マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
Michaël Dudok de Wit マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット | |||||||||||||||||||||||
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生年月日 | 1953年7月15日(70歳) | ||||||||||||||||||||||
出生地 | ユトレヒト州アプカウデ | ||||||||||||||||||||||
民族 | オランダ人 | ||||||||||||||||||||||
職業 |
アニメーション作家 アニメーター イラストレーター | ||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、絵本 | ||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1978年 - | ||||||||||||||||||||||
公式サイト | Dudok de Wit Animation - Welcome | ||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||
アニメーション映画 書籍
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マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット︵Michaël Dudok de Wit、1953年7月15日 - ︶は、オランダ出身のアニメーション作家、アニメーター、イラストレーターである。主にイギリスを拠点として、短編アニメーション映画を中心に活動している。
2016年6月13日、アヌシー国際アニメーション映画祭にて
1980年以降はフリーランサーとして活躍し、テレビ番組やコマーシャルのためのアニメーション制作に従事[2]。1994年の﹃お坊さんと魚﹄では、多くの賞を受賞し注目を集めた。1994年8月にオタワ国際アニメーションフェスティバル審査員特別賞を、1996年3月にセザール賞短編アニメーション賞を、同年8月に広島国際アニメーションフェスティバルヒロシマ賞を受賞するとともに、第67回アカデミー賞の短編アニメ賞にもノミネートされた。
2000年の﹃岸辺のふたり﹄は、2001年1月に英国アカデミー賞の短編アニメーション賞を受賞し、同年3月には第73回アカデミー賞の短編アニメ賞を受賞している。そのほかにも、2000年9月にオタワ国際アニメーションフェスティバルのインディペンデント作品賞と観客賞を、2001年6月にはアヌシー国際アニメーション映画祭の短編部門グランプリと観客賞を、2002年6月にはザグレブ国際アニメーション映画祭グランプリを、同年8月の広島国際アニメーションフェスティバルではグランプリと観客賞を、それぞれ受賞している。なお、2005年には、オタワ国際アニメーションフェスティバルの審査員に就任した。
スタジオジブリの鈴木敏夫より打診され、自身初の長編映画﹃レッドタートル ある島の物語﹄の監督に就任[3]。スタジオジブリとワイルドバンチの出資を受け、2007年頃より製作準備に入った[3]。日本の東京都小金井市に転居し、シナリオと絵コンテを作成した。高畑勲らのチェックを受けたうえで、絵コンテが完成すると今度はフランスに戻り、本格的な製作に入った[3]。2016年5月、﹃レッドタートル ある島の物語﹄にて、カンヌ国際映画祭のある視点部門特別賞を受賞した。そのほか、同年9月にアテネ国際映画祭の審査員特別賞と観客賞を受賞している。
概要[編集]
オランダで生まれ、イギリスを拠点として活動するアニメーター、イラストレーターである。主に短編アニメーション映画を中心に活動している。監督した﹃岸辺のふたり﹄は、第73回アカデミー賞にて短編アニメ賞を受賞するなど、各賞を受賞した。また、長編アニメーション映画としては、日本・フランス・ベルギー合作の﹃レッドタートル ある島の物語﹄で監督を務めた。同作のシナリオと絵コンテを作成するため、一時は日本に居住していた。同作は2016年に公開され、カンヌ国際映画祭のある視点部門特別賞を受賞した。来歴[編集]
生い立ち[編集]
1953年、オランダのユトレヒト州アプカウデにて生まれる。スイスに渡りジュネーヴ州ジュネーヴでエッチングを学んだあとイギリスに移り、サリー・インスティテュート・オブ・アート・アンド・デザイン︵現UCA芸術大学︶にてアニメーションを学び[1][2]、卒業後1978年に初めての映画となる﹃インタビュー﹄を制作した[1]。アニメーターとして[編集]
イラストレーターとして[編集]
絵本の制作も手掛けており、絵本作家テオとともに共同制作した絵本﹃オスカーとフー﹄は、日本でも評論社から発行された[1]。賞歴[編集]
●1994年 - オタワ国際アニメーションフェスティバル審査員特別賞︵﹃お坊さんと魚﹄︶。 ●1996年 - セザール賞短編アニメーション賞︵﹃お坊さんと魚﹄︶。 ●1996年 - 広島国際アニメーションフェスティバルヒロシマ賞︵﹃お坊さんと魚﹄︶。 ●2000年 - オタワ国際アニメーションフェスティバルインディペンデント作品賞︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2000年 - オタワ国際アニメーションフェスティバル観客賞︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2001年 - 英国アカデミー賞短編アニメーション賞︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2001年 - アカデミー賞短編アニメ賞︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2001年 - アヌシー国際アニメーション映画祭短編部門グランプリ︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2001年 - アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2002年 - ザグレブ国際アニメーション映画祭グランプリ︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2002年 - 広島国際アニメーションフェスティバルグランプリ︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2002年 - 広島国際アニメーションフェスティバル観客賞︵﹃岸辺のふたり﹄︶。 ●2016年 - カンヌ国際映画祭ある視点部門特別賞︵﹃レッドタートル ある島の物語﹄︶。 ●2016年 - アテネ国際映画祭審査員特別賞︵﹃レッドタートル ある島の物語﹄︶。 ●2016年 - アテネ国際映画祭観客賞︵﹃レッドタートル ある島の物語﹄︶。主な作品[編集]
アニメ[編集]
●﹃インタビュー﹄ The Interview (1978年) ●﹃トム・スウィープ﹄ Tom Sweep (1992年) ●﹃お坊さんと魚﹄ Le moine et le poisson (1994年) ●﹃岸辺のふたり﹄ Father and Daughter (2000年) ●﹃紅茶の香り﹄ The Aroma of Tea (2006年) ●﹃レッドタートル ある島の物語﹄ The Red Turtle (2016年)絵本イラスト[編集]
●﹃オスカーとフー﹄(テオ文、評論社、2004年) ●﹃オスカーとフー いつまでも﹄ (テオ文、評論社、2005年)その他の仕事[編集]
●﹃ファンタジア2000﹄ Fantasia 2000 (1999年) - アニメーター関連人物[編集]
●内田也哉子 ●さくまゆみこ ●鈴木敏夫 ●高畑勲 ●ノーマン・ロジェ ●アレックス・デュドク・ドゥ・ヴィット - 息子で翻訳家、ジャーナリスト。宮﨑駿原作の﹃シュナの旅﹄を英訳した[4][5][6]。関連項目[編集]
●スタジオジブリ脚注[編集]
(一)^ abc﹁アニメーションと絵本――マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット氏との共同制作﹂﹃﹃第2回 日仏アニメーションの出会い﹄4日目﹄京都精華大学。
(二)^ ab“Michael Dudok De Wit Receives Honorary Degree From Alma Mater”. Animation World Network (2002年7月9日). 2016年4月19日閲覧。
(三)^ abc山崎美穂聞き手﹁ジブリの大博覧会――さあ、時を超えよう。――鈴木敏夫プロデューサー﹂﹃中日新聞﹄26193号、中日新聞東海本社、2015年9月11日、17面。
(四)^ スタジオジブリ STUDIO GHIBLI [@JP_GHIBLI] (2022年2月23日). "﹁宮﨑さんの﹃シュナの旅﹄の英語版が、11/1に北米で発売されることになりました﹂". X︵旧Twitter︶より2022年3月1日閲覧。
(五)^ Alex Dudok de Wit [@dudeydok] (2022年2月22日). "﹁Some personal news﹂﹁I'm translating SHUNA'S JOURNEY, a 1983 graphic novel by Hayao Miyazaki, into English.﹂". X︵旧Twitter︶より2022年3月1日閲覧。
(六)^ NEW YORK (AP) (2022年2月22日). “Graphic novel by Miyazaki to be issued in the US”. AP通信 2022年3月1日閲覧。
外部リンク[編集]
- Dudok de Wit Animation - Welcome - デュドク・ドゥ・ヴィットアニメーションの公式サイト
- マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット - IMDb(英語)