アメリカ野球殿堂
![]() National Baseball Hall of Fame and Museum | |
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施設情報 | |
専門分野 | 野球 |
開館 | 1939年 |
所在地 |
![]() ニューヨーク州クーパーズタウン |
位置 | 北緯42度42分1.16秒 西経74度55分25.28秒 / 北緯42.7003222度 西経74.9236889度座標: 北緯42度42分1.16秒 西経74度55分25.28秒 / 北緯42.7003222度 西経74.9236889度 |
外部リンク | http://baseballhall.org/ |
プロジェクト:GLAM |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/f/fa/Baseball_Hall_of_Fame_Plaque_Gallery.jpg/300px-Baseball_Hall_of_Fame_Plaque_Gallery.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/bc/Entering_the_Hall_of_Fame_Gallery.jpg/300px-Entering_the_Hall_of_Fame_Gallery.jpg)
歴史[編集]
1939年6月12日、クラーク財団︵クーパーズタウンにあった私設財団。Singer Companyが資金的母体︶によって開館[1]。1920年の禁酒法施行、1929年の世界恐慌と相次ぐ経済的打撃から復興を図るために、他地域からの観光者を集める目的で殿堂博物館が創られた。ちょうど100年前の1839年にクーパーズタウンで野球を考案したとされる南北戦争の英雄、アブナー・ダブルデイの業績を讃えるためでもあった。しかし、後年の研究でこれは否定されており、ダブルデイ自身も未だに殿堂入りを果たしていない[2]。殿堂博物館の創設を知ったメジャーリーグはすぐに協力を申し出、博物館の規模拡大や資料の寄贈を始める。 現在、殿堂博物館には偉大な選手や歴史的試合のホームランボール、スコアカード、バット、帽子、ユニフォームなどが数多く展示してあり、さらに美術コレクションや、オンライン検索が可能な高性能な検索ライブラリも備えている。 他にもクーパーズタウンには、前述のダブルデイの名を冠した野球場 "ダブルデイ・フィールド" もあり、メジャーリーグの2チームによる奉納試合が1940年以来毎年、殿堂入りの表彰式と同じ週末に行われていたが過密な日程に対応することが困難になったため、2008年のシカゴ・カブス対サンディエゴ・パドレス戦をもって終焉を迎えることになった [注釈 1]。2009年以降は、殿堂入り選手を含めたメジャーリーグのOB達による奉納試合︵The Hall of Fame Classic︶の開催が予定されている。施設[編集]
- 開園時間
- 毎日午前9時から午後5時まで開館[4]。
野球殿堂[編集]
殿堂入り[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a6/Plaques_for_the_first_year_of_inductees_to_the_Baseball_Hall_of_Fame.jpg/250px-Plaques_for_the_first_year_of_inductees_to_the_Baseball_Hall_of_Fame.jpg)
ベテランズ委員会[編集]
現役引退から15年以内にBBWAAによって殿堂入り選手に選ばれなければ、ベテランズ委員会がその選手の審査を始める。ベテランズ委員会は4つの時代に区分して監督・コーチ・審判・発展貢献者の投票を行っている。また、19世紀終わりから、メジャーリーグがニグロリーグを受け入れた1947年までの間のアフリカ系アメリカ人の選手について、1995年から2001年まで選出する権限が与えられた。
問題点[編集]
選出の妥当性[編集]
殿堂入りの選考で最も指摘されている問題点は、ベテランズ委員会の役割と構成である。ベテランズ委員会は元選手などで構成されているが、委員が同時代の他選手及びチームメイトの選出を優先させるために、本来選出されるべき優秀な選手を候補から外しているという疑いが指摘されている。この問題はフランキー・フリッシュが大きな影響力を持ち、ビル・テリーと共に1970年から1976年まで選出した(2人がかつて所属していたチームの)ニューヨーク・ジャイアンツやセントルイス・カージナルスの選手8人が、いずれも早急に殿堂入りさせる必要のない選手だったので強く批判された。
体制が刷新された後、ベテランズ委員会は2003年と2007年に競技者と非競技者、2005年に競技者の選考を行ったが、どちらも選出には至っていない。あるオブサーバーは、今後果たしてベテランズ委員会が殿堂入り選手を選出することがあるのか疑問視している。現在の委員のほとんどは殿堂入りしている者であり、ことさら自分の評価を上げるために殿堂入り選手を選出しようとは思っていないのではないか、という見方が出ている。その為2007年12月にオーナーやGM、選手会委員長などの経営者部門と監督・審判部門で各10人を候補として再び投票が行われ、12月3日に新たな殿堂入りとして5人が発表された。
永久追放選手の選考[編集]
1919年のワールドシリーズでの敗退行為(ブラックソックス事件)に関わり永久失格となったジョー・ジャクソンと、シンシナティ・レッズ監督在任中に自チームの野球賭博に関わったために永久失格処分を受けたピート・ローズについて、2人の殿堂入り選考を行うか否かが継続して議論されている。2人とも殿堂入りに値する経歴の持ち主ではあるが、BBWAAでも、ベテランズ委員会でも永久失格者の選考は行わないという方針を継続している。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Baseball Hall of Fame (英語)
- Baseball Hall of Fame (@baseballhall) - Instagram
- National Baseball Hall of Fame and Museum (baseballhall) - Facebook
- Baseball Hall (@baseballhall) - X(旧Twitter)
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