下奥井駅
下奥井駅 | |
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駅全景(2006年9月) | |
しもおくい Shimookui | |
◄C29 奥田中学校前 (0.9 km) (0.8 km) 粟島(大阪屋ショップ前) C31► | |
所在地 |
富山県富山市下奥井 北緯36度42分42.7秒 東経137度13分28.4秒 / 北緯36.711861度 東経137.224556度座標: 北緯36度42分42.7秒 東経137度13分28.4秒 / 北緯36.711861度 東経137.224556度 |
駅番号 | C30 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | ■富山港線 |
キロ程 | 2.1 km(富山駅起点) |
電報略号 | シク(転換前) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
241[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 2006年(平成18年)4月29日* |
下奥井駅︵しもおくいえき︶は、富山県富山市下奥井2丁目にある、富山地方鉄道富山港線の駅である。駅番号はC30。
歴史[編集]
●1927年︵昭和2年︶6月1日‥富岩鉄道の駅として開業し、旅客の取扱を開始する[2][3]。 ●1930年︵昭和5年︶‥貨物の取扱を開始する[4]。 ●1941年︵昭和16年︶12月1日‥富山電気鉄道富岩線の駅となる[5]。 ●1943年︵昭和18年︶ ●1月1日‥社名変更により富山地方鉄道富岩線の駅となる[6]。 ●6月1日‥国有化により鉄道省︵国鉄︶富山港線の駅となる[7]。一般駅であるが、集貨及び配達の取扱は行わない[7]。 ●1946年︵昭和21年︶7月1日‥集貨及び配達の取扱を開始する[8]。 ●1969年︵昭和44年︶10月1日‥手荷物及び小荷物の配達取扱を廃止する[9]。 ●1972年︵昭和47年︶10月2日‥旅客、手荷物、小荷物及び専用線発着車扱貨物を取扱う駅となる[10]。 ●1974年︵昭和49年︶10月1日‥旅客、荷物及び専用線発着車扱貨物を取扱う駅となる[11]。 ●1982年︵昭和57年︶11月15日‥専用線発着車扱貨物の取扱を廃止する[12]。 ●1984年︵昭和59年︶2月1日‥荷物の取扱を廃止する[13]。 ●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道︵JR西日本︶の駅となる[3]。 ●2006年︵平成18年︶ ●3月1日‥西日本旅客鉄道︵JR西日本︶の駅としては廃止となる[5]。 ●4月29日‥富山ライトレールの駅として再開業する[5]。 ●2020年︵令和2年︶2月22日‥富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されることに伴い、再び富山地方鉄道の駅となる[14][15]。駅構造[編集]
LRT化後[編集]
千鳥式ホーム2面1線の地上駅であり、下奥井踏切を挟んで上下ホームがある[16]。 ホームは低床ホームとなっており、旅客上屋等の設備が設けられている[17]。LRT化後の富山港線の各駅及び各停留場においては、各電停の旅客上屋壁面を﹁個性化壁﹂と称して駅周辺の文化や歴史を伝える意匠を施しているが、当駅においては山口久美子がデザインを手がけ、当駅旧駅舎がモチーフとなったイメージグラフィックが掲出されている[18]。当駅における個性化壁の協賛企業は、富山化学工業である[18]。 花壇が設置されており、近隣住民や富山県立富山聴覚総合支援学校の生徒、富山化学工業の社員等によって整備されている[19][20]。-
工事中の下奥井駅
(2006年3月)
のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■富山港線 | 下り | 岩瀬浜方面 |
2 | 上り | 富山駅方面 |
※同じ線路を用いるため、﹁方面別のりば﹂となっている。
普通鉄道当時[編集]
単式ホーム1面1線をもつ地上駅であった[21]。かつては列車同士の行き違いが可能であり、相対式ホーム2面2線の構造を有していたが、撤去された[21][22]。-
JR時代の下奥井駅(2005年10月)
-
ホーム(2006年1月)
貨物取扱[編集]
当駅における貨物取扱は、1982年︵昭和57年︶11月15日に廃止された[12]。廃止時には専用線発着車扱貨物に限定されており[11]、全盛期の1970年︵昭和45年︶度においては発着合計3万4821トンであったが、1981年︵昭和56年︶度には6295トンまで減少していた[23]。廃止後の貨物は富山駅か富山港駅で取扱うこととされた[23]。
1953年︵昭和28年︶10月10日付﹃鉄道公報﹄第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[24]。
●道益産業線︵第三者使用‥日本通運、動力‥手押、作業粁程‥0.2粁︶
1970年︵昭和45年︶10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった。
●大谷製鉄線︵通運事業者等‥日本通運及び富山通運、動力‥私有機関車、作業粁程‥0.3粁、総延長粁程‥0.4粁︶
●富山化学工業線︵通運事業者等‥富山通運、動力‥手押、作業粁程‥0.2粁、総延長粁程‥0.3粁︶
利用状況[編集]
﹃富山県統計年鑑﹄によると、当駅における各年度の一日平均乗車人員は以下の通りであった[25]。年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 414 |
1998年 | 371 |
1999年 | 336 |
2000年 | 296 |
2001年 | 296 |
2002年 | 219 |
2003年 | 196 |
2004年 | 198 |
2005年 | 209 |
年度 | 1日平均 乗降人員 |
---|---|
2013年 | 210 |
2014年 | 153 |
2015年 | 205 |
2016年 | 171 |
2017年 | 242 |
2018年 | 241 |
駅周辺[編集]
隣の駅[編集]
- 富山地方鉄道
- ■富山港線
- 奥田中学校前駅 (C29) - 下奥井駅 (C30) - 粟島(大阪屋ショップ前)駅 (C31)
かつて存在した路線[編集]
脚注[編集]
(一)^ “富山県 駅乗降客数”. 2021年4月19日閲覧。
(二)^ 鉄道省編、﹃昭和九年十二月十五日現在 停車場一覧﹄︵261頁︶、1935年︵昭和10年︶3月、川口印刷所出版部
(三)^ ab石野哲、﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編II﹄︵162頁︶、1998年︵平成10年︶10月、JTB。ただし、同書に一般駅とあるにも拘らず、開業当初は旅客のみ取扱とした点は﹃ありがとう富山港線、こんにちはポートラム﹄︵37頁︶に従う。
(四)^ ﹁ありがとう富山港線、こんにちはポートラム﹂編集委員会編、﹃ありがとう富山港線、こんにちはポートラム﹄︵37頁︶、2006年︵平成18年︶5月、TC出版
(五)^ abc今尾恵介監修、﹃日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線6号﹄︵35頁︶、2008年︵平成20年︶10月、新潮社
(六)^ 今尾恵介監修、﹃日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線6号﹄︵35頁︶、2008年︵平成20年︶10月、新潮社
(七)^ ab昭和18年鉄道省告示第119号︵﹃官報﹄、1943年︵昭和18年︶5月25日、大蔵省印刷局︶
(八)^ 昭和21年運輸省告示第192号︵﹃官報﹄、1946年︵昭和21年︶7月1日、大蔵省印刷局︶
(九)^ 昭和44年日本国有鉄道公示第309号︵﹃官報﹄、1969年︵昭和44年︶10月1日、大蔵省印刷局︶
(十)^ 昭和47年日本国有鉄道公示第261号︵﹃官報﹄、1972年︵昭和47年︶10月2日、大蔵省印刷局︶
(11)^ ab昭和49年日本国有鉄道公示第208号︵﹃官報﹄、1974年︵昭和49年︶9月12日、大蔵省印刷局︶
(12)^ ab昭和57年日本国有鉄道公示第168号︵﹃官報﹄、1982年︵昭和57年︶11月13日、大蔵省印刷局︶
(13)^ 昭和59年日本国有鉄道公示第174号︵﹃官報﹄、1984年︵昭和59年︶1月30日、大蔵省印刷局︶
(14)^ “富山ライトレール、2月22日に富山地鉄が吸収合併”. 日本経済新聞. (2020年2月21日). オリジナルの2020年2月22日時点におけるアーカイブ。 2020年2月22日閲覧。
(15)^ “富山駅南・北の路面電車20年3月21日に接続 運賃210円”. 日本経済新聞. (2019年10月1日). オリジナルの2019年10月5日時点におけるアーカイブ。 2020年2月20日閲覧。
(16)^ 川島令三編、﹃中部ライン 全線・全駅・全配線第7巻 富山・糸魚川・黒部エリア﹄︵18及び85頁︶、2010年︵平成22年︶10月、講談社
(17)^ 室哲雄、﹁日本初の本格的なLRTの導入・その成果と今後の展開――富山県富山市――﹂、﹃IATSS review﹄第34巻2号所収、2009年︵平成21年︶8月、国際交通安全学会
(18)^ ab富山市監修・富山ライトレール記録誌編集委員会編、﹃富山ライトレールの誕生 日本的本格的LRTによるコンパクトなまちづくり﹄︵86頁︶、2007年︵平成19年︶9月、富山市
(19)^ キバナコスモス見ごろ 富山ライトレール下奥井駅 - 2010年︵平成22年︶8月17日、北日本新聞社
(20)^ 住民ら球根掘り ライトレール下奥井駅 - 2017年︵平成29年︶6月16日、北日本新聞社
(21)^ ab相賀徹夫、﹃国鉄全線各駅停車7北陸・山陰510駅﹄︵172頁︶、1984年︵昭和59年︶1月、小学館
(22)^ 志村隆編、﹃JR全線・全駅舎 西日本編︵JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州﹄︵103頁︶、2004年︵平成16年︶4月、学習研究社
(23)^ ab﹁富山港線の下奥井、蓮町駅 貨物取扱を廃止 来月15日から﹂、﹃北日本新聞﹄︵20面︶、1982年︵昭和57年︶10月29日、北日本新聞社
(24)^ 名取紀之・瀧澤隆久編、﹃RM POCKET 11 トワイライトゾ~ン・マニュアルⅣ﹄、1995年︵平成7年︶10月、ネコ・パブリッシング
(25)^ 統計年鑑 - 富山県
(26)^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ)2011-2015年 uMap - 駅別乗降客数マップ 、2019年9月4日閲覧
(27)^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月15日閲覧
(28)^ 富山県立富山ろう学校﹁平成21年度学校要覧﹂
参考文献[編集]
- 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編 『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』 TC出版プロジェクト、2006年、ISBN 4-916181-21-2、32-34頁、61-62頁。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 下奥井駅 時刻予定表 (PDF) - 富山地方鉄道
- 下奥井駅 - 西日本旅客鉄道