DAKARA
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種類 | 清涼飲料水 |
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製造元 | サントリーフーズ |
販売元 | サントリーフーズ |
発祥国 | 日本 |
販売開始 | 2000年 |
公式サイト | サントリー「ライフパートナー」シリーズ公式サイト |
DAKARA︵だから︶は、2000年よりサントリーフーズから発売されている清涼飲料水︵機能性飲料︶の商品名である。キャッチフレーズは﹁カラダ・バランス飲料﹂。
グレープフルーツ味のすっきりとした甘さで、100mlあたりのカロリーは17kcal。発売当初は後述の商品コンセプトを象徴するものとして小便小僧の登場するCMが流された。
概要
従来のスポーツドリンク同様にカルシウム、マグネシウム、カリウム、食物繊維などの摂取しづらい栄養素の﹁不足分を補充する﹂ことにも配慮されているが、それ以上に脂肪分、糖分、塩分といった﹁余分なものを排出させる﹂ことを強調したセールス手法が置かれているのが特徴である。
具体的にはイノシトールにより過剰な中性脂肪の蓄積を、アラビノースにより糖分の吸収を抑制するとしており、さらに砂糖ではなくブドウ糖や果糖、スクラロースを組み合わせて使うことでカロリーが抑えられている。また成分にはナトリウムを含まず、カリウムを配合することで過剰な塩分の排出を促すともしている。また、ほかの清涼飲料水ではほとんど見ることができない糖質と糖類が表記されている。
開発当初は﹁ポカリスエット﹂︵大塚製薬︶や﹁アクエリアス﹂︵日本コカ・コーラ︶といった既存のスポーツドリンクへの対抗商品として﹁もうひと頑張りできる働く男のスポーツドリンク﹂という製品コンセプトが2年間をかけて設定された。しかしその過程で詳細に調べていくうちにスポーツドリンクが飲まれるのはスポーツ後ではなくむしろ二日酔いの後や仕事の合間が多いこと、食生活の乱れが顕著であることなどからコンセプトが再設定され、さらに2年間を経て発売となった。
2012年4月から発売されている派生製品の﹁GREEN DA・KA・RA︵グリーン ダカラ︶﹂は﹁日常生活の水分補給﹂をコンセプト[1]としており、汗などで失われた水分とイオンを効率よく補給するため、11種類の素材と純水だけで水分補給に適したイオン濃度と浸透圧に調整されている。
沿革
●2000年3月14日 - 発売開始。当初は245g缶・340g缶・500mlペットボトルの3サイズであった。発売後2ヶ月で250万ケースを売り上げるスタートダッシュを受け、当初1,000万ケースだった販売目標を1,800万ケースに上方修正した。
●2000年6月13日 - 1.5Lペットボトルを追加発売。発売後3ヶ月で1億本を突破。
●2000年7月4日 - 飲料業界初となる410gボトル缶を1都3県の自動販売機チャネルで追加発売。
●2000年7月18日 - 直接飲むこともできる330mlプリズマパック︵紙パック︶を追加発売。
●2001年3月13日 - 300gクールパック、1L用パウダーを追加発売。
●2001年3月27日 - 410gボトル缶を全国・全チャネルに拡大。
●2001年6月5日 - 900mlペットボトルを追加発売。
●2001年10月 - 2,000万ケース突破
●2002年1月16日 - 2Lペットボトルを追加発売。
●2002年4月23日 - 350mlペットボトルを追加発売。
●2003年5月20日 - 九州熊本工場の竣工を記念し、280ml入りの﹁九州熊本工場竣工記念缶﹂を九州地区限定で発売。
●2005年3月29日 - 初のリニューアル。カルシウム・マグネシウム・食物繊維を強化すると共に、味わいも改良された。リニューアルに伴い、サイズラインナップを見直し、330ml紙パック・350mlペットボトル・410gボトル缶・1.5Lペットボトルを廃止し、新たに160g缶・250ml紙パック・280mlペットボトルを設定。
●2006年4月28日 - 2度目のリニューアル。味わいを改良。また、2Lペットボトルは﹁ゆびスポットボトル﹂を採用。
●2007年4月10日 - 3度目のリニューアル。食塩不使用︵ナトリウムフリー︶となる。また、従来の900mlペットボトルに替わり、1Lペットボトルを導入。
●2008年4月1日 - 4度目のリニューアル。機能素材であるイノシトールやアラビノースを加えた。パッケージも白地に青空をあしらったデザインとなる。なお、リニューアルに伴い、1L用パウダーを廃止。
●2009年4月7日 - 5度目のリニューアル。今回はパッケージ変更のみの小規模なマイナーチェンジに留まる。リニューアルに伴い、160g缶・1Lペットボトルを廃止。
●2010年4月20日 - 6度目のリニューアル。カルシウムを増量すると共に、甘味と酸味のバランスを見直て味わいを改良。リニューアルに伴い、250ml紙パックを廃止。
●2010年7月20日 - 初の派生製品として、カロリーゼロ設計の炭酸飲料﹁DAKARA ゼロ スパークリング﹂を発売。
●2011年5月10日 - 7度目のリニューアル。新たにビタミンB群︵ビタミンB6とナイアシン︶を配合し、﹁DAKARAフレッシュスタート﹂に商品名変更。
●2012年4月24日 - 11種類の素材︵グレープフルーツ・レモン・ゆず・はちみつ・さとうきび・トマト・果糖・食塩・キダチアロエ・海藻・黒ごま︶と純水だけを使用して製造。素材由来のミネラルやアミノ酸を含む派生製品﹁GREEN DA・KA・RA︵グリーンダカラ︶﹂発売。
●2013年2月26日 - ﹁GREEN DA・KA・RA﹂をリニューアル。新たに3種類の柑橘系素材︵甘夏・文旦・シークワーサー︶を追加し、味わいを改良。また、サイズラインナップも新たに小容量の280mlを追加した。
●2013年7月2日 - ﹁GREEN DA・KA・RA﹂のシリーズ製品として、大麦・玄米・はと麦・大豆・白米・黒ごま・海藻の7つの素材と純水だけで製造し、素材由来のミネラル︵ナトリウム・カリウム︶、アミノ酸、食物繊維を含む麦茶﹁GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶﹂を発売。
●2014年3月11日 - ﹁GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶﹂をリニューアル。味わいの改良を行った。併せて、﹁GREEN DA・KA・RA﹂の2Lもパッケージリニューアル。
●2014年6月24日 - 4種類の果汁︵グレープフルーツ・白ぶどう・りんご・パインアップル︶、ココナッツウォーター、ナトリウムを含む派生製品﹁DAKARA 塩と果実﹂を発売。
●2014年7月1日 - ﹁GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶﹂の500mlペットボトルを550mlに増量しリニューアル発売︵自動販売機対応品は除く︶。
●2015年6月23日 - ﹁GREEN DA・KA・RAやさしい麦茶﹂をリニューアル。雑味を除去する製法を採用して味わいを改良。さらに、店頭販売用の550mlペットボトルは内容量を650mlに増量し、ボトル形状を新デザインに変更した。
●2015年7月7日 - ライチと白ぶどうにヨーグルトを加えた派生製品﹁塩DAKARA ライチ&ヨーグルト味﹂を発売。本品は冷凍でも飲める設計で、そのまま冷凍できるペットボトルを採用している。
CM
DAKARA
GREEN DA・KA・RA
参考文献
- 野中郁次郎、勝見明『イノベーションの本質』日経BP社、2004年。ISBN 978-4822244064。
注釈
- ^ 「GREEN DA・KA・RA」新発売 - サントリー食品インターナショナル 2012年2月28日(2012年7月21日閲覧)
- ^ “グリーンダカラちゃんがアニメキャラに 話題作『バケモノの子』とコラボ”. ORICON (2015年6月25日). 2015年6月25日閲覧。
関連項目
●﹁余分だけど、ラブ﹂ 〜DAKARA宴会篇CMソング〜 - 2009年冬のCM﹁宴会篇﹂に使用された楽曲。着うたとPCの音楽配信により発売された。
●グリーン ダ・カ・ラちゃんのうた - ﹁GREEN DA・KA・RA﹂のCMソング。2012年7月より着うたより配信[1]。
●熱血飲料