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山崎 誠助︵やまさき せいすけ、1912年9月23日 - 2015年7月29日︶は、日本の劇作家。教育者。劇団﹁麦の会﹂主宰。︵元︶小学校校長。致道博物館顧問。鶴岡市芸術文化協会会長。栄典・称号は勲五等瑞宝章・鶴岡市名誉市民。
生まれつき病弱な体だった為、小学校を中途退学し十数年に及ぶ闘病生活の中、独学で教員検定に合格。教員免許を取得し1934年8月、泉尋常高等小学校准訓導心得となる。その後38年間にわたって小学校の教員を続け、そのかたわら1947年、劇団﹁麦の会﹂の前身となるNHK鶴岡放送劇団、NHK鶴岡放送児童劇団を主宰し舞台劇・劇作家活動に取り組み、1964年6月には、両劇団を一本化して劇団﹁麦の会﹂を創設する。これまでに手掛けた作品は実に1500以上に及んだ。1968年4月には、山形県藤島町立藤島小学校校長に就任し、これを最後に教職を定年退職する。その後は、舞台劇・劇作家活動も続けながら、鶴岡市社会教育委員長を始めとして、鶴岡市文化会館運営委員会委員長、鶴岡市こども像策定審議会会長、鶴岡市表彰審査委員会委員長、鶴岡市芸術文化協会会長など、数々の機関の要職を歴任した。また、舞台劇・劇作家活動の功績によって数多くの文化賞︵高山樗牛賞、山形県教育功労賞、鶴岡市芸術祭賞、地域文化功労者賞、斎藤茂吉文化賞、鶴岡市特別文化功績賞など︶も受賞している。
1995年11月には、勲五等瑞宝章を叙勲。2007年3月18日には、鶴岡市名誉市民となった。趣味は写真とビデオ撮影で、20数年に及ぶビデオ撮影歴の集大成が、﹁四季の旅人﹂と題して2002年7月に、サンナコよりリリースされた。
●1912年9月23日、山形県西田川郡斎村大字遠賀原(現・鶴岡市千石町)に、山崎剛次郎︵旧庄内藩士・書家︶の3男4女の末子として生れる。
●1920年、インフルエンザが原因で結核に侵され、以後10年くらい生死の境を彷徨う。
●1934年8月、泉尋常高等小学校准訓導心得
●1937年3月、渡前尋常高等小学校訓導
●1945年3月、鶴岡市朝暘第一国民学校訓導
●結婚する。
●1947年、NHK鶴岡放送劇団、NHK鶴岡放送児童劇団を主宰する。
●1956年6月、田川教育出張所指導主事となる。
●1962年4月、山形県三川村立押切小学校︵現・三川町立押切小学校︶の校長に就任
●1964年6月、劇団﹁麦の会﹂を結成する。
●1968年4月、山形県藤島町立藤島小学校の校長に就任
●1970年11月、高山樗牛賞受賞
●1971年11月、山形県教育功労賞︵演劇文化︶受賞
●1980年7月、鶴岡市社会教育委員長に就任
●1981年4月、鶴岡市文化会館運営委員会委員長に就任
●12月、鶴岡市芸術祭賞受賞
●1985年8月、鶴岡市こども像策定審議会会長に就任
●1988年7月、鶴岡市表彰審査委員会委員長に就任
●1989年11月、地域文化功労者賞を受賞する。
●11月、第35回齋藤茂吉文化賞︵芸術部門演劇︶受賞
●1991年10月、鶴岡市政功労者賞受賞
●1995年11月、勲五等瑞宝章を叙勲される。
●劇団﹁麦の会﹂が、第33回山形県民芸術祭大賞受賞
●1996年、鶴岡市芸術文化協会会長に就任
●1997年10月、鶴岡市特別文化功績賞受賞
●10月、山形大学同窓会特別文化功労表彰受賞
●2002年4月、映画﹁たそがれ清兵衛﹂の方言指導をする。
●7月、VHSビデオ﹁四季の旅人﹂がサンナコよりリリースされる。
●2004年、映画﹁隠し剣鬼の爪﹂の方言指導をする。
●3月、鶴岡アートフォーラム運営協議会会長に就任
●4月24日、﹃故酒井忠明氏を偲ぶ会﹄にて﹃酒井忠明氏を偲んで﹄と題して語る。
●8月26日、ペットの愛犬ハナが亡くなる。
●2007年3月18日、鶴岡市名誉市民推載
●2008年2月18日、劇団﹁麦の会﹂が、第45回山形県民芸術祭大賞受賞
●2009年、﹃鶴岡市民大学講座﹄︵鶴岡市中央公民館︶にて﹃方言の豊かな表現力﹄~愛・敬・美~をテーマとして小坂深和︵YTS山形テレビアナウンサー︶と共に講師を務める。
●9月15日、﹁GALLERY MATSU﹂︵酒井天美主宰︶にて写真展﹃四季の旅人抄﹄開催︵10月18日まで︶
●2010年5月23日、﹃山崎誠助先生﹁未来を語る会﹂白寿を祝う﹄︵東京第一ホテル鶴岡・鳳凰の間︶にて記念講演を行う。
●2012年4月、鶴岡市芸術文化協会会長を退任。後任は東山昭子。
受賞歴[編集]
●1970年︵昭和45年︶11月 - 高山樗牛賞
●1971年︵昭和46年︶11月 - 山形県教育功労賞
●1981年︵昭和56年︶12月 - 鶴岡市芸術祭賞
●1989年︵平成元年︶11月 - 地域文化功労者賞
●1989年︵平成元年︶11月 - 斎藤茂吉文化賞
●1991年︵平成3年︶10月 - 鶴岡市政功労者賞
●1995年︵平成7年︶11月 - 勲五等瑞宝章叙勲
●1995年︵平成7年︶11月 - 第33回山形県民芸術祭大賞︵劇団﹁麦の会﹂︶
●1997年︵平成9年︶10月 - 鶴岡市特別文化功績賞
●1997年︵平成9年︶10月 - 山形大学同窓会特別文化功労表彰
●2007年︵平成19年︶3月 - 鶴岡市名誉市民顕彰
●2008年︵平成20年︶2月 - 第45回山形県民芸術祭大賞︵劇団﹁麦の会﹂︶
●2012年︵平成24年︶4月 - 鶴岡市芸術祭特別功労賞
出版物[編集]
●1951年︵昭和26年︶ - ﹁だれでもすぐできる児童演劇集﹂ 五峰堂
●1951年︵昭和26年︶ - ﹁青空 だれにでも出来るよい子の演劇集﹂ 五峰堂
●1977年︵昭和52年︶ - ﹁鶴岡の昔話﹂ 絵‥今井繁三郎 東北出版企画
●1980年︵昭和55年︶ - ﹁昔のやまがたうわさ話﹂ 絵‥斎藤満子 東北出版企画
●1998年︵平成10年︶ - ﹁くさの花﹂
●1999年︵平成11年︶ - ﹁野火燃える﹂
●2000年︵平成12年︶ - ﹁草の十字架﹂
●2001年︵平成13年︶ - ﹁うぐいす﹂
●2002年︵平成14年︶ - ﹁おにばばとさば売り﹂ 絵‥百瀬明日香
●2002年︵平成14年︶ - ﹁わが郷土鶴岡﹂ 郷土読本をつくる会
●2006年︵平成18年︶ - ﹁遥かなる道程を - 山崎誠助著作集 - ﹂ 山崎誠助著作集刊行会
●2007年︵平成19年︶ - ﹁鳥刺しの話 - 語り遺したい郷土の歴史 - ﹂ 聞き手‥犬塚幹士 鶴岡市教育委員会
●2007年︵平成19年︶ - ﹁私の歩いて来た道﹂
VHS[編集]
●2002年︵平成14年︶8月 - ﹁四季の旅人﹂ BGM‥山崎一樹 サンナコ
●﹁庄内の伝統工芸 第1巻 絵ろうそく﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第2巻 竹塗﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第3巻 庄内杓子﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第4巻 黒柿細工﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第5巻 ばんどり﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第6巻 下駄﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第7巻 刃物鍛冶﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第8巻 ちょうちん﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第9巻 おろこぎ﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第10巻 鵜渡川原人形﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第11巻 シナ織﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第12巻 磯草塗﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第13巻 大宝寺焼﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第14巻 庄内竿﹂
●﹁庄内の伝統工芸 第15巻 庄内竿︵改訂版︶﹂
●父親‥山崎剛次郎 - 書家
●長男‥山崎一樹 - 音楽家、サンナコ代表
●酒井忠明 - 旧庄内藩主酒井家17代当主
参考資料[編集]
●2002年︵平成14年︶ - ﹁わが郷土鶴岡﹂郷土読本をつくる会
●2002年︵平成14年︶ - ﹁四季の旅人﹂BGM‥山崎一樹 サンナコ
●2006年︵平成18年︶ - ﹁遥かなる道程を - 山崎誠助著作集 - ﹂山崎誠助著作集刊行会
●﹃現代物故者事典2015-2017﹄615頁