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意味がなければスイングはない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
意味がなければスイングはない
著者 村上春樹
発行日 2005年11月28日
発行元 文藝春秋
ジャンル 評論
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 上製本
ページ数 296
コード ISBN 978-4-16-367600-5
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20051128[1]Stereo SoundThe Back GuildSHERIDAN SQUARE RECORD2008124[2]20151121[3]

  (It Don't Mean a Thing If It Ain't Got That Swing)  

[]


Stereo Sound
タイトル 掲載号 備考
シダー・ウォルトン――強靱な文体を持ったマイナー・ポエト 2003年春号
ブライアン・ウィルソン――南カリフォルニア神話の喪失と再生 2003年夏号 ザ・ビーチ・ボーイズが1970年代はじめに発表した2枚のアルバム『サンフラワー』と『サーフズ・アップ』に、多くのページが割かれている[注 1]
シューベルトピアノソナタ第十七番ニ長調」D850――ソフトな混沌の今日性 2003年秋号 「シューベルトの数あるピアノ・ソナタの中で、僕が長いあいだ個人的にもっとも愛好している作品は、第十七番ニ長調D850である。自慢するのではないが、このソナタはとりわけ長く、けっこう退屈で、形式的にもまとまりがなく、技術的な聴かせどころもほとんど見当たらない」と村上は述べている[注 2]
スタン・ゲッツの闇の時代 1953-54[注 3] 2003年冬号 ジョン・コルトレーンがあるときスタン・ゲッツの演奏を聴いて言ったという言葉が紹介されている。「もし我々が彼のように吹けるものなら、一人残らず彼のように吹いているだろうな」とコルトレーンは言ったという[6]
ブルース・スプリングスティーンと彼のアメリカ 2004年春号 1980年のシングル「ハングリー・ハート」の冒頭8行分を訳し、「こんなとんでもなく暗い内容の、複雑な物語性をもった歌詞を、八万人の聴衆が――少なくともその多くの部分が――丸ごと暗記して合唱できてしまうという」ことは「まさに驚くべき事実だ」と述べる[注 4]
村上は1984年、レイモンド・カーヴァーをインタビューすることを目的のひとつとしてアメリカに渡るが、その頃からスプリングスティーンとカーヴァーの共通性を感じていたという[9]
ゼルキンルービンシュタイン 二人のピアニスト 2004年夏号
ウィントン・マルサリスの音楽はなぜ(どのように)退屈なのか? 2004年秋号 「僕はキース・ジャレットの音楽の胡散臭さ[注 5][注 6]よりは、ウィントン・マルサリスの音楽の退屈さの方を、ずっと好ましく思っている。そして同じ退屈さでも、チック・コリアの音楽の退屈さよりは、こちらの方がよほど筋がいいと感じている」と村上は述べている[12]
スガシカオの柔らかなカオス 2004年冬号
日曜日の朝のフランシス・プーランク 2005年春号 「私は詩が含んだ問題点を、音楽のレベルで解消するために、知性という手段に頼ったことはない。(中略) 詩を歌に移し替えることは、愛の行為であって、便宜的な婚姻ではないのだ」とプーランクは言っていたという[注 7]
国民詩人としてのウディー・ガスリー 2005年夏号

脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^ 200712 (1957)

(二)^ [4]

(三)^ 201515[5]

(四)^ 2[7]
B[8]

(五)^  [10]

(六)^ [11]

(七)^ 便[13]便[14]

出典[編集]



(一)^  |  - BOOKS

(二)^  |  - BOOKS

(三)^  |  - BOOKS

(四)^ 235

(五)^  (2015224) -  

(六)^ 102

(七)^ 92

(八)^  2  2017224429

(九)^ 128-129

(十)^ 115

(11)^ 392

(12)^ 198

(13)^ 20059133

(14)^ 152

関連項目[編集]