卒塔婆(読み)ソトバ

デジタル大辞泉 「卒塔婆」の意味・読み・例文・類語

そとば【塔婆/塔婆/卒都婆】

 
︿stūpa
1 ()
2   

そとうば〔ソタフバ〕【卒塔婆】

そとば(卒塔婆)」に同じ。

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改訂新版 世界大百科事典 「卒塔婆」の意味・わかりやすい解説

卒塔婆 (そとば)


715︿Y

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「卒塔婆」の意味・わかりやすい解説

卒塔婆
そとば

サンスクリット語のストゥーパstūpaの音写。率都婆、卒覩婆、卒堵婆などとも書き、「そとうば」とも読む。また塔婆(とうば)、塔(とう)とも略称する。元来、古代インドの土饅頭(どまんじゅう)(覆鉢(ふくばち))型の墓をさす。中国、日本では寺院建築上必要な建物で、五重塔、三重塔、多宝塔などが建てられた。五大(地、水、火、風、空)を象徴する5個の石を重ねた五輪塔、石塔の一つで板形にした板碑(いたび)などがある。とくに、日本の近世以降、死者の追善冥福(ついぜんめいふく)を祈るために細長い板でつくったものを卒塔婆とよんだ。その形式は五輪塔と同じように、五輪の形を上部に切り込みを入れてつくった塔婆で、所定の文字を書いて、墓のそばに立てる習慣ができた。この板塔婆を卒塔婆、塔婆とよび、建造物のほうを単に塔とよんで区別している。

[石上善應]

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百科事典マイペディア 「卒塔婆」の意味・わかりやすい解説

卒塔婆【そとば】

 
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葬儀辞典 「卒塔婆」の解説

卒塔婆

彼岸や命日などに、故人の供養のために墓に立てる6尺から8尺の板牌。表に戒名や経文、裏に法要年月日などを書きます。

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世界大百科事典(旧版)内の卒塔婆の言及

【卒塔婆】より



【ストゥーパ】より


thūpadāgaba(dhātugabbha)

【追善】より


()

【墓】より


寿2(1155)21 ()3(850)418

【墓碑・墓標】より


()3(972)4910

※「卒塔婆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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