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恐怖の山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
恐怖の山
The Horror from the Hills
訳題 「夜歩く石像」
作者 フランク・ベルナップ・ロング
アメリカ合衆国
言語 英語
ジャンル ホラー
初出情報
初出ウィアード・テイルズ』1931年1月号、2・3月合併号
刊本情報
出版元 アーカム・ハウス
出版年月日 1963年
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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: The Horror from the Hills1

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解説

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執筆

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ラヴクラフトは、1927年10月31日に見た夢の内容を、小説に仕立てようとした。このことは夢の内容と共に、友人宛の手紙に記して伝えている。しかし最終的にはプロットをロングに譲り、本作『恐怖の山』が誕生した。本作内のローマ時代スペインパートは、ほぼラヴクラフトの見た夢の内容がそのまま用いられている。またラヴクラフトの没後に、先述の手紙から夢の部分が抜き出されて『古えの民』という「作品」として発表された。この書簡は作品が収録された青心社文庫の同11巻に補足資料として収録されている。

日本での評価

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東雅夫は『クトゥルー神話事典』にて、「クトゥルー神話版『吸血鬼ドラキュラ』といった趣もある力作中編」「夢語りの形で作中に登場する、古代ローマ時代の印象的なエピソードには、ラヴクラフト自身の見た夢が、本人の承諾を得て活かされている(学研『夢魔の書』参照)」と述べる一方、唐突に超化学兵器を持ち出すところが、いかにも往時のパルプ・ホラーらしいとしている[1]

朱鷺田祐介は、本作の魅力を「チャウグナル・ファウグンという古代の吸血神の1体がマンハッタンによみがえるという筋立てである。」とし、「恐ろしい神像が美術館に運ばれるあたりは実に雰囲気がよい」とも述べる一方、終盤で時空機という超兵器が出てくる点は「パルプ作家であるロングの限界点とも言える」と指摘している[2]

あらすじ

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登場人物・用語

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26



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チャウグナル・ファウグンと怪物たち

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チャウグナル・ファウグン

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チャウグナル・ファウグン(想像図)



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TRPG

ミリ=ニグリ族

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1931

TRPG

<マグヌム・イノミナンドゥム>

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<> Magnum Innominandum



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関連作品

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 - 

 - 調

 - 

収録

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The Horror from the Hills
  • 『クトゥルー11』青心社東谷真知子訳「恐怖の山」
  • 『真ク・リトル・リトル神話大系4』国書刊行会根本政信訳「夜歩く石像」
  • 『新編真ク・リトル・リトル神話大系1』国書刊行会、根本政信訳「夜歩く石像」
古えの民

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 学習研究社『クトゥルー神話事典第四版』336ページ。
  2. ^ 新紀元社『クトゥルフ神話ガイドブック』137ページ。
  3. ^ カーター版ネクロノミコン・第九の物語 星の影』