吉住小三郎(読み)ヨシズミコサブロウ

デジタル大辞泉 「吉住小三郎」の意味・読み・例文・類語

よしずみ‐こさぶろう〔‐こサブラウ〕【吉住小三郎】

 

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精選版 日本国語大辞典 「吉住小三郎」の意味・読み・例文・類語

よしずみ‐こさぶろう【吉住小三郎】

 

(一)
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「吉住小三郎」の意味・わかりやすい解説

吉住小三郎
よしずみこさぶろう

長唄(ながうた)唄方。6世を数えるが、初世と4世が著名。

[渡辺尚子]

初世


16991753()鹿()()2179918543()184632()1830443183289218601


4世


18761972318902343()2()190235()()2943663()()()()()()57


5世


19088341963385


6世


193120065()1983156


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改訂新版 世界大百科事典 「吉住小三郎」の意味・わかりやすい解説

吉住小三郎 (よしずみこさぶろう)


62411699-175312-3 ︿64175333鹿221799-185411-1 33184632︿21792-18703331832-893-22 2186013441876-19729-47 31890419023248565763551908-8341-58 4196356619316- 519836

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新撰 芸能人物事典 明治~平成 「吉住小三郎」の解説

吉住 小三郎(6代目)
ヨシズミ コサブロウ


職業
長唄唄方

肩書
吉住流家元(6代目),長唄研精会主宰,長唄吉住会会長

本名
吉住 隆雄(ヨシズミ タカオ)

別名
前名=吉住 小三治郎

生年月日
昭和6年 11月6日

出生地
東京都

学歴
東京芸術大学邦楽科〔昭和29年〕卒,東京芸術大学研究科〔昭和31年〕修了

経歴
5代目吉住小三郎の長男で、祖父の4代目小三郎(慈恭)に学ぶ。昭和30年小三治郎を名乗り、同年長唄研精会に初出演。52年長唄十人会を結成。5代目没後の59年、6代目小三郎を襲名。60年長唄協会常任理事、のち副会長。NPO法人・三味線音楽普及の会理事長も務めた。

所属団体
長唄協会

没年月日
平成18年 6月18日 (2006年)

家族
父=吉住 小三郎(5代目),祖父=吉住 小三郎(4代目),長男=吉住 小三次朗


吉住 小三郎(5代目)
ヨシズミ コサブロウ


職業
長唄唄方

肩書
吉住流家元,長唄協会副会長

本名
吉住 秀雄

別名
前名=吉住 小太郎(2代目)

生年月日
明治41年 1月28日

出生地
東京

経歴
重要無形文化財だった4代目吉住小三郎の長男。大正13年2代目吉住小太郎を継承。東京音楽学校で教えるなど後輩の指導に尽くす一方、4代目らが長唄普及のため明治35年に創設した長唄研精会を継ぎ、その伝統を守り続けた。昭和38年に5代目小三郎を襲名。

没年月日
昭和58年 1月16日 (1983年)

家族
父=吉住 小三郎(4代目),息子=吉住 小三郎(6代目)


吉住 小三郎(3代目)
ヨシズミ コサブロウ


職業
長唄唄方

肩書
吉住流家元

別名
前名=吉住 小太郎

生年月日
天保3年

出生地
江戸(東京都)

経歴
2代目吉住小三郎の門弟で、大薩摩太夫名は2代目大薩摩源氏太夫を名乗る。嘉永3年頃から芝居に出演、安政2年2枚目昇進、万延元年11代目杵屋六左衛門に推されて3代目小三郎を襲名した。中村座の「更名所作三番叟」をつとめて立唄に昇進。得意は「翁三番叟」「石橋」「二人椀久」「角兵衛」など。

没年月日
明治22年 12月25日 (1889年)

家族
実子=吉住 小四郎(4代目),養子=吉住 小三郎(4代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「吉住小三郎」の解説

吉住 小三郎(4代目)
ヨシズミ コサブロウ

明治〜昭和期の長唄唄方 吉住流家元;東京音楽学校教授。



生年
明治9年12月15日(1876年)

没年
昭和47(1972)年2月27日

出生地
東京・新宿

別名
幼名=長次郎,後名=吉住 慈恭(ヨシズミ ジキョウ)

主な受賞名〔年〕
文化勲章〔昭和32年〕

経歴
江戸長唄唄方の家元・3代目吉住小三郎の義弟で、のち養子となる。明治23年4代目を襲名、歌舞伎座の囃子部屋に勤める。26年三味線の3代杵屋六四郎(後の稀音家浄観)とともに退座し、35年長唄研精会を結成、それまで歌舞伎の伴奏音楽とばかりみられていた長唄を演奏会形式で広く社会に紹介した。昭和4年東京音楽学校講師、11年教授となったが、19年には引退。戦後の23年に芸術院会員、31年人間国宝、32年文化勲章受章。38年に米寿を記念して実子小太郎に小三郎の名を譲り、吉住慈恭と改名した。作曲に「鳥羽の恋塚」「醍醐の花見」「富士太鼓」などがあり、演奏の集成したものに「四世吉住小三郎全集」「吉住慈恭独吟集」などがある。


吉住 小三郎(5代目)
ヨシズミ コサブロウ

昭和期の長唄唄方 吉住流家元;長唄協会副会長。



生年
明治41(1908)年1月28日

没年
昭和58(1983)年1月16日

出生地
東京

本名
吉住 秀雄

別名
前名=吉住 小太郎(2代目)

経歴
重要無形文化財だった4代目吉住小三郎の長男。大正13年2代目吉住小太郎を継承。東京音楽学校で教えるなど後輩の指導に尽くす一方、4代目らが長唄普及のため明治35年に創設した長唄研精会を継ぎ、その伝統を守り続けた。昭和38年に5代目小三郎を襲名。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

朝日日本歴史人物事典 「吉住小三郎」の解説

吉住小三郎(4代)

 
47.2.27(1972)
9.12.15(1876)
3,23(1890)4,鹿,263(2)退,35,38(1963),,32,6<著作>  
()
 
 

(2)

 
1.2.11(1854.3.9)
12(1800)
3,,,,3,,3(1846),102,3,24,<参考文献>  
()
 

吉住小三郎(初代)

没年:宝暦3.7.16(1753.8.14)
生年:元禄12(1699)
江戸中期の長唄唄方。もとは大坂の住吉神社の神官(または伶人か)で「吉住」の名は住吉を逆にしたものという。「京鹿子娘道成寺」や「相生獅子」などの初演で唄い,好評を博した。

(長葉子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

百科事典マイペディア 「吉住小三郎」の意味・わかりやすい解説

吉住小三郎【よしずみこさぶろう】

 
61699-1753鹿41876-19723219481956195719635  

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉住小三郎」の解説

吉住小三郎(2代) よしずみ-こさぶろう

1800-1854 江戸時代後期の長唄唄方。
寛政12年生まれ。3代芳村(よしむら)伊三郎の門弟。初名は芳村五郎治。のち吉住小八,3代芳村伊十郎,花垣五郎三郎をへて,弘化(こうか)3年2代を襲名。もと芋(いも)屋だったので「芋五郎の小三郎」とよばれた。3代岡安喜三郎,2代富士田音蔵とともに天保(てんぽう)の三名人といわれ,唄浄瑠璃(うたじょうるり)を得意とした。嘉永(かえい)7年2月11日死去。55歳。

吉住小三郎(4代) よしずみ-こさぶろう

1876-1972 明治-昭和時代の長唄唄方。
明治9年12月15日生まれ。3代小三郎の義弟。のち養子となり明治23年4代を襲名。35年3代杵屋(きねや)六四郎と「長唄研精会」をつくり,演奏会用長唄の普及発展につくした。作曲にもすぐれた。昭和11年東京音楽学校教授。芸術院会員。31年人間国宝。32年文化勲章。38年慈恭(じきょう)と改名。昭和47年2月27日死去。95歳。東京出身。

吉住小三郎(初代) よしずみ-こさぶろう

1699-1753 江戸時代中期の長唄唄方。
元禄(げんろく)12年生まれ。大坂の住吉神社の神職(楽人)の出で,住吉を逆にして吉住と名のったという。6代杵屋(きねや)喜三郎の門弟とされる。宝暦3年の「京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)」初演の際,立唄(たてうた)をつとめて好評を博した。宝暦3年7月16日死去。55歳。初名は仙次郎。号は喜鳳。

吉住小三郎(3代) よしずみ-こさぶろう

1832-1889 幕末-明治時代の長唄唄方。
天保(てんぽう)3年生まれ。2代吉住小三郎の門弟で,前名は小太郎。万延元年3代を襲名。明治22年12月25日死去。58歳。江戸出身。
【格言など】間もなく死ぬぞ(最期の言葉)

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367日誕生日大事典 「吉住小三郎」の解説

吉住 小三郎(4代目) (よしずみ こさぶろう)

生年月日:1876年12月15日
明治時代-昭和時代の長唄唄方
1972年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の吉住小三郎の言及

【寒山拾得】より

…1911年9月文芸協会私演場で初演。作曲4世吉住小三郎・3世杵屋(きねや)六四郎(2世稀音家浄観)。振付2世藤間勘右衛門。…

【紀文大尽】より


432

【研精会】より

…正式名称は長唄研精会。4世吉住小三郎(のちの慈恭(じきよう))と3世杵屋六四郎(のちの2世稀音家浄観(きねやじようかん))によって創設された。従来,歌舞伎に付随していた長唄を鑑賞用音楽として独立させ,会員制度による演奏会開催を企画,1902年8月19日,東京日本橋俱楽部で第1回演奏会を開いた。…

※「吉住小三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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