日本サイクルスポーツセンター
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(伊豆MTBコースから転送)
サイクルスポーツセンター | |
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サイクルスポーツセンター付近の空中写真。 | |
施設情報 | |
テーマ | サイクルスポーツの普及 |
事業主体 | 日本サイクルスポーツセンター |
管理運営 | 日本サイクルスポーツセンター |
面積 | 168万平方メートル[1] |
来園者数 | 150,269人(平成30年度)[2] |
開園 | 1965年6月21日 |
所在地 | 静岡県伊豆市大野1826 |
公式サイト | 日本サイクルスポーツセンター |
日本サイクルスポーツセンター︵にほんサイクルスポーツセンター、英語: Japan Cycle Sports Center︶は、静岡県伊豆市︵旧修善寺町︶に所在する自転車競技のための施設および遊園地である。略称はCSC︵Cycle Sports Center︶。
概要[編集]
1965年6月21日に開設された。サイクルスポーツの普及を図る目的で建てられた施設であり、JKAなど競輪運営団体の寄付金や補助などで建設費や運営費がまかなわれている。 敷地は当初、モータースポーツ用サーキットとして計画されていた。その後紆余曲折を経て、日本競輪選手養成所︵旧日本競輪学校︶と同所の敷地となったが、時勢が変われば富士スピードウェイがここにできる可能性があった。これは﹃富士スピードウェイ・最初の40年﹄という書籍にも記載されている。 競輪選手を養成する日本競輪選手養成所に隣接しており、自転車関係者の間で修善寺といえば、この日本サイクルスポーツセンターか日本競輪選手養成所のどちらかを指す代名詞となっている。 東京オリンピックの自転車競技では、伊豆MTBコースの会場名で、クロスカントリーが実施された。ただし、同じ自転車競技であるBMXは、当地ではなく東京の有明アーバンスポーツパークで実施された[3]。 オリンピック会場整備工事のため、2019年10月18日より遊園地ゾーン﹁自転車の国﹂は休園し、その間はパターゴルフ場のみの営業となっていた[注釈 1]。﹁自転車の国﹂は原状回復工事が完了し、2022年3月18日よりリニューアルオープンし営業を再開した。施設の特徴[編集]
主目的は自転車競技のための施設となっていることから、場内にはロード競技用5kmサーキット・トラックレース用400mピスト︵走路︶・MTB︵マウンテンバイク︶コースなどがあり、有料で一般開放している。ただしピストなどの競走路を一般利用者が利用する際には基礎脚力検査が行われ、基準を満たさない場合は落車などの危険が生じるため、その利用が認められないことがある。なお隣接している日本競輪選手養成所の選手候補生や、現役の競輪選手などが走行訓練を行うこともある。なお、5キロサーキット・MTBコース・400mピストの3施設については有料で自転車の持ち込みも可能であるが、変速機が無いものは持ち込みできないなどの制限がある。 また、施設ごとの貸し出しも行なっており、ロード用コースは自転車による一般的なレースだけでなく、自動車・オートバイなどの試乗会会場として使われることもあり、﹁カーグラフィックTV﹂(BS朝日) などでは撮影にも使われる。 他にも各種の遊具施設が存在するが、施設としての方針から遊具のほとんどが人力で動かすものであり、その構造も自転車の技術が応用されたものとなっている。アトラクション[編集]
●おもしろ自転車 - ペダルやチェーンがない自転車や四輪自転車など変わった自転車を体験可能。 ●ジャングルジム FUJISAN - 日本一の木製ジャングルジム。スカイコリドール跡地に設置。 ●ふわふわドーム - トランポリン。サイクル電車の駅跡地に設置。 ●スカイローラー - 全長300メートルのローラースライダー。 ●アスレチック迷路 キャッスルアドベンチャー - 迷路。 ●サイクルUFO - レールの上を走る自転車 ●水上自転車 - ペダルボート ●サイクルモノレール - 高さ4mのレールの上を走る自転車 ●サイクルコースター - ジェットコースター ●サイクルゴーランド - メリーゴーランド ●流水プール - プール ●体育館 - バスケットボール、卓球、バレーボールなどサーキットコース[編集]
●MTBコース - マウンテンバイク用コース ※2019年3月3日をもって営業終了。東京五輪終了後、再開予定[4]。 ●5キロサーキット - 舗装路のコース ●BMXコース - 自転車モトクロス用コース ※営業終了。 ●ファミリーサーキット - 手軽に楽しめる舗装路のコース ●ストライダーパーク - ペダルがない自転車のストライダー用コース ※2019年3月3日をもって営業終了。。 ●伊豆ベロドローム - 日本初の屋内木製走路競技場。2010年5月に着工[5][6]。2011年9月29日に竣工し、10月1日オープン。同月14日から開かれた第14回全日本自転車競技選手権大会トラックレースが杮落とし大会となった。2021年開催された東京オリンピックおよびパラリンピックでは、自転車競技のトラック種目の会場となった。その他施設[編集]
●多目的ホール ●宿泊所サイテル - 宿泊施設 ●パターゴルフ ●元気の森DAYキャンプ場 - 学校団体向け調理体験 日帰りキャンプ場 ●サイクル温泉ゆーサロン︵2014年5月31日をもって営業終了︶[7] - 温泉設備一般財団法人日本サイクルスポーツセンター[編集]
略称 | JCSC |
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設立 | 1965年6月21日 |
種類 | 一般財団法人 |
法人番号 | 5010405001001 |
目的 | 広く国民にサイクルスポーツ(自転車を使用して行うスポーツをいう。以下同じ。)を中心とする生涯スポーツの普及を図るとともに、スポーツ用自転車等の性能向上に資する事業を行い、もって国民の心身の健全な発達と関連機械工業の振興に寄与すること[8] |
本部 | 東京都品川区(主たる事務所)[9] |
所在地 | 静岡県伊豆市(従たる事務所)[9] |
貢献地域 | 日本 |
会長 | 平栁豊 |
ウェブサイト | http://www.csc.or.jp/ |
当施設は、一般財団法人日本サイクルスポーツセンターにより運営されている。一般財団法人日本サイクルスポーツセンターは、サイクルスポーツセンターの運営のほか、サイクルスポーツ普及イベントの開催、地域スポーツ等を振興するための活動、自転車競技者の強化・育成活動への協力、サイクルスポーツに必要な自転車等に関する調査研究、サイクルスポーツの安全な利用を確保する方策の研究を行なっている[10]。
当地で開催される主な競技大会[編集]
●ツアー・オブ・ジャパン︵伊豆ステージ︶ ●チャレンジサイクルロードレース大会 ●修善寺カップ女子オープン トラック&ロードレース大会過去の大会[編集]
●全日本チーム対抗自転車競技大会 ●第6回アジア自転車競技選手権大会︵1973年︶ ●経済産業大臣旗第44回全日本実業団対抗サイクルロードレース大会交通アクセス[編集]
●伊豆箱根鉄道修善寺駅より東海バス﹁サイクルスポーツセンター﹂行に乗車、終点で下車。 ●運行は、土曜・休日の朝夕2本のみ。平日は通常は運行しないが春休み・夏休み・冬休みといった学校長期休暇中に限り運行する。 ●タクシー利用では、修善寺駅より約15分、またはJR東日本伊東線宇佐美駅より約30分。関連画像[編集]
サイクル電車など
ファミリーサーキット
水上自転車など
400mピスト
伊豆ベロドロームの建屋
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 日本サイクルスポーツセンター財団概要
- ^ 平成30年度 事業報告書より。有料入場者、無料入場者を含む
- ^ 伊豆で東京五輪自転車 静岡県内初の競技開催 - 静岡新聞・2015年12月10日
- ^ 「MTBコース」「ストライダーパーク」の営業中止について - 日本サイクルスポーツセンター 2019年2月26日
- ^ 建設業界ニュース静岡版2010年1月25日付記事
- ^ 伊豆ベロドローム:工事の安全祈願 / 静岡 - 毎日新聞2010年5月13日付記事
- ^ 平成26年度事業報告書 4.サイクルスポーツ施設に付帯する施設等の運営に関する事業 8.その他 (1)合理化の推進
- ^ 一般財団法人日本サイクルスポーツセンター 定款第3条
- ^ a b 日本サイクルスポーツセンター 定款2条
- ^ 一般財団法人日本サイクルスポーツセンター 定款第4条
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 日本サイクルスポーツセンター
- 伊豆ベロドローム
- 日本サイクルスポーツセンター (210291579005588) - Facebook
- 日本サイクルスポーツセンター イベント情報館 (JapanCycleSportsCenter) - Facebook
- 日本サイクルスポーツセンター - YouTubeチャンネル