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「富山県庁舎」の版間の差分

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== 庁舎 ==

== 庁舎 ==

=== 本館 ===

=== 本館 ===


3[[]][[]][[]]<ref> - </ref>[[]][[1935]]817<ref>[[]]3[[]]</ref>[[2]][[1945]]2081[[]][[]][[NHK]][[ ()|]]<ref>80[[]] 201532224</ref>

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建物は延べ13490平方m、鉄筋コンクリート4階建てで、正面中央には屋根付きの車寄せがあり、左右対称のデザインの外観は1階が[[花崗岩]]、2階以上がクリーム色のタイルを使用し、上空から見ると漢字の「日」に見え中庭がある。庁舎内には、建設当時に彫られた鳳凰の彫刻が4階大会議室に残り、3階の知事室やかつて貴賓室だった特別室にも当時の内装が残っているほか、階段の手すりに使用された[[大理石]]には、[[アンモナイト]]などの化石が見られる富山県の昭和初期を代表する、豪壮で風格のある近代建築で<ref>「県庁舎本館有形文化財に 80才県の歴史物語る」北日本新聞 2015年3月22日24面</ref>、竣工から80周年を迎えるにあたり、[[2015年]]3月13日には[[文化審議会]]が、[[文部科学大臣]]に国[[登録有形文化財]]の答申をし、近く告示される予定である<ref>「県庁本館国文化財に 審議会答申 竣工80周年の節目」北日本新聞 2015年3月14日35面</ref>。

建物は延べ13490平方m、鉄筋コンクリート4階建てで、正面中央には屋根付きの車寄せがあり、左右対称のデザインの外観は1階が[[花崗岩]]、2階以上がクリーム色のタイルを使用し、上空から見ると漢字の「日」に見え中庭がある。庁舎内には、建設当時に彫られた鳳凰の彫刻が4階大会議室に残り、3階の知事室やかつて貴賓室だった特別室にも当時の内装が残っているほか、階段の手すりに使用された[[大理石]]には、[[アンモナイト]]などの化石が見られる富山県の昭和初期を代表する、豪壮で風格のある近代建築で<ref>「県庁舎本館有形文化財に 80才県の歴史物語る」北日本新聞 2015年3月22日24面</ref>、竣工から80周年を迎えるにあたり、[[2015年]]3月13日には[[文化審議会]]が、[[文部科学大臣]]に国[[登録有形文化財]]の答申をし、近く告示される予定である<ref>「県庁本館国文化財に 審議会答申 竣工80周年の節目」北日本新聞 2015年3月14日35面</ref>。

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=== 県議会議事堂 ===

=== 県議会議事堂 ===

県議会議事堂は[[1971年]](昭和46年)2月10日に竣工した。地上4階、地下1階の鉄筋コンクリート造である。建築面積848.21平方メートル、延床面積は約6,010.21平方メートル。本館の北西側に位置する<ref name=towe/>。


[[]]西[[1909]]42[[1971]]4621041848.216,010.21西<ref name=towe/>


=== 警察本部庁舎 ===

=== 警察本部庁舎 ===

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*[[1871年]](明治4年)7月 - 富山県が設置、[[富山城]]の旧本丸御殿を初代県庁舎とする

*[[1871年]](明治4年)7月 - 富山県が設置、[[富山城]]の旧本丸御殿を初代県庁舎とする

*1871年(明治4年)11月 - 富山県が廃止され[[新川県]]となり県庁舎を[[魚津市|魚津]]に移転

*1871年(明治4年)11月 - 富山県が廃止され[[新川県]]となり県庁舎を[[魚津市|魚津]]に移転

*[[1873年]](明治6年)7月 - 県庁舎を[[富山城|富山城址]](旧本丸御殿)へ移転

*[[1873年]](明治6年)7月 - 県庁舎を[[富山城|富山城址]](旧本丸御殿)へ戻す

*[[1876年]](明治9年)4月 - 新川県が廃止され、[[石川県]]に統合される。県庁舎[[金沢市|金沢]]に移転

*[[1876年]](明治9年)4月 - 新川県が廃止され、[[石川県]]に統合される。県庁舎[[金沢市|金沢]]に移転

*[[1883年]](明治16年)5月 - 石川県より富山県が独立。県庁舎を再び富山城址(旧本丸御殿)へ移転

*[[1883年]](明治16年)5月 - 石川県より富山県が独立。県庁舎を再び富山城址(旧本丸御殿)へ移転

*[[1899年]](明治32年)8月 - 初代県庁舎(旧本丸御殿)焼失

*[[1899年]](明治32年)8月 - 初代県庁舎(旧本丸御殿)焼失

*[[1900年]](明治33年) - 富山城址内に2代目県庁舎が竣工

*[[1900年]](明治33年) - 富山城址内に2代目県庁舎が竣工

*[[1909年]](明治42年) - 初代県会議事堂が富山城址(旧西ノ丸)に竣工

*[[1930年]](昭和5年) - 2代目県庁舎焼失

*[[1930年]](昭和5年) - 2代目県庁舎焼失

*[[1935年]](昭和10年)8月17日 - 現在地に3代目県庁舎(現本館)竣工

*[[1935年]](昭和10年)8月17日 - 現在地に3代目県庁舎(現本館)竣工

*[[1945年]](昭和20年)8月1日 - [[富山大空襲]]により被災するも焼け残る

*[[1945年]](昭和20年)8月1日 - [[富山大空襲]]により被災するも焼け残る

*[[1961年]](昭和36年)10月30日 - 南別館竣工

*[[1961年]](昭和36年)10月30日 - 南別館竣工

*[[1971年]](昭和46年)2月10日 - 県議会議事堂竣工

*[[1971年]](昭和46年)2月10日 - 県議会議事堂竣工

*[[1986年]](昭和61年)7月30日 - 東別館竣工

*[[1986年]](昭和61年)7月30日 - 東別館竣工

*[[1994年]](平成6年)5月20日 - 警察本部庁舎竣工

*[[1994年]](平成6年)5月20日 - 警察本部庁舎竣工


2015年3月31日 (火) 12:38時点における版

富山県庁舎
富山県庁舎本館
情報
用途 富山県行政の中枢施設
主構造物 本館、南別館、東別館、
県議会議事堂、
富山県警察本部庁舎
設計者 (本館)大熊喜邦(監修)、増田八郎
建築主 富山県
事業主体 富山県
管理運営 富山県
構造形式 鉄筋コンクリート構造
建築面積 (本館)3,930.35 m²
延床面積 (本館)15,187.73 m²
階数 (本館)地上4階
竣工 (本館)1935年(昭和10年)8月17日
所在地 930-8501
富山県富山市新総曲輪1番7号
位置 北緯36度41分42.9秒 東経137度12分40.6秒 / 北緯36.695250度 東経137.211278度 / 36.695250; 137.211278座標: 北緯36度41分42.9秒 東経137度12分40.6秒 / 北緯36.695250度 東経137.211278度 / 36.695250; 137.211278
テンプレートを表示

17


1935


3[1]1935817[2]219452081NHK[3]

13490m412使43使[4]802015313[5]

200m1958100m[6][7]


196136103042,234.8510,005.34[8]


19866173041682.502,370.06[8]


西19094219714621041848.216,010.21西[8]


19946520112西[8][9]
  • 設計: (株) 岡田新一設計事務所[10]
  • 施工:佐藤工業(株)北陸支店 戸田建設(株)北陸支店 林建設工業(株) 前田建設(株) JV[10]
  • 平成6年度第25回富山県建築賞受賞[10]

沿革

  • 1871年(明治4年)7月 - 富山県が設置、富山城の旧本丸御殿を初代県庁舎とする
  • 1871年(明治4年)11月 - 富山県が廃止され新川県となり県庁舎を魚津に移転
  • 1873年(明治6年)7月 - 県庁舎を富山城址(旧本丸御殿)へ戻す
  • 1876年(明治9年)4月 - 新川県が廃止され、石川県に統合される。県庁舎も金沢に移転
  • 1883年(明治16年)5月 - 石川県より富山県が独立。県庁舎を再び富山城址(旧本丸御殿)へ移転
  • 1899年(明治32年)8月 - 初代県庁舎(旧本丸御殿)焼失
  • 1900年(明治33年) - 富山城址内に2代目県庁舎が竣工
  • 1909年(明治42年) - 初代県会議事堂が富山城址(旧西ノ丸)に竣工
  • 1930年(昭和5年) - 2代目県庁舎焼失
  • 1935年(昭和10年)8月17日 - 現在地に3代目県庁舎(現本館)竣工
  • 1945年(昭和20年)8月1日 - 富山大空襲により被災するも焼け残る
  • 1961年(昭和36年)10月30日 - 南別館竣工
  • 1971年(昭和46年)2月10日 - 現県議会議事堂竣工
  • 1986年(昭和61年)7月30日 - 東別館竣工
  • 1994年(平成6年)5月20日 - 警察本部庁舎竣工

ギャラリー

交通機関

脚注



(一)^  - 

(二)^ 3

(三)^ 80 201532224

(四)^ 80 201532224

(五)^   80 201531435

(六)^    20152192

(七)^   80 201531435

(八)^ abcd .2015316

(九)^  30619947.2015316

(十)^ abc  625.2015316

参考文献

  • 白井芳樹『とやま土木物語』富山新聞社、2002年。
  • 『富山城址の変遷 富山城と私たちが暮らす街〜どのような糸でつながっているのでしょうか〜』(富山市郷土博物館)平成17年9月1日発行

関連項目

外部リンク