7 新川駅
BHF
18.7 東新川駅
STR STR+l
わ鐵:わたらせ渓谷線
STR HST
大間々駅

STR
19.6 赤城駅
ABZg+l ABZgr STR
STR BHF STR
21.8 桐生球場前駅
STR STR HST
運動公園駅
STRr STR STR
東武:桐生線
STRq KRZo STRr
わ鐵:わたらせ渓谷線
BHF
22.8 天王宿駅
BHF
23.7 富士山下駅
hKRZWae
渡良瀬川
BHF
24.3 丸山下駅
LSTR KBHFe
25.4 西桐生駅
hHST
桐生駅
hSTR

西

[]


西沿

路線データ[編集]

  • 路線距離(営業キロ):25.4 km
  • 軌間:1067 mm
  • 駅数:23駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:特殊自動閉塞式(電子符号照査式)
  • 認可最高速度:75 km/h[1]
  • IC乗車カード対応区間:なし

[編集]

近年、補助金の交付などにより体質改善が図られ、各駅の改修工事や、中央前橋駅赤城駅粕川駅の駅舎改築が実施され、2006年にはわたらせ渓谷鐵道運動公園駅近くに桐生球場前駅が新設された。上毛線は開業当初から跨線橋のない地平ホームのみの路線であったため、ホームの嵩上げ工事だけでバリアフリー化もスムーズに進んだ。なお、大胡・赤城の変電所施設も冷房車導入のために改良・増強されている。

西桐生駅は開業当時からの駅舎で、マンサード屋根をもつ洋風建築の建物となっており、登録有形文化財・県近代化遺産に登録され、関東の駅百選にも選定されている。また、同駅ホーム上屋も登録有形文化財に登録されている。

大胡駅駅舎は、併設の電車庫・変電所・受電鉄塔・避雷鉄塔とともに登録有形文化財・県近代化遺産に登録されている。

中央前橋駅には1970年代初頭に建てられた駅ビルの上電プラザビル(自社ビル)があったが、テナントが相次いで撤退して荒廃が進み、最終的には建物の老朽化を理由に解体された。2000年に開放的な雰囲気のガラス張りの駅本屋に建て替えられたため、かつての面影は全くないが、ホーム部分は改装に留まったため、改築以前の雰囲気を色濃く残している。新設された駅舎は、大きくなった売店や自動販売機、各種パンフレット置き場、待合室が設置され、グッズの販売も行われている。

なお上毛線においては、丸山下駅を除く1面1線ホームの駅が、東西に走る線路の北側にホーム及び待合所を立地させている。冬には北側の赤城山から赤城颪と呼ばれる寒風が吹き下ろすためである。