コンテンツにスキップ

「国鉄C63形蒸気機関車」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
 
(8人の利用者による、間の13版が非表示)
1行目: 1行目:

'''C63'''C63[[]][[|]][[]][[|]][[1956]][[]]31[[]]''''''

'''C63'''C63[[]][[|]][[]][[|]][[1956]][[]]31[[]]''''''

[[ファイル:C63_蒸気機関車_ho.jpeg|thumb|300px|right|中村精密のC63形蒸気機関車のho模型]]



== 計画の背景 ==

== 計画の背景 ==

8行目: 9行目:


国鉄最後の新製蒸気機関車となるため、以下のような新設計を取り入れている。

国鉄最後の新製蒸気機関車となるため、以下のような新設計を取り入れている。

* [[ボイラー]]を全[[溶接]]構造として圧力を従来の16[[工学気圧|kg/cm<sup>2</sup>]]から国鉄蒸気機関車最大の18kg/cm<sup>2</sup>(≒1.765[[パスカル_(単位)|MPa]])に昇圧する。


* [[]][[]]16 [[|kg/cm<sup>2</sup>]]18 kg/cm<sup>2</sup>(1.765 [[_()|MPa]])<ref>{{Cite book||doi=10.11501/11956037|chapterurl={{NDLDC|11956037/69}}|title=|publisher=|date=1972|chapter=C58|pages=121}}"C6318kg/cm<sup>2</sup>(C58)"</ref>

* [[|1]][[#|]]<ref>[[C62|C62]][[#|]]</ref>

* [[|1]][[#|]]<ref>[[C62|C62]][[#|]]</ref>

* [[|]][[#|]][[]][[#|]][[|]]

* [[|]][[#|]][[]][[#|]][[|]]

* [[炭水車|テンダ]]台車への[[バネ|コイルバネ]]や[[ショックアブソーバー|オイルダンパ]]を新規採用。

* [[炭水車|テンダ]]台車への[[圧縮コイルばね|コイルばね]]や[[ショックアブソーバー|オイルダンパ]]を新規採用。


* [[]][[]][[|]][[]][[C59|C59]][[C61|C61]][[C62|C62]][[|]]

* [[]][[]][[|]][[]][[C59|C59]][[C61|C61]][[C62|C62]][[|]]

[[車軸配置|軸配置]]はベースとなったC58形と同じく1C1(ホワイト式:2-6-2、アメリカ式:プレーリー)となっていた。

[[車軸配置|軸配置]]はベースとなったC58形と同じく1C1(ホワイト式:2-6-2、アメリカ式:プレーリー)となっていた。

17行目: 18行目:

== 製造中止 ==

== 製造中止 ==

[[ファイル:ナンバープレートC63.jpg|thumb|300px|right|京都鉄道博物館に展示されているC63 1のナンバープレート]]

[[ファイル:ナンバープレートC63.jpg|thumb|300px|right|京都鉄道博物館に展示されているC63 1のナンバープレート]]


[[1956]]31[[]][[]][[]][[]]<ref name="TT100_79">[[#100|100p.79]]</ref>

195631<ref>{{Cite book||doi=10.11501/2248476|chapterurl={{NDLDC|2248476/20}}|title=|volume=11|issue=10(124)|publisher=|date=1956-09|chapter=C63|author=|pages=35}}</ref>[[]][[]][[]][[]]<ref name="TT100_79">[[#100|100p.79]]</ref>



[[1959]]34[[]][[1960]]3515[[1975]][[1976]]3C63

195934[[]]19603515197519763C63



C63[[EH50|EH50]][[]]C58[[]][[]][[]][[]][[]][[]]C58C51{{|date=2020-04}}

C63[[EH50|EH50]][[]]C58[[]][[]][[]][[]]C58C51{{|date=2020-04}}


<!--これは主台枠のヨーイングの問題であるため、従台車をばね上支持にしても本質的には解決されません。念のため。-->

<!--これは主台枠のヨーイングの問題であるため、従台車をばね上支持にしても本質的には解決されません。念のため。-->

については、高速走行が問題となった[[紀勢本線]]でも動揺が発生しない時期があったこと、他の路線では80km/h以上の速度でも軽快に走行していたことから主連棒の短かさと保線軌道の悪さが原因であ<ref>栄光の日本の蒸気機関車</ref>、製造されればC58形の素晴らしさを証明する幻の機関車であったと評されている。<ref>国鉄機関車事典―蒸気・電気・ディーゼル機関車66形式 </ref>


[[]]80 [[|km/h]]<ref></ref>C58C51使<ref>{{Cite book||title= |editor=|publisher=|page=181|NCID=|oclc=}}</ref>C63C51<ref>{{Cite book||title= |editor=|publisher=|page=172 |NCID=|oclc=}}</ref>C58<ref>{{Cite book||title=66|publisher= |NCID=|oclc=}}</ref>



[[]][[西|]]C63 1<ref name="TT100_79" />[[]]1/5[[]]SL使

[[]][[西|]]C63 1<ref name="TT100_79" />[[]]1/5[[]]<ref>{{Cite book||doi=10.11501/2360078|chapterurl={{NDLDC|2360078/20}}|title=|volume=30|issue=4(343)|publisher=|date=1979-04|chapter=SLC63|author=|pages=36-37}}</ref><ref>{{Cite book||doi=10.11501/2360083|chapterurl={{NDLDC|2360083/20}}|title=|volume=30|issue=9(348)|publisher=|date=1979-09|chapter=SLC63|author=|pages=36-37}}</ref>SL使


なお、[[郡山駅 (福島県)|郡山駅]]1階には模型が展示されている他、[[京都鉄道博物館]]の展示室においても[[模型]]が展示され、朱色に塗られたC63 1の[[鉄道の車両番号|ナンバープレート]]も同館に存在している。また、日本の[[鉄道模型]]メーカーである[[マイクロエース]]がこのC63形を[[Nゲージ]]で発売している。


[[ ()|]]1[[]]C63 1[[|]][[]][[]]16[[]]C63[[N]]

鉄道高校として有名な[[岩倉高等学校]]の工作研究部は、設計図を基にC63のミニSLを制作し、文化祭や地域のイベントなどで走らせている。このミニSLは石炭と水による動力式を採っている。



== 脚注 ==

== 脚注 ==

36行目: 39行目:

== 参考文献 ==

== 参考文献 ==

* {{Cite book|和書|author = JR西日本神戸支社鷹取工場100年史編集委員会 |year = 2000 |month=1 |title = 鷹取工場回想(創業100年の記録) |publisher = JR西日本鷹取工場 |ref = 鷹取工場100年}}

* {{Cite book|和書|author = JR西日本神戸支社鷹取工場100年史編集委員会 |year = 2000 |month=1 |title = 鷹取工場回想(創業100年の記録) |publisher = JR西日本鷹取工場 |ref = 鷹取工場100年}}

* 交友社[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]196210月号(通巻第16号) [[久保田博]]幻の近代化蒸気機関車“C63”

* {{Cite journal|和書|publisher=交友社|journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]|year=1962-10|volume=16|issue=|author=[[久保田博]]|title=幻の近代化蒸気機関車“C63”|pages=}}

* [[JTBパブリッシング]]幻の国鉄車両 2007年発行

* {{Cite book|和書|publisher=[[JTBパブリッシング]]|title=幻の国鉄車両|year= 2007|isbn=}}



== C63形蒸気機関車が登場する作品 ==

== C63形蒸気機関車が登場する作品 ==


2024年3月8日 (金) 06:27時点における最新版


C63C63195631
C63ho

[]


C63195530

[]


使C51C58C51



16kg/cm218 kg/cm2(1.765 MPa)[1]

1[2]





C59C61C62

C581C12-6-2

[]

C63 1

195631[3][4]

19593419603515197519763C63

C63EH50C58C58C51[]

80km/h[5]C58C51使[6]C63C51[7]C58[8]

C63 1[4]1/5[9][10]SL使

1C63 116C63N

C63SLSL

脚注[編集]



(一)^ C581972121doi:10.11501/11956037https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11956037/69 "C6318kg/cm2(C58)"

(二)^ C62

(三)^ C63 1110(124)1956935doi:10.11501/2248476https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2248476/20 

(四)^ ab100p.79

(五)^ 

(六)^  181 

(七)^  172 

(八)^ 66 

(九)^ SLC63 304(343)1979436-37doi:10.11501/2360078https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2360078/20 

(十)^ SLC63 309(348)1979936-37doi:10.11501/2360083https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2360083/20 

[]


JR西100100JR西20001 

C6316196210 

JTB2007 

C63[]


2004 ISBN 4-04-372902-2

[]