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●父竹山純平は岡田良一郎の三男で、良一郎の妻の家である竹山家の養子。銀行の役員などを務め、多額納税者。父方の伯父に岡田良平、男爵一木喜徳郎がいる。
●兄・初雄の岳父に森島庫太。初雄の二男に竹山恭二。
●姉の夫に一戸二郎。
●妹の夫に船田亨二。
●弟・謙三郎の岳父に川上俊彦。
●長男は竹山護夫。
●長女の夫は平川祐弘、伝記を著した︵下記参照︶。
●﹃光と愛の戦士﹄新潮社︵少年文化叢書︶ 1942
●﹃失はれた青春﹄白日書院 1947
●﹃ビルマの竪琴﹄中央公論社︵ともだち文庫︶ 1948、新潮文庫︵新版2017︶ほか様々な版で刊
●﹃北方の心情﹄養徳社 1948
●﹃憑かれた人々﹄新潮社 1949
●﹃希臘にて﹄早川書店 1949
●﹃手帖﹄新潮社 1950
●﹃樅の木と薔薇﹄新潮社 1951
●﹃失われた青春﹄新潮社 1951 / 新潮文庫 1966
●﹃見て感じて考える﹄創文社 1953
●﹃古都遍歴-奈良﹄新潮社 1954︵新潮一時間文庫︶/ 単行増訂版 1969
●﹃精神のあとをたずねて﹄実業之日本社 1955
●﹃白磁の杯﹄実業之日本社 1955
●﹃昭和の精神史﹄新潮社︿新潮叢書﹀1956 / 新潮文庫 1958
●﹃ヨーロッパの旅﹄新潮社 1957
●﹃續 ヨーロッパの旅﹄新潮社 1959 / 新潮文庫 1964︵正・続から抜粋︶
●﹃まぼろしと真実 私のソビエト見聞記﹄新潮社 1962
●﹃剣と十字架 ドイツの旅より﹄文藝春秋新社 1963
●﹃京都の一級品 東山遍歴﹄新潮社 1965
●﹃人間について 私の見聞と反省﹄新潮社 1966
●﹃時流に反して﹄︿人と思想﹀文藝春秋 1968︵選集︶
●﹃日本人と美﹄新潮社 1970
●﹃乱世の中から 竹山道雄評論集﹄読売新聞社 1974
●﹃みじかい命﹄新潮社 1975 - 長崎キリシタンを舞台にした思想小説
●﹃竹山道雄著作集﹄[7]︵全8巻︶ 福武書店 1983
(一)昭和の精神史
(二)スペインの贋金
(三)失われた青春
(四)樅の木と薔薇
(五)剣と十字架
(六)北方の心情
(七)ビルマの竪琴
(八)古都遍歴-年譜・書誌 - 粕谷一希等による編集
●﹃歴史的意識について﹄講談社学術文庫 1983
●﹃主役としての近代﹄講談社学術文庫 1984
●﹃尼僧の手紙﹄講談社学術文庫 1985 - 以上の文庫判3冊は﹁著作集﹂未収録の文集
●﹃昭和の精神史﹄講談社学術文庫 1985 - ﹁手帖﹂も収録、和辻哲郎の跋
●﹃昭和の精神史﹄中公クラシックス 2011 - 他に論考4編を収録、解説芳賀徹
●﹃竹山道雄セレクション﹄︵全4巻、平川祐弘編︶ 藤原書店 2016-2017
(一)昭和の精神史。解説秦郁彦、作家論牛村圭
(二)西欧一神教の世界。解説佐瀬昌盛、作家論苅部直
(三)美の旅人。解説芳賀徹、作家論稲賀繁美
(四)主役としての近代。解説平川祐弘、作家論大石和欣
●野鴨 イプセン 岩波文庫 1938
●幽霊 イプセン 岩波文庫 1939
●民衆の敵 イプセン 岩波文庫 1939 のち改版
●わが生活と思想より アルベルト・シュヴァイツェル 白水社 1939 - 新版多数、白水Uブックス 2011ほか
●混乱と若き悩み トーマス・マン 新潮社 1941
●ニーチェ ツアラトストラかく語りき 弘文堂書房 世界文庫︵全3巻︶ 1941-43
●新潮社﹁全集 第7巻﹂ 1950、新潮文庫︵上下︶ 1953 のち改版
●羅馬哀歌 ゲーテ 角川書店 1949
●人形の家 イプセン 岩波文庫 1950 のち改版
●ニーチェ 力への意志︵1︶ 新潮社﹁全集 第11巻﹂ 1951
●若きヱルテルの悩み ゲーテ 岩波文庫 1951 のち改版
●ハイジ ヨハンナ・スピリ 岩波少年文庫︵上下︶ 1952 のち改版
●ニーチェ 善悪の彼岸・道徳の系譜 新潮社﹁全集 第8巻﹂ 1952
●善悪の彼岸 新潮文庫 1954 のち改版
●ニーチェ 詩集 新潮社﹁全集 第10巻﹂ 1952
●マリオと魔術師 他一篇 トーマス・マン 角川文庫 1955、復刊1989
●ゲーテ詩集2・4 岩波文庫 1955、復刊1996ほか。他は片山敏彦訳
関連文献[編集]
●平川祐弘﹃竹山道雄と昭和の時代﹄︵藤原書店、2013年3月︶、評伝
●続編﹃戦後の精神史﹄︵河出書房新社、2017年10月︶
●編著﹃手紙を通して読む 竹山道雄の世界﹄︵藤原書店、2017年11月︶
(一)^ “竹山道雄”. 向学新聞. 国際留学生協会. 2016年12月16日閲覧。
(二)^ B.V.A. レーリンク、A. カッセーゼ ﹃レーリンク判事の東京裁判―歴史的証言と展望﹄1996年、小菅信子訳、新曜社。
(三)^ 現在は、JCHO東京新宿メディカルセンター
(四)^ 岩井寛﹃作家の臨終・墓碑事典﹄︵東京堂出版、1997年︶194頁
(五)^ ﹁著作﹂の﹁翻訳﹂の項参照。
(六)^ 中村光夫﹁解説﹂、竹山道雄﹃ビルマの竪琴﹄、新潮文庫︵第105刷︶、新潮社、2014年、210頁。
(七)^ ﹃﹁ビルマの竪琴﹂ができるまで﹄、﹃インドの仏跡をたずねて﹄、﹃思い出﹄、﹃砧﹄、﹃あしおと﹄などを収録
関連項目[編集]
●アルプスの少女ハイジ
●アルベルト・シュヴァイツァー
●ツァラトゥストラはこう語った
●ドイツ文学
●神西清
●民衆の敵 (戯曲)
●相沢三郎
外部リンク[編集]
●竹山道雄著作目録。松田義男編