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また、主人公と極力一緒に行動する相棒がいる、犯人に脅迫されて行動する、舞台は前2作が冬の夜間であったのに対し今作は真夏の昼間である事、それに伴いエンディングも冬のイメージの主題歌であった「[[レット・イット・スノウ]]([[:en:Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!|Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!]])」ではないなど、シリーズの中では新しい面を見せた作品でもある。

また、主人公と極力一緒に行動する相棒がいる、犯人に脅迫されて行動する、舞台は前2作が冬の夜間であったのに対し今作は真夏の昼間である事、それに伴いエンディングも冬のイメージの主題歌であった「[[レット・イット・スノウ]]([[:en:Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!|Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!]])」ではないなど、シリーズの中では新しい面を見せた作品でもある。


前2作ではそれぞれに原作となる小説が存在していたが、本作は[[ジョナサン・ヘンズリー]]の書いた『[[サイモン曰く]]』(Simon says)というオリジナル脚本が元になっている<ref name="Guardian20180208">{{Cite web|author=Benjamin Lee|url=https://www.theguardian.com/film/2018/feb/08/the-sequel-paradox-when-studios-rewrite-movies-to-fit-into-a-franchise |title=The sequel paradox: when studios rewrite movies to fit into a franchise |publisher=[[ガーディアン|The Guardian]] |date=2018-2-8 |accessdate=2018-10-22}}</ref>。『サイモン曰く』は当初[[ブランドン・リー]]の主演を想定して書かれ<ref name="Guardian20180208" />、[[リーサル・ウェポン]]シリーズの続編となるべく書き直された後<ref name="Guardian20180208" />、『ダイ・ハード』シリーズ用に再度書き改められた<ref name="Guardian20180208" />。


ヘンズリーの脚本が採用される以前は、船上を舞台とした海洋アクション映画が構想されていたものの<ref name="Guardian20180208" />、『[[沈黙の戦艦]]』(1992年10月公開)に似すぎているとしてブルース・ウィリスが難色を示したため、この初期案は放棄されている<ref name="Guardian20180208" />。なお、この時に放棄された初期脚本は、後に書き直されて『[[スピード2]]』(1997年6月公開)として映画化された<ref name="Guardian20180208" />。



小説版では映画と異なる結末が描かれているが、DVD「アルティメットエディション」およびBlu-ray通常版の映像特典において、この小説版同様の結末も見ることができる。

小説版では映画と異なる結末が描かれているが、DVD「アルティメットエディション」およびBlu-ray通常版の映像特典において、この小説版同様の結末も見ることができる。

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*[[2001年]][[9月14日]]放送の「金曜ロードショー」にも予定が組み込まれていたが、[[アメリカ同時多発テロ事件]]の影響に伴って自粛し、『[[バック・トゥ・ザ・フューチャー]]』を代替放送した。

*[[2001年]][[9月14日]]放送の「金曜ロードショー」にも予定が組み込まれていたが、[[アメリカ同時多発テロ事件]]の影響に伴って自粛し、『[[バック・トゥ・ザ・フューチャー]]』を代替放送した。



== 脚本の変 ==

== 脚本の変 ==

本作の脚本は、ジェームズ・ハギンが執筆した「トラブルメーカー」という脚本が基になった、ジョンとホリーがシージャック事件に巻き込まれるという物語にする予定だった。しかし、ワーナーブラザーズが「沈黙の戦艦」(1992年)を製作したことにより、印象が似すぎているとしてブルース・ウィリスが難色を示したため、この初期案は放棄された。なお、この「トラブルメーカー」という脚本は、後に書き直されて『[[スピード2]]』(1997年)の脚本に流用されている。

映画の結末は、当初の脚本『サイモン曰く』通りのシーンと、シリーズに合わせて書き直されたシーンの二つが撮影されていて、前者はDVD特典映像と小説版に収録されている。ジョナサン・ヘンズリーは変更に「今でも納得がいかない」とコメンタリーで発言している。前2作で出演したTVリポーター、リチャード・ソーンバーグ([[ウィリアム・アザートン]])が出てこないのは、テレビの取材が来たのでは犯行グループの動きが如実に中継されてしまい、物語が成り立たなくなるがゆえの脚本上の工夫であった<ref name="Empire Magazine 1997">Empire Magazine (United Kingdom) (July 1997)</ref>。ホリー・マクレーン([[ボニー・ベデリア]])の出番も一度は書き足されたが、女優から出演の同意が取り付けられなかったことでカットになった<ref name="Empire Magazine 1997"/>。


その後、『[[リーサル・ウェポン]]』(1987年)の[[シェーン・ブラック]]に新たな脚本の執筆依頼をしたが断られ、1992年に[[ジョン・ミリアス]]が雇われたが決定稿には至らなかった。翌年には2作目の脚本を執筆したダグ・リチャードソンとジョン・ファサノが雇われ、それぞれ個別に本作用の脚本を執筆。[[ロサンゼルス]]の地下鉄がテロリストの手に落ちるという内容だったがどちらもブルースによって却下された。


その後、ジョナサン・ヘンズリーの執筆した『サイモン曰く』というオリジナル脚本が流用されることになった。ちなみに、ヘンズリーによると本編の最初1時間はオリジナルの『サイモン曰く』に比較的忠実だが、後半はまるで別物になると語っている。



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映画の結末は、当初の脚本『サイモン曰く』通りのシーンと、シリーズに合わせて書き直されたシーンの二つが撮影されていて、前者はDVD特典映像と小説版に収録されている。ジョナサン・ヘンズリーは変更に「今でも納得がいかない」とコメンタリーで発言している。前2作で出演したTVリポーター、リチャード・ソーンバーグ([[ウィリアム・アザートン]])が出てこないのは、テレビの取材が来たのでは犯行グループの動きが如実に中継されてしまい、物語が成り立たなくなるがゆえの脚本上の工夫であった<ref name="Empire Magazine 1997">Empire Magazine (United Kingdom) (July 1997)</ref>。ホリー・マクレーン([[ボニー・ベデリア]])の出番も一度は書き足されたが、女優から出演の同意が取り付けられなかったことでカットになった<ref name="Empire Magazine 1997" />。



== まぬけのサイモン ==

== まぬけのサイモン ==


2022年6月3日 (金) 14:06時点における版

ダイ・ハード3
Die Hard: With a Vengeance
監督 ジョン・マクティアナン
脚本 ジョナサン・ヘンズリー
製作 ジョン・マクティアナン
マイケル・タッドロス
製作総指揮 アンドリュー・G・ヴァイナ
バズ・フェイトシャンズ
ロバート・ローレンス
ロバート・レマー
出演者 ブルース・ウィリス
ジェレミー・アイアンズ
サミュエル・L・ジャクソン
音楽 マイケル・ケイメン
撮影 ピーター・メンジース・ジュニア
編集 ジョン・ライト
製作会社 シナージ・ピクチャーズ
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1995年5月19日
日本の旗 1995年7月1日
上映時間 128分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $90,000,000[1]
興行収入 $100,012,499[1]アメリカ合衆国の旗カナダの旗
$366,101,666[1]世界の旗
配給収入 48億円[2] 日本の旗
前作 ダイ・ハード2
次作 ダイ・ハード4.0
テンプレートを表示

3Die Hard: With a Vengeance19953


 (With a Vengeance)  (Vengeance) 

11223

2Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!

DVDBlu-ray

"DIE HARD"1"WITH A VENGEANCE""WITH..."




I hate Niggers2

23




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3NYPD調





 - L

Simon says




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1[ 1] 



21



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[ 2]



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[ 3]



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使



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退



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役名 俳優 日本語吹替
ソフト版 フジテレビ テレビ朝日
ジョン・マクレーン ブルース・ウィリス 樋浦勉 村野武範 野沢那智
ゼウス・カーバー サミュエル・L・ジャクソン 池田勝 屋良有作 大塚芳忠
サイモン ジェレミー・アイアンズ 小川真司 羽佐間道夫 小川真司
カティア・タルゴ サム・フィリップス 原語流用 堀越真己 岩本裕美子
オットー リチャード・カウンシル 江川央生 大友龍三郎 辻親八
アーサー・ウォルター・コッブ警部 ラリー・ブリッグマン 坂口芳貞 石田太郎 池田勝
マシアス・タルゴ ニック・ワイマン 田中正彦 若本規夫 福田信昭
コニー・コワルスキー コリーン・キャンプ 小宮和枝 一城みゆ希 佐藤しのぶ
ジョー・ランバート グラハム・グリーン 石塚運昇 宝亀克寿 水野龍司
リッキー・ウォルシュ アンソニー・ペック 坂口哲夫 有本欽隆 牛山茂
チャーリー・ワイス ケヴィン・チャンバーリン 塩屋浩三 富田耕生 後藤哲夫
ジェーン シャロン・ワシントン 喜田あゆみ 津野田なるみ 唐沢潤
フレッド・シラー スティーヴン・パールマン 糸博 清川元夢 稲葉実
デクスター マイケル・アレクサンダー・ジャクソン 石田彰 高木渉 田野恵
レイモンド オルディス・ホッジ 亀井芳子 伊倉一恵 渡辺久美子
ロルフ ロバート・セジウィック 中田和宏 落合弘治 小野健一
アラブ人ドライバー アーシフ・マンドヴィ 田中正彦 梅津秀行 星野充昭
ビル・ジャーヴィス マイケル・クリストファー 仲野裕 小島敏彦 仲野裕
ビジネスマン ビル・クークス 稲葉実 大川透
駅の警官 スコット・ニコルソン 多田野曜平 落合弘治 古田信幸
リトル ジョン・C・ヴェネマ 稲葉実 古田信幸 稲葉実
カール スヴェン・トアヴァルド 中村秀利 青山穣
ガンサー ティモシー・アダムス 松本大 中田和宏
ジェリー・パークス ジョー・ザルーム 宝亀克寿 亀井三郎 茶風林
マルチネス校長 フランシェル・スチュワート・ドーン 水原リン 火野カチコ 福田如子
トーマス先生 パトリシア・マウチェリ 溝上真紀子 堀越真己 中澤やよい
FBIチーフ リチャード・ラッセル・レイモス 糸博 富田耕生 長島雄一
ホリー・マクレーン 一城みゆき 唐沢潤
役不明又はその他 米本千珠
演出 福永莞爾 春日正伸 伊達康将
翻訳 岡枝慎二(字幕) 平田勝茂 宇津木道子 平田勝茂
効果 栗林秀年 リレーション
調整 兼子芳博 山田太平 荒井孝
録音 スタジオユニ ムービーテレビジョン オムニバスジャパン
プロデューサー 武藤明
井口恵子
山形淳二
小笠原恵美子
松田紗栄子
制作 20世紀フォックス
ホーム エンターテイメント ジャパン
ムービーテレビジョン 東北新社
初回放送 1998年4月4日
ゴールデン洋画劇場
1999年4月4日
日曜洋画劇場
正味 約123分 約124分
  • ソフト版はVHSDVDBDに収録されている。

※2013年7月3日発売の吹替の帝王シリーズ「ダイ・ハード3 日本語吹替完全版 ブルーレイ・コレクターズBOX」には3バージョン全ての吹替を収録。5.1ch化が行われたが、テレビ朝日版は一部台詞の欠損がある。正確には作品後半のマクレーンのセリフ「弟によろしく!」の最後の部分に銃声の効果音が被さってしまい、「弟によろし…」と途切れてしまっている。

地上波放送履歴

回数 テレビ局 番組名 放送日 放送時間 放送分数 吹替版 視聴率
初回 フジテレビ ゴールデン洋画劇場 1998年4月4日 21:00~23:24 144分 フジテレビ版 23.4%
2回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 1999年4月4日 21:02~23:22 140分 テレビ朝日版 19.1%
3回 日本テレビ 金曜ロードショー 2002年3月29日 21:03~23:24 141分 17.6%
4回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 2003年9月28日 21:00~23:19 139分
5回 フジテレビ プレミアムステージ 2004年10月9日 21:00~23:09 129分 フジテレビ版 16.2%
6回 TBS 月曜ゴールデン 2007年7月2日 21:00~22:54 114分 テレビ朝日版 18.8%
7回 テレビ朝日 日曜洋画劇場 2008年12月21日 21:00~23:14 134分 21.4%
8回 2010年6月20日 14.5%
9回 2011年10月23日 21:00~23:10 130分 12.7%
10回 TBS 水曜プレミアシネマ 2013年2月13日 21:00~22:54 114分 8.4%
11回 フジテレビ 土曜プレミアム 2016年1月23日 21:00~23:10 130分 フジテレビ版 8.0%

脚本の変遷


199221997

19871992稿2

1

L

DVD2TV[3][3]


"Simon says""Simon says""Simon says"

以下、劇中での詳細を表示するには右の [表示] をクリックしてください。








""(Said simple Simon to the pieman going to the fair, give me your pies... or I'll cave your head in!)

""

1("Simple Simon")

1



Birds of a feather flock together, so do pigs and swine. Rats and mice have their chance, as will I have mine.[ 4]

"Birds of...""choice""chance"

Nice, it rhymes.??

72

777755530

555-00011

7×7×7×77^4240111

1

 1

4(What has four legs and is always ready to travel?)

使(trunk)trunk4

使[]

 2

532使4


(1) 5()

(2) 3()23

(3) 2(02)

(4) (43)

4(4)

 3

4221

A42()4221

A

音楽


FU-使

1彿3[ 5][ 6]使2195332012124,0002CD

1110=1使41使42

使2A"Take A-nother Train"禿

関連項目

脚注

注釈



(一)^ SS

(二)^ 

(三)^ 

(四)^ ?鹿鹿

(五)^ 

(六)^ 

出典

  1. ^ a b c Die Hard: With a Vengeance (1995)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2009年11月19日閲覧。
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)544頁
  3. ^ a b Empire Magazine (United Kingdom) (July 1997)

外部リンク