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: [[エルヴィス・プレスリー]]のファン。 |
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: 日本独自のシリーズである『[[スティッチ!|スティッチ! ~ずっと最高のトモダチ~]]』第79話にも大人になった姿で登場した。また、5歳の自分に似た娘もいる。 |
: 日本独自のシリーズである『[[スティッチ!#スティッチ! 〜ずっと最高のトモダチ〜|スティッチ! ~ずっと最高のトモダチ~]]』第79話にも大人になった姿で登場した。また、5歳の自分に似た娘もいる。 |
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: 声 - クリス・サンダース/日 - [[山寺宏一]] |
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2015年10月2日 (金) 01:56時点における版
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リロ・アンド・スティッチ | |
---|---|
Lilo & Stitch | |
監督 |
クリス・サンダース ディーン・デュボア |
脚本 |
クリス・サンダース ディーン・デュボア |
製作 | クラーク・スペンサー |
出演者 |
ダヴェイ・チェイス クリス・サンダース ティア・カレル ケヴィン・マクドナルド |
音楽 | アラン・シルヴェストリ |
編集 | ダレン・ホルムズ |
製作会社 |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション |
配給 | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ |
公開 |
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上映時間 | 85分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $80,000,000[1] |
興行収入 | $273,144,151[1] |
次作 | スティッチ!ザ・ムービー |
﹃リロ・アンド・スティッチ﹄︵Lilo & Stitch︶は2002年のアメリカ映画である。ディズニーによるアニメーション映画作品。日本での公開は2003年3月8日。劇中音楽にはエルヴィス・プレスリーの楽曲が使用されている。
映画は予想以上の大ヒットとなり、続編の長編作品やTVシリーズ、キャラクターグッズも多数製作されており、これらの一連のシリーズを通してのテーマは﹁オハナは家族、家族はいつもそばにいる。何があっても﹂。本項では、この作品を元とした映画作品についても解説する。
ストーリー
ハワイのカウアイ島に住む少女リロは、両親を亡くし、姉のナニと二人暮しであった。友達のいないリロのためにナニは犬を飼うことにするが、リロが選んだのは犬ではなく、ジャンバ博士の遺伝子実験によって生み出されたエイリアンの試作品626号ことスティッチだった。キャラクター
リロ・ペレカイ︵Lilo Pelekai︶ 声 - デイヴィ・チェイス/日 - 山下夏生︵映画、スティッチ!ザ・ムービー、TVシリーズ︵39話まで︶︶→宮本侑芽︵TVシリーズ︵第40話以降、リロ・アンド・スティッチ2︶→諸星すみれ︵リロイ&スティッチ、スティッチ!第79話︶、半場友恵︵スティッチ!第79話︵大人︶︶ ハワイのカウアイ島に住む5歳の女の子。﹁スクランプ﹂という自作のぬいぐるみを大切にしている。 両親を亡くし、姉のナニと二人暮し。ちょっと変わった価値観を持ち、お転婆で少々ワガママだが家族の大切さを誰よりも知っている心強きところがある。 映画版では彼女の身上の行方も物語のひとつの見せ場となっている。 地元のフラ教室に通っており、そこでのマートルたちとの馴れ合いは常に多い。 羽柄模様のムームーを普段から着用しており、その時の気分・環境・状況によって色々な服を着用している。 試作品の名前を数多くすぐに思いつく想像力の豊かさは大人顔負けといえる︵ガントゥも感心するほど︶。改心したガントゥの射撃を花火として活用した。 スケートボードも持っているが、大の下手で︵制止ができないのでよくぶつかる︶、スティッチを使い移動手段として利用している。 エルヴィス・プレスリーのファン。 日本独自のシリーズである﹃スティッチ!~ずっと最高のトモダチ~﹄第79話にも大人になった姿で登場した。また、5歳の自分に似た娘もいる。 スティッチ︵Stitch︶ 声 - クリス・サンダース/日 - 山寺宏一 悪の天才科学者ジャンバ博士が違法な遺伝子実験によって創りだした、エイリアンの試作品626号。 青い体に自分の体重の3000倍のものを持ち上げられる怪力︵ただし、ぴったり3000倍までのためにそれより少しでも重さが加わると耐えられなくなってしまう︶、銃弾と炎への耐性、暗視能力などを持ち、あらゆる武術に長けている。地球の言語は片言でしか喋らないが、理解力はあり、知能レベルはスーパーコンピューター並に高い。身体を構成する成分密度は鋼鉄と同じなため、水に浮かぶ要素が皆無なので沈んでしまい、水周りを避ける習性があるが、リロたちの影響でサーフィンが趣味になり、水に耐えられるようになる︵泳げないのは治っていない︶。 口内の唾液には粘着性と重量があり、意外にもこの唾液が役に立っている時も多い︵糊代わりや遠くの物を動かす等︶。 唯一の本能は触れるものすべてを破壊することだが、逃亡中に不時着したカウアイ島でリロに出会い変化があらわれ、自分の居場所と家族を探すことになる。 本来は六本脚で頭と背中に触角を持つが地球では犬になりすますために普段は中足と触角を体内に隠している。 一人称は﹃スティッチ﹄もしくは﹃僕﹄と言う。 食嗜好は雑食性で、主に人間の食べ物を食べているが、ゴミや金属、虫なども噛み砕いて食べることができる︵しかし、ゴミなどを食べてしまうと体の調子がおかしくなる︶。 カフェイン含有物︵コーヒーやカカオなど︶を摂取すると、凶暴化する︵濃度により抗体性もある︶。 ココナッツケーキが一番の大好物で、普段からよく食べている。 試作品624号のエンジェルを愛しており、その純愛の深さは行動にも見られる︵エンジェルのグッズを持っていたり、エンジェルに対する不満を言ったプリークリーに飛び掛って威嚇する等︶。 ナニ・ペレカイ︵Nani Pelekai︶ 声 - ティア・カレル/日 - 田畑智子 リロの姉であり保護者。 家の中のことを何から何まで面倒を見ているうえにリロの世話とデイヴィッドとも付き合うハードな日々を過ごす。いつも姉妹喧嘩もするが妹を大事に思っている良き姉。﹁リロのために﹂とリロを保護施設に送られないよう努力するが、精神的にはリロに助けられている部分も大きいようである。デイヴィッドが好きだがリロのことを思い付き合いを疎にする健気なところもある。 低血圧のせいなのか普段から寝坊が多く、仕事の遅刻は意外に多い。 虫が大の苦手で、見付け次第すぐに駆除するほど。 ﹃ずっと最高のトモダチ﹄では、名前のみ登場した。リロによると既に結婚しているらしく、子供を出産したが、その相手がデイヴィッドであるかどうかは最後まで明かされなかった。 コブラ・バブルス︵Cobra Bubbles︶ 声 - ヴィング・レイムズ/日 - 郷里大輔 児童保護施設にリロを連れて行こうとナニを説得させに来た福祉局員。この人物の経歴が映画のラストに絡んでいく。 ﹁リロイ〜﹂では電話口の声のみの登場。 デイヴィッド︵David Kawena︶ 声 - ジェイソン・スコット・リー→ディー・ブラッドリー・ベイカー/日猪野学→石母田史朗→松本保典 ナニの恋人。ハワイアンセンターでファイアーショーのパフォーマーをやっている。 仕事が無い時はサーフィンをよくしており、よく海岸に出掛けている。 ジャンバ・ジュキーバ博士︵Dr. Jumba Jookiba︶ 声 - デイヴィッド・オグデン・ステアーズ/日 - 飯塚昭三 スティッチを作ったエイリアン︵惑星クエルタクアン出身︶、自称﹁悪の天才科学者﹂。 目が4つある。映画では逃げ出したスティッチを捕まえるために地球にやってくる。﹁〜ザ・ムービー﹂以降はリロの家に住み、スティッチ・プリークリーとともに地球で暮らしている。 リロに会ってスティッチの心が変わり行く様を見て興味を持つが、自分自身もリロと家族になり変わっていく。悪の天才科学者だと言い張るが地球ではリロや家族を大事に思う﹁良きオッサン﹂。それでも、時には﹁悪の天才科学者﹂的な一面を見せることもある。 ちなみに離婚歴があり、昔は黒いストレートの長髪だったが、試作品177号︵クリップ︶に丸刈りにされてしまい、現在のような頭になっている。 ウエンディ・プリークリー︵Agent Wendell "Wendy" Pleakley︶ 声 - ケヴィン・マクドナルド/日 - 三ツ矢雄二 映画では地球について学んでいたため案内役兼ジャンバの監視役として、逃げ出したスティッチを捕まえるためにジャンバと共に地球にやって来る。目が1つに足が3つ、舌が2つで耳と骨格を持たないエイリアン。頭部の触角がアンテナのような働きをしておりこれによって音や電磁波をキャッチできる。 ﹁ザ・ムービー﹂以降はリロの家に住みスティッチ、ジャンバとともに地球で暮らしている。 仕事で忙しいナニにかわり掃除等の家事を担当しており、普段からナニの服を着たり、町に出るときはおかっぱのカツラをかぶり、リロの叔母さんとして女装している。 ファッションに深く興味を持っているのか、全キャラ中一番多く色々な服を着ている︵ディズニーチャンネルでは、﹁プリコレ﹂︷プリークリー・コレクション︸と称し、特集が放送された︶。 地球の蚊について研究しているため、地球ごとスティッチを処分する計画を、蚊の保護のために止めさせた。 料理が得意と自評しているが、常に変な物を混ぜて作るため、決して美味しいとは言えない。 頭部のアンテナは、実際にはオレンジ色だが、緑に染めて若く見せている。 嗅覚が一般的な性質と違っており、悪臭を良い香りとして感じている[2]。 バスケットボールが得意でプロ顔負けの実力を持つ︵母星では似たようなスポーツの大会優勝歴が多数あった︶。 ガントゥ︵Captain Gantu︶ 声 - ケビン・マイケル・リチャードソン/日 - 石塚運昇 元銀河宇宙連邦軍大尉。身長7mの巨漢だが、劇場版では明らかにそれ以上の大きさだった。 ジャンバとプリークリーがスティッチの捕獲に手間取っているのに業を煮やした議長によって地球に送り込まれるが、失態を繰り返して解雇されてしまう不憫な人物。 ﹁ザ・ムービー﹂でハムスターヴィールに雇われて以降、地球に滞在し試作品625号︵ルーベン︶と、リロとスティッチが発見したイトコたちを奪おうと企んでいる。 喋り方や口調から推測すると、人間年齢では30歳前後と推測︵正式な年齢は未だ不明︶。しかし、玩具で遊んだり、子供向け番組を好んで観たりする所を見ると精神年齢は子供だと思われる。歌を歌うのが好きなのだが、かなりの音痴︵他人に大笑いされるほど︶。一人称は﹃俺﹄だが目上に対しては﹃私﹄。 失態時等に呟く﹁ブリズナック﹂が口癖︵大失態時には﹁ダブルブリズナック﹂と呟く︶。 ﹁シリーズ﹂では数々の失敗を重ねており、ハムスターヴィールに度々クビにされている︵しかし、次の話までには復職している︶。それ以外にも試作品たちの能力の影響を数多く受けているのに、これも次の話の時にはなぜか何事もなく元に戻っている︵どうして治っているのかは不明のまま︶。 ﹁リロイ〜﹂では、中盤まではハムスターヴィール側に就いていたのだが、ハムスターヴィールに﹁リロイより役立たず﹂と罵倒され、完全にクビになってしまった。この後、考えを改め、散々暴言を言ったハムスターヴィールに仕返しをするため、リロに完全に味方することを決意する。ハムスターヴィールを逮捕後はスティッチが銀河宇宙連邦軍大尉に戻ることを拒否したため、議長の提案でついに元の役職に戻ることができ、今までの苦労が報われた。この時に試作品625号︵ルーベン︶を専属シェフに任命し、正真正銘全試作品の仕事先が決まった。 マートル・エドモンズ︵Mildred Pearl "Mertle" Edmonds︶ 声 - ミランダ・ペイジ・ウォールズ→リリアナ・マミー リロと同い年の女の子で同じフラスクールに通う。 リロに対して意地悪に振舞い、時折悪質なやり方でリロを困らせることばかりするため、プリークリーとジャンバ曰く﹁どうしても好きになれないタイプの女の子﹂と呼ばれている。リロは基本的に仲良くなりたいがいつもひどいことをするため、彼女に仕返しをする場面があり必ずしも不満がないわけではない。 大人みたいに振舞っているが、趣味は人形集め・遊びと子供らしい一面もある。 ﹁シリーズ﹂ではジジ︵試作品007号︶を飼っているが本人はシーズーだと思っている。 ハムスターヴィールをペットとして飼っていた時期がある︵その時は﹁ミルトン﹂と名付けていた︶。 マリア・エドモンズ︵Mrs. Edmonds︶ 声 - エイプリル・ウィンチェル マートルの母親で容姿の雰囲気がマートルによく似ている。 とても楽観的で優しい性格だが、よその子供でも悪いことをすればきちんと咎める厳しい一面も︵マートルの誕生日プレゼントのブレスレットを盗ろうとしていたリロを叱るなど︶。 夫とは既に離婚しているようで、マートルと二人で町の一軒家で暮らしている。 スティッチに初めて会った時に、スティッチをエイリアンと見抜く程の鋭い勘の持ち主でもある︵ただし冗談と言っていた為、気付いていない︶。 色んなメディアの知り合いが多い︵TV関係の仕事をしているスペイシーなど︶。 試作品177号クリップに髪の毛を全部刈られたことがある。 エレナ・テレサ・ユキ︵Elena Teresa Yuki︶ 声 - ジリアン・ヘンリー︵エレナ︶、 カリ・ホワイトハースト︵テレサ︶、リリ・イシダ /日 - 小暮英麻︵ユキ︶ リロと同じフラスクールに通う女の子の3人組。 エレナが金髪のツインテールの女の子で、テレサがロングのウェーブヘアーの女の子で、ユキがセミロングのおかっぱの女の子。 常にマートルと一緒に行動しており、マートルのリロに対する意地悪行為にいつも肯定的︵しかし、たまにリロと遊ぶ時もある︶。 3人揃って三重奏で﹁そ〜そ〜。﹂や﹁そ〜よ〜。﹂と独特な肯定の台詞を言う。 ハムスターヴィール博士︵Dr. Jacques von Hämsterviel︶ 声 - ジェフ・ベネット /日 - 家中宏 ねずみと思われることが嫌いなハムスター風エイリアン。ディズニー・ヴィランズの一人。ゼノン宇宙域小惑星刑務所K37に閉じ込められている。 ジャンバとは同大学の卒業仲間だが、既に改心しているジャンバとは違って常に征服心を滾らせている。 背の大きさは正確には判りにくいが、子供用のリュックにピッタリ入るサイズの大きさである。 試作品199号︵ノウジー︶によると、おしゃぶりをして寝てる模様。また、足に水虫がある。 ﹁〜ザ・ムービー﹂から銀河宇宙連邦軍の大尉をクビになってしまったガントゥの上司として、常に試作品集めを命令していた。また、何度かガントゥが送った試作品の被害に遭ったことも。 ﹁リロイ〜﹂では、ガントゥをクビにしてリロイとクローンのリロイ軍団を使い銀河征服を企んだが、失敗に終わり、宇宙刑務所に再服役することとなった。 試作品625号︵ルーベン︶︵Experiment 625 (Reuben)) 声 - ロブ・ポールセン/日 - 小森創介︵映画、スティッチ!ザ・ムービー、TVシリーズ︵39話まで︶、リロイ&スティッチ︶→落合弘治︵TVシリーズ︵40話以降︶︶ スティッチの従兄弟。ガントゥと共に試作品を探す[3]。他の試作品とは違い、高い言語能力を持つため、人語を普通に使う。 スティッチと同等の能力を持っているにも関わらず、本人は怠け者のため戦いを好まず、ひたすら大好きなサンドイッチ研究に明け暮れている。一時期はガントゥのことを﹁オジサン︵日本語吹き替え︶﹂と呼ぶ。ガントゥからは時々サンドイッチモンスターと言われる。自分から進んでするのはサンドイッチ作りだけで、その他のことにはまるで興味を持っていない。 しかし﹁リロイ〜﹂では、ガントゥと喧嘩し、一度縁を切ったが事件後、銀河宇宙連邦軍に復帰したガントゥに専属シェフになって欲しいと言われ、和解した。また、リロの説得でスティッチ並の行動力を見せ、潜在能力をフルに発揮した︵動かなくなったガントゥの宇宙船をたった一人で全部直した︶。 くすぐられるのは平気と自賛しているが、大のくすぐったがり︵試作品275号︵ティックルタミー︶のくすぐり攻撃にとても弱い︶。スティッチと同じ様にエンジェルに恋焦がれている。エンジェルのことは﹁カワイコちゃん﹂や﹁エンジェルちゃん﹂と呼んでいる。 ﹁リロイ〜﹂まで全く名前が決まっておらず、﹁リロイ〜﹂で力を借りにやって来たリロに決めてもらうことになる。サンドイッチにちなんだ名前﹁グリル﹂﹁ビーエル﹂﹁サンドイッチ君﹂と候補が沢山あったがどれも本人は気に入らず、キャベツの酢漬けとコンビーフのサンド︵ルーベンサンド︶の意味を持つ﹁ルーベン﹂をとても気に入り、これを自分の名前として決めた。そして、オハナとして認めてくれたリロの為に数々の尽力を行うことになる。なお頭頂部にある毛のような物は触角で、また実はスティッチ同様4本の腕がある。 エンジェル︵Angel︶ 声 - タラ・ストロング/日 - 竹田まどか 試作品624号。スティッチの従姉弟というより、女性型のスティッチの様な姿の試作品。初登場は﹁シリーズ﹂から。 能力は聴いた者の行動傾向を転換させる力を持つ歌声を唱えること︵しかし、自分より後に作られた試作品の625号とスティッチには効果がない︶。歌を逆さまに聴かせると元に戻る。 スティッチと同等の身体能力や頭脳もあり、力や体の強さもなかなかの物である。何処で始動したのかは不明だが、既にガントゥが見つけていたようだ︵つまり、敵側にいたということになる︶。 ガントゥとの共謀でスティッチに近づき、スティッチを歌声で凶悪なエイリアンに戻そうとした︵しかし、効果の関係で失敗している︶。 命令で良い子になった試作品を幾つか悪い子に転換させスティッチと戦わせたのだが、スティッチの純愛に気付いて、ついに良心を持ち得た。しかしその後、ガントゥに捕獲されてしまった︵のちに﹁〜シリーズ﹂最終話でスティッチたちが救い出す︶。 ﹁リロイ〜﹂では危機に陥ったスティッチを助けるためにカンフーを思わせる軽い身のこなしを見せた。 ハセガワ・リン︵Mrs. Hasagawa︶ 声 - エミー・ヒル 青果店﹁ハセガワフルーツ﹂の店主の老婆。 名前から日系人と思われるが詳しくは不明。リロや地元の客からは﹁ハセガワさん﹂と呼ばれている。 とても優しく、リロのいらぬお節介に対しても感謝の気持ちを忘れない。 青果店の商品は乱雑に陳列されているが、自分が商いをし易い様に計算して陳列している。 数多くの試作品たちと自宅で暮らしている︵なぜか自宅付近に試作品カプセルが数多く落ちていて、始動した試作品を飼っている︶。 最初は試作品のことを﹁猫﹂だと思っていたらしいが、リロの説明により﹁猫﹂でないことを理解した。家にいた試作品を回収して帰ろうとしたリロ一行を引き止め、本人は連れて帰らないでほしいと問いかけた。本人にとっては試作品達みんなが大事な﹁オハナ﹂であるからが故である。 アメリカン・ドラゴンのじいちゃん︵ジェイクの祖父︶と出逢った時、お互いに好きになり、一日中デートしていた。 アイスクリームを持っている青年︵Ice Cream Man︶ 本名は不明。しかしほぼ全シリーズに登場しており、意外にも存在感のある無口で太めの青年。 登場する度にアイスクリームを持って登場し、そしてなぜか落としてしまう。 ﹁スティッチ!﹂第1話および﹁スティッチ!~ずっと最高のトモダチ~﹂第16話に何故か登場している。 ケオニ・ジェイムソン︵Keoni Jameson︶ 声 - ショーン・フレミング スケートボーダーの少年で、リロが恋焦がれている存在。 整った容姿からか、リロ以外にも彼に憧れている女の子は多い。 彼の父親はナニの仕事先の上司である。 ビクトリア︵Victoria︶ 声 - アリソン・ストーナー/日 - 金田朋子 ﹁〜シリーズ﹂後半から登場。カウアイ島に引っ越してきたそばかす顔の女の子︵フルネームは不明︶。 リロに初めて会った時、リロの﹁仲良くなっても旅行者とはいつかはお別れする﹂という悲しみを持った言葉に対し、最近この島に引っ越してきたことを答えてくれて、リロと友達になると決めてくれた。 変わった価値観をもつ者同士、リロとはとても気が合い、よく一緒に遊んでいる。 初めてスティッチに会った時は、スティッチを犬だと思っていた︵その時はリロがそう言ったから。しかし、後にスティッチがエイリアンであることを教えてもらう︶。 70年代のスターに見えるポテトチップを集めるのが趣味。鼻炎アレルギーを患っている。 議長︵Grand Councilwoman︶ 声 - ゾイ・カルドウェル/谷育子 銀河宇宙連邦軍の議長。基本的に寛大な人物だが、ジャンバとプリークリーの名前を間違えるなど、勘違いをすることもある。 リロイ︵Leroy︶ 声 - クリス・サンダース/日 - 山寺宏一 ﹁リロイ〜﹂に登場した新しい試作品628号。︵産みの親であるジャンバは627号と勘違いしたがかつて627号と手を組んでいたガントゥからつっこまれた︶ スティッチの新バージョンタイプで外見・容姿はスティッチに類似している。しかし、ハムスターヴィールの嗜好の関係でフワフワ感が減少しており、歯が黄色で、体の色はマントの色に合わせた赤色である。 スティッチより戦闘能力が高く、体毛色を変化させてスティッチになりすますことができる他、体毛再生能力を持っており、刈られてもすぐに再生する︵しかしクローンリロイにはこの能力はない模様︶。 弱点はハワイ民謡﹁アロハオエ﹂の曲で、この曲を聴くと神経回路がシャットダウンし、動けなくなってしまう。︵開発する時に﹁アロハオエ﹂を聞かされた為。︶スタッフ
●監督・脚本‥クリス・サンダース ディーン・デュボア ●製作‥クラーク・スペンサー ●作画監督‥アンドレアス・デジャ ●音楽‥アラン・シルヴェストリスティッチ!ザ・ムービー︵Stitch! The Movie︶
映画版の後を描いたビデオ用作品。VHSがアメリカで2003年8月26日に発売。日本では2004年2月20日に発売された。﹃リロ・アンド・スティッチ・ザ・シリーズ﹄のプロローグとも言える。あらすじ
ハワイに住み始めたスティッチとジャンバ博士、プリークリーら。ある日突然、ジャンバ博士が昔の同僚のハムスターヴィールに捕まった。ジャンバ博士を助けるために、リロとスティッチが立ち上がった。その他
主題歌はJump5の﹃Aloha, E Komo Mai︵アロハ・エ・コモ・マイ︶﹄。この曲はテレビ版の﹃リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ﹄でも使用されている。リロ・アンド・スティッチ2︵Lilo & Stitch 2: Stitch Has a Glitch︶
VHS・DVDのみで、アメリカで2005年8月30日に発売。日本では2005年9月7日に発売。﹁リロ・アンド・スティッチ﹂の続編。TVシリーズ一連作での進行共通テーマ﹁試作品探し﹂が本作品では一切関わっていないことから、﹁〜ザ・ムービー﹂より以前の物語か、DVDの特典のゲームでジャンバが﹁リロ、スティッチ、ジャンバ、プリークリーが議長に呼ばれた﹂という発言をしているため、﹁リロイ~﹂の直前の可能性もある。あらすじ
破壊を目的として、ジャンバ博士の遺伝子実験により作成されたスティッチであったが、リロの家族=“オハナ”となり、リロに思いやりや優しさを教えてもらい、“いい子”として楽しくハワイで暮らしていた。 ところが、スティッチを試作品626として作成した際にジャンバが銀河連邦軍により連行され、スティッチの分子エネルギーが上手く補給されなかったために、体内の回路が異変を起こし、大暴れする“悪い子”に逆戻りをしてしまう。 いい子に戻ろうと奮闘するスティッチ。しかし徐々に”悪い子”の心を抑えきれなくなったため、一人家を出て、力尽き倒れてしまう。 スティッチを救うことができるのは、リロやナニ、デイヴィッド、ジャンバ、プリークリー達“オハナ”全員の愛と勇気だけしかなかった。 果たしてスティッチは再び“いい子”に戻れる事が出来るのだろうか?そして、スティッチの運命は…?その他
スティッチの悪い子度数が徐々に上がりつつある時に、お祭りで行われるフラのコンテストで優勝を目指し踊るテーマを捜すため、エルビスにゆかりのある場所を手作りの地図を見ながらスティッチとともにいろいろと巡るシーンも見所。 リロの声優がダコタ・ファニングへ代わり、日本語吹き替えの声優も宮本侑芽へ代わった。 ﹃スティッチ!﹄66話では、プリークリーが本作の出来事を示唆する発言をしていた。リロイ・アンド・スティッチ︵Leroy & Stitch︶
2006年6月23日に初めて本国ディズニーチャンネルで放映され、4日後の6月27日にアメリカでDVDが発売された。 タイトルのリロイ ︵Leroy︶ とはジャンバによって作られた新しい試作品の名前でハムスターヴィールによって名づけられる。 実質、リロ・アンド・スティッチシリーズの完結編とも言える今作は、日本では2007年7月18日にDVDで発売された。 今回もエルヴィス・プレスリーの楽曲が作品の随所に使われている。なお、リロの声優はダヴェイ・チェイス︵日本語声優は諸星すみれ︶である。 日本語版のエンディングテーマは、一十三十一が歌う﹃Don't Be Cruel﹄︵エルヴィスの楽曲のカバー︶。 2008年10月1日に﹃スティッチ!︵第1シリーズ︶﹄の放映直前特別番組としてテレビ東京系列で放送された。 ちなみに、この作品で、ガントゥと625︵ルーベン︶が改心する[4]。あらすじ
全ての試作品の回収を終えたリロたちであったが、ジャンバ、プリークリー、そしてスティッチはそれぞれ憧れの場所へと行くことになり、ジャンバは悪の実験室へ帰り、プリークリーは大学の教授︵の指揮官︶に、スティッチは銀河艦隊の船長に任命される。 リロはナニに言われたように彼らを﹁アロハの心﹂で送り出したが、もう会うことができないために深く悲しんだ。しかし、どうにかしてスティッチに会いたい…。そこで思いついたのが試作品625号だった。彼女はピーナッツバターサンドを持って彼の元へ走る︵この際に625号にルーベンと名づける︶。 そんな中ジャンバは実験室で新しい試作品を作ることになる。そこへ現れたのがハムスターヴィールだった。彼はこの試作品︵リロイ︶を使って宇宙を征服しようと企む。 ハムスターヴィールの計画は上手くいってしまうのだろうか?そしてそれぞれの憧れの場所へと行ってしまった彼らの本当の居場所とは…?その他
このストーリーのみで登場する新しい試作品も数多くいる。確認したのは以下の通り。 ●信号機型の試作品 ●雨雲型の試作品 ●ロードローラー型の試作品 ●バネ状の身体を持つ試作品 ●ポップコーンを作る試作品 ●頭部にフルーツ、両手にマラカスを持った試作品︵スティッチ!で名前が公開された︶ ●つぼ型の頭部を持つ試作品 ●太い尻尾を持つカバ型の試作品 ●象の牙を持った試作品 ●ワニ型の試作品 ●リス型の試作品 ●垂れ下がった玉眼を持つ大きな黒い体の試作品関連項目
●リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ 本作のスピンオフであるテレビアニメ。備考
ディズニーランドでのイベント展開
●東京ディズニーランドで2006年4月15日から7月13日まで映画とテレビシリーズを基にしたイベント﹁リロ&スティッチのフリフリ大騒動〜Find Stitch!〜﹂が行われた。スペシャルパレード﹁フリフリ・オハナ・バッシュ﹂では、スティッチとリロの他に、ジャンバ博士、プリークリー、ガントゥ、625、ハムスターヴィール、010-フィリックス、221-スパーキー、258-サンプル、624-エンジェル、627が登場した。リロとスティッチ以外は他の世界のディズニーテーマパークでは初登場である。それから1年後にあたる2007年4月10日から7月19日までに﹁リロ&スティッチのフリフリ大騒動〜Find Stitch!〜Hana Hou﹂︵HanaHouとは﹁もう一回﹂という意味︶が開催された。前年のものとは多少構成が異なっており、東京ディズニーランドの人気アトラクションにスティッチが特別出演している。また、このイベントの開催とともに、映画﹁リロ・アンド・スティッチ﹂を東京ディズニーリゾート内のイクスピアリにあるシネコン﹁シネマイクスピアリ﹂で2006年4月29日から5月31日までリバイバル上映された。 ●東京ディズニーランドのアドベンチャーランドにある﹁魅惑のチキルーム﹂は、2008年7月25日より、﹁魅惑のチキルーム スティッチプレゼンツ﹁アロハ・エ・コモ・マイ﹂﹂としてリニューアルオープンした。いたずら好きなスティッチがチキルームに侵入して、中にいる鳥たちにいたずらをするという設定。また、入り口のウェイティングエリアには、リロが用意したと思われる﹁尋ね人﹂のポスターが貼られている。そして、出口にはもうひとつ別の﹁尋ね人﹂のポスターもあった。これは、前述のテレビアニメ﹁スティッチ!﹂に登場するイザヨイ島に住むユウナという女の子からのものだったが、ユウナが登場していた﹁スティッチ!﹂第1シリーズ終了後はこの尋ね人ポスターは撤去された。 ●2010年6月2日~8月31日には、﹃スティッチ!~いたずらエイリアンの大冒険~﹄で東京ディズニーランドの関連エピソードが放送された記念で、パークの一部でスティッチが付けた足跡がペイントされるという、かつての﹃フリフリ大作戦﹄を彷彿とさせるイベントが行われた。その他
●2008年6月現在、日本における﹁リロ・アンド・スティッチ﹂のDVD売上は60万枚、シリーズ累計では100万枚[5]。 ●2008年現在、日本ではスティッチのキャラクター商品が多数発売されており、若い女性を中心に映画・テレビシリーズとは別にキャラクター独自の人気を獲得している。2008年6月時点で日本におけるスティッチの関連商品は8000種類以上になり、ディズニーキャラクターとしてミッキーマウス、くまのプーさんに次いで第3位の売上げを誇るキャラクターになっている[5]。 ●アディダスからもライセンス商品として普通のエナメルバッグの裏面にスティッチやアロハスティッチの漫画のシールが貼られているアディダスオリジナルの﹁Lilo&Stitch×adidas Enamel Bag﹂も発売されている︵2006年12月より販売︶。但し、この商品はインターネット通販限定で購入できるものであり、ディズニーストアや東京ディズニーランドやアディダスショップなどでは購入できない。 ●6月26日が日本記念日協会によってスティッチの日と正式に認定された。[6]ゲーム
●PlayStation 2版が2003年3月27日にエレクトロニック・アーツで発売された。 ●﹁リロ・アンド・スティッチハッピー絵合わせ﹂が2003年4月にプラスeで配信された[7]。 ●ゲームボーイアドバンス版が2004年にディースリー・パブリッシャーで発売された。 ●スティッチがプレイヤーキャラクターとなっているブラウザゲームがネット上に存在する。 ●Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズキャラクターとしての登場
●PlayStation 2用ゲームソフト﹁キングダム ハーツII﹂で、主要キャラクターの召喚キャラクター︵召喚獣のようなキャラクター︶としてスティッチが登場する︵ただし、あくまで召喚キャラとしての登場であり、スティッチはメインシナリオにほとんど登場しない︶。だが、シリーズの数年前に描く﹁キングダム ハーツ バース バイ スリープ﹂では、メインシナリオが登場。スティッチが地球に行く前に主人公達と出会うストーリーとなっている。そのため、エンドロールでは﹃スティッチ﹄ではなく﹃試作品626号﹄とクレジットされている。 ●ディズニー・インタラクティブ・スタジオから発売されたニンテンドーDS用ソフトである﹁ディズニーフレンズ﹂にスティッチが登場している。脚注
(一)^ ab“Lilo & Stitch (2002)” (英語). Box Office Mojo. 2010年5月1日閲覧。
(二)^ 臭いの強いスプレーの芳香や、試作品254号︵ミスター・ステンチー︶の42時間経過後に放つ悪臭︵これを理由に母星でペットとして受け入れている︶など。
(三)^ しかしほとんどやる気が無い。
(四)^ しかし、スティッチ!では本編とは別の物語なためか悪役に戻っている。
(五)^ ab﹁リロ&スティッチ﹂新作DVDが日本先行発売、Variety Japan、2008年9月6日時点でのインターネット・アーカイブのキャッシュ。
(六)^ ディズニーアニメーションニュース 2009年3月27日時点でのインターネット・アーカイブのキャッシュ。
(七)^ ﹁ディズニー占い 外食店向け配信 JCMなど﹂日経MJ2003年4月3日付、11ページ