カレバラ(読み)かればら(英語表記)Kalevala

翻訳|Kalevala

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カレバラ」の意味・わかりやすい解説

カレバラ
かればら
Kalevala

フィンランドの民族叙事詩。50詩、2万2795行からなる。

内容


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表現形式

本文は韻文詩で、各行8音節からなる。同じ内容を語句をかえて表現する2行がペアとなり、各行に頭韻、多くは脚韻をも含み、かつ2行間においても脚韻の対応がみられる。これは、『カレバラ』が2人ないし複数でリズムをもって口頭で伝承されていたことを示している。

[高橋静男]

成立


166001809E182817183318351849


影響


228

 Akseli Gallen-Kallela18651931M



2009

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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