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{{政治家

'''中司 宏'''（なかつか ひろし、[[1956年]][[3月11日]] - ）は、[[日本]]の[[政治家]]。

| 人名 = 中司 宏

| 各国語表記 = なかつか ひろし

| 画像 = HiroshiNakatsuka2019.jpg

| 画像説明 = 2019年大阪府議会議員選挙で枚方市駅前で撮影

| 国略称 = {{JPN}}

| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1956|3|11}}

| 出生地 = {{Flagicon|JPN}} [[大阪府]][[枚方市]]

| 没年月日 =

| 死没地 =

| 出身校 = [[早稲田大学第一文学部]]卒業

| 前職 = [[産業経済新聞社]]記者

| 現職 =

| 所属政党 =（[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]→）<br />（[[無所属]]→）<br />[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]／[[大阪維新の会]]

| 称号・勲章 = [[学士（文学）|文学士]]（早稲田大学）

| 親族（政治家） =

| 配偶者 =

| サイン =

| ウェブサイト = https://nakatsukahiroshi.jp/

| サイトタイトル = 中司宏（なかつかひろし）公式webサイト

|国旗 = JPN

|職名 = [[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]

|官職 =

|内閣 =

|選挙区 = [[大阪府第11区|大阪11区]]

|当選回数 = 1回

|就任日 = [[2021年]][[11月2日]]<ref>令和3年11月2日大阪府選挙管理委員会告示第127号（衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人の決定） : 『大阪府公報』 第609号 令和3年11月8日</ref>

|退任日 = 現職

|元首職 =

|元首 =

|職名2 = [[ファイル:Flag_of_Hirakata,_Osaka.svg|25px|枚方市旗]] 第14-17代 [[枚方市]]長

|当選回数2 = 4回

|就任日2 = [[1995年]][[4月]]

| 退任日2 = [[2007年]][[9月]]

| 国旗3 = 大阪府

| 職名3 = [[大阪府議会]]議員

| 選挙区3 = 枚方市選挙区

| 当選回数3 = 4回

| 就任日3 = [[1987年]]4月 - [[1993年]][[7月]]<br />[[2015年]]4月

| 退任日3 = 2021年[[10月5日]]

}}

'''中司 宏'''︵なかつか ひろし、[[1956年]]︵[[昭和]]31年︶[[3月11日]]<ref>﹃全国歴代知事・市長総覧﹄日外アソシエーツ、2022年、292頁。</ref> - ︶は、[[日本]]の[[政治家]]。[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]所属の[[衆議院議員]]︵1期︶。


[[大阪府]][[枚方市|枚方市長]]（第14・15・16・17代）、大阪府市長会会長（2期）、[[大阪府議会|大阪府議会議員]]（4期）、全国青年市長会会長、環境自治体サミット共同代表、道路整備促進期成同盟会全国協議会（道全協）会長などを歴任。

== 来歴 ==

* [[1956年]]　[[大阪府]]生まれ。

* [[1979年]]　[[早稲田大学]]卒業後、[[産業経済新聞社|産経新聞社]]に入社。

* [[1986年]]　産経新聞社を退社。

* [[1987年]]4月　[[大阪府議会]]議員[[選挙]]に立候補し[[当選]]。1993年7月まで2期6年務める。府議時代は[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]に所属。　 　　

* [[1995年]]4月　[[枚方市]][[市長]]選挙に無所属で立候補し当選。2007年9月まで4期12年務める。

* [[2007年]][[7月31日]]　[[公務の執行を妨害する罪|競売入札妨害罪]]で[[逮捕]]、[[起訴]]（後述）される。辞職願を提出し同年[[9月10日]]に辞職。

* [[2009年]][[4月28日]]　[[カルテル#談合|談合]]の罪で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受け、直ちに控訴。

* 2009年[[12月1日]]　大阪府[[柏原市]]の[[岡本泰明]]市長の提案により同市の嘱託職員に採用、行財政改革チーム議長に就任。

* [[2010年]]11月　大阪高裁判決でも控訴が棄却され、上告。


== 起訴 ==

== 略歴 ==

[[1956年]]3月1日、[[大阪府]][[枚方市]]で誕生<ref name="profile"/>。枚方市で育つ<ref name="profile"/>。うみのほし幼稚園、[[枚方市立殿山第二小学校]]、[[枚方市立第三中学校]]、[[大阪府立寝屋川高等学校]]、[[早稲田大学第一文学部]]卒業<ref name="profile">[https://nakatsukahiroshi.jp/profile.html プロフィール]</ref>。

[[2005年]]に枚方市が行った第二[[清掃工場]]の建設に伴う[[入札]]（制限型[[一般競争入札]]）において、市長自らが[[官製談合]]を行った疑いで、工事を受注した[[大林組]]関係者らとともに[[大阪地方検察庁]]特捜部に逮捕、起訴された。中司は、一貫して容疑を否認したが、[[大阪地方裁判所]]は[[2009年]][[4月28日]]、[[懲役]]1年6か月、[[執行猶予]]3年（求刑懲役2年）の有罪判決を言い渡した。2011年9月現在、最高裁上告中。



卒業後、[[産業経済新聞社|産経新聞社]]に入社し、京都支局を経て東京本社[[政治部記者]]となる<ref name="profile"/>。政治部[[番記者|記者]]時代は、[[中曽根康弘]][[内閣総理大臣|首相]]、[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]︵[[木曜クラブ|田中派]]・[[平成研究会|竹下派]]︶などを担当<ref name="profile"/>。

中司自身は、一貫して事実誤認の逮捕を主張している。また、検察当局の行き過ぎた尋問など司法機関の在り方に問題意識を示している。

加えて、同事件の共犯者として起訴された小堀前副市長は既に無罪判決が確定している。



[[1987年]]4月、[[大阪府議会|大阪府議会議員]][[選挙]]に自民党公認で立候補し、[[当選]]<ref name="profile"/>。[[1993年]]7月まで2期6年務める<ref name="profile"/>。

また、この件について、[[日本経済新聞]]が[[2007年]][[7月6日]]付朝刊で、中司が[[ゼネコン]]から接待を頻繁に受けていたとする内容の記事を掲載したが、中司は﹁この記事は虚偽である﹂として、[[2010年]]に[[大阪地方裁判所]]に[[訴訟]]を提起。[[2012年]][[6月15日]]に同地裁は、﹁取材内容は粗末だ﹂などとして[[名誉棄損]]を認め、中司に対し600万円を支払うよう、[[日本経済新聞社]]に命じた<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120615-OYT1T01200.htm 官製談合報道で名誉毀損、日経新聞に賠償命令] 読売新聞 2012年6月15日</ref>。この判決は双方が不服として控訴したが、[[大阪高等裁判所]]は[[和解]]を勧告し、[[11月9日]]に[[和解]]が成立し、日経側が解決金として400万円を支払うこととなった<ref>{{cite news|newspaper=読売新聞・朝刊|date=2012-11-10|title=日経と前枚方市長が和解 談合報道巡り解決金400万円|page=37}}</ref>。


1993年7月、[[第40回衆議院議員総選挙]]に[[大阪府第7区 (中選挙区)|旧大阪7区]]から自由民主党公認で立候補したが、同党現職の[[北川石松]]との[[票割れ]]により落選。

== 関連項目 ==

* [[市町村長]]

[[1995年]]4月、[[枚方市]][[市長]]選挙に[[無所属]]で立候補し、当選（連続4回当選）<ref name="profile"/>。

* [[冤罪]]

[[2007年]]9月、[[競売入札妨害罪]]で[[特別捜査部#大阪地方検察庁特別捜査部|大阪地検特捜部]]に逮捕され、市長を辞職（後述）。

2009年12月から2010年11月まで、大阪府[[柏原市]]の[[岡本泰明]]市長の招きにより、同市のまちづくり戦略会議議長（非常勤職員）に就任し、事業仕分けなどを担当<ref name="profile"/>。

[[2011年]]8月、枚方市長選挙に立候補するが、次点で落選。


[[2015年]]4月、[[2015年大阪府議会議員選挙|大阪府議会議員選挙]]で無所属で立候補し、当選<ref name="profile"/>。当選後は[[大阪維新の会]]へ府議会会派入りをする<ref name="profile"/>。

[[2019年]]4月、[[2019年大阪府議会議員選挙|府議選]]で再選。


2020年3月、次期衆議院議員総選挙の[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]の候補予定者として、[[大阪府第11区|大阪11区]]支部長に就任。


2021年10月5日付で大阪府議会議員を辞職。10月31日の[[第49回衆議院総選挙]]に[[大阪府第11区|大阪11区]]から立候補し、自民党現職の[[佐藤ゆかり]]と[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]現職の[[平野博文]]を破り、初当選した<ref name="profile"/>。佐藤と平野は比例復活もかわなず議席を失った。


{{いつ範囲|date=2022年9月|現在}}、衆議院総務常任委員会理事、議院運営委員、日本維新の会国会議員団政調副会長、国対副委員長、総務財金デジタル部会長、党紀委員長、日本維新の会大阪府第11選挙区支部長。

== 枚方市長として ==

39歳で枚方市長に立候補､初当選。以来、12年間枚方市長を務めた。 全国に先駆けて[[マニフェスト]]による市政運営<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.ryukoku.ac.jp/gs_npo/letter/images/letter03_03.pdf|title=ローカル・マニフェストと地域社会の改革|accessdate=2021年10月5日|publisher=龍谷大学}}</ref>を行い、マニフェストの実現度を市民がチェックする全国初の「マニフェスト検証評価大会」を2度にわたって実施した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nakatsukahiroshi.jp/pdf/news2007vol1.pdf|title=マニフェストが枚方を変えた|accessdate=2021.10.7|publisher=中司宏}}</ref>｡ 市長就任後、直ちに作成した行革大綱<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.hirakata.osaka.jp/0000000645.html|title=枚方市行政改革大綱|accessdate=2008年10月15日|publisher=枚方市}}</ref>に沿って人件費の適正化や、事務事業の見直し等を行い、財政の健全化を行い実質収支の黒字転換等に一定の成果をあげた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000000/810/10005.pdf|title=行政改革（構造改革編）2005年2月|accessdate=2012年10月5日|publisher=枚方市}}</ref>。また、情報公開制度<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000000/504/newjorei.pdf|title=枚方市情報公開条例|accessdate=2021年10月5日|publisher=枚方市}}</ref>等を導入し行政の透明化に力を入れた。


=== 不祥事 ===

[[2005年]]に枚方市が行った第二[[清掃工場]]の建設に伴う[[入札]]（制限型[[一般競争入札]]）において、[[特別捜査部#大阪地方検察庁特別捜査部|大阪地検特捜部]]が2007年、[[官製談合]]の疑いで強制捜査に着手。

[[2007年]][[7月31日]]　[[公務の執行を妨害する罪|競売入札妨害罪]]で大阪府警警部補、工事を受注した[[大林組]]の役員らとともに[[特別捜査部#大阪地方検察庁特別捜査部|大阪地検特捜部]]に[[逮捕]]、[[起訴]]され、同年[[9月10日]]に辞職。


[[2009年]][[4月28日]]、[[大阪地方裁判所]]は[[懲役]]1年6か月、[[執行猶予]]3年︵求刑懲役2年︶の有罪判決を言い渡した。中司は即日控訴したが、2010年11月大阪高裁で控訴棄却、2013年2月に最高裁で上告が棄却され有罪が確定した<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0604A_W3A200C1CC1000/?s=3%E5%85%83%E6%9E%9A%E6%96%B9%E5%B8%82%E9%95%B7%E3%81%AE%E6%9C%89%E7%BD%AA%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E3%81%B8 談合事件で最高裁決定] 日経新聞 2013年2月6日</ref>。

=== 冤罪主張 ===

中司自身は、一貫して事実誤認による冤罪を主張しており<ref>{{Cite web|和書|url=https://tanakaryusaku.jp/2011/03/0002070|title=枚方前市長﹁自白調書へのサインは人生最大の悔い﹂|accessdate=2021年10月5日|publisher=田中龍作ジャーナル}}</ref><ref>雑誌正論 2009年8月</ref>、検察の取り調べについて批判している。また、同事件の共犯者として起訴された当時の副市長・小堀恒隆は無罪判決が確定しており<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jiji.com/sp/v4?id=torishirabe01130003|title=取り調べ可視化の行方|accessdate=2021.10.4|publisher=jiji.com}}</ref>、後に元[[検事総長]]の[[但木敬一]]は[[検察の在り方検討会議|﹁検察のあり方検討会議﹂]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.moj.go.jp/kentou/jimu/kentou01_00001.html|title=法務省　検察の在り方検討会議︵2011年3月31日︶|accessdate=2011年3月31日}}</ref>に出席した際、小堀に謝罪している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXNASDG2703W_X20C11A1CR8000|title=村木さん﹁せめてセコンドつけて﹂　検察在り方会議ヒアリング|accessdate=2021年10月5日|publisher=日本経済新聞}}</ref><ref>{{Cite book|雑誌|title=談合裁判﹁天の声﹂などなかった|date=2011年12月号|year=2011|publisher=文藝春秋|page=338|pages=338-342}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nakatsukahiroshi.jp/pdf/d_bunshun.pdf|title=談合裁判﹁天の声﹂などなかった‥文藝春秋2011年12月号|accessdate=2021年10月5日|publisher=中司宏}}</ref>。

=== 名誉毀損問題 ===

[[日本経済新聞]]が[[2007年]][[7月6日]]付朝刊で、中司が[[ゼネコン]]から接待を頻繁に受けていたとする内容の記事を掲載したが、中司は「この記事は虚偽である」として、[[2010年]]に[[大阪地方裁判所]]に[[訴訟]]を提起。


[[2012年]][[6月15日]]、同地裁は﹁取材内容はお粗末だ﹂などとして[[名誉棄損]]を認め、中司に対し600万円を支払うよう、日本経済新聞社に命じた<ref>官製談合報道で名誉毀損、日経新聞に賠償命令 読売新聞 2012年6月15日</ref>。この判決は双方が不服として控訴したが、[[大阪高等裁判所]]は[[和解]]を勧告し、[[11月9日]]に和解が成立、日経側が解決金として400万円を支払うこととなった<ref>“日経と前枚方市長が和解 談合報道巡り解決金400万円”. ''読売新聞・朝刊'': p. 37. (2012年11月10日)</ref>。この裁判を通して、日経の取材が不十分であったことと同時に、検察幹部が取材に対してミスリードする発言をしていたことが明らかになった<ref>[[裁判官]][[小海隆則]][https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=82729 ﹃平成22(ワ)9588号損害賠償請求事件判決全文﹄]、大阪地方裁判所第25民事部、2012年6月15日。</ref>。

== 旧統一教会との関係 ==

2022年8月2日、日本維新の会国会議員団が発表した「世界平和統一家庭連合（旧統一教会）および関連団体との関わりについての調査」において、[[旧統一教会|世界平和統一家庭連合]]の関連団体である[[世界平和女性連合]]のイベントに出席していたことが公表された<ref>{{Cite news |和書|title=日本維新の会「旧統一教会と関係があった13議員公表」に「スタートとしては良かった」の声…ひろゆきも「反省するのは大事」と評価 |newspaper=Smart FLASH |date=2022-08-03 |url=https://smart-flash.jp/sociopolitics/194274/1/ |access-date=2022-09-03}}</ref>。


== 脚注 ==

== 脚注 ==

{{Reflist|2}}

<references />

{{脚注ヘルプ}}


== 外部リンク ==

== 外部リンク ==

* {{Official website||中司宏（なかつかひろし）公式webサイト}}

* 中司宏のブログ-[http://d.hatena.ne.jp/nakatsuka1956/ 中司宏の航海日誌]

* {{Twitter|nakatsuka_h|中司宏【衆議院議員　日本維新の会大阪11区（枚方市・交野市）】}}

* 枚方談合事件とは-[http://nakatsukashiennokai.web.fc2.com/ 中司宏を支援する会]

* {{Facebook}}

* 中司宏公式ホームページ－[http://nakatsukahiroshi.com/ 中司宏オフィシャルサイト]

* [https://nakatsuka1956.hatenadiary.org/ 中司宏の航海日誌]

* 中司ひろし携帯ホームページ-[http://nakatsuka.in/ 中司ひろし携帯サイト]

* [http://nakatsukashiennokai.web.fc2.com/ 中司宏を支援する会]


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[[Category:大阪府の市町村長]]

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[[Category:大阪府の地方議会議員]]

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[[Category:存命人物]]

[[Category:有罪判決を受けた日本の政治家]]

2023年11月18日 (土) 03:54時点における最新版

日本の旗 日本の政治家

中司 宏

なかつか ひろし

2019年大阪府議会議員選挙で枚方市駅前で撮影

生年月日 (1956-03-11) 1956年3月11日（68歳）
出生地 日本の旗 大阪府枚方市
出身校 早稲田大学第一文学部卒業
前職 産業経済新聞社記者
所属政党 （自由民主党→）
（無所属→）
日本維新の会／大阪維新の会
称号 文学士（早稲田大学）
公式サイト 中司宏（なかつかひろし）公式webサイト

日本の旗 衆議院議員

選挙区 大阪11区
当選回数 1回
在任期間 2021年11月2日[1] - 現職

枚方市旗 第14-17代 枚方市長

当選回数 4回
在任期間 1995年4月 - 2007年9月

大阪府の旗 大阪府議会議員

選挙区 枚方市選挙区
当選回数 4回
在任期間 1987年4月 - 1993年7月
2015年4月 - 2021年10月5日
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中司 宏︵なかつか ひろし、1956年︵昭和31年︶3月11日[2] - ︶は、日本の政治家。日本維新の会所属の衆議院議員︵1期︶。

大阪府枚方市長︵第14・15・16・17代︶、大阪府市長会会長︵2期︶、大阪府議会議員︵4期︶、全国青年市長会会長、環境自治体サミット共同代表、道路整備促進期成同盟会全国協議会︵道全協︶会長などを歴任。

略歴[編集]


1956年3月1日、大阪府枚方市で誕生[3]。枚方市で育つ[3]。うみのほし幼稚園、枚方市立殿山第二小学校、枚方市立第三中学校、大阪府立寝屋川高等学校、早稲田大学第一文学部卒業[3]。

卒業後、産経新聞社に入社し、京都支局を経て東京本社政治部記者となる[3]。政治部記者時代は、中曽根康弘首相、自由民主党︵田中派・竹下派︶などを担当[3]。

1987年4月、大阪府議会議員選挙に自民党公認で立候補し、当選[3]。1993年7月まで2期6年務める[3]。

1993年7月、第40回衆議院議員総選挙に旧大阪7区から自由民主党公認で立候補したが、同党現職の北川石松との票割れにより落選。

1995年4月、枚方市市長選挙に無所属で立候補し、当選︵連続4回当選︶[3]。

2007年9月、競売入札妨害罪で大阪地検特捜部に逮捕され、市長を辞職︵後述︶。

2009年12月から2010年11月まで、大阪府柏原市の岡本泰明市長の招きにより、同市のまちづくり戦略会議議長︵非常勤職員︶に就任し、事業仕分けなどを担当[3]。

2011年8月、枚方市長選挙に立候補するが、次点で落選。

2015年4月、大阪府議会議員選挙で無所属で立候補し、当選[3]。当選後は大阪維新の会へ府議会会派入りをする[3]。

2019年4月、府議選で再選。

2020年3月、次期衆議院議員総選挙の日本維新の会の候補予定者として、大阪11区支部長に就任。

2021年10月5日付で大阪府議会議員を辞職。10月31日の第49回衆議院総選挙に大阪11区から立候補し、自民党現職の佐藤ゆかりと立憲民主党現職の平野博文を破り、初当選した[3]。佐藤と平野は比例復活もかわなず議席を失った。

現在[いつ?]、衆議院総務常任委員会理事、議院運営委員、日本維新の会国会議員団政調副会長、国対副委員長、総務財金デジタル部会長、党紀委員長、日本維新の会大阪府第11選挙区支部長。

枚方市長として[編集]


39歳で枚方市長に立候補､初当選。以来、12年間枚方市長を務めた。 全国に先駆けてマニフェストによる市政運営[4]を行い、マニフェストの実現度を市民がチェックする全国初の﹁マニフェスト検証評価大会﹂を2度にわたって実施した[5]｡ 市長就任後、直ちに作成した行革大綱[6]に沿って人件費の適正化や、事務事業の見直し等を行い、財政の健全化を行い実質収支の黒字転換等に一定の成果をあげた[7]。また、情報公開制度[8]等を導入し行政の透明化に力を入れた。 

不祥事[編集]


2005年に枚方市が行った第二清掃工場の建設に伴う入札︵制限型一般競争入札︶において、大阪地検特捜部が2007年、官製談合の疑いで強制捜査に着手。

2007年7月31日　競売入札妨害罪で大阪府警警部補、工事を受注した大林組の役員らとともに大阪地検特捜部に逮捕、起訴され、同年9月10日に辞職。

2009年4月28日、大阪地方裁判所は懲役1年6か月、執行猶予3年︵求刑懲役2年︶の有罪判決を言い渡した。中司は即日控訴したが、2010年11月大阪高裁で控訴棄却、2013年2月に最高裁で上告が棄却され有罪が確定した[9]。

冤罪主張[編集]


中司自身は、一貫して事実誤認による冤罪を主張しており[10][11]、検察の取り調べについて批判している。また、同事件の共犯者として起訴された当時の副市長・小堀恒隆は無罪判決が確定しており[12]、後に元検事総長の但木敬一は﹁検察のあり方検討会議﹂[13]に出席した際、小堀に謝罪している[14][15][16]。

名誉毀損問題[編集]


日本経済新聞が2007年7月6日付朝刊で、中司がゼネコンから接待を頻繁に受けていたとする内容の記事を掲載したが、中司は﹁この記事は虚偽である﹂として、2010年に大阪地方裁判所に訴訟を提起。

2012年6月15日、同地裁は﹁取材内容はお粗末だ﹂などとして名誉棄損を認め、中司に対し600万円を支払うよう、日本経済新聞社に命じた[17]。この判決は双方が不服として控訴したが、大阪高等裁判所は和解を勧告し、11月9日に和解が成立、日経側が解決金として400万円を支払うこととなった[18]。この裁判を通して、日経の取材が不十分であったことと同時に、検察幹部が取材に対してミスリードする発言をしていたことが明らかになった[19]。

旧統一教会との関係[編集]


2022年8月2日、日本維新の会国会議員団が発表した﹁世界平和統一家庭連合︵旧統一教会︶および関連団体との関わりについての調査﹂において、世界平和統一家庭連合の関連団体である世界平和女性連合のイベントに出席していたことが公表された[20]。

脚注[編集]



(一)^ 令和3年11月2日大阪府選挙管理委員会告示第127号︵衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人の決定︶ : ﹃大阪府公報﹄ 第609号 令和3年11月8日

(二)^ ﹃全国歴代知事・市長総覧﹄日外アソシエーツ、2022年、292頁。

(三)^ abcdefghijklプロフィール

(四)^ “ローカル・マニフェストと地域社会の改革”.  龍谷大学. 2021年10月5日閲覧。

(五)^ “マニフェストが枚方を変えた”.  中司宏. 2021年10月7日閲覧。

(六)^ “枚方市行政改革大綱”.  枚方市. 2008年10月15日閲覧。

(七)^ “行政改革︵構造改革編︶2005年2月”.  枚方市. 2012年10月5日閲覧。

(八)^ “枚方市情報公開条例”.  枚方市. 2021年10月5日閲覧。

(九)^ 談合事件で最高裁決定 日経新聞 2013年2月6日

(十)^ “枚方前市長﹁自白調書へのサインは人生最大の悔い﹂”.  田中龍作ジャーナル. 2021年10月5日閲覧。

(11)^ 雑誌正論 2009年8月

(12)^ “取り調べ可視化の行方”.  jiji.com. 2021年10月4日閲覧。

(13)^ “法務省　検察の在り方検討会議︵2011年3月31日︶”. 2011年3月31日閲覧。

(14)^ “村木さん﹁せめてセコンドつけて﹂　検察在り方会議ヒアリング”.  日本経済新聞. 2021年10月5日閲覧。

(15)^  談合裁判﹁天の声﹂などなかった. 文藝春秋. (2011年12月号). p. 338 

(16)^ “談合裁判﹁天の声﹂などなかった‥文藝春秋2011年12月号”.  中司宏. 2021年10月5日閲覧。

(17)^ 官製談合報道で名誉毀損、日経新聞に賠償命令 読売新聞 2012年6月15日

(18)^ “日経と前枚方市長が和解 談合報道巡り解決金400万円”. 読売新聞・朝刊: p. 37. (2012年11月10日)

(19)^ 裁判官小海隆則﹃平成22(ワ)9588号損害賠償請求事件判決全文﹄、大阪地方裁判所第25民事部、2012年6月15日。

(20)^ ﹁日本維新の会﹁旧統一教会と関係があった13議員公表﹂に﹁スタートとしては良かった﹂の声…ひろゆきも﹁反省するのは大事﹂と評価﹂﹃Smart FLASH﹄2022年8月3日。2022年9月3日閲覧。

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公職
先代
大塩和男 		枚方市旗 大阪府枚方市長
1995年 - 2007年 		次代
竹内脩
大阪府の旗 大阪府の小選挙区選出衆議院議員(1996年 - ) 国会議事堂
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