仙台市交通局
表示
仙台市交通局本庁舎(2004年10月12日) | |
種類 | 地方公営企業 |
---|---|
略称 | 仙台市地下鉄、仙台市営バス |
本社所在地 |
日本 〒980-0801 宮城県仙台市青葉区木町通一丁目4番15号 北緯38度16分9.38秒 東経140度51分44.84秒 / 北緯38.2692722度 東経140.8624556度 |
設立 | 1926年(大正15年)11月25日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 高速鉄道事業、乗合バス事業、貸切バス事業、公有財産貸付事業 |
代表者 | 仙台市交通事業管理者 加藤 俊憲 |
従業員数 | 783人 |
主要子会社 | 仙台交通 |
外部リンク | https://www.kotsu.city.sendai.jp/ |
仙台市交通局︵せんだいしこうつうきょく︶は、仙台市の地方公営企業の一つで、宮城県仙台市およびその周辺で公共交通機関などを運営している。路線バス事業︵仙台市営バス︶を行う﹁自動車部﹂、地下鉄事業︵仙台市地下鉄︶を行う﹁鉄道管理部﹂﹁鉄道技術部﹂に分かれている。
仙台市ガス局・仙台市水道局同様、仙台市役所とは独立した庁舎を持っている。
沿革[編集]
詳細は各部の項を参照のこと年表[編集]
●1926年︵大正15年︶11月25日、仙台市電気部電車課︵当時︶が市電を開業[1]。 ●1942年︵昭和17年︶8月21日、仙台市街自動車を買収して市営バス営業を開始[1]。 ●1943年︵昭和18年︶11月20日、定義観光自動車、増東自動車︵増東軌道の後身︶、根白石自動車運輸、仙山自動車、港組を買収。 ●1945年︵昭和20年︶8月19日、仙台市交通部に改組。 ●1952年︵昭和27年︶10月1日、仙台市交通部を仙台市交通事業局に改称。 ●1955年︵昭和30年︶9月16日、仙台市交通事業局を仙台市交通局に改称[1]。電車部および自動車部を新設[1]。 ●1976年︵昭和51年︶3月31日、この日限りで市電全線廃止[1][2]。 ●1987年︵昭和62年︶7月15日、地下鉄南北線 八乙女 - 富沢間開業[1]。 ●1991年︵平成3年︶4月25日、市電保存館開館[1]。 ●1992年︵平成4年︶7月15日、地下鉄南北線八乙女 - 泉中央間開業[1]。 ●1998年︵平成10年︶11月2日、公式サイトを公開開始[1]。 ●2002年︵平成14年︶3月29日、仙台市がオムニバスタウンに指定。 ●2006年︵平成18年︶4月1日、バスロケーションシステム導入[1]。白沢出張所の運転・車両管理業務を5年間の期限付きでジェイアールバス東北仙台支店に委託[1]。 ●2007年︵平成19年︶、地下鉄東西線工事の開始。地下鉄事業の案内名称を﹁仙台市地下鉄﹂に一本化。 ●2008年︵平成20年︶4月1日、岡田出張所の運転・車両管理業務を5年間の期限付きで宮城交通に委託[1]。 ●2009年︵平成21年︶4月1日、七北田出張所の運転・車両管理業務を5年間の期限付きでJRバス東北に委託[1]。 ●2010年︵平成22年︶4月1日、新寺出張所開設[1]。新寺出張所の運転・車両管理業務を5年間︵東仙台営業所を委託する契約のうち、最初の2年間だけ部分的に委託するもの︶の期限付きで宮城交通に委託[1]。 ●2011年︵平成23年︶ ●3月11日、東北地方太平洋沖地震︵東日本大震災︶発生。市営バスは全線で運行を停止し、安全を確認できた路線を順次運行再開[1]。岡田出張所が地震に伴う津波で被災し、機能停止に陥る[1]。地下鉄は南北線が運行停止、東西線が全工区で工事中断した[1]。 ●3月12日、市営バスの主要幹線路線において、不定期ダイヤで運行再開[1]。岡田出張所の業務を霞の目営業所に移転して再開[1]。 ●3月14日、地下鉄南北線を富沢 - 台原間において折り返し運転で運行再開し、台原 - 泉中央間をシャトルバスで代行運行[1]。 ●3月28日、市営バスを休日ダイヤ運行に切り替え[1]。 ●4月18日、市営バスを通常ダイヤ運行に切り替え[1]。 ●4月29日、地下鉄南北線を﹁震災復興キッフオフデー﹂に合わせて全線運行再開[1]。 ●6月1日、震災の影響で2か月遅れて市営バスのダイヤを改正[1]。東仙台営業所の運転・車両管理業務を、新寺出張所の業務委託時開始時から含めた5年間の契約で宮城交通に委託[1]。これに伴い、東仙台営業所配下にある七北田出張所が実沢営業所配下へ、新寺出張所が長町営業所配下へそれぞれ配置換。 ●6月20日、地下鉄東西線の工事を順次再開[1]。 ●2012年︵平成24年︶4月1日、新寺出張所の運転・車両管理業務を、震災の影響で機能していない岡田出張所の機能と合わせる形で、暫定的に改めて宮城交通に委託[1]。これに伴い、新寺出張所が長町営業所配下より霞の目営業所配下へ配置換︵岡田出張所は、霞の目営業所配下︶。 ●2013年︵平成25年︶4月1日、霞の目営業所分室開設。新寺出張所の運転・車両管理業務を、正式に宮城交通に委託開始。併せて霞の目営業所本所一部について、﹁霞の目営業所分室﹂として同一地で独立させたうえで、別途宮城交通に委託。 ●2014年︵平成26年︶ ●12月1日 ●IC乗車カード﹁icsca﹂を発行開始。 ●定期乗車券のクレジットカード決済を開始。三菱UFJニコス︵VISAおよびMasterCardブランドを含む︶および七十七カード︵JCBブランド[注釈 1]を含む︶との決済契約締結に伴うもの。 ●12月6日、地下鉄南北線にIC乗車カード﹁icsca﹂を導入[3]。 ●2015年︵平成27年︶ ●4月1日、長町営業所の車両整備部門を民間会社に業務委託。 ●7月29日、地下鉄南北線の仙台駅構内などに設置される4売店がファミリーマートに転換して営業を開始[4][5]。 ●12月6日、地下鉄東西線 荒井 - 八木山動物公園間開業。icscaの地下鉄東西線およびバス利用を開始し、磁気カード︵ジョイカード、スキップカード、バスカード︶の発売を前日5日で終了。霞の目営業所の運転・車両業務全般を、霞の目営業所分室との委託事業所振替の形で宮城交通に委託。同時に、新寺出張所と霞の目営業所分室を統合。新寺出張所は新寺駐車場に戻る。 ●2016年︵平成28年︶ ●3月26日、﹁icsca﹂と﹁suica﹂の仙台圏における相互利用サービス開始[6]。 ●10月31日、磁気カード乗車券︵ジョイカード、スキップカード、バスカード︶の利用終了。事業変遷[編集]
(一) 仙台市営バス(1942年8月21日 - )
仙台市観光シティループバス「るーぷる仙台」(1999年5月13日 - )
仙台市電廃止代替バス路線「グリーンバス」(1976年3月31日 - 1987年7月14日)
仙台市電(1926年11月25日 - 1976年3月31日)
※1年毎の西暦以外の縦線は、昭和・終戦・平成および現在。
2007年7月22日 るーぷる仙台
2006年2月11日 仙台市営バス一般路線車
自動車事業
仙台市営バス
●るーぷる仙台︵市内観光地循環バス︶
●エアポート・リムジン︵仙台空港特急バス︶ - 2007年3月17日廃止
高速鉄道事業
仙台市地下鉄
●南北線
●東西線
市電事業
仙台市電 - 1976年廃止
事業[編集]
組織機構[編集]
●交通局本庁舎︵青葉区木町通1丁目︶ ●高速鉄道部 ●富沢車両基地 ●荒井車両基地 ●勾当台管区駅 ●仙台管区駅 ●東西線管区駅 ●自動車部 ●長町営業所 ●霞の目営業所★ ●東仙台営業所★ ●実沢営業所 ●七北田出張所☆ ●川内営業所 ●白沢出張所☆ 高速鉄道部・自動車部とも清掃・整備等一部業務を系列の仙台交通株式会社に委託している。 ★印の営業所は宮城交通へ、☆印の出張所はジェイアールバス東北仙台支店にそれぞれ委託している拠点。脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaab1沿革 -仙台市交通事業のあゆみ- (PDF) ︵仙台市交通局︶
(二)^ 池田光雅﹃鉄道総合年表1972-93﹄中央書院、1993年、43頁。ISBN 4-924420-82-4。"3月31日 仙台市電4路線︵中略︶この日限りで廃止され市電全廃"。
(三)^ “ICカード乗車券﹁イクスカ﹂の利用開始時期が決まりました”. 仙台市交通局. 2014年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月21日閲覧。
(四)^ “地下鉄駅構内にファミリーマートがオープンします”. 仙台市交通局. 2015年7月23日閲覧。
(五)^ “<ファミマ>地下鉄駅に店舗型売店の出店続々”. 河北新報. (2015年7月30日). オリジナルの2015年8月2日時点におけるアーカイブ。 2015年7月30日閲覧。
(六)^ “﹁icsca﹂と﹁Suica﹂の仙台圏における 相互利用サービスの開始日について” (PDF). 仙台市交通局 (2015年12月21日). 2015年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月21日閲覧。
関連項目[編集]
- 仙台市営モノレール南西線 - 未成となったモノレール計画
- 宮城交通
- ジェイアールバス東北
- 愛子観光バス
- 東日本急行
- 鉄道むすめの登場人物#WEB - 仙台市地下鉄運転士という設定のキャラクター「青葉あさひ」がいる。