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日本では、[[ヘッドフォンステレオ]]や[[カーオーディオ]]が普及した1980年代前半に、[[コンパクトカセット|カセットテープ]]のみで発売された'''カセット・ベスト・アルバム'''が存在した([[サザンオールスターズ]]や[[長渕剛]]など)。中でも、サザンオールスターズの『[[バラッド '77〜'82]]』はCD化もされている。 |
日本では、[[ヘッドフォンステレオ]]や[[カーオーディオ]]が普及した1980年代前半に、[[コンパクトカセット|カセットテープ]]のみで発売された'''カセット・ベスト・アルバム'''が存在した([[サザンオールスターズ]]や[[長渕剛]]など)。中でも、サザンオールスターズの『[[バラッド '77〜'82]]』はCD化もされている。 |
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かつての日本では、12月にベスト・アルバムの |
かつての日本では、12月にベスト・アルバムの発売が集中したが、2000年前後から、日本企業の多くの[[決算]]期にあたる3月︵[[オリコンチャート|オリコン]]の集計の関係で3月の最終水曜日︶に[[J-POP]]アーティストのベスト・アルバムを発売する例が多くなっている。また、ある程度活動期間が長く、人気が維持されているミュージシャンに関しては、そのグループや個人に対して特別な日([[誕生日]]やメジャーデビュー日など)にベスト・アルバムを発売するということも行われている。さらにグループの解散及び個人の引退を記念してのベスト・アルバムも多く、歌手やグループの(元)メンバーが死去した際には追悼盤としてベスト・アルバムが発売されることもある。
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== 主な種類 == |
== 主な種類 == |
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*:近年ではベスト・アルバムも多様化し、歌手が過去に発表した複数のカヴァーアルバムから選曲した'''カヴァー・ベスト'''や、他者作品に参加した楽曲だけを集めた'''コラボレーション・ベスト'''([[コンピレーション・アルバム]])など、あるテーマに沿って選曲したベスト・アルバムもある。通常のベストでないことから'''企画ベスト'''とも言われる。 |
*:近年ではベスト・アルバムも多様化し、歌手が過去に発表した複数のカヴァーアルバムから選曲した'''カヴァー・ベスト'''や、他者作品に参加した楽曲だけを集めた'''コラボレーション・ベスト'''([[コンピレーション・アルバム]])など、あるテーマに沿って選曲したベスト・アルバムもある。通常のベストでないことから'''企画ベスト'''とも言われる。 |
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== 会社側の |
== 会社側の長所 == |
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ベスト・アルバムは、テレビやラジオなどで耳慣れた楽曲ばかりが収録されているため、特定のコアなファン以外の購買意欲もそそり、一般的にスタジオ・アルバムより売上枚数は伸びる物が多い。レコード会社にとって、人気アーティストのベスト・アルバムは、新録の費用がかからず、確実な売上が見込める商品のため、思うように会社の売上が伸びない場合に決算対策として自社の契約アーティストのベスト・アルバムを急遽 |
ベスト・アルバムは、テレビやラジオなどで耳慣れた楽曲ばかりが収録されているため、特定のコアなファン以外の購買意欲もそそり、一般的にスタジオ・アルバムより売上枚数は伸びる物が多い。レコード会社にとって、人気アーティストのベスト・アルバムは、新録の費用がかからず、確実な売上が見込める商品のため、思うように会社の売上が伸びない場合に決算対策として自社の契約アーティストのベスト・アルバムを急遽発売し、売上をカバーするといった例もしばしば見られる。 |
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ただし「ベスト盤は売れる」という傾向は日本の音楽市場では顕著ではあるが、世界的には一般的とはいえない。世界最大の音楽市場であるアメリカの場合、新曲がほとんど収録されることのないベスト盤より、現在のヒット曲を収録しているオリジナルアルバムの方が概してセールスを伸ばすことが多く、これは特に現役でヒットを出しているアーティストほど当てはまる。 |
ただし「ベスト盤は売れる」という傾向は日本の音楽市場では顕著ではあるが、世界的には一般的とはいえない。世界最大の音楽市場であるアメリカの場合、新曲がほとんど収録されることのないベスト盤より、現在のヒット曲を収録しているオリジナルアルバムの方が概してセールスを伸ばすことが多く、これは特に現役でヒットを出しているアーティストほど当てはまる。 |
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== ベスト盤をめぐるトラブル == |
== ベスト盤をめぐるトラブル == |
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アーティストの意向に反し、もしくは本人たちの知らぬ間にレコード会社や[[音楽プロデューサー]]の独断で |
アーティストの意向に反し、もしくは本人たちの知らぬ間にレコード会社や[[音楽プロデューサー]]の独断で発売される事もあり、本人たちはディスコグラフィーに認めないなど、アーティストとレコード会社の軋轢の原因となることもある(例:[[スピッツ (バンド)|スピッツ]]『[[RECYCLE Greatest Hits of SPITZ]]』、[[B'z]]『[[Flash Back-B'z Early Special Titles-]]』、[[クリープハイプ]]『[[クリープハイプ名作選]]』、[[M.o.v.e]]『[[REWIND〜singles collection+〜]]』)。 |
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特に、近年アーティストがレコード会社を移籍する際には、それまで所属していたレコード会社が自らが[[原盤権]]を持つ音源を利用し、アーティストに半ば無断でベスト・アルバムを制作・発売することが恒例化している。これに反発するアーティスト側が、ホームページやファンクラブなどを通じてファンに当該アルバムの購入を控えるように呼びかける |
特に、近年アーティストがレコード会社を移籍する際には、それまで所属していたレコード会社が自らが[[原盤権]]を持つ音源を利用し、アーティストに半ば無断でベスト・アルバムを制作・発売することが恒例化している。これに反発するアーティスト側が、ホームページやファンクラブなどを通じてファンに当該アルバムの購入を控えるように呼びかける例も多く起こっている︵例‥[[イエロー・マジック・オーケストラ#YMO商法︵アルファ商法︶と呼ばれるCD発売方法|YMO商法]]、[[DREAMS COME TRUE]]﹃[[BEST OF DREAMS COME TRUE]]﹄、[[宇多田ヒカル|Utada]]﹃[[Utada The Best]]﹄など︶。また、こうした事情を嫌って、もしくはアーティスト個人の信念としてベスト・アルバムを出すことを拒否するアーティストもいる。[[椎名林檎]]はベスト盤より新曲を出したいという考えから長らく発売しておらず、2019年に初めて本人監修のベスト・アルバム﹃[[ニュートンの林檎 〜初めてのベスト盤〜]]﹄を発売している。DREAMS COME TRUEは当初ベスト・アルバムを出さない方針であったが、上述のメンバー非公認のベスト・アルバムが世に存在し続けることに対するジレンマから、後年に改めて公認のベスト・アルバムを発売するに至っている。
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これと同じ傾向の様に、[[浜崎あゆみ]]も2001年のベスト盤『[[A BEST]]』 |
これと同じ傾向の様に、[[浜崎あゆみ]]も2001年のベスト盤『[[A BEST]]』発売時点で、[[エイベックス・グループ|avex]]側が強制的に発売を強行したため、「自分はavexの大切な商品なんだなと思った」と皮肉交りに回想し、嫌気が差して引退も考えたという<ref name="a best">[[2004年]]放送されたドキュメンタリー番組『[[スーパーテレビ]]』内のインタビューにて。</ref>。その抵抗感を表すべく浜崎自身のアイデアで涙を流すジャケットが採用された。また、本人の希望で本作発売時に合わせて、あらゆる雑誌の表紙を徹底的にジャックした<ref name="a best" />。 |
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== 収録曲 == |
== 収録曲 == |
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== ベスト・アルバム・ブーム == |
== ベスト・アルバム・ブーム == |
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CDが普及して以降、日本では[[1992年]]から[[1993年]]、[[1997年]]から[[1999年]]にかけてと、大きく2つの時期に相次いで著名アーティストによるベスト・アルバムの |
CDが普及して以降、日本では[[1992年]]から[[1993年]]、[[1997年]]から[[1999年]]にかけてと、大きく2つの時期に相次いで著名アーティストによるベスト・アルバムの発売が重なったことがある。 |
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まず前者は、[[1992年]]3月25日に発売された[[CHAGE and ASKA]]の『[[SUPER BEST II]]』が、1992年[[オリコンチャート|オリコン]]年間アルバムランキング1位を記録し、累計売上は約270万枚を達成したことの余波が波及した。 |
まず前者は、[[1992年]]3月25日に発売された[[CHAGE and ASKA]]の『[[SUPER BEST II]]』が、1992年[[オリコンチャート|オリコン]]年間アルバムランキング1位を記録し、累計売上は約270万枚を達成したことの余波が波及した。 |
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[[2005年]]から[[2007年]]にかけて、再びベスト・アルバムが連続して発売されるようになった。ただ1990年代ほど売り上げが伸びず、ダブルミリオンが限界の状態が続いていた。これはCDによる音楽の視聴という時代が「[[音楽配信|配信される音楽]]を買う」という時代へと移行したことを意味しており、わざわざ高いアルバムを買わずとも、配信で曲単価あたり1曲150から200円前後の自分の気に入った楽曲を手に入れれば、後は[[レンタルCD|レンタル]]などで自分の好きなようにベスト・アルバムが作成できるという技術の進歩がもたらしたものとも言える。 |
[[2005年]]から[[2007年]]にかけて、再びベスト・アルバムが連続して発売されるようになった。ただ1990年代ほど売り上げが伸びず、ダブルミリオンが限界の状態が続いていた。これはCDによる音楽の視聴という時代が「[[音楽配信|配信される音楽]]を買う」という時代へと移行したことを意味しており、わざわざ高いアルバムを買わずとも、配信で曲単価あたり1曲150から200円前後の自分の気に入った楽曲を手に入れれば、後は[[レンタルCD|レンタル]]などで自分の好きなようにベスト・アルバムが作成できるという技術の進歩がもたらしたものとも言える。 |
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[[2008年]]には、[[EXILE]]が﹁PEFECT YEAR﹂と題し、この年に3作のベスト盤をハイペースで |
[[2008年]]には、[[EXILE]]が﹁PEFECT YEAR﹂と題し、この年に3作のベスト盤をハイペースで発売する試みを成し遂げた。後に3作はオリコンにおいて同時に、TOP10入りを果たしている。また同年に浜崎あゆみ、B'z、安室奈美恵、竹内まりやも立て続けにベスト盤を発売。中でも安室奈美恵のベスト盤はこの年で、上述ベスト以来のミリオンを達成しており、﹁'''10代・20代・30代の3つの世代でミリオンを記録'''﹂するという偉業な姿を見せた。なお、安室のベスト盤は年間2位にランクインしている。
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[[2012年]]にも[[Mr.Children]]、[[桑田佳祐]]、[[山下達郎]]、[[松任谷由実]]ら20年以上のキャリアを誇るベテランや、[[ゆず (音楽グループ)|ゆず]]、[[コブクロ]]、EXILE、[[関ジャニ∞]]、[[JUJU]]ら7,8年から15年ほどの中堅レベルのキャリアのアーティストらがベスト・アルバムを相次いで発売し、同年のCD売り上げが前年と比べて増加したことに大きく寄与した。特にベテランクラスは「オールタイム版」を銘打って3枚組以上の大作となる傾向があった。 |
[[2012年]]にも[[Mr.Children]]、[[桑田佳祐]]、[[山下達郎]]、[[松任谷由実]]ら20年以上のキャリアを誇るベテランや、[[ゆず (音楽グループ)|ゆず]]、[[コブクロ]]、EXILE、[[関ジャニ∞]]、[[JUJU]]ら7,8年から15年ほどの中堅レベルのキャリアのアーティストらがベスト・アルバムを相次いで発売し、同年のCD売り上げが前年と比べて増加したことに大きく寄与した。特にベテランクラスは「オールタイム版」を銘打って3枚組以上の大作となる傾向があった。 |
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かつて[[大滝詠一]]は、ベスト・アルバムを半年で2枚も出すのはいけないというような考えから、本来は対をなす﹃[[B-EACH TIME L-ONG]]﹄と﹃[[SNOW TIME]]﹄のうち、後者の発売を取りやめたことがある。また、同様の考え方から2枚組のアルバムとして発売する、といった配慮がなされる |
かつて[[大滝詠一]]は、ベスト・アルバムを半年で2枚も出すのはいけないというような考えから、本来は対をなす﹃[[B-EACH TIME L-ONG]]﹄と﹃[[SNOW TIME]]﹄のうち、後者の発売を取りやめたことがある。また、同様の考え方から2枚組のアルバムとして発売する、といった配慮がなされる例もあった。しかし近年は、価値観の変化により、2枚のベスト・アルバムを同時発売するミュージシャンや、[[倖田來未]]や[[EXILE]]のように半年に1度程度のペースでベスト・アルバムを出すミュージシャンも増えている。一方で、大滝詠一や[[やしきたかじん]]のように、生前楽曲の権利に対して厳格であった音楽家自身が、急逝や引退といった要因で本人不在となったことによって、遺族や関係者が楽曲権利や保存されていたものの使用されなかったマスターテープなどの素材利用に関与しやすくなったことにより、歌い手の死後、引退解散後になり、ようやく全キャリアを網羅したベストアルバムが発売に至る場合もある。
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こういった、ダウンロード販売によるベスト・アルバムの売上減少は顕著になっているが、代わって2002年に発売された[[山下達郎]]の『[[RARITIES (山下達郎のアルバム)|RARITIES]]』のヒットを皮切りに、今度は『'''裏ベスト・ブーム'''』ともいえる現象が発生し、ミリオンこそほとんど無いものの、ベスト・アルバムが既に完成されてしまったミュージシャンによる「アルバム未収録曲の補完」を目的とした作品が増加することになった。2000年代以降のヒットとしては[[B'z]]の『[[B'z The "Mixture"]]』や[[Mr.Children]]の『[[B-SIDE]]』、[[YUI (歌手)|YUI]]の『[[MY SHORT STORIES]]』などが挙げられる。 |
こういった、ダウンロード販売によるベスト・アルバムの売上減少は顕著になっているが、代わって2002年に発売された[[山下達郎]]の『[[RARITIES (山下達郎のアルバム)|RARITIES]]』のヒットを皮切りに、今度は『'''裏ベスト・ブーム'''』ともいえる現象が発生し、ミリオンこそほとんど無いものの、ベスト・アルバムが既に完成されてしまったミュージシャンによる「アルバム未収録曲の補完」を目的とした作品が増加することになった。2000年代以降のヒットとしては[[B'z]]の『[[B'z The "Mixture"]]』や[[Mr.Children]]の『[[B-SIDE]]』、[[YUI (歌手)|YUI]]の『[[MY SHORT STORIES]]』などが挙げられる。 |
2020年11月26日 (木) 11:46時点における版
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ベスト・アルバム (和製英語: best album) は、音楽アルバムのひとつの形態。ベスト盤とも。英語で"best album"というと「最も優れたアルバム」という意味になり、本項で説明するベストアルバムに対しては"greatest hits album"という呼称が最も一般的である。"'best of' album"と呼ばれることもあるが、この場合でも「of」は基本的に省略しない。また実際のアルバム名は「Greatest Hits of アーティスト名」または「The (Very) Best of アーティスト名」という形をとることが多い。
概要
主な種類
会社側の長所
ベスト・アルバムは、テレビやラジオなどで耳慣れた楽曲ばかりが収録されているため、特定のコアなファン以外の購買意欲もそそり、一般的にスタジオ・アルバムより売上枚数は伸びる物が多い。レコード会社にとって、人気アーティストのベスト・アルバムは、新録の費用がかからず、確実な売上が見込める商品のため、思うように会社の売上が伸びない場合に決算対策として自社の契約アーティストのベスト・アルバムを急遽発売し、売上をカバーするといった例もしばしば見られる。
ただし「ベスト盤は売れる」という傾向は日本の音楽市場では顕著ではあるが、世界的には一般的とはいえない。世界最大の音楽市場であるアメリカの場合、新曲がほとんど収録されることのないベスト盤より、現在のヒット曲を収録しているオリジナルアルバムの方が概してセールスを伸ばすことが多く、これは特に現役でヒットを出しているアーティストほど当てはまる。
そのため洋楽アーティストがキャリアの途上で発売するベスト盤(既に引退したアーティスト・解散したバンド及び、移籍によってレコード会社が主導して組むベスト盤ではないもの)には大抵新曲が収録され、「現在ヒット中の新曲も収録している」ことをアピールしてプロモーションすることが多い。
ベスト盤をめぐるトラブル
収録曲
前述のように、既発のシングル曲やシングルカットされていないスタジオ・アルバム収録曲を中心に構成されるが、どのように構成されるかはアルバムにより異なる。
収録曲はアーティストやレコード会社の選定、もしくはファン投票で決定される。前者の場合シングルA面曲であっても容量制限や売上不振などの理由で収録しない場合もある。曲順は発売順となることが多いが(ファン投票の場合は人気順の場合もある)、アーティストやファンの意向で曲順を決定することもある。また複数枚組の場合、収録曲を一定の法則で振り分けることもある。
既発の曲であっても、シングルやスタジオ・アルバムとは異なるバージョンで収録される場合もある。
ベスト・アルバム・ブーム
2000年以降
代表的なベスト・アルバム(売上枚数上位5作品)
世界で歴代最高売上のベスト・アルバムは、イーグルスの『グレイテスト・ヒッツ1971-1975』であり、約4,100万枚(歴代最高売上のオリジナル・アルバムはマイケル・ジャクソンの『スリラー』で約1億400万枚)(2007年現在)。
日本において歴代最高売上のベスト・アルバムは、B'zの『B'z The Best "Pleasure"』であり、約514万枚(歴代最高売上のオリジナル・アルバムは宇多田ヒカルの『First Love』で約765万枚)(2018年現在)。
(『作品名』/アーティスト/売上枚・組数)
日本
1枚もの
- B'z 『B'z The Best "Pleasure"』 - 約514万枚
- GLAY 『REVIEW-BEST OF GLAY』 - 約488万枚
- B'z 『B'z The Best "Treasure"』 - 約444万枚
- 浜崎あゆみ 『A BEST』- 約429万枚
- 竹内まりや 『Impressions』- 約307万枚
2枚組以上
- サザンオールスターズ 『海のYeah!!』 - 約360万枚
- 松任谷由実 『Neue Musik』 - 約325万枚
- コブクロ 『ALL SINGLES BEST』 - 約303万枚
- サザンオールスターズ 『バラッド3 〜the album of LOVE〜』 - 約291万枚
- GLAY 『DRIVE-GLAY complete BEST』 - 約264万枚
洋楽
- マライア・キャリー 『The Ones』 - 約281万枚
- カーペンターズ 『青春の輝き〜ベスト・オブ・カーペンターズ』※ - 約234万枚
- ビートルズ 『ザ・ビートルズ1』 - 約197万枚
- クイーン 『ジュエルズ』 - 約135万枚
- セリーヌ・ディオン 『ザ・ベリー・ベスト』 - 約125万枚
(※は、2枚組)
売上枚・組数は、すべてオリコン調べ
全世界
- イーグルス 『グレイテスト・ヒッツ 1971-1975』 - 約4,100万枚
- ビートルズ 『ザ・ビートルズ1』 - 約3,000万枚
- クイーン 『グレイテスト・ヒッツ』 - 約2,500万枚
- ABBA 『ABBA GOLD-GREATEST HITS』 - 約2,300万枚
- マドンナ 『ウルトラ・マドンナ〜グレイテスト・ヒッツ』 - 約2,000万枚
- クイーン 『グレイテスト・ヒッツ』 - 約1,900万枚
その他
- コンセプト・アルバムやプログレッシブ・ロックに代表される、アルバム全体の構成や連続性、インタールードや間を含めた芸術性を尊ぶ見地からは、ベストアルバムのような「作ったものをただ並べた」と思しき作風に対しては一段下に見る傾向があり、音楽芸術としての批評の対象からは外される事が多い。