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「エイリアン2」の版間の差分

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{{Infobox Film

{{Infobox Film

| 作品名 = エイリアン2

| 作品名 = エイリアン2

| 原題 = Aliens

| 原題 = Aliens

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| 画像 = Aliens-logo.svg

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| 画像解説 =

| 画像解説 =

| 監督 = [[ジェームズ・キャメロン]]

| 監督 = [[ジェームズ・キャメロン]]

| 脚本 = ジェームズ・キャメロン

| 製作総指揮 = ゴードン・キャロル<br />デイヴィッド・ガイラー<br />ウォルター・ヒル

| 原案 = ジェームズ・キャメロン<br />[[デヴィッド・ガイラー]]<br />[[ウォルター・ヒル]]

| 原作 = '''キャラクター創造'''<br />[[ダン・オバノン]]<br />[[ロナルド・シャセット]]

| 製作 = [[ゲイル・アン・ハード]]

| 製作 = [[ゲイル・アン・ハード]]

| 製作総指揮 = ゴードン・キャロル<br />デヴィッド・ガイラー<br />ウォルター・ヒル

| 脚本 = [[ジェームズ・キャメロン]]

| 出演者 = [[シガニー・ウィーバー]]<br />[[マイケル・ビーン]]<br />[[ランス・ヘンリクセン]]

| 出演者 = [[シガニー・ウィーバー]]<br />[[マイケル・ビーン]]<br />[[キャリー・ヘン]]<br />[[ランス・ヘンリクセン]]<br />[[ビル・パクストン]]<br />[[ジェニット・ゴールドスタイン]]<br />[[ウィリアム・ホープ]]<br />[[マーク・ロルストン]]<br />[[アル・マシューズ]]<br />[[リッコ・ロス]]<br />[[シンシア・デイル・スコット]]<br />[[ポール・ライザー]]

| 音楽 = [[ジェームズ・ホーナー]]

| 音楽 = [[ジェームズ・ホーナー]]

| 撮影 = [[エイドリアン・ビドル]]

| 撮影 = [[エイドリアン・ビドル]]

| 編集 = レイ・ラヴジョイ

| 編集 = [[レイ・ラヴジョイ]]

| 制作会社 = {{仮リンク|ブランディワイン・プロダクションズ|en|Brandywine Productions}}

| 配給 = [[20世紀フォックス]]

| 配給 = [[20世紀フォックス]]

| 公開 = [[1986年]][[7月18日]] {{flagicon|USA}}<br />[[1986年]][[8月30日]] {{flagicon|USA}}

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| 上映時間 = 137分(ディレクターズカット154分

| 上映時間 = '''劇場公開版'''<br />137分<br />'''完全'''<br />154分| 製作国 = {{USA}}

| 製作国 = {{USA}}

| 言語 = [[英語]]

| 言語 = [[英語]]

| 製作費 = $18,500,000

| 製作費 = $18,500,000

| 興行収入 = $131,060,248<ref name=boxoffice>{{cite web|url=http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=aliens.htm|publisher=[[w:Box Office Mojo|Box Office Mojo]]|title=Aliens (1986)|accessdate=2010年3月6日}}</ref>

| 興行収入 = $131,060,248<ref name=boxoffice>{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl3309340161/weekend/|publisher=[[Amazon.com]]|work=[[Box Office Mojo]]|title=Aliens|accessdate=2010年3月6日}}</ref>

| 配給収入 = 12億円<ref>『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)450頁</ref> {{flagicon|JPN}}

| 前作 = [[エイリアン (映画)|エイリアン]]

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| 次作 = [[エイリアン3]]

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'''2'''''Aliens''[[1986|1986]][[|]]2[[]]

'''2'''''Aliens''[[1986|1986]][[ ()|]]2[[]]

{{ネタバレ}}



== 概要 ==

== 概要 ==

SFホラーの古典となった前作『[[エイリアン (映画)|エイリアン]]』から、当時『[[ターミネーター (映画)|ターミネーター]]』で一躍名を馳せたキャメロンを脚本・監督に迎え、原題通り無数に繁殖したエイリアンと未来兵器に身を固めた兵士との戦いを描くアクション映画として製作、「二作目は失敗する」という[[ジンクス]]を跳ね返すヒット作となった。

ホラー要素が強かった前作『[[エイリアン (映画)|エイリアン]]』から打ってわって、当時『[[ターミネーター (映画)|ターミネーター]]』で一躍名を馳せたジェームズ・キャメロンを脚本・監督に迎え、複数名詞である原題が示す通り無数に繁殖したエイリアンと未来兵器に身を固めた兵士との戦いを描くアクション映画として製作された。




CG

植民地海兵隊の兵士達が使用する数々の未来兵器のリアルな描写や、日本の[[ロボットアニメ]]の要素を採り入れた{{要出典|date=2010年8月}}[[パワーローダー (エイリアン2)|パワーローダー]]など、キャメロンのマニアックなこだわりが存分に発揮されている。[[エイリアン (架空の生物)|エイリアン]]の生態についても前作の設定が巧みに生かされているのに加え、新たに[[蟻]]や[[蜂]]を思わせる社会形態が設定され、その頂点に君臨する[[エイリアン・クイーン]]が登場している。




1986[[]][[|]][[2009]][[]][[ ()|]]1[[2014]]{{||en|Time Out (magazine)}}150SF1005<ref>[http://www.timeout.com/london/film/the-100-best-sci-fi-movies#tab_panel_10 The 100 best sci-fi movies - Time Out London]</ref>

1986年の[[アカデミー賞]]では[[アカデミー視覚効果賞|視覚効果賞]]、音響効果編集賞を受賞。



[[キャッチコピー]]は「'''This time it's war.'''(今度は戦争だ)」。

[[キャッチコピー]]は「'''This time it's war.'''(今度は戦争だ)」。



== ストーリー ==

== ストーリー(完全版のみ収録の場面も含む) ==

; 序盤 - 惑星LV-426へ向かうまで

ノストロモ号の惨劇発生から57年、唯一の生存者リプリーはハイパースリープで宇宙空間を彷徨い続け偶然救助される。覚醒後、娘が既に亡くなってしまったことを知り、エイリアンの事件については精神を病んだ妄想であると決め付けられ、リプリーはショックを受ける。

: 前作でノストロモ号の惨劇から唯一生存した航海士、'''[[エレン・リプリー]]'''の乗った脱出艇は、地球周回軌道付近の宙域で偶然発見、救助される。宇宙ステーション内の病院で長期間の[[コールドスリープ|ハイパースリープ]]から目覚めたリプリーは、ウェイランド・ユタニ社の社員'''バーク'''から、57年間も宇宙を漂っていたこと、そして当時11歳になろうとしていた娘'''アマンダ'''が2年前に自分より先に他界したことを告げられる。

: 会社の査問会でノストロモ号を爆破した責任を問われたリプリーは、任務中にエイリアンと遭遇したことを主張するが、証拠不足のため誰からも信用してもらえないばかりか、長期間に及ぶハイパースリープの影響で精神異常を起こしていると疑われ、結果航海士資格を無期限停止にされてしまう。実は、ノストロモ号が着陸した[[レチクル座ゼータ星|レチクル座ゼータ第2星系]]の小惑星「LV-426」は、20年前から[[テラフォーミング]]が行われており、すでに多くの入植者たちが居住していた。

: リプリーは倉庫で作業員として働くことになったが、毎晩チェストバスターが自分の胸を突き破る悪夢にうなされる。やがてLV-426からの連絡が途絶え、入植民157人が消息不明となった。調査のため[[植民地海兵隊]]が派遣されることとなり、リプリーは航海士としての復帰と引き換えに、戦略アドバイザーとしてバークと共に同行して欲しいと持ちかけられる。当初は断ったリプリーだったが、毎晩繰り返される悪夢と己のトラウマに決着を付けるべく「エイリアンの研究や持ち帰りはせず、殲滅させるのみ」という条件付きで同行を決意する。

; LV-426へ出発 - エイリアンとの初戦闘まで

: 海兵隊の宇宙戦艦スラコ号に同乗し、隊員達と共にLV-426に向かうリプリー。航行中、乗組員の'''ビショップ'''がアンドロイドだと知り、かつてノストロモ号で自分達を殺そうとした'''アッシュ'''のことを思い出して露骨な不快感を示す。海兵隊員との作戦会議の際、リプリーはエイリアンの危険性を必死に訴えるが、ほとんどの隊員は危機感もなく、冗談混じりに茶化すばかりであった。


: LV-426APC''''''

: 捜索のさなか、一行は'''ニュート'''と名乗る少女を保護する。ニュートは通風管の中を逃げ回り、ただ1人生き延びていたのであった。


: APC''''''

: APC''''''APC退''''''''''''''''''3

: 退退APC

; LV-426基地内での籠城 - バークの企み

: リプリー達は残った武器を集めてコロニーの司令室内にバリケードを築き、通路にセントリーガンを設置して救助が来るまでの篭城を試みる。しかし、墜落した降下艇の爆発により環境システム施設の電気系統と核融合炉の冷却システムが停止したため、4時間後に大爆発することが判明する。

: スラコ号から予備の降下艇を遠隔操作で誘導するべく、唯一その操作ができるビショップが単身パイプ内を移動して通信施設へと向かう。その間、セントリーガンでエイリアンの大群の撃退に成功した一同はひと時の休息を得て、リプリーはニュートに寄り添い仮眠を取るが、実験用カプセルから出てきたフェイスハガーの襲撃を受けてしまう。枕元に置いたはずの銃が隣の部屋に移動されている事から、リプリーはこれが人為的な状況だと悟ると、火災報知機を作動させて助けを呼び、駆け付けたハドソンらが間一髪でフェイスハガーを撃退する。2人が襲われたのは、密かにエイリアンを持ち帰ろうとするバークの企てであり、エイリアンの扱いで意見が対立したリプリーをニュートもろともフェイスハガーに襲わせ、エイリアンを寄生させようとしたのだった。

; コロニー内での戦闘 - スラコ号への脱出


: 退1{{efn2|}}

: 行き場を失ったリプリーたちは、ニュートの案内で通風管の中を伝って必死に逃げる。後衛のバスクエスが銃で迎撃するが、近距離でエイリアンを撃ったために足に強酸の返り血を浴びて動けなくなる。救出に戻って来たゴーマン中尉の拳銃も弾が尽き、狭い通風管の中で前後をエイリアンに挟まれると、追い詰められた2人は手榴弾で自爆する。

: その爆風でニュートがダストシュートに落ちてしまい、あらかじめ彼女に渡していた発信器を頼りに救出に向かうリプリーとヒックスだが、わずかに間に合わず、ニュートはエイリアンに拉致されてしまう。さらにヒックスもエイリアンの返り血で負傷、なんとかビショップと合流し、遠隔操作で誘導した降下艇にヒックスを乗せると、リプリーは自分が戻るまで脱出しないようビショップに言付け、自らは武器を取りニュートの救出にエイリアンの巣へと単身引き返す。

: そして、ニュートが繭にされる直前に救出する事に成功するが、帰還途中にエイリアンの卵を産み続ける'''エイリアン・クイーン'''の巣に入り込んでしまうと、リプリーは火炎放射器やありったけの弾丸で巣を火の海にする。これに激怒し、産卵管を切り離して追撃してくるクイーンの手を逃れ、辛くも降下艇に逃げ込んだリプリーたちはLV-426から脱出、軌道上のスラコ号への帰還に成功する。

; クイーンとの対決 - エンディング


: [[ (2)|]][[]]

: あわや船外へ吸い出されそうになり、上半身だけのビショップに支えられていたニュートは、リプリーを「ママ」と呼び抱き合う。その後、生存者一同はハイパースリープに入るのであった。



== 登場人物・キャスト ==


LV-426[[]]1

=== 民間人 ===

;[[エレン・リプリー]]

:演 - [[シガニー・ウィーバー]]

:ノストロモ号唯一の生存者。ハイパースリープ中に地球を通り過ぎてしまったことが原因で長期に及ぶ漂流を強いられ、娘の{{仮リンク|アマンダ・リプリー|en|Amanda Ripley (character)}}とは再会することなく死別、2等航海士の資格を無期限停止にされた後は[[パワーローダー (エイリアン2)|パワーローダー]]の2級免許を取得し、倉庫での荷役作業で生計を立てていた。LV-426の植民地との連絡が付かなくなったことを知り、一度は調査への同行を拒否するものの、前作の悲劇によって刻み込まれたトラウマと向き合うため、再びエイリアンとの戦いに身を投じることになる。

:リプリーがノストロモ号から連れてきた猫のジョーンズも共に生還し、彼女とアパートで暮らしていたが、LV-426に向かう際に別れて以降は登場しない。

;ニュート(Newt)

:演 - [[キャリー・ヘン]]

:開拓団唯一の生き残りの少女。本名は'''レベッカ・ジョーダン'''(Rebecca Jorden)。ニュートとは[[イモリ]]を意味するあだ名で、本名は兄のティモシーしか使わない。最初はエイリアンに襲われた恐怖から心を閉ざし、諦めていたが、リプリーとは交流を通じて親子のような情で結ばれ、リプリーをママと呼んで慕うほどとなる。年齢の割に大人びたところがあり、海兵隊が守ってくれると言われても「どうせみんな殺される」と発言したり、「ケイシー(人形)はただのプラスチックだから夢を見ない」と言っている。

;{{仮リンク|ビショップ (エイリアン)|en|Bishop (Aliens)|label=ビショップ}}(Bishop)

:演 - [[ランス・ヘンリクセン]]


:[[|]]APC{{efn2|}}{{efn2|}}使{{efn2|}}

;ラス・ジョーダン(Russ Jorden)

:演 - [[ジェイ・ベネディクト]]

:ニュートの父。完全版のみ登場。一家で入植地の遠くにある異星人の遺棄船を探索中に、フェイスハガーに寄生されてしまい、娘のニュートを除く同惑星の住民が全滅する引き金を作る。

;アン・ジョーダン(Anne Jorden)

:演 - ホリー・デ・ジョン

:ニュートの母。完全版のみ登場。夫と共に遺棄船を捜索し、夫がエイリアンに寄生されたため救援を求める。その後直接の描写はないが、エイリアンにより死亡したと思われる。

;ティモシー・ジョーダン(Timothy Jorden)

:演 - クリストファー・ヘン

:ニュートの兄。完全版のみ登場。両親共々エイリアンにより死亡したと思われる。



=== 植民地海兵隊 ===


[[]][[]]

;{{仮リンク|ドウェイン・ヒックス|en|Dwayne Hicks}}(Dwayne Hicks)

:演 - [[マイケル・ビーン]]

:[[伍長]]。小隊では第二分隊の分隊長(メンバーはドレイクとフロストとディートリック)。危険な戦地に赴く降下艇の中で眠りこけたり、(この時代から見れば)時代錯誤なモデルのショットガンに愛着を持っているなど、一見稚拙な性格に見えるが仲間からの信頼は厚く、部隊の指揮を委任された後は強いリーダーシップを見せ、リプリーら生存者達に頼られる存在になる。彼女とは絆が芽生えたようで、パルスライフルの操作方法を教えたり、互いに[[ファーストネーム]]で呼び合ったりするようになる。エイリアンを撃ち倒した際に強酸の血液を浴びて負傷するが、海兵隊の中で唯一生還する。

;{{仮リンク|ウィリアム・ハドソン (架空の人物)|en|Hudson (Aliens)|label=ウィリアム・ハドソン}}(William Hudson)

:演 - [[ビル・パクストン]]

:[[上等兵]]・[[特技兵]]。隊のムードメーカーだがお調子者で、ゴーマン中尉に対しても皮肉を言うトラブルメーカー。出撃前はエイリアンの存在を信じておらず常に余裕で威勢もよかったが、エイリアンの大群に襲われて{{efn2|脱出の際、ヒックスが放ったショットガンに撃たれ死亡したエイリアンの返り血を左腕に浴びて負傷している。}}からは勝てるわけがないと弱気になり、リプリーに叱咤される。その後は落ち着きを取り戻し、コロニー施設のコンピューターを操作して見取り図を探し出すなど活躍。バリケードを突破してエイリアンの大群が押し寄せてきた際には、バスクエスに劣らぬ勇猛さを見せてエイリアンに立ち向かうが、床下ダクトから現れたエイリアンに引きずり込まれ、行方不明となる{{efn2|ノベライズ版では直後にヒックスが「繭にされるよりマシだ」とハドソンが引きずり込まれたダクトに向かってパルスライフルを乱射して介錯しようとしていたが成功したのかは不明。}}。

:本人曰くあと4週間で除隊だった。

:今作の直後の時系列で起きた出来事を描いたゲーム『{{仮リンク|Aliens: Colonial Marines|en|Aliens: Colonial Marines}}』の作中では、エイリアンの巣の中で繭にされた上に、既にチェストバスターが飛び出した後の遺体を追加投入された海兵隊員が発見する場面がある。


:姿{{efn2|name="TVasahi special HICKS"|!!}}{{efn2|name="BD HUDSON"|}}

;ジェニット・バスクエス{{efn2|吹き替えの発音は「バスケス」に近い。また、TV放映版での主要登場人物の名と俳優名を紹介する字幕では「バスケス」と表記されることがある。}}(Jenette Vasquez)

:演 - [[ジェニット・ゴールドスタイン]]


:[[]]{{efn2|}}

:[[核融合炉]]に近い場所のためにゴーマンから[[重火器]]の発砲を禁止されるが、ドレイクと共に命令を無視してこっそりとスマートガンのバッテリーをエイポーンに見えないように渡して隠し合い、一行がエイリアンに襲われたときスマートガンでエイリアンと戦う。死角からドレイクに襲い掛かったエイリアンをスマートガンで撃ち倒すが、その返り血の強酸を浴びてドレイクは死亡。装甲車でエイリアンの巣から逃れた際には、海兵隊壊滅の一因となったゴーマンを責め、彼を殺そうとするも、ヒックスに制止される。

:エイリアンの襲撃からダクトに逃げ込む場面では、自発的に最も危険な[[殿 (軍事用語)|殿]]を務めるなど高い士気を見せた。しかしそのダクトにて至近距離でエイリアンを撃ったために返り血を浴びて足を負傷し、身動きができなくなる。助けに来たゴーマンの勇気を見直し、共に手を取り合いながら手榴弾でエイリアンを道連れに自爆する。

;スコット・ゴーマン(Scott Gorman){{efn2|ヒックスを除く海兵隊員の中で唯一、演者と役名のファーストネームが同じではなかったからか、今作の直後の時系列で起きた出来事を描いたゲーム『Aliens: Colonial Marines』では、'''ウィリアム・ゴーマン'''(William Gorman)と紹介されていた。}}

:演 - [[ウィリアム・ホープ]]


:[[]][[]]使1APC

;マーク・ドレイク(Mark Drake)

:演 - [[マーク・ロルストン]]


:[[]]退殿APC

;アル・エイポーン{{efn2|VHS・DVD版、アルティメット・エディション版では「アポーン」、1989年のテレビ朝日版では「アポーネ」、TBS版では「エイポン」。}}(Al Apone)

:演 - [[アル・マシューズ]]


:[[]]{{efn2|2004[[]]}}{{efn2|[[|]]Sargeant}}調

:ノベライズ版では、ゴーマンの命令を無視して[[パルスライフル]]の[[弾倉]]をパニック状態のハドソンに手渡す場面がある。

;リッコ・フロスト(Ricco Frost)

:演 - [[リッコ・ロス]]

:二等兵・APC運転手。ゴーマンのことを良く思っていない。核融合炉近くでの戦いでは実弾使用を禁止された他の兵員達の弾薬を預かっていたが、エイリアンに捕らえられたディートリックが放った火炎放射器の炎を全身に浴び火だるまになって転落死した。更に彼が預かっていた弾薬に引火し爆発、巻き添えでウィズボウスキーが負傷、クロウが死亡する。

;シンシア・ディートリック(Cynthia Dietrich)

:演 - [[シンシア・デイル・スコット]]

:伍長・衛生兵。エイリアンに寄生された女性を発見するが、彼女は胸からチェストバスターが飛び出て死亡してしまう。その後、海兵隊員で最初にエイリアンに襲われる。その際、火炎放射器を暴発させてしまったことでフロスト、ウィズボウスキー、クロウが巻き添えを喰らい死傷する原因となった。ヒックスらが核融合炉から脱出後の段階でまだ生命反応があった事から、エイポーンと共に繭にされたものと思われる。

;トレヴァー・ウィズボウスキー(Trevor Wierzbowski)

:演 - トレヴァー・スティードマン

:二等兵。核融合炉付近での戦いで、フロストが預かっていた弾薬に引火して起こった爆発に巻き込まれ負傷。爆発直前に咄嗟にヒックスに引き寄せられた為に致命傷は避けられたが、身動きがとれなくなったところをエイリアンに襲われる。クロウの安否確認に向かっていたヒックスが彼の悲鳴に振り返るが既に姿はなかった事や、カメラ映像の乱れ具合からしてディートリックやエイポーン同様に連れ去られたと思われるが、2人とは違い生体反応がなかったことから、繭にされる前に殺されたものと思われる。彼がやられたのをきっかけに、バスクエスらは我慢できず発砲を禁止された重火器を乱射し始める。海兵隊員の中で断末魔を除いて唯一台詞がない。

;ティム・クロウ(Tim Crowe)

:演 - [[ティップ・ティッピング]]

:二等兵。核融合炉付近での戦いで、フロストが預かっていた弾薬に引火して爆発した際に最も弾薬の近くに居り、咄嗟に動くことができずに爆風の直撃を受け死亡。

;コレット・フェッロ(Colette Ferro)

:演 - [[コレット・ヒラー]]

:伍長・降下艇[[機長]]。ヒックスからの撤収命令を受け、生存者達を救出に向かうが、すでに機内に潜り込んでいたエイリアンに背後より襲われ死亡。

;ダニエル・スパンクマイヤー(Daniel Spunkmeyer)

:演 - [[ダニエル・カッシュ]]


:[[]][[]]


== スタッフ ==

=== その他 ===

;カーター・J・バーク(Carter J. Burke)

*製作総指揮 - ゴードン・キャロル、デイヴィッド・ガイラー、[[ウォルター・ヒル]]

*製作 - [[ゲイル・アン・ハ]]

:演 - [[ポール・ライザー]]


:調姿

*監督 - [[ジェームズ・キャメロン]]


:調{{efn2|}}

*キャラクター創作 - [[ダン・オバノン]]、ロナルド・シュゼット

;ヴァン・リューエン(Van Leuwen)

*原案 - ジェームズ・キャメロン、デイヴィッド・ガイラー、ウォルター・ヒル

:演 - [[ポール・マクスウェル]]

*脚本 - ジェームズ・キャメロン

:星間通商委員会委員長。ノストロモ号爆破の件でリプリーを査問会にかけた。彼女の証言に取り合わず、エイリアンの存在を頑なに否定、LV-426が入植地となっていると告げた。

*撮影 - [[エイドリアン・ビドル]]

;アル・シンプソン(Al Simpson)

*美術 - ピーター・ラモント

*音楽 - [[ジェームズホー]]

:演 - [[マックマクドルド]]

:LV-426の植民地のウェイランド・ユタニ社の駐在員。完全版のみ登場。

*提供 - [[20世紀フォックス]]、ブランディワインプロダクションズリミテッド、SLMエンターテインメントリミテッド

;ライデッカー(Lydecker)

:演 - [[ウィリアム・アームストロング (俳優)|ウィリアム・アームストロング]]


:LV-426

;救助隊隊長(Salvage Team Leader)

:演 - スチュアート・ミリガン

:冒頭でリプリーの乗った脱出艇と休眠カプセルを発見し、生存を確認した。



== キャスト ==

== 日本語吹替 ==

{| class="wikitable" style="text-align:center"

;[[エレン・リプリー]] - [[シガニー・ウィーバー]]

!rowspan=2|役名

:ノストロモ号唯一の生存者。再びエイリアンとの戦いに身を投じる事になる。

!rowspan=2|俳優

;ニュート(レベッカ・ジョーダン) - [[キャリー・ヘン]]

!colspan=7|日本語吹替

:開拓者団最後の生き残りの少女。ニュートとは[[イモリ]]を意味するあだ名で、本名のレベッカは兄だけしか使わない。通風管の中を逃げ回っていたところを、海兵隊の動体探知機が反応して発見される。リプリーとは交流を通じて親子のような情で結ばれる。劇中では最後まで生存する。

|-

;ドゥウェイン・ヒックス - [[マイケル・ビーン]]

![[VHS]]・[[DVD]]版


:使

! アルティメット・エディション<br />DVD・[[Blu-ray Disc|BD]]版

;ビショップ - [[ランス・ヘンリクセン]]

![[TBSテレビ|TBS]]版


:

![[テレビ朝日]]

;ハドソン - [[ビル・パクストン]]

1989年版


:調

!テレビ朝日

;カーター・J・バーク - [[ポール・ライザー]]


:

;バスクエス - [[ジェニット・ゴールドスタイン]]


:

;ゴーマン - [[ウィリアム・ホープ]]


:1

;ドレイク - [[マーク・ロルストン]]


:

;アポーン - [[アル・マシューズ]]


:

;フロスト - [[リッコ・ロス]]

:APCの運転手。階級は二等兵。エイリアンに捕らえられたディートリッヒが放った火炎放射器の炎を全身に浴び、焼死してしまう。

;ディートリッヒ - [[シンシア・デイル・スコット]]


:

;ウィズボウスキー - [[トレヴァー・スティードマン]]

:階級は二等兵。彼の死に際に関しては、悲鳴しか聞こえない。

;クロウ - [[ティップ・ティッピング]]

:階級は二等兵。フロストが預かっていたと思われる弾薬に引火して起こった爆発に巻き込まれ、死亡。

;フェッロ - [[コレット・ヒラー]]


:[[]]

;スパンクマイヤー - [[ダニエル・カッシュ]]


:[[]]

;ヴァン・リューエン - [[ポール・マクスウェル]]

:ウェイランド社部長。

;ライデッカ - [[ビル・アームストロング]]

;ラス・ジョーダン - [[ジェイ・ベネディクト]]

:ニュートの父。完全版のみ登場。

;アン・ジョーダン - [[:en:Holly De Jong|ホリー・デ・ジョン]]

:ニュートの母。完全版のみ登場。

;ティモシー・ジョーダン - [[:en:Christopher Henn|クリストファー・ヘン]]

:ニュートの兄。完全版のみ登場。

;シンプソン - [[マック・マクドナルド]]

:完全版のみ登場。



1993年版<br />

=== 日本語吹替 ===

!テレビ朝日



2004年版<br />

{|border=1

|-bgcolor=azure

!

!VHS・DVD

!DVD

<small>アルティメット・エディション

!TBS

<small>新春特別ロードショー

![[日曜洋画劇場]]

!日曜洋画劇場

特別編

!日曜洋画劇場

<small>デジタルリマスター

|-

|-

|リプリー

|リプリー

|[[シガニー・ウィーバー]]

|colspan="2" style="text-align:center"|[[幸田直子]]

|colspan=2|[[幸田直子]]

|[[鈴木弘子]]

|[[鈴木弘子]]

|[[戸田恵子]]

|[[戸田恵子]]

|[[弥永和子]]

|[[弥永和子]]

|[[山像かおり]]

|[[山像かおり]]

|-

|ニュート

|[[キャリー・ヘン]]

|[[川田妙子|山田妙子]]

|[[久野美咲]]

|[[滝沢久美子]]

|colspan=2|[[玉川砂記子|玉川紗己子]]

|[[津村まこと]]

|-

|-

|ヒックス

|ヒックス

|[[マイケル・ビーン]]

|[[大塚明夫]]

|[[大塚明夫]]

|[[森川智之]]

|[[森川智之]]

|[[屋良有作]]

|[[屋良有作]]

|colspan="2" style="text-align:center"|[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]

|colspan=2|[[田中秀幸 (声優)|田中秀幸]]{{efn2|name="TVasahi special HICKS"}}

|[[小山力也]]

|[[小山力也]]

|-

|ニュート

|[[山田妙子]]

|[[久野美咲]]

|[[滝沢久美子]]

|colspan="2" style="text-align:center"|[[玉川砂記子|玉川紗己子]]

|[[津村まこと]]

|-

|-

|ビショップ

|ビショップ

|[[ランス・ヘンリクセン]]

|[[麦人]]

|[[麦人]]

|[[古川登志夫]]

|[[古川登志夫]]

|[[千田光男]]

|[[千田光男]]

|[[中田浩二 (優)|中田浩二]]

|[[中田浩二 (優)|中田浩二]]

|[[城達也]]

|[[城達也]]

|小川真司

|[[小川真司]]

|-

|-

|バーク

|バーク

|[[ポール・ライザー]]

|[[荒川太郎]]

|[[荒川太朗|荒川太郎]]

|[[古澤徹]]

|[[古澤徹]]

|[[小川真司]]

|小川真司

|colspan="2" style="text-align:center"|[[富山敬]]

|colspan=2|[[富山敬]]

|江原正士

|[[江原正士]]

|-

|-

|ゴーマン

|ゴーマン

|[[ウィリアム・ホープ]]

|[[大塚芳忠]]

|[[大塚芳忠]]

|[[岡野浩介]] 

|[[岡野浩介]]

|[[堀勝之祐]] 

|[[堀勝之祐]]

|[[池田秀一]]

|[[池田秀一]]

|[[石丸博也]]

|[[石丸博也]]

|牛山茂

|[[牛山茂]]

|-

|-

|バス

|バスクエ

|[[ジェニット・ゴールドスタイン]]

|[[高乃麗]]

|[[高乃麗]]

|[[朴璐美]]

|[[朴璐美]]

|[[山田栄子]]

|[[山田栄子]]

|colspan="2" style="text-align:center"|[[小宮和枝]]

|colspan=2|[[小宮和枝]]

|[[唐沢潤]]

|[[唐沢潤]]

|-

|-

|ハドソン

|ハドソン

|[[ビル・パクストン]]

|[[江原正士]]

|江原正士

|[[神奈延年]]

|[[神奈延年]]{{efn2|name="BD HUDSON"}}

|[[野島昭生]]

|[[野島昭生]]

|[[田中亮一]]

|[[田中亮一]]

|[[牛山茂]]

|牛山茂

|[[田中正彦]]

|[[田中正彦]]

|-

|-

|ドレ

|ドレ

|[[マーク・ロルストン]]

|[[秋元羊介]]

|[[秋元羊介]]

|[[咲野俊介]]

|[[咲野俊介]]

|江原正士

|江原正士

|大塚明夫 

|大塚明夫

|[[大友龍三郎]]

|[[大友龍三郎]]

|[[小室正幸]]

| 

|-

|エイポーン

|[[アル・マシューズ]]

|[[玄田哲章]]

|[[土師孝也]]

|[[朝戸鉄也]]

|麦人

|[[石塚運昇]]

|[[宝亀克寿]]

|-

|-

|フロスト

|フロスト

|[[リッコ・ロス]]

|[[星野充昭]]

|[[星野充昭]]

|[[楠大典]]

|[[楠大典]]

|[[郷里大輔]]

|[[郷里大輔]]

|colspan="2" style="text-align:center"|[[幹本雄之]] 

|colspan=2|[[幹本雄之]]

|[[天田益男]]

| 

|-

|-

|フェッロ

|フェッロ

|[[コレット・ヒラー]]

| 

|[[火野カチ子|火野カチコ]]

| 

|[[深水由美]]

|[[高島雅羅]]

|[[高島雅羅]]

|colspan="2" style="text-align:center"|[[深見梨加]] 

|colspan=2|[[深見梨加]]

|河村理恵子

| 

|-

|-

|<small>スパンクマイヤー

|<small>スパンクマイヤー</small>

|[[ダニエル・カッシュ]]

|[[稲葉実]]

|[[稲葉実]]

|[[上田燿司]]

| 

|[[喜多川拓郎]] 

|[[喜多川拓郎]]

|[[鈴置洋孝]] 

|[[鈴置洋孝]]

|[[松本保典]]

|[[松本保典]]

|[[横尾博之]]

| 

|-

|-

|<small>ディートリッ

|<small>ディートリック</small>

|[[シンシア・デイル・スコット]]

| 

|[[堀越真己]]

| 

|[[滝沢ロコ]] 

|[[加藤沙織]]

|[[磯辺万沙子]]

|colspan="2" style="text-align:center"|[[佐々木優子]] 

|colspan=2|[[佐々木優子]]

| 

|[[小山田詩乃]]

|-

|-

|<small>ウィズボウスキー

|<small>ウィズボウスキー</small>

|[[トレヴァー・スティードマン]]

| 

|稲葉実{{efn2|name="悲鳴"}}

| 

|[[酒井敬幸]]{{efn2|name="悲鳴"|死に際の悲鳴のみ担当。}}

| 

|喜多川拓郎{{efn2|name="悲鳴"}}

| 

|増岡弘<ref>死に際の悲鳴のみ担当。</ref>

|colspan=2|[[増岡弘]]{{efn2|name="悲鳴"}}

|古閑俊行{{efn2|本来台詞は無いが弾倉を回収するシーンでクロウから弾倉を受け取る箇所の台詞がエイポーンではなく彼になってる。}}

| 

|-

|-

|クロウ

|クロウ

|[[ティップ・ティッピング]]

|荒川太郎 

|荒川太郎

| 

|[[小野大輔]]

|rowspan=2|[[阪脩]] 

|rowspan=2|[[阪脩]]

|なし 

|なし{{efn2|セリフを発するシーンはカットされた。}}

| 

|松本保典{{efn2|name="悲鳴"}}

| 

|[[白山修]]

|-

|-

|リューエン

|リューエン

|[[ポール・マクスウェル]]

|[[塚田正昭]]

|[[塚田正昭]]

|[[石川ひろあき]]

| 

|colspan="2" style="text-align:center"|[[増岡弘]] 

|colspan=2|増岡弘

|なし{{efn2|name="なし"|登場シーンはカットされた。}}

| 

|-

|-

|ラス

|アポーン

|[[ジェイ・ベネディクト]]

|[[玄田哲章]]

|[[土師孝也]]

|[[河野智之]]

|上田燿司

|[[朝戸鉄也]]

| colspan="4" rowspan="5" {{N/A}}

|麦人

|[[石塚運昇]]

|[[宝亀克寿]]

|-

|-

|アン

|初放送年日

|[[ホリー・デ・ジョン]]

|[[稀代桜子]]

|[[棚田恵美子]]

|-

|ティモシー

|[[クリストファー・ヘン]]

|[[黒田弥生]]

|[[小林由美子]]

|-

|アル

|[[マック・マクドナルド]]

|稲葉実

|酒井敬幸

|-

|ライデッカー

|[[ウィリアム・アームストロング (俳優)|ウィリアム・アームストロング]]

|星野充昭

|rowspan=2|小野大輔

|-

|救助隊リーダー

|[[スチュアート・ミリガン]]

|稲葉実

|江原正士

|colspan=2|幹本雄之

|小室正幸

|-

|医療技師

|アライブ・パーソンズ

|堀越真己

|深水由美

|磯辺万沙子

|colspan=2|火野カチコ

|なし{{efn2|name="なし"}}

|-

|科学者

|ヴァレリー・コルガン

|火野カチコ

|加藤沙織

|滝沢久美子

|長島涼子

|[[竹口安芸子]]

|なし{{efn2|name="なし"}}

|-

|<small>役不明又はその他</small>

|rowspan="11" {{N/A}}

|

|

|

|

|

|[[1987年]] 

|

|[[1989年]]

|

|[[1993年]]

|古川千晶

|[[2004年]]

|-

!colspan=8|日本語版制作スタッフ

|-

|演出

|[[藤山房伸]]

|神尾千春

|[[田島荘三]]

|colspan=2|福永莞爾

|松川陸

|-

|-

|翻訳

|翻訳

|colspan="2" style="text-align:center"|石原千麻

|colspan=2|石原千麻

|宇津木道子

|宇津木道子

|colspan="2" style="text-align:center"|たかしまちせこ

|colspan=2|たかしまちせこ

|石原千麻

|石原千麻

|-

|-

|効果

|演出

|

|

|

|

|PAG

|[[田島荘三]]

|猪飼和彦

|colspan="2" style="text-align:center"|福永莞爾

|遠藤堯雄

|松川陸

|リレーション

|-

|-

|調整

|調整

275行目: 398行目:

|長井利親

|長井利親

|-

|-

|プロデューサー

|制作

|

|

|

|

|上田正人

|<small>コスモプロモーション

|colspan=2|圓井一夫

|colspan="3" style="text-align:center"|ムービーテレビジョン

|梶淳

|-

|解説

|

|

|

|colspan=2|[[淀川長治]]

|

|-

|製作

|<small>千代田<br />プロダクション</small>

|ACクリエイト

|<small>コスモ<br />プロモーション</small><br />TBS

|colspan=3|<small>[[ブロードメディア|ムービーテレビジョン]]

|-

|初回放送

|[[2013年]][[1月23日]]<br />『[[水曜プレミアシネマ]]』<br />21:00-22:54

|

|[[1988年]][[1月2日]]<br />『新春特別ロードショー』<br />21:00-23:24

|[[1989年]][[10月29日]]<br />『[[日曜洋画劇場]]』<br />21:02-23:24

|[[1993年]][[10月3日]]<br />『日曜洋画劇場』<br />21:02-23:24

|[[2004年]][[2月8日]]<br />『日曜洋画劇場』<br />21:20-23:14

|-

| 正味

| colspan="2" {{N/A}}

| 約123分

| 約115分

| 約122分{{efn2|しかし放送用として現存するのは約105分にまでカットされたマスターのみである。}}

| 約103分

|-

|}

|}

*VHS・DVD版は1992年発売。アルティメット・エディションDVD・Blu-ray Disc版は2004年発売。


*テレビ朝日2004年版は放送時間の制約により夥しいカットが行われオリには無いモノログが付けられた場面もある

*初回放送時、テレビ朝日1993年版は「特別編」2004年版は「デリマスタ版」として放送された。

*地上波放送バージョンは全て劇場公開版に近い形で制作された{{efn2|テレビ朝日1993年版は完全版の一部場面が追加されているが、当該場面はカットされている。}}ため、ニュートの家族など宇宙植民地の人々は登場しない。

*テレビ朝日1993年版は、完全版での追加シーンの内「リプリーがバークから自身の娘の消息を聞かされる場面」、「セントリーガンでエイリアンの大群を迎撃する場面」、「リプリーがニュート救出へ向かう前にヒックスとファーストネームを教え合う場面」が追加されているが、宇宙植民地の場面は追加されていない他、1989年版では存在した場面も一部カットされている。また、吹替キャストは一部1989年版と共通しているが、音源自体は新たに録り直している。

*テレビ朝日2004年版は放送時間の制約により夥しいカットが行われ、オリジナルには存在しないモノローグが付けられた場面もある。

※20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンの「[[吹替の帝王]]」シリーズ第13弾として、上記の全6種類の吹替版を収録したBlu-ray Disc「エイリアン2 日本語吹替完全版 コレクターズ・ブルーレイボックス」が2016年8月30日に発売。劇場公開版と完全版の2種類の本編が収録されており、劇場公開版にはアルティメット・エディションDVD・Blu-ray Disc版、TBS版、テレビ朝日1989年版と2004年版の4種類、完全版にはVHS/DVD版、アルティメット・エディションDVD・Blu-ray Disc版、テレビ朝日1993年版の3種類の吹替版が収録されている。特典として1989年と1993年のテレビ朝日版吹替台本がそれぞれ1冊、アルティメット・エディションDVD・Blu-ray Disc版台本1冊、鈴木弘子(TBS版のリプリー役)/田中秀幸(テレビ朝日1989年版と1993年版のヒックス伍長役)のインタビュー集が付属している。



== メカニック ==

== メカニック ==

;[[パルスライフル|M41Aパルスライフル]]

;[[パルスライフル|M41Aパルスライフル]]


:10[[]]100[[7|]]30[[]]使使[[]][[#M1/M1A1|M1]][[M870]][[12]]

:10[[|]]100[[7|]]30U1[[]]使

:[[プロップ]]は[[トンプソン・サブマシンガン#M1/M1A1|M1トンプソン]]に[[レミントンM870]]ショットガンを組み合わせ、外観の一部に[[フランキ・スパス12]]の部品を流用して製作されている。

:スペック上エイリアンの殲滅そのものには充分な威力を持つが、大気製造プラント地下での初の戦闘では核爆発を誘発させる危険があるとして発砲を禁じられてしまい、海兵隊壊滅の一因となった。

:次作『[[エイリアン3]]』でも、ウェイランド・ユタニ社のコマンド隊員が同じものを携行しているが、発砲音が異なる。

;M56スマートガン

;M56スマートガン


:10[[]]300[[MG42 ()|MG42]][[]]

:10300[[MG42 ()|MG42]][[]][[|]]使

:劇中ではバスクエスとドレイクが使用。大気製造プラント地下で発砲を禁じられた際は照準コンピュータの電池パックを没収されたが、隠し持っていた予備のパックを接続しており、エイリアン出現時に命令無視して発砲した。バスクエス・ドレイクともに弾切れを起こしたため、大気製造プラント地下以降の戦闘では使用されていない。

;火炎放射器

;火炎放射器


:使使使[[]][[M16]]

:使使M240A1{{efn2|[[3]]}}

:チェストバスターやエイリアンエッグなどには、実弾よりも有効かつ返り血によるダメージを受ける恐れがないことから安全であり、大気製造プラント地下での戦闘前にアポーンが捕らわれた民間人女性の胸から飛び出したチェストバスターを民間人もろとも焼き払い{{efn2|彼女自身は自分の運命を悟っており、チェストバスターが飛び出す前に「殺して」と言っていた。}}、後にリプリーがニュート救出に向かう際には、パルスライフルにテープで括り付けたものを使用してエイリアンの卵を焼き払った。

;動体探知機(モーショントラッカー)


:[[]][[M16|M16]][[]]

:[[]]

;モーション・トラッカー

:動体の存在を感知し、距離と方位を表示する小型の対人レーダーのような電子装置。正式名は「M314 動体探知機」。動作原理は不明だが、[[エイリアン (映画)|前作]]でアッシュが開発したものは、動体センサーとして空気の密度を遠隔測定して音波の高低で表示することが示唆されており、本作で登場したものも、その発展型と考えられる。探知した物体を小型スクリーンに表示するが、探知機からの相対距離を水平方向の距離に換算して表示するため、三次元的な探知は不可能という致命的な欠点があり、上や下に対象がいる場合に錯誤しやすく、劇中では天井裏を這って侵入してきたエイリアンたちに気づけなかった。また、あくまでも動体しか探知することができないため、エイリアンがすぐ近くにいるにもかかわらず、動き始めてから初めて感知する場面もあった。

;グレネード

;グレネード

:植民地海兵隊の制式手榴弾。手榴弾といっても形状は弾に酷似しており、劇中ではM41Aパルスライフルのポンプアクション式グレネードランチャーから発射するのが一般的だった。しかし手榴弾と同じく弾体の起爆スイッチを押せば数秒後に爆発する。


:M40 HEDP[[]][[#|]]M41A使使

;拳銃

;拳銃


:

:植民地海兵隊の制式拳銃。あくまでも護身用のサブウェポンでしかなく威力はいが、それでも至近距離から発砲すれば、エイリアンの硬い表皮でも数発で撃ち抜くことができる。

:[[H&K VP70]]をそのまま使用。同銃はすでに製造されていない製品だが、未来的なフォルムが作品に合致したため、改造されずに使用された。

:劇中ではフロストとゴーマンが使用{{efn2|フェッロもエイリアンに襲われた際にホルスターからこれを取り出そうとしていた。}}。バスクエスは私物と思われる[[S&W M39]]を使用している。

;ショットガン

;ショットガン


:使

:[[イサカM37]]。ヒックスがパルスライフルとは別に、背中に携行していた。劇中においては時代遅れのポンプアクション式の散弾で、大気製造プラント地下での戦闘で使用した。

:しかし、ヒックス自身は「接近戦ではこれが一番」と語っている。

:ヒックスがAPCのドアをこじ開けて侵入してこようとしたエイリアンの口の中に銃口を押し込んだ状態で発砲した際、頭部を一撃で撃ち抜き粉砕している。だがその際に、エイリアンの返り血によって銃身が溶けて使用不能となった上に、ハドソンも左腕を負傷してしまう。

:ノベライズ版ではポンプアクション式ではなく、ヒックスの家系に代々伝わっていた型式不明の二連銃身のショットガンとなっている。

;ヘルメット

;ヘルメット

:植民地海兵隊の制式ヘルメット。小型カメラとマイクび単眼式の赤外線ゴーグルが装着されている。カメラとマイクが捉えた映像や音声はAPCでモニターされている。


:M10 PATTERN BALLISTIC HELMETAPC

:また、操縦士であるフェッロとスパンクマイヤーが着用しているヘルメットは型が異なる。こちらの正式名は「Mk.30 TACTICAL HELMET」。

;ボディアーマー


:M3 PATTERN PERSONAL ARMO

;携帯式溶接機

:正式名は「ME3 HAND WELDER」。バスクエスやヒックス、ハドソンがドア等を切断および溶接するために使用した。

;赤外線双眼鏡

:正式名は「INFRARED BINOCULARS」。エイポーンがコロニーの施設へ潜入する際に使用した。

;発煙筒


:M-94 MARKING FLARE5使

;小型発信機

;小型発信機

:ヒックスがリプリーに手渡した発信機。専用の探知機で信号を拾い、居場所を調べられる優れものだが、リプリーはこれをニュートに渡し、物語後半で重大な役割を担うことになった。

:ヒックスがリプリーに手渡した発信機。専用の探知機で信号を受信し、居場所までの正確な距離表示できる優れものリプリーはこれをニュートに渡し、物語後半で重大な役割を担うことになった。

;セントリーガン

;セントリーガン


:[[]]APC

:[[]]UA 571-CAPC

;ドロップシップ(降下艇

;降下艇(ドロップシップ)


:APC21APC2使[[|]]

:UD-4L APC131APC2使3LV-426使[[|]]41使

: 出撃前のハドソンの台詞によれば「街を半分焼き払える自動照準式粒子ビームガン」「高性能ミサイル」「パルスライフル」「RPGロケット弾」「音波と電子で攻めまくる玉砕マシン」などが積まれていたが、墜落したことでほとんどの武器が失われ、かろうじて残ったのがセントリーガンだけだった。

;APC(Armored Personnel Carrier)[[装甲兵員輸送車]])

;APC([[装甲兵員輸送車]])


:[[]]

:海兵隊員たちを戦場へと運搬する輸送車輌。形式名は「M577装甲兵員輸送車」。車高は低く抑えられ、主兵装として前方に20mm[[ガトリング砲]]2門、後方上面に2連プラズマ砲塔(車体背部に格納可能)を搭載する。車内には[[銃架|ガンラック]]や兵員席などの他、司令用のコンソールおよびモニターも完備されている。大型タイヤを備え不整地走破性能はかなりのものだが、悪路での乗り心地はお世辞にも良いとは言えず、走行時の振動で放り出されないようシートバーで体を固定する必要がある。

;スラコ号

;{{仮リンク|スラコ号|en|Sulaco (fictional spacecraft)}}

:リプリーと海兵隊員達がLV-426に向かうのに使用した宇宙戦艦。長期の宇宙航行のための[[冷凍睡眠]]装置を備えている。

:リプリーと植民地海兵隊がLV-426に向かう際に使用した大型艦船。船級は「コネストガ級兵員輸送船」。植民地海兵隊宇宙艦隊の13番艦として2169年に就役。全長385メートル、幅50メートル、高さ85メートルで、排水量は78,000トン。乗員90名で、コールドスリープ装置使用時には2,000名まで収容可能である。また輸送艦として貨物を最大20,000t積載可能である。動力源として、3.6ギガワットのウェスティングランド・A-59水素化リチウム核融合炉を一基、推進装置として、ゲーツハイドマン・GF-240ロケットと、ロンバーグロックウェル・シグナス5タキオンシャントハイパードライブを搭載しており、最大速度で航行した場合、地球の一日で約0.74光年移動できる。主兵装は、XIM-28A長距離ASATミサイル8基、射程距離10万キロの800メガボルト中性粒子ビーム砲2門、2連装レールガン4門、80メガワット赤外線レーザー砲2門、軌道地雷60発、高性能爆薬および核爆弾を搭載可能な[[バンカーバスター]]となっている。また、降下艇3機と非常用の緊急脱出艇1機を搭載している。

;パワーローダー

:名前は[[ジョゼフ・コンラッド]]の小説『ノストローモ{{efn2|前作に登場したノストロモ号もこれに由来。}}』の舞台となった港町からとられている。

:[[パワードスーツ]]の一種で、一言で言うと人間型の[[フォークリフト]]。リプリーは地球に帰還後に2級免許を所得して貨物倉庫で働いており、スラコ号でも装備の積み込みを手伝った。溶接機が備えられていたりスラコ号のエアロック開閉の遠隔操作もできるなど多機能である。終盤ではスラコ号に侵入したクイーンと格闘戦を演じた。[[パワーローダー (エイリアン2)]]参照。

;[[パワーローダー (エイリアン2)|パワーローダー]]


:[[]][[ ()|]]P-50002使

;ナルキッソス

:前作でリプリーが搭乗したノストロモ号の脱出艇。宇宙空間を漂流していたところをサルベージ船により発見・収容される。


== スタッフ ==

*監督 - [[ジェームズ・キャメロン]]

*製作 - [[ゲイル・アン・ハード]]

*製作総指揮 - ゴードン・キャロル、[[デヴィッド・ガイラー]]、[[ウォルター・ヒル]]

*脚本 - ジェームズ・キャメロン

*撮影 - [[エイドリアン・ビドル]]

*美術 - ピーター・ラモント

*編集 - レイ・ラヴジョイ

*音楽 - [[ジェームズ・ホーナー]]

*提供 - [[20世紀フォックス]]、ブランディワインプロダクションズリミテッド、SLMエンターテインメントリミテッド


== 作品解説 ==

映像面では、一部わざと低解像度のビデオ画像を使用することで、リアリティを演出している。当時[[コダック]]のフィルムの過渡期であり、フィルム面積が[[アナモルフィック・レンズ]]撮影に比べて約半分になってしまうヴィスタ・サイズでの撮影で、想像以上に粒子が粗くなってしまったと監督が語っている。次回作の『[[アビス]]』以降撮像面積が最大限に確保出来る「スーパー35」を採用し、画質を向上しながら複数の[[画面アスペクト比]]にも対応した。


撮影は[[イギリス|英国]]で行われたが、撮影現場ではスタッフやキャストの間で人間関係でのトラブルが度々発生しており、このために撮影が中断されて制作が遅れてしまったことがあり、英国スタッフたちが仕事の合間に行っていたお茶の時間を巡って監督と対立し、スタッフ側が抗議の[[ストライキ]]を起こしたとメイキング映像で明かされている。



== ディレクターズ・カット ==

== ディレクターズ・カット ==

劇場公開時にカットされた場面を収録した、「完全版」が1991年末に発売された。日本では劇場公開版はVHS、LD、VHD、UMD、Blu-rayで発売され、DVDはどのバージョンでも完全版のみだった。UMDは2004年11月に発売。2004年に北米でのみDVDで発売されたコレクターズ・エディションと2010年11月に発売されたBlu-rayでは劇場公開版と完全版の2つを収録している。完全版の主な場面は次の通り。

公開当時にカットされた場面を復刻した「完全版」が1991年末にリリースされた。




*{{||en|Amanda Ripley (character)|label=}}

== 備考 ==

*ニュートの一家が異星の宇宙船を調査して父親がエイリアンに寄生される場面。

* 映像面では、一部わざと低解像度のビデオ画像を使用することで、リアリティを演出している

*LV-426に向かうスラコ号の全容、およびクルーがコールドスリープ中でひと気が途絶えた艦内の様子を描く場面。

* エンドロールが全て流れ終わった後、フェイスハガーが歩きまわるような音が流れる。

*セントリーガンに関する描写。

* リプリーがクイーンの前で火炎放射器を使った際、クイーンが激しく吼えるシーンがあるが、この際クイーンの内部の骨組みが見えてしまっている。

*リプリーがニュート救出に向かう前にヒックスとファーストネームを教え合う場面。

* クイーンが船外に飛ばされたシーンの後、切断されたビショップがニュートを助けるところで、下半身を入れている穴が見えてしまっている。



* [[]][[]][[]]&VS[[]]()'''!!'''''''''<ref>2</ref>'''!!!!!!!!!'''&<ref>2</ref>{{|date=20107}}

さらにこの完全版でもカットされていたシーンとして、終盤で単身リプリーがニュートを捜しに行く道中で繭にされたバークを見つけ、バークが苦しみのあまりリプリーに助けを求めるが、リプリーは無言で手榴弾だけ手渡して去る場面が後に公開された。

* 1990年には[[コナミ]]からこの映画を題材にしたアーケードゲーム[[Aliens]]を発売している。また[[スクウェア (ゲーム会社)|スクウェア]]からは[[MSX]]パソコン用ソフトとしてアクションゲームが発売された。


== ゲーム ==

1990年には[[コナミ]]がこの映画を題材にしたアーケードゲーム『[[エイリアンズ (1990年のゲーム)|エイリアンズ]]』を発売している<ref>[http://www.arcade-museum.com/game_detail.php?game_id=6859 KLOV(Aliens)]</ref>。また[[スクウェア (ゲーム会社)|スクウェア]]からは[[PC-88]]・PC-98・[[MSX]]パソコン用ソフトとしてアクションゲームが発売された。


== エピソード・備考 ==


* 使[[|]]()使<ref>2</ref>

* [[]]{{efn2|姿使}}[[ ()|]]

* {{efn2|[[]]}}<ref>[https://www.giantfreakinrobot.com/ent/aliens-james-cameron-the-terminator-lance-henriksen.html The Aliens Star Who James Cameron Almost Cast As The Terminator], Vic Medina, GIANTFREAKIN ROBOT.</ref>

* 終盤の大気製造工場から脱出するシーンで爆発間際に青い[[プラズマ]]が走る様子は、『ターミネーター』でタイムスリップした際に見られた描写と酷似しているが、これは『ターミネーター』で使用した電極を本作で再使用したためである<ref>[https://cinemore.jp/jp/erudition/385/article_386_p3.html これがジェームズ・キャメロンだ!『エイリアン2』に見るキャメロンワールドの片鱗の数々], 2018.8.14, 香田史生, CINEMORE.</ref>。

* エンドロールが全て流れ終わった後、フェイスハガーが歩きまわるような音が流れ、ここで物語が終わりではないことを示唆している。

* クライマックスの格闘シーンで、リプリーがパワーローダーの溶接トーチを使った際にクイーンが激しく吼えるが、この際内部の骨組みが見えてしまっている。また、エアロックに落ちてパワーローダーの下敷きになったクイーンの尻尾の先がなくなっている。

* 終盤のエイリアン・クイーンの巣から助け出したニュートをリプリーが抱えて歩くシーンでは、顔がアップになるカットを除いて軽量のダミー人形を使用している。これはリプリー役のシガニー・ウィーバーが本作以前に出演していた別の映画の撮影中に背中を負傷し、その怪我が治らないまま本作に出演していたため、常に腰と背中に激痛を覚えながら演じていた事へ配慮したためである。なおこの人形の型は、後に『[[エイリアン3]]』で死亡したニュートの解剖シーンの屍体ダミー製作に再利用された。

* バスクエスがダクト内でエイリアンの頭をハンドガンで撃ち抜くシーンを演じたのは、プロデューサーの[[ゲイル・アン・ハード]]である。これは実弾を使っての撮影だったが、肝心のバスクエス役のジェニット・ゴールドスタインが一度も実銃を使用した事が無かった{{efn2|劇中スマートガンとパルスライフルを撃つ場面があるが、こちらは空気銃だった為ゴールドスタインも使用できた。}}為に急遽代役を使う事になり、スタッフと監督が話し合いを行った結果、実銃を使った経験を持つハードに白羽の矢を立て、彼女も渋々承諾し撮影を行った。また、現場では常にスーツ姿だったハードが髪を切ってバスクエスの姿でやってきた際は、あまりの変わり様にスタッフや出演者を大変驚かせたという<ref name="#1">DVD版「エイリアン2(完全版)」解説より。</ref>。

* APCの車内と車外のシーンは別々に撮られており、車体は[[空港]]で[[旅客機]]の[[牽引車]]として使用されている「ハンスレット・ATT77」の廃車予定のものを調達し、外装を改造して使用した。しかし廃車寸前ということもあって、撮影中に暴走して定点カメラを破壊したり、スタッフを轢きそうになった他、降下艇の降下シーンにおける車内の撮影中には、天井の鉄板が抜け落ちてゴーマン役のホープを直撃したり{{efn2|劇中の落下物で気絶するシーンはこれに着想したと思われる。}}、火災シーンでは、燃えた塗料から発生した有毒ガスで出演者たちが窒息しかけるなど、アクシデントが絶えなかった。

* 降下艇は、実物大として作られた部品は全て[[イギリス空軍]]で解体処理された[[爆撃機]]と、廃車になったキャンピングトレーラーの部品を組み合わせて作られたことを、当時製作に携わったスタッフが語っている<ref name="#1"/>。

* 作品冒頭に登場する脱出艇ナルキッソスは前作で使用したものを流用しようとしたが、プロップ・設計図共に行方不明となっており、いくら探しても見つからなかったため、機内のセットも含めて一から作り直している。また、ナルキッソスが登場するのは冒頭のシーンであるが、撮影は最後に行われた。

* ビショップがクイーンに攻撃を受けた際に吐き出す白い血液は[[牛乳]]を使用しているが、既に消費期限の過ぎた古いものだったため、演じたランス・ヘンリクセンは腹を壊してしまい憤慨したという。

* エイリアンの巣のシーンは、[[ロンドン]]近郊にあった廃発電所を使用した。撮影終了後セットを撤去しないまま引き上げたため、後年『[[バットマン (映画)|バットマン]]』の撮影で同地を使用した際もそのままであり、中に入った同作スタッフを仰天させたという<ref>DVD版「エイリアン2(完全版)」特典より。</ref>。

* ディレクターズ・カット版に登場するアマンダの晩年の顔写真は、ウィーバーの母である[[エリザベス・イングリス]]のものを使用している。

* クイーンが船外に放出された後、切断されたビショップがニュートを助けるシーンで、下半身を入れる穴が見えてしまっているが、ブルーレイ版でデジタル修整された。

* ニュート役の[[キャリー・ヘン]]は、本作が唯一の映画出演作である。ヘンは現在小学校教師を勤めており、[[2016年]]に行われた公開30周年イベントでは、今でもファンがサインを求めに来ることがあると語っている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0084813|title=『エイリアン2』ナイフシーンはガチだった!キャメロン&キャストが30周年で同窓会:コミコン2016|publisher=シネマトゥデイ|accessdate=2019-07-16|date=2016-07-26}}</ref>。また、完全版で兄ティモシー役を演じたクリストファー・ヘンは彼女の実兄である。


* LV-426[[3]]

== 関連作品 ==

本作と関連するコミックとノベルで『[[:en:Aliens: Earth Hive|Aliens: Earth Hive]]』とその続編『[[:en:Nightmare Asylum|Aliens: Nightmare Asylum]]』と『Aliens: The Female War』がある。両方の作品に登場する植民地海兵隊のウィルクス伍長とコロニー唯一の生き残りの少女ビリーは元々本作のヒックス伍長とニュートを意図し、アンドロイドのブレーラーはビショップを意識している。その為、『Aliens: Nightmare Asylum』と『Aliens: The Female War』ではリプリーが再び惑星LV-426に行き、ウィルクスとビリーと出会って一緒に地球で活躍するなど、エイリアン2の続編的な内容にもなっている。エイリアン3が制作される前に書かれたこの作品は当初ウィルクスとビリーはヒックスとニュートの設定であった。しかし、エイリアン3ではヒックスとニュートは最初から死亡しており、舞台も惑星LV-426と地球とは関係ない流刑惑星と言う設定にされた為、この混乱を避ける為に、ヒックスとニュートとビショップはウィルクスとビリーとブレーラーの名前に取り替えるなど変更がなされた。



== 脚注 ==

== 脚注 ==

{{Reflist}}

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=== 注釈 ===

{{Notelist2|2}}

=== 出典 ===

{{Reflist|3}}



== 外部リンク ==

{{エイリアン&プレデター}}

* {{Allcinema title|2753|エイリアン2}}

* {{Allcinema title|2754|エイリアン2/完全版}}

* {{Kinejun title|1120|エイリアン2}}

* {{Kinejun title|71368|エイリアン2 完全版}}

* {{Amg movie|1524|Aliens}}

* {{IMDb title|0090605|Aliens}}


{{エイリアンシリーズ}}

{{ジェームズ・キャメロン監督作品}}

{{ジェームズ・キャメロン監督作品}}

{{サターン賞 SF映画賞}}

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[[Category:アメリカ合衆国のSFアクション映画]]

[[Category:エイリアンシリーズ]]

[[Category:エイリアンシリーズ]]

[[Category:SFアクション映画]]

[[Category:ジェームズ・キャメロの監督映画]]

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[[Category:ジェームズ・ホーナーの作曲映画]]

[[Category:1986年の映画]]

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[[Category:1980年代の特撮作品]]

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[[Category:ジェームズ・キャメロンの監督映画]]

[[Category:20世紀フォックスの作品]]

[[Category:20世紀フォックスの作品]]

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[[Category:サターン賞受賞作品]]


[[Category:アカデミー賞受賞作]]

[[bg:Пришълците]]

[[Category:パインウッド・スタジオで製作された映画作品]]

[[ca:Aliens]]

[[cs:Vetřelci]]

[[da:Aliens]]

[[de:Aliens – Die Rückkehr]]

[[en:Aliens (film)]]

[[es:Aliens, el regreso]]

[[et:Tulnukad (film)]]

[[fi:Aliens – paluu]]

[[fr:Aliens, le retour]]

[[gl:Aliens]]

[[hr:Aliens]]

[[hu:A bolygó neve: Halál]]

[[it:Aliens - Scontro finale]]

[[ko:에이리언 2]]

[[lt:Svetimas 2: Svetimi]]

[[nds:Aliens]]

[[nl:Aliens]]

[[no:Aliens]]

[[pl:Obcy - decydujące starcie]]

[[pt:Aliens (filme)]]

[[ru:Чужие (фильм, 1986)]]

[[sk:Votrelci (film)]]

[[sr:Osmi putnik 2]]

[[sv:Aliens - Återkomsten]]

[[tr:Yaratıklar (film)]]

[[uk:Чужі (фільм)]]

[[zh:異形2]]


2024年1月28日 (日) 02:35時点における最新版

エイリアン2
Aliens
監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
原案 ジェームズ・キャメロン
デヴィッド・ガイラー
ウォルター・ヒル
原作 キャラクター創造
ダン・オバノン
ロナルド・シャセット
製作 ゲイル・アン・ハード
製作総指揮 ゴードン・キャロル
デヴィッド・ガイラー
ウォルター・ヒル
出演者 シガニー・ウィーバー
マイケル・ビーン
キャリー・ヘン
ランス・ヘンリクセン
ビル・パクストン
ジェニット・ゴールドスタイン
ウィリアム・ホープ
マーク・ロルストン
アル・マシューズ
リッコ・ロス
シンシア・デイル・スコット
ポール・ライザー
音楽 ジェームズ・ホーナー
撮影 エイドリアン・ビドル
編集 レイ・ラヴジョイ
制作会社 ブランディワイン・プロダクションズ英語版
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1986年7月18日
日本の旗 1986年8月30日
上映時間 劇場公開版
137分
完全版
154分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $18,500,000
興行収入 $131,060,248[1]
配給収入 12億円[2] 日本の旗
前作 エイリアン
次作 エイリアン3
テンプレートを表示

2Aliens19862




CG

1986200912014150SF1005[3]

This time it's war.


 - LV-426

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William Hudson

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調[ 5][ 6]

4

Aliens: Colonial Marines

姿[ 7][ 8]

[ 9]Jenette Vasquez

 - 

[ 10]



殿

Scott Gorman[ 11]

 - 

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Mark Drake

 - 

退殿APC

[ 12]Al Apone

 - 

[ 13][ 14]調



Ricco Frost

 - 

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Cynthia Dietrich

 - 



Trevor Wierzbowski

 - 

姿2

Tim Crowe

 - 



Colette Ferro

 - 



Daniel Spunkmeyer

 - 



JCarter J. Burke

 - 

調姿

調[ 15]

Van Leuwen

 - 

LV-426

Al Simpson

 - 

LV-426

Lydecker

 - 

LV-426

Salvage Team Leader

 - 


役名 俳優 日本語吹替
VHSDVD アルティメット・エディション
DVD・BD
TBS テレビ朝日

1989年版

テレビ朝日

1993年版

テレビ朝日

2004年版

リプリー シガニー・ウィーバー 幸田直子 鈴木弘子 戸田恵子 弥永和子 山像かおり
ニュート キャリー・ヘン 山田妙子 久野美咲 滝沢久美子 玉川紗己子 津村まこと
ヒックス マイケル・ビーン 大塚明夫 森川智之 屋良有作 田中秀幸[注 7] 小山力也
ビショップ ランス・ヘンリクセン 麦人 古川登志夫 千田光男 中田浩二 城達也 小川真司
バーク ポール・ライザー 荒川太郎 古澤徹 小川真司 富山敬 江原正士
ゴーマン ウィリアム・ホープ 大塚芳忠 岡野浩介 堀勝之祐 池田秀一 石丸博也 牛山茂
バスクエス ジェニット・ゴールドスタイン 高乃麗 朴璐美 山田栄子 小宮和枝 唐沢潤
ハドソン ビル・パクストン 江原正士 神奈延年[注 8] 野島昭生 田中亮一 牛山茂 田中正彦
ドレイク マーク・ロルストン 秋元羊介 咲野俊介 江原正士 大塚明夫 大友龍三郎 小室正幸
エイポーン アル・マシューズ 玄田哲章 土師孝也 朝戸鉄也 麦人 石塚運昇 宝亀克寿
フロスト リッコ・ロス 星野充昭 楠大典 郷里大輔 幹本雄之 天田益男
フェッロ コレット・ヒラー 火野カチコ 深水由美 高島雅羅 深見梨加 河村理恵子
スパンクマイヤー ダニエル・カッシュ 稲葉実 上田燿司 喜多川拓郎 鈴置洋孝 松本保典 横尾博之
ディートリック シンシア・デイル・スコット 堀越真己 加藤沙織 磯辺万沙子 佐々木優子 小山田詩乃
ウィズボウスキー トレヴァー・スティードマン 稲葉実[注 16] 酒井敬幸[注 16] 喜多川拓郎[注 16] 増岡弘[注 16] 古閑俊行[注 17]
クロウ ティップ・ティッピング 荒川太郎 小野大輔 阪脩 なし[注 18] 松本保典[注 16] 白山修
リューエン ポール・マクスウェル 塚田正昭 石川ひろあき 増岡弘 なし[注 19]
ラス ジェイ・ベネディクト 河野智之 上田燿司 N/A
アン ホリー・デ・ジョン 稀代桜子 棚田恵美子
ティモシー クリストファー・ヘン 黒田弥生 小林由美子
アル マック・マクドナルド 稲葉実 酒井敬幸
ライデッカー ウィリアム・アームストロング 星野充昭 小野大輔
救助隊リーダー スチュアート・ミリガン 稲葉実 江原正士 幹本雄之 小室正幸
医療技師 アライブ・パーソンズ 堀越真己 深水由美 磯辺万沙子 火野カチコ なし[注 19]
科学者 ヴァレリー・コルガン 火野カチコ 加藤沙織 滝沢久美子 長島涼子 竹口安芸子 なし[注 19]
役不明又はその他 N/A 古川千晶
日本語版制作スタッフ
演出 藤山房伸 神尾千春 田島荘三 福永莞爾 松川陸
翻訳 石原千麻 宇津木道子 たかしまちせこ 石原千麻
効果 PAG 猪飼和彦 遠藤堯雄 リレーション
調整 近藤勝之 金谷和美 山田太平 長井利親
プロデューサー 上田正人 圓井一夫 梶淳
解説 淀川長治
製作 千代田
プロダクション
ACクリエイト コスモ
プロモーション

TBS
ムービーテレビジョン
初回放送 2013年1月23日
水曜プレミアシネマ
21:00-22:54
1988年1月2日
『新春特別ロードショー』
21:00-23:24
1989年10月29日
日曜洋画劇場
21:02-23:24
1993年10月3日
『日曜洋画劇場』
21:02-23:24
2004年2月8日
『日曜洋画劇場』
21:20-23:14
正味 N/A 約123分 約115分 約122分[注 20] 約103分

VHSDVD1992DVDBlu-ray Disc2004

19932004

[ 21]

199319891989

2004

20   136Blu-ray Disc2 20168302DVDBlu-ray DiscTBS198920044VHS/DVDDVDBlu-ray Disc19933198919931DVDBlu-ray Disc1(TBS)(19891993)


M41A

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M56

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M10 PATTERN BALLISTIC HELMETAPC

Mk.30 TACTICAL HELMET



M3 PATTERN PERSONAL ARMO



ME3 HAND WELDER使



INFRARED BINOCULARS使



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[ 25]



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Aliens: Earth HiveAliens: Nightmare AsylumAliens: The Female WarAliens: Nightmare AsylumAliens: The Female WarLV-426233LV-426

脚注

注釈



(一)^ 

(二)^ 

(三)^ 

(四)^ 

(五)^ 

(六)^ 

(七)^ ab!!

(八)^ ab

(九)^ TV

(十)^ 

(11)^ Aliens: Colonial MarinesWilliam Gorman

(12)^ VHSDVD1989TBS

(13)^ 2004

(14)^ Sargeant

(15)^ 

(16)^ abcde

(17)^ 

(18)^ 

(19)^ abc

(20)^ 105

(21)^ 1993

(22)^ 3

(23)^ 

(24)^ 

(25)^ 

(26)^ 姿使

(27)^ 

(28)^ 使

(29)^ 

出典



(一)^ Aliens. Box Office Mojo.  Amazon.com. 201036

(二)^ 85 1924-20112012450

(三)^ The 100 best sci-fi movies - Time Out London

(四)^ KLOVAliens

(五)^ 2

(六)^ The Aliens Star Who James Cameron Almost Cast As The Terminator, Vic Medina, GIANTFREAKIN ROBOT.

(七)^ 2, 2018.8.14, , CINEMORE.

(八)^ abDVD2

(九)^ DVD2

(十)^ 230:2016.   (2016726). 2019716

外部リンク