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1956年のワールドシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1956年ワールドシリーズ
チーム 勝数
ニューヨーク・ヤンキースAL 4
ブルックリン・ドジャースNL 3
シリーズ情報
試合日程 10月3日 - 10月10日
MVP ドン・ラーセン(NYY)
殿堂表彰者 ケーシー・ステンゲル(NYY/監督)
ヨギ・ベラ(NYY)
ホワイティ・フォード(NYY)
ミッキー・マントル(NYY)
イーノス・スローター(NYY)
ウォルター・オルストン(BRO/監督)
ロイ・キャンパネラ(BRO)
ドン・ドライスデール(BRO)
ギル・ホッジス(BRO)
サンディー・コーファックス(BRO)
ピー・ウィー・リース(BRO)
ジャッキー・ロビンソン(BRO)
デューク・スナイダー(BRO)
チーム情報
ニューヨーク・ヤンキース(NYY)
監督 ケーシー・ステンゲル
シーズン成績 97勝57敗

ブルックリン・ドジャース(BRO)
監督 ウォルター・オルストン
シーズン成績 93勝61敗
全米テレビ中継
放送局 NBC
実況 メル・アレン
ビン・スカリー
ワールドシリーズ
 < 1955 1957 > 

1956年のワールドシリーズ(1956ねんのワールドシリーズ)は、1956年10月3日から10月10日まで行われたメジャーリーグワールドシリーズである。

概要

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5343317 

MVP5

試合結果

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表中のR得点H安打E失策を示す。日付は現地時間。

第1戦 10月3日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤンキース 2 0 0 1 0 0 0 0 0 3 9 1
ドジャース 0 2 3 1 0 0 0 0 X 6 9 0
  1. 勝利サル・マグリー(1-0)  
  2. 敗戦ホワイティ・フォード(0-1)  
  3. 本塁打
    NYY:ミッキー・マントル1号2ラン(1回マグリー)、ビリー・マーチン1号ソロ(4回マグリー)
    BRO:ジャッキー・ロビンソン1号ソロ(2回フォード)、ギル・ホッジス1号3ラン(3回フォード)
  4. 観客動員数: 34,479人 試合時間:2時間32分

22232123KO41235

1

第2戦 10月5日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤンキース 1 5 0 1 0 0 0 0 1 8 12 2
ドジャース 0 6 1 2 2 0 0 2 X 13 12 0
  1. 勝利ドン・ベセント(1-0)  
  2. 敗戦トム・モーガン(0-1)  
  3. 本塁打
    NYY:ヨギ・ベラ1号満塁(2回ニューカム)
    BRO:デューク・スナイダー1号3ラン(2回バーン
  4. 観客動員数: 36,217人 試合時間:3時間26分

2129124KO112233333421294522521222482391

第3戦 10月6日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ドジャース 0 1 0 0 0 1 1 0 0 3 8 1
ヤンキース 0 1 0 0 0 3 0 1 X 5 8 1
  1. 勝利ホワイティ・フォード(1-1)  
  2. 敗戦ロジャー・クレイグ(0-1)  
  3. 本塁打
    BRO:なし
    NYY:マーチン2号ソロ(2回クレイグ)、イーノス・スローター1号3ラン(6回クレイグ)
  4. 観客動員数: 73,977人 試合時間:2時間17分

13KO221131-1632135373182291

第4戦 10月7日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ドジャース 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 6 0
ヤンキース 1 0 0 2 0 1 2 0 X 6 7 2
  1. 勝利トム・スタディバント(1-0)  
  2. 敗戦カール・アースキン(0-1)  
  3. 本塁打
    BRO:なし
    NYY:マントル2号ソロ(6回ローバック)、ハンク・バウアー1号2ラン(7回ドライスデール
  4. 観客動員数: 69,705人 試合時間:2時間43分
ヤンキースは1回裏にベラの適時打で先制、ドジャースは4回表にホッジスの適時打で追いつくが、その裏ヤンキースは1死1、2塁からマーチンの適時打とマクドゥガルドの犠飛で2点を勝ち越し。6回にマントルのソロ、7回にバウアーの2ランで点差を広げたヤンキースは、先発スタディバントが9回にキャンパネラの適時打で1点を失い、なおも1死満塁とされるも後続を抑え完投、2勝2敗のタイとした。

第5戦 10月8日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ドジャース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ヤンキース 0 0 0 1 0 1 0 0 X 2 5 0
  1. 勝利ドン・ラーセン(1-0)  
  2. 敗戦サル・マグリー(1-1)  
  3. 本塁打
    BRO:なし
    NYY:マントル3号ソロ(4回マグリー)
  4. 観客動員数: 64,519人 試合時間:2時間6分
ヤンキース・ラーセン、ドジャース・マグリーの両先発の好投で1人の走者も出ないまま迎えた4回裏、ヤンキースは2死から3番マントルのソロで先制。直後の5回表、マントルはドジャース5番ホッジスの左中間への飛球を背走して好捕しラーセンを盛り上げる。6回にもバウアーの適時打で2点の援護を貰ったラーセンは8回まで打者24人に対し1人も走者を出さず9回を迎える。そして9回表、ラーセンは7番フリロを右飛、8番キャンパネラを2ゴロに打ち取り2死を取ると、最後はマグリーの代打デイル・ミッチェルを見逃し三振に仕留め、97球でワールドシリーズ史上初の完全試合を達成した。

第6戦 10月9日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
ヤンキース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 0
ドジャース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 4 0
  1. 勝利クレム・ラバイン(1-0)  
  2. 敗戦ボブ・ターリー(0-1)  
  3. 本塁打
    NYY:なし
    BRO:なし
  4. 観客動員数: 33,224人 試合時間:2時間37分
前日の完全試合のショックが抜けないドジャース打線はヤンキース先発ターリー相手に7回まで散発2安打、10三振と振るわず。8回裏、ドジャースは毎回のように走者を出しながらヤンキース打線を抑えてきた9番ラバインが2塁打で出塁。2死後、ターリーはスナイダーを敬遠し4番ロビンソンと勝負するが、ロビンソンは3飛に倒れ試合は延長へ。10回裏、ドジャースが1死2塁の好機を作ると、ターリーはまたもスナイダーを歩かせロビンソンとの勝負を選択。今度はロビンソンの打球が左翼スローターの頭上を超えサヨナラとなり、決着は前年に続き第7戦に持ち越された。

第7戦 10月10日

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  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤンキース 2 0 2 1 0 0 4 0 0 9 10 0
ドジャース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1
  1. 勝利ジョニー・クックス(1-0)  
  2. 敗戦ドン・ニューカム(0-1)  
  3. 本塁打
    NYY:ヨギ・ベラ2号2ラン(1回ニューカム)・3号2ラン(3回ニューカム)、エルストン・ハワード1号ソロ(4回ニューカム)、ビル・スコウロン1号満塁(7回クレイグ)
    BRO:なし
  4. 観客動員数: 33,782人 試合時間:2時間19分

1242231124322427KO733

10111213123退

外部リンク

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