野町駅
野町駅 | |
---|---|
駅舎(2020年7月) | |
のまち Nomachi | |
(1.0 km) 西泉 (I02)► | |
所在地 |
石川県金沢市野町5丁目59-1 北緯36度33分14.27秒 東経136度38分39.87秒 / 北緯36.5539639度 東経136.6444083度座標: 北緯36度33分14.27秒 東経136度38分39.87秒 / 北緯36.5539639度 東経136.6444083度 |
駅番号 | ○I01 |
所属事業者 | 北陸鉄道 |
所属路線 | ■石川線 |
キロ程 | 0.0 km(野町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 頭端式 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
1,746[1]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1922年(大正11年)10月1日[2] |
野町駅(のまちえき)は、石川県金沢市野町五丁目にある、北陸鉄道石川線の駅で始発駅である。駅番号はI01。
概要[編集]
1944年︵昭和19年︶まで松金線、1967年︵昭和42年︶まで金沢市内線と接続していたが[3][4]、現在はほかの鉄道路線との連絡はなく金沢市中心部香林坊を経て金沢駅や兼六園、本津幡駅との間、また、野々市市中心部などとの間を北陸鉄道グループの路線バスが結んでいる[3]。
2009年︵平成21年︶11月1日に鶴来駅 - 加賀一の宮駅が廃止される前までは、毎年12月31日︵大晦日︶から1月1日︵元日︶にかけて、白山比咩神社への初詣客の輸送のため、当駅 - 加賀一の宮駅間の臨時電車が終夜多数運行されていた。
歴史[編集]
●1922年︵大正11年︶10月1日‥石川鉄道の駅として開業[2][5]。 ●1943年︵昭和18年︶10月23日‥北陸鉄道の発足に伴い、同社石川線の駅となる[5]。 ●1970年︵昭和45年︶4月1日‥白菊町駅の旅客営業廃止により[6]、旅客輸送の始発駅となる。 ●1972年︵昭和47年︶9月20日‥白菊町駅 - 当駅間廃止により、石川線の始発駅となる[3][5]。 ●1984年︵昭和59年︶2月6日‥当駅の車止めに電車が衝突する列車脱線事故が発生[7][8]、114人の負傷者を出す[9]。 ●1987年︵昭和62年︶11月28日‥電車とバスの乗り継ぎの利便向上のため、駅舎を改築し﹁ジャンクションターミナル﹂を新設[5][10][11]。 ●2000年︵平成12年︶7月25日‥サイクルトレインを本格実施[5]。 ●2003年︵平成15年︶‥当駅と県庁前とを結ぶ電車接続路線バス﹁シティライナー﹂が運行を開始する。 ●2019年︵令和元年︶12月22日‥金沢市立工業高等学校の生徒が制作した発車メロディの使用を開始する[12]。駅構造[編集]
頭端式ホーム2面2線を有する地上駅[2]。1番線は2両分、2番線はその倍程度の有効長を持つ。ただし、現在2番線は使用されておらず[13]、架線が撤去されて事実上の休止状態となっており[14]、1番線のみ使用されている[14]。以前は年末年始に限り、加賀一の宮への臨時参詣電車が2番線に発着していた。 金沢市内線の廃止以前は、石川線の車両の定期検査も市内線の工場で実施されており、車両の回送のため市内線との連絡線が設けられていた[15]。のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■石川線 | 下り | 鶴来方面 |
2 | 使用停止[14] |
利用状況[編集]
1日乗降人員推移 [17] | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2006年 | 1,867 |
2007年 | |
2008年 | |
2009年 | |
2010年 | |
2011年 | 1,597 |
2012年 | 1,630 |
2013年 | 1,686 |
2014年 | 1,636 |
2015年 | 1,691 |
2016年 | 1,674 |
2017年 | 1,712 |
2018年 | |
2019年 | 1,746[18] |
駅周辺[編集]
市中心部から南部に進む幹線道路である国道157号の裏手に位置しており、乗降客の多くは目的地との間で路線バスなどへの乗り継ぎを行っている。
金沢市内線の廃止以前は、金沢市中心部を走る同線が当駅で接続しており、より市街地に近かった白菊町駅は金沢市内線との接続がなかったことから、当駅のほうが利便性が高いため乗り継ぎターミナルとして機能していた[4]。
繁華街の片町へは、犀川を挟んで、1.0km離れている。
●津田駒工業本社
●石川県立金沢中央高等学校
●金沢市立泉中学校
●にし茶屋街
●妙立寺︵忍者寺︶
駅前に電車接続バス︵シティライナー︶が停車中
駅に直結してバスターミナルがあり[14]、北鉄バス︵北陸鉄道・北鉄金沢バス・北鉄白山バス︶の以下の路線が乗り入れている。
●シティライナー︵中央病院線・畝田住宅線︶
●錦町野々市線
●金石線
●津幡線
バス路線[編集]
サイクルトレイン[編集]
当駅と鶴来駅では、1人1台まで自転車を電車に持ち込むことができるサイクルトレインを実施している︵冬季を除く、平日は一部時間帯・土日祝日は終日︶[19]。隣の駅[編集]
- 北陸鉄道
- ■石川線
- 野町駅 (I01) - 西泉駅 (I02)
脚注[編集]
(一)^ “石川県 駅乗降客数”. 2021年6月30日閲覧。
(二)^ abc川島 2010, p. 80.
(三)^ abc“なぜその場所に?街から離れた﹁ポツンと始発駅﹂その事情を捜索”. 乗りものニュース. (2019年10月19日) 2020年1月16日閲覧。
(四)^ ab﹃鉄道ピクトリアル﹄2001年5月臨時増刊号(No.701) p.119・pp.133-134・p.180
(五)^ abcde石川線100周年・浅野川線90周年記念ページ - 北陸鉄道
(六)^ 北鉄 1993, p. 275.
(七)^ 北鉄 1993, p. 146.
(八)^ ﹃北國新聞に見る110年︵下︶﹄北國新聞社、2003年8月5日、262頁。
(九)^ 重大な人的被害を生じた運転事故︵過去30年間︶ (PDF) - 国土交通省
(十)^ 北鉄 1993, p. 82.
(11)^ 北鉄 1993, p. 147.
(12)^ ﹃北陸鉄道石川線発車メロディーの運用開始︵12/22︶﹄︵プレスリリース︶北陸鉄道、2019年12月26日。2020年1月16日閲覧。
(13)^ 川島 2010, p. 11.
(14)^ abcd鉄道ジャーナル 2014, p. 61.
(15)^ ﹃鉄道ピクトリアル﹄2001年5月臨時増刊号(No.701) p.180
(16)^ “石川県 駅乗降客数”. 2021年6月30日閲覧。
(17)^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ)2011-2015年 - 国土交通省、国土数値情報(駅別乗降客数データ)2017年 - 国土交通省 、2020年8月10日閲覧
(18)^ “石川県 駅乗降客数”. 2021年6月30日閲覧。
(19)^ “サイクルトレインについて”. 北陸鉄道. 2022年12月9日閲覧。
参考文献[編集]
●﹃北陸鉄道50年史﹄北陸鉄道、1993年12月。 ●川島令三﹃︻図説︼日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア﹄講談社、2010年9月20日。ISBN 978-4-06-270066-5。 ●土屋武之・村上悠太﹁新幹線を迎える石川県に根付く 北陸鉄道の今昔物語﹂﹃鉄道ジャーナル﹄568号、鉄道ジャーナル社、2014年2月、58 - 65頁。関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 野町 - 北陸鉄道