花のサンパチ組
花のサンパチ組︵はなのさんぱちぐみ︶は、1980年代後半から1990年代に活躍した、昭和38年︵1963年︶生まれの大相撲力士らのことを指す。彼らよりちょうど10年前に生まれた﹁花のニッパチ組﹂︵昭和28年・1953年生まれ︶に由来する。世代としてこれに続いたのは昭和48年︵1973年︶生まれではなく、横綱・貴乃花光司や大関・魁皇博之らをはじめとする昭和47年︵1972年︶前後の生まれで、昭和63年︵1988年︶3月場所初土俵の﹁花の六三組﹂と呼ばれる力士らであった。
●双羽黒光司︵第60代横綱、2019年に逝去︶
●北勝海信芳︵第61代横綱、現在の年寄八角・日本相撲協会理事長︶
●小錦八十吉︵最高位大関、現在はタレント︶
●寺尾常史︵最高位関脇、2023年に逝去︶
●琴ヶ梅剛史︵最高位関脇、現在は相撲料理店経営︶
●孝乃富士忠雄︵最高位小結、元プロレスラーの安田忠夫︶
らが該当する。ただし、寺尾は早生まれで学年は1つ上。
この中から双羽黒・北勝海・小錦の3人を抜き出して、﹁花のサンパチトリオ﹂と呼ぶ場合もある。ただし、上の世代の昭和の大横綱・千代の富士貢︵昭和30年・1955年生まれ︶が長い力士寿命を保ったため、﹁花のニッパチ組﹂のように角界を制するには至らなかった。