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道路構造令

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道路整備率から転送)
道路構造令
日本国政府国章(準)
日本の法令
法令番号 昭和45年政令第320号
種類 行政手続法
効力 現行法
公布 1970年10月29日
施行 1971年4月1日
主な内容 道路の構造の一般的技術的基準について
関連法令 道路法
条文リンク 道路構造令 - e-Gov法令検索
ウィキソース原文
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301245320197045102919714641

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[1][ 1]

314
区別 地方部 都市部
高速自動車国道自動車専用道路 第1種 第2種
その他 第3種 第4種
  • 具体的には、第2種は都市高速道路(首都高速阪神高速など)や都市部の高速自動車国道、第1種はそれ以外の高速道路、第4種は主に都市計画道路(街路)、第3種はそれ以外の一般的な道路。

第1種から第4種について、更に以下のように区分される。

ただし、地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては、第1種第4級・第2種第2級・第3種第5級・第4種第4級である場合(最も低い級である場合)を除き、該当する級の1級下の級に区分することができる。

第1種[編集]

第3条第2項により、第1種は第1級から第4級までに区分される。

種類 地形 計画交通量 (台/日)
30,000以上 20,000
〜30,000
10,000
〜20,000
10,000未満
高速自動車国道 平地部 第1級 第2級 第3級
山地部 第2級 第3級 第4級
高速自動車国道以外 平地部 第2級 第3級
山地部 第3級 第4級

第2種[編集]

第3条第2項により、第2種は第1級から第2級までに区分される。

種類 地区
大都市の都心部以外 大都市の都心部
高速自動車国道 第1級
高速自動車国道以外 第1級 第2級

第3種[編集]

第3条第2項により、第3種は第1級から第5級までに区分される。

種類 地形 計画交通量 (台/日)
20,000以上 4,000
〜20,000
1,500
〜4,000
500
〜1,500
500未満
一般国道 平地部 第1級 第2級 第3級
山地部 第2級 第3級 第4級
都道府県道 平地部 第2級 第3級
山地部 第3級 第4級
市町村道 平地部 第2級 第3級 第4級 第5級
山地部 第3級 第4級 第5級

第4種[編集]

第3条第2項により、第4種は第1級から第4級までに区分される。

種類 計画交通量 (台/日)
10,000以上 4,000
〜10,000
500
〜4,000
500未満
一般国道 第1級 第2級
都道府県道 第1級 第2級 第3級
市町村道 第1級 第2級 第3級 第4級

横断面の構成[編集]


512

[]


[3]調[3]

2.5 m25 cm2.75 m3443[4][4]80 km/h7 m3.5 m×2[4]135444 m[4]

0.75 m1.0 m[5]223.5 m22.0 m[5]224.0 m123.0 m[5][5]2 m[5]

[]


[ 2][3][6]24[6]24[3][3]

[]


[7]使使
  • 一般道路での制限速度の決定には実勢速度を使用しており、設計速度は使用していない。ただし、一般道路において70 km/hまたは80 km/hの制限速度を指定する場合に限り、原則として設計速度60 km/h以上を要件としている。

[7]1314

11120 km/h100 km/h112100 km/h80 km/h12010080 km/h121008060 km/h
区分 設計速度
高速自動車国道または自動車専用道路
第1種(地方部) 第1級 120 km/h 100 km/h
第2級 100 km/h 80 km/h
第3級 80 km/h 60 km/h
第4級 60 km/h 50 km/h(自専道のみ)
第2種(都市部) 第1級 80 km/h 60 km/h
第2級 60 km/h 50 km/h、40 km/h
一般道路
第3種(地方部) 第1級 80 km/h 60 km/h
第2級 60 km/h 50 km/h、40 km/h
第3級 60 km/h、50 km/h、40 km/h 30 km/h
第4級 50 km/h、40 km/h、30 km/h 20 km/h
第5級 40 km/h、30 km/h、20 km/h
第4種(都市部) 第1級 60 km/h 50 km/h、40 km/h
第2級 60 km/h、50 km/h、40 km/h 30 km/h
第3級 50 km/h、40 km/h、30 km/h 20 km/h
  • 特別な事例として、新東名高速道路御殿場JCT - 浜松いなさJCT)は第1種第1級に区分されており、道路構造令上の設計速度は120 km/hとされるが、実際にはこの表にはない設計速度140 km/hを担保した設計となっている。
  • 副道の設計速度は40 km/h、30 km/h、または20 km/hとされる。

線形[編集]


調調1425 [8][8]R[7]

[]


R[8][8]

[]


[9]1.2 m10 cm[9][9]湿2.5[10]

2[9]2[9]

[]



[]

[]


[11][12]

304192.8%[12]

[]


=÷1.0[12]

304170.7%[12]

[]


197146331使

19522712520使

9[]


19191920941[13][13]

47.3 m35.5 m35.5 m2.54.5 m[14]1/3030 m1 m1/251/15[13]3054.6 m63040 km/h[14][13]

33[]


619583333244[15]

[16]

19593441

195227[15]
道路構造令改正(昭和33年)における構造基準の区分と適用[17]
地域 区分 設計速度 単位区間自動車交通量ごとの道路適用区分
平地部 山地部 7000台/日以上 2000台/日〜
7000台/日未満
2000台/日未満
地方部 第1種 80 km/h 60 km/h 一般国道
第2種 70 km/h 50 km/h 都道府県道
市町村道
一般国道
都道府県道
市町村道
第3種 50 km/h 35 km/h 一般国道
都道府県道
市町村道
市街部 第4種 50 km/h 一般国道
都道府県道
市町村道
一般国道
都道府県道
市町村道
一般国道
第5種 30 km/h 都道府県道
市町村道

この時点では、都市間高速道路(高速自動車国道)および都市高速道路は含まれていなかったが、道路法上の道路すべての構造基準を包括するように規定を変えて、1970年(昭和45年)に2度目の道路構造令改正を施行したものが、現行の道路構造令である[16]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 道路条件及び交通条件が基本的な条件を満たしている場合に、単位断面を1時間に通過しうる最大の乗用車台数[2]
  2. ^ 設計基準交通量とは、車線数を決定するための1日あたりの交通容量のこと[6]

出典[編集]



(一)^  2018, p. 54.

(二)^ .  . 2014316

(三)^ abcde  (PDF).  . 2019916

(四)^ abcd 2018, p. 60.

(五)^ abcde 2018, p. 62.

(六)^ abc 2018, p. 56.

(七)^ abc 2001, p. 63.

(八)^ abcd 2018, p. 64.

(九)^ abcde 2018, p. 66.

(十)^  2018, pp. 6667.

(11)^ .  . 2014316

(12)^ abcd.  . 202075

(13)^ abcd 2015, p. 163.

(14)^ ab 2015, p. 164.

(15)^ ab 2015, p. 204.

(16)^ ab 2015, p. 206.

(17)^ 2015206

[]


20011110ISBN 4-534-03315-X 

︿2015525ISBN 978-4-12-102321-6 

︿20181024ISBN 978-4-526-07891-0 

[]


2015630ISBN 978-4-88950-130-8

[]


1.532








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