日本流通産業
種類 | 株式会社 |
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略称 | ニチリウ |
本社所在地 |
日本 〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島七丁目20番1号 KM西梅田ビル11・12階 |
設立 | 1974年6月1日 |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 1120001093468 |
事業内容 | ニチリウグループ加盟企業への加工食品、日配食品、生鮮食品等の食品全般、寝具、インテリア製品、家庭用品等の住居関連品、婦人衣料、紳士衣料、ベイビー、子供衣料等の衣料品の共同仕入・共同開発業務及び間接資材の共同購入 |
代表者 | 代表取締役社長 大桑弘嗣(オークワ代表取締役社長) |
資本金 | 2億1300万円 |
主要株主 |
株式会社平和堂 株式会社オークワ 株式会社ライフコーポレーション 他 |
外部リンク | https://www.nichiryu.co.jp/ |
日本流通産業株式会社︵にほんりゅうつうさんぎょう、英‥Nihon Ryutsu Sangyo Co., Ltd.︶は、﹃くらしモア﹄ブランドでスーパーマーケット向けに食品・衣料品・インテリアなどを供給する日本の企業。1974年︵昭和49年︶設立。略称はニチリウ︵にちりゅう、英‥Nichiryu︶。﹁リウ﹂は﹁流﹂の字音仮名遣で、発音は﹁りゅう﹂である。大阪市福島区に本社を置く。代表者は大桑弘嗣︵オークワ代表取締役社長︶。
概要[編集]
同社の役員は、基本的に参加スーパーの運営会社の役員が兼務している。 CGCやオール日本スーパーマーケット協会といった他のコーペラティブチェーンと違い、総合スーパーの加盟が多いことや、生活協同組合・ドラッグストアも加盟していることが特徴である。沿革[編集]
●1974年︵昭和49年︶6月 - 平和堂、イズミ、オークワ、ライフコーポレーション、さとう、グランドタマコシ︵平和堂東海を経て平和堂に事業譲渡︶、ヤオハン︵現・マックスバリュ東海︶の7社により会社設立、資本金1億円。代表取締役社長に夏原平次郎、代表取締役副社長に大桑勇、山西義政、他加盟企業社長がそれぞれ就任。大阪市中央区本町4丁目8番地︵丸寿ビル内︶を本社所在地として業務開始。 ●1975年︵昭和50年︶2月 - 第1期事業年度︵9カ月︶9億3千1百万円を取り扱う。 ●1976年︵昭和51年︶ ●2月 - 第2期事業年度の取扱高93億8百万円となる。 ●4月 - 大阪市中央区本町3丁目1番15号︵大阪滋賀ビル︶に本社所在地を移転。 ●1980年︵昭和55年︶11月 - 生活協同組合コープこうべ、近商ストアが加盟。 ●1981年︵昭和56年︶4月 - 生活協同組合コープさっぽろが加盟。 ●1984年︵昭和59年︶ ●2月 - 第10期事業年度の取扱高762億9千8百万円となる。 ●6月 - ニチリウ創立10周年記念祝賀会を開催。 ●7月 - サニーマートが加盟。 ●1985年︵昭和60年︶2月 - 増資、新資本金1億7千1百万円。 ●1986年︵昭和61年︶3月 - ニシナ百貨店が加盟。 ●1989年︵平成元年︶ ●1月 - ニチエーが加盟。 ●2月 - 第15期事業年度の取扱高1083億円となる。 ●6月 - ニチリウ創立15周年記念祝賀会を開催。 ●9月 - サンエーが加盟、加盟企業16社2生協となる。 ●1992年︵平成4年︶ ●8月 - 両備ストアが加盟、加盟企業17社2生協となる。 ●11月 - ヤマザワが加盟、加盟企業18社2生協となる。 ●1994年︵平成6年︶ ●2月 - 第20期事業年度の取扱高1829億円となる。 ●6月 - ニチリウ創立20周年記念祝賀会を開催。 ●1995年︵平成7年︶ ●1月 - 中国・上海事務所を開設。 ●11月 - コーポレートブランド ﹁くらしモア﹂商品デビュー。 ●1999年︵平成11年︶ ●2月 - 第25期事業年度の取扱高2530億円となる。 ●5月 - 会長に夏原平次郎、副会長に山西義政、代表取締役社長に大桑堉嗣が就任する。 ●7月 - 創立25周年にあたり会長・副会長・社長の就任記念式典を開催。 ●2001年︵平成13年︶ ●3月 - ISO14001認証取得。 ●9月 - 中国・青島事務所を開設。 ●2003年︵平成15年︶10月 - ニチリウ創立30周年記念懇親会を開催。 ●2004年︵平成16年︶2月 - 第30期事業年度の取扱高2164億円となる。代表取締役副会長に清水信次が就任する。 ●2005年︵平成17年︶11月 - ユーコープ事業連合が加盟、加盟企業14社3生協となる。 ●2006年︵平成18年︶5月 - クリエイトエス・ディーが加盟、加盟企業15社3生協となる。 ●2007年︵平成19年︶ ●3月 - エコス、さえきが加盟、加盟企業16社3生協となる。 ●7月 - タイ・バンコク事務所を開設。 ●2008年︵平成20年︶ ●4月 - ニチリウ創立35周年感謝の集いを開催。 ●8月 - マルミヤストアが加盟、加盟企業17社3生協となる。 ●11月 - 富士シティオが加盟、加盟企業18社3生協となる。 ●2009年︵平成21年︶2月 - 名誉会長に夏原平次郎、代表取締役会長に清水信次が就任する。第35期事業年度の取扱高2492億円となる。 ●2010年︵平成22年︶6月 - サッポロドラッグストアーが加盟、加盟企業19社3生協となる。 ●2013年︵平成25年︶5月 - ニチリウ創立40周年感謝の集いを開催。副会長に大桑堉嗣、代表取締役社長に夏原平和が就任。 ●2014年︵平成26年︶2月 - 第40期事業年度の取扱高2699億円となる。 ●2018年︵平成30年︶11月 - 近商ストアが加盟、加盟企業20社3生協となる。 ●2019年︵平成30年︶11月 - 大阪市福島区福島7丁目20番1号︵KM西梅田ビル︶に本社所在地を移転。 ●2024年︵令和6年︶2月15日 - イズミが再加盟、加盟企業16社3生協となる。参加組織一覧[編集]
加盟順に記載。 スーパーマーケット ●総合スーパー ●オークワ︵和歌山県和歌山市︶ ●さとう︵京都府福知山市︶ ●平和堂︵滋賀県彦根市︶ ●ライフコーポレーション︵大阪府大阪市淀川区・東京都台東区、1983年脱退[1]、1988年再加盟︶ ●サンエー︵沖縄県宜野湾市、1989年加盟︶ ●イズミ︵広島県広島市、2020年脱退、2024年再加盟︶ ●食品スーパー ●ニシナ百貨店︵岡山県倉敷市︶ ●サニーマート︵高知県高知市、1984年加盟︶ ●ヤマザワ︵山形県山形市、1992年加盟︶ ●両備ストア︵岡山県岡山市北区、1992年加盟︶ ●エコス︵東京都昭島市、2007年加盟︶ ●さえき︵東京都国立市、2007年加盟︶ ●富士シティオ︵神奈川県横浜市中区、2008年加盟︶ ●近商ストア︵大阪府松原市、1980年加盟、2012年脱退、2018年再加盟︶ ドラッグストア ●クリエイトエス・ディー︵神奈川県横浜市青葉区、2006年加盟︶ ●サッポロドラッグストアー︵北海道札幌市北区、2010年加盟︶ 生協 ●コープこうべ︵兵庫県神戸市東灘区、1980年加盟︶ ●コープさっぽろ︵北海道札幌市西区、1981年加盟︶ ●ユーコープ︵神奈川県横浜市中区、2005年加盟︶過去に参加していた企業[編集]
●近鉄東海ストア︵中部近鉄百貨店︵現・近鉄百貨店︶と合併し、現在は近商ストアに近鉄グループのスーパーマーケット事業を統合︶ ●カスミ︵イオングループとの資本・業務提携のため、2004年2月に脱退[2]︶ ●いなげや︵イオングループとの資本・業務提携のため、2005年2月に脱退[3]︶ ●ヤオハン︵倒産後、イオングループ傘下となりマックスバリュ東海に社名変更︶ ●グランドタマコシ︵倒産後、平和堂傘下の﹁平和堂東海﹂となり、現在は平和堂に吸収合併︶ ●フレンドリー ︵ファミリーレストランチェーン︶ ●キンカ堂︵倒産︶ ●デリシア︵加盟時は﹁松電商事﹂という社名で、2000年に﹁アップルランド﹂に変更。八社会加盟のため離脱した。2016年に同じアルピコグループのマツヤと合併し現社名となった後、八社会を離脱しオール日本スーパーマーケット協会へ加盟している。︶ ●マルミヤストア︵大分県佐伯市︶︵株式会社丸久と経営統合し、株式会社リテールパートナーズ傘下へ。同時に、丸久が加盟していたオール日本スーパーマーケット協会へ加盟のため離脱︶ ●ニチエー︵広島県福山市、1989年加盟。2020年離脱[注釈 1]、同年にフジ傘下となる︶役員[編集]
2022年2月現在[4]。- 代表取締役社長 大桑弘嗣 オークワ代表取締役社長
- 代表取締役副社長 岩山利久 生活協同組合コープこうべ組合長理事
- 代表取締役副社長 大見英明 生活協同組合コープさっぽろ理事長
- 代表取締役副社長 佐藤総二郎 さとう代表取締役社長
- 代表取締役副社長 中村彰宏 サニーマート代表取締役社長
- 代表取締役副社長 折田譲治 サンエー代表取締役会長
- 代表取締役副社長 平松正嗣 平和堂代表取締役社長執行役員
- 代表取締役副社長 古山利昭 ヤマザワ代表取締役社長
- 代表取締役副社長 岩崎高治 ライフコーポレーション代表取締役社長執行役員
- 監査役 池﨑 好彦
その他[編集]
- 『くらしモア』ブランドのプライベートブランド商品は、加盟企業の子会社及び関連会社が運営するスーパーでも販売されている。
- 平和堂: エール(京都府舞鶴市)
- イズミ:ゆめマート熊本
- さとう: さとうフレッシュフロンティア(兵庫県豊岡市)
- さえき: フーズマーケットホック(島根県安来市)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ ニチエーの2020年8月7日現在の公式サイトではくらしモアの案内があるのに対し、ニチエーの2020年8月20日現在の公式サイトではくらしモアの案内が削除されている。
出典[編集]
(一)^ “ライフストア、日本流通産業から脱退へ――ニチリウ共同事業に打撃。”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社. (1982年12月21日)
(二)^ “カスミ、共同仕入れのニチリウを脱退。”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社. (2003年11月25日)
(三)^ “いなげや、共同仕入れ会社、ニチリウから脱退――イオンとの提携で。”. 日経MJ. 日本経済新聞社. (2004年10月29日)
(四)^ “日本流通産業株式会社-会社概要”. 2022年2月26日閲覧。
関連項目[編集]
- 他のコーペラティブチェーン(ボランタリーチェーン)・プライベートブランド
- CGC
- オール日本スーパーマーケット協会
- 八社会
- Vマーク(バリュープラス)
- スパー - オランダのボランタリーチェーン。日本で展開されていた時代に多くのニチリウ系のスーパーが参加し、地区本部を経営していた。