改訂新版 世界大百科事典 「自動記述」の意味・わかりやすい解説
自動記述 (じどうきじゅつ)
écriture automatique[フランス]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…こんにち広く行われている精神分析的精神療法psychoanalytic psychotherapyにおいては,ソファを用いない対面面接を行っているが,患者に自在に語らせるという自由連想法の基本方針はそのまま踏襲されている。なおフロイトの自由連想法は,シュルレアリスムにおける自動記述の方法に多大の影響を与えたともいわれる。【下坂 幸三】。…
…1920年代のはじめにフランスの詩人ブルトンらによって開始された文学・芸術上の運動,およびその思想・方法等を指す。発端は1919年に彼とスーポーとが試みたいわゆる〈自動記述(オートマティスム)〉(《磁場》1920)にある。この実験の結果,思考の純粋かつ原初的な姿に触れうると信じた彼らは,アラゴン,エリュアールらとともに,その確信にもとづく新しい思想と運動の可能性を探りはじめた。…
※「自動記述」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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