春樹チルドレン
表示
春樹チルドレン︵はるきチルドレン︶、もしくは村上春樹チルドレンとは、評論家などが特定の作家を村上春樹の影響下にあるものと評価して呼ぶレッテルである。また、村上春樹に影響を受けた者が自称することもある。
概要[編集]
藤井省三は、中国の著名な作家たち、衛慧、アニー・ベイビー、王家衛らが﹁村上チルドレン﹂であると評している[1]。 朝日新聞社のウェブサイトには﹁﹃村上春樹チルドレン﹄と呼ばれる作家たちが韓国、中国、イギリス、ウクライナなどで次々に登場している﹂と評する記事﹁︿ふたつのM-マンガと村上春樹4﹀世界に根付く自己表現﹂が掲載された[2]。 豊崎由美は本多孝好の作品が村上春樹のフェイクであると論破するにあたって、﹁村上春樹チルドレンの優等生﹂という言葉を使っている[3]。 ミュージシャンのスガシカオは、村上春樹チルドレンを自称している[4]。脚注[編集]
(一)^ 藤井省三﹃村上春樹のなかの中国﹄朝日選書。
(二)^ “︿ふたつのM-マンガと村上春樹4﹀世界に根付く自己表現”. 朝日新聞社 (2006年11月22日). 2008年5月5日閲覧。
(三)^ ﹁メッタ斬り!版 芥川賞、直樹賞選考会 - 本多孝好﹃真夜中の五分前﹄。
(四)^ “インタビュー スガシカオ”. NHK札幌放送局 (2006年5月1日). 2006年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年5月5日閲覧。
参考文献[編集]
- 大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』PARCO出版、2004年。ISBN 978-4-891946821。