ボウリング
概要
編集名称
編集歴史
編集日本
編集ボウリング事始め
編集普及
編集日本の年表
編集基本的なルール
編集通常の進行方法及び得点計算方法
編集Current Frame Scoring System
編集通常の得点計算においては、上記のような条件のため、ストライクを続けることが高得点の条件となるが、各フレームごとに独立して得点計算を行うCurrent Frame Scoring Systemが導入される大会もあり、日本でも2023年よりio.LEAGUEにて導入されている。
- ストライクは、その時点で30点が加算される。
- スペアが出たフレームは、そのフレームの1投目の倒ピン数に10点を加えたものをフレームの得点とする。
- 第2投で10本すべてのピンを倒せなかった場合は、2回の投球で倒したピンの合計がそのフレームの得点となるのは通常ルールと同様。
- 第10フレームにおいても第9フレームと同じようになり、ストライクが出たら1投で終了、その他は2投。
- パーフェクトが300点であることは通常ルールと同様。
点数の計算法
編集レーン・器具
編集レーン
編集ピン
編集ピンの並び方
7 8 9 10
4 5 6
2 3
1
ボール
編集ピンセッター
編集用語
編集主に器具・施設に関するもの
編集主に投球・得点に関するもの
編集特殊な残り方の呼び名
編集取り消し付きの数字は倒れたピンの番号を、太字の数字は残りピンの番号を表す。●はスプリットである。下記の残りピンは、右投げを基準にしている。
呼び名 | ピンの状態 |
---|---|
バケット | 4 5 2 |
インザダーク1 | 2 |
インザダーク2 | |
ベビースプリット● | |
クリスマスツリー1● | 7 2 |
クリスマスツリー2● | 7 |
ビッグフォー(別名:ハッピーバースデイ)● | 7 4 |
ビッグファイブ(別名:ギリシャ教会)● | 7 4 |
スネークアイ(別名:ベッドポッド)● | 7 |
ダイムストア1● | |
ダイムストア2● | 7 |
リリー● | 7 |
ワッシャー1 | 7 4 2 1 |
ワッシャー2 | 4 2 1 |
ワッシャー3 | 2 1 |
トラピゾイド● | 7 2 3 |
トラピゾイド(別名:グレイド)● | 7 2 3 | 8 9 10
ダイヤモンド● | 4 2 3 |
ビートセブン● | 7 |
ビートテン● | 7 4 2 | 8
トリックプレイ
編集プロボウラー(日本)
編集日本におけるプロボウラーとは、日本プロボウリング協会が行うプロボウラー資格取得テスト(プロテスト)に合格し、プロ資格を所持する同協会の正会員の者である。プロボウラーの証明として、プロワッペンをユニフォームに着用している。
ゴルフのプロゴルファー制度や将棋などの棋士のプロ制度と大きく異なるのは、合格者数に定員が定められていない点である。受験資格があり、実技試験で規定の基準を上回ることができれば、他人の成績に関わらず試験に合格することができる。結果次第でその年に受験した受験生が全員揃ってプロボウラーとなる可能性もある。
一度プロボウラー資格を取得すれば、協会への年会費を支払い続ける限り、成績等によって資格が剥奪されることはない(除名等で剥奪されることはある)。
プロボウラー試験
編集プロボウラーの活動
編集他のスポーツと同様、プロトーナメントなどに出場し賞金を獲得できる。しかしながら、賞金ランキングトップの選手においても年間総獲得賞金額が1000万円を上回ることは少なく、ボウリング場などに勤務しながら自場でボウリングスクールを行ったり、人気選手は全国のボウリング場を回りアマチュアボウラーとの交流会を行っている。
団体
編集- 世界ボウリング連盟(IBF)
- 全米プロボウラーズ協会(PBA)
日本
編集- 日本ボウリング機構 (JBO)
- 全日本ボウリング協会(JBC)
- 日本プロボウリング協会(JPBA)
- 日本ボウリング場協会(BPAJ)
- 全日本視覚障害者ボウリング協会(BBCJ)
- 日本ボウラーズ連盟(NBF)
- 全国実業団ボウリング連盟(ABBF)
- ジャパンレディースボウリングクラブ(JLBC)
- 日本ボウリング商工会(BICA)
- 日本ろう者ボウリング協会(JDBA)
大会
編集- 全日本プロボウリング選手権大会(1968年 - )
- 全日本女子プロボウリング選手権大会(1970年 - )
- ジャパンオープンボウリング選手権(1977年 - )
- MKチャリティカップ(2006年 - )
- KUWATA CUP(2019年 - )
終了した大会
編集- ジャパンカップ ボウリング(1985年 - 2014年)
- DHCレディースボウリングツアー(2005年 - 2013年)
- インターナショナル・ボウリング・チャンピオンシップ・サポーテッドバイDHC(2012年 - 2013年)
テレビ番組
編集放送中
編集- パーフェクトボウリング(スカイA)
- ボウリング革命 P★League(BS日テレ)
- 静岡県ボウリング選手権大会(静岡放送)
放送終了
編集- ザ・スターボウリング(東京12チャンネル、後のテレビ東京)
- お笑いチャンピオンボウリング(フジテレビ)
- 中山ボウリング店(テレビ東京)
- ボウリングパラダイス(テレビ東京)
- ゴールデンボウル(日本テレビ)
- ストライク・ガール〜ボウリング新時代〜(BS-TBS)
- レディズ・チャレンジボウル(NET、後のテレビ朝日)
- ストライクボウル(NET)
- ベスト・ペア・ボウル(毎日放送)
- オールスター番組対抗ボウリング大会(テレビ朝日)
- 志村&鶴瓶のあぶない交遊録 英語禁止ボウリング(テレビ朝日) - お正月特番
- 日本列島ボウリング頂上決定戦2012 〜BOWLING ナンバー1はどの都道府県だ!?〜(フジテレビ) - 年末特番
- アゲぽよボウル48(テレビ愛知)
- 地元芸人開運バトル!新春厄除けボウリング(東海テレビ) - お正月特番
ボウリングにまつわる作品
編集音楽
編集- モーツァルトにはケーゲルシュタット・トリオと呼ばれるピアノ三重奏曲(K498)がある。ケーゲルシュタットは九柱戯とも訳され、ボウリングの前身とされる。この曲はモーツァルトがボウリングをしながら作曲したものという逸話がある(但し、真偽のほどは必ずしも定かではない)。
- 『レッツゴーボウリング』(2019年、桑田佳祐 & The Pin Boysの楽曲)[33]。
- 『悲しきプロボウラー』(2020年、桑田佳祐 & The Pin Boysの楽曲)[34]
論文
編集- Bowling Alone(ロバート・パットナム(1995). Journal of Democracy, v.6, n.1, pp.65-78)はボウリング・リーグの会員が減っていることに象徴される現代アメリカ社会のコミュニティの崩壊や個人主義化を指摘したもので、メディアで大きな反響を引き起こした他、社会資本(Social Capital)の概念を広め、世界中で関連の調査研究ブームがおこなわれるきっかけともなった。
映画
編集- 『キングピン/ストライクへの道』(1996年、ピーター・ファレリー、ボビー・ファレリー監督)はボウラーを扱ったコメディ映画。
- 『ビッグ・リボウスキ』(1998年、ジェフ・ブリッジズ主演)はボウリングが唯一の趣味である中年男リボウスキを取り巻くドタバタコメディ。
- 『キューティーガール 美少女ボウラー危機一発』(2003年、小倉優子主演)は、賭けボウリングをテーマに描いた青春スポ根ムービー[35]。
- 『俺たちプロボウラー』(2007年)
テレビドラマ
編集マンガ
編集小説
編集派生競技
編集300本ボウリング
編集ボウリングとビリヤードを混ぜた競技
編集- ビリボー - 人間の腰程の高さの台の奥にボウリングピンが立てられており、それをキューでつついた小型のボウリング球で倒す競技。シーディック社が2006年から提供を始めた。
- Knokkers - 巨大なビリヤード盤の上に立ち、ポリウレタン製のボウリング球をビリヤード球に見立てる競技。アメリカ合衆国ミズーリ州のスティーブ・ウィネックが1985年に発案し2011年に完成させた。[48]
スマイルボウリング
編集群馬県前橋市発祥のボウリングを基に作られたニュースポーツ。 レーンの途中にゲートボールのゲートを置き、そこを通過させてボウリングのピン10本全てを何投で倒すことが出来るかを競う。 投げたボールはコースの途中にあるゲート(4回移動する)を通過させてから、ピンを倒す。 投球数の少ないチームが勝ちとなる。
ブラインドボウリング
編集視覚障害のある人のためのボウリング競技。ブラインドスポーツの一種。基本的に、晴眼者からのサポートを受けて行うか、それに加え、ガイドレーン(高さ約90cm、長さ約370cm)を使用して行う2つのスタイルがある。B1(アイマスクかアイシェードをつけるのが必須)、B2、B3の3つのクラスがある。
脚注
編集注釈
編集出典
編集参考文献
編集- 熊野晃三「長崎の外国人居留地におけるスポーツに関する研究―ボウリング場の開設を中心にして―」『純心人文研究』第3巻、85-94頁、1997年 。
関連項目
編集- 国民体育大会
- 全国障害者スポーツ大会
- 全国青年大会
- ローンボウルズ
- 特定建築物 - 日本のボウリング施設に適用される環境衛生等に関する規定
- スキットル
- 日本女子ボウリング機構