梵字(読み)ボンジ

デジタル大辞泉 「梵字」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐じ【×梵字】

古代インドサンスクリット語を書くのに用いたブラーフミー文字と、その系統の文字の総称。その起源は北セム系文字。→悉曇しったん
[類語]文字文字もんじ鳥跡ちょうせき鳥の跡用字表記点画てんかくレター邦字ローマ字アルファベットハングル大文字小文字頭文字イニシャル英字数字漢字仮名真名片仮名平仮名万葉仮名字母表音文字表意文字音字意字象形文字楔形くさびがた文字甲骨文

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精選版 日本国語大辞典 「梵字」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐じ【梵字】

 

(一)  
(二)  brāhmī ()aio()kacata()
(一)[] (835)
(二)[]
(三) 
(一)[](1331)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「梵字」の意味・わかりやすい解説

梵字 (ぼんじ)


DhammalipīDhammadipīBambhī466Siddhamātkā10西

 1884︿910︿19

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百科事典マイペディア 「梵字」の意味・わかりやすい解説

梵字【ぼんじ】

 
2710()
 

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「梵字」の解説

梵字
ぼんじ

セム系文字がインド人によって整備され,紀元前5世紀頃ブラーフミー文字として成立するが,さらにそれから発達したグプタ文字(4~5世紀),悉曇(しったん)文字(6世紀),デーバナーガリー文字(11世紀)などの北方梵字と,ドラビダ系文字やシンハラ文字などを含む南方梵字の総称。仏典を表記するのに使われた悉曇文字が,仏教とともに中国や日本に伝来され,密教とのかかわりあいで神秘化された文字とみなされるようになり,これを狭義の梵字とよぶようになった。今日も一般寺院で卒塔婆(そとば)や護符などに用いる。

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防府市歴史用語集 「梵字」の解説

梵字

 仏典を書くのに使われた悉曇[しったん]文字が仏教とともに中国や日本に伝わり、密教[みっきょう]とのかかわりあいで神秘化された文字として使われるようになったものです。

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普及版 字通 「梵字」の読み・字形・画数・意味

【梵字】ぼんじ

古代インドの文字、サンスクリット。

字通「梵」の項目を見る

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